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第一章 乱世到来
岩場
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日が傾きかける頃、ユーリとファジュルは岩場を出発した。夜になる頃には、泊まる予定の市場までたどり着ける計算だ。
その夜。
無人の岩場を、青白い月が照らしていた。
小さな影が、砂漠を移動してくる。小動物のようなそれは、ちょろちょろと走ったり、周りを伺うように動きを止めたりを繰り返しながら、徐々に岩場に近づいてくる。
夜の砂漠は太陽に灼かれることはないが、昼と同じくらい危険だ。砂の中には獰猛な蠍が潜んでいるし、狼が出ることもある。
小さな影は、岩場のすぐ近くまで来ると、用心深くあたりを見回して、それからちょろりと岩場に駆け込んだ。
よほどのどが渇いていたのか、影はしばらく湧き水を飲み続けた。それからふうとひと息つくと、その場にくるりと丸まって眠ってしまった。
*****
男の名はサジャーンといった。
砂漠には砂漠街道と呼ばれる街道が縦横無尽に走っている。その街道を通る多くが、砂漠の流通を担う商人たちだった。
砂漠の商人は、大抵キャラバン隊を組んで移動する。盗賊が出没する危険な地域を通る時には、腕の立つガイドを雇う。ガイドは大抵、戦闘能力の高い遊牧民族だ。扱うものは様々で、東国のアルナハブから仕入れたものを王都まで売りに行く者もいれば、その逆もあった。商人たちは語学に長け、中には王都を越えてリアラベルデ共和国やシャルナク帝国にまで商売の幅を広げる野心家もいた。だが、どこの国に行っても、砂漠の商人は自分たちの根が砂漠にあることを忘れたりはしない。他国の商人には、イシュラヴァールの広大な砂漠を渡ることは容易ではない。砂漠を旅することは、砂漠の商人たちの誇りでもあった。
サジャーンはもう長いこと砂漠で商人をしていたが、妻子もなく、一人で行動することを好み、キャラバン隊に入ることは滅多になかった。商人仲間の間では、サジャーンは「一匹狼」と呼ばれていた。
そんなサジャーンだったが、家族がいたこともある。それは兄夫婦の息子だった。
当時、砂漠は戦乱のさなかにあった。王家の支配がまだ砂漠の北部、ララ=アルサーシャとその周辺に留まっていた時代、王位を継いだばかりの若い王が、次々と砂漠の異民族を滅ぼして領土を拡大していた。
サジャーンの兄夫婦は、海の近くのオアシス都市に小さな店を持っていた。街は豊かな海産物と、海からの交易ルートで栄えていた。地方豪族が支配していたその街を、国王は見逃さなかった。国王軍は地方豪族を討伐し、豊かだった街は壊滅した。報せを聞いたサジャーンが街に着いた時には、兄夫婦は形ばかりの共同墓地に葬られたあとだった。幼い甥を探して歩き回り、三日目に、隠れるように寺院の中にいるところを見つけて引き取った。着替えもなかったのだろう、汚れた服についた返り血が兄のものなのか、聞くことはできなかった。
元々兄夫婦に仕込まれていたのか、甥は覚えが早かった。サジャーンは商売を教え、色々な国を連れ歩いた。サジャーンの妻は初産で命を落とし、赤子も死産だったから、息子がいたらこんな感じだっただろうか、とサジャーンは思った。やがて、甥は独り立ちし、いっぱしの商人として砂漠で生きるようになった。
もう、十五年以上も昔のことである。
その日、サジャーンは岩場を目指していた。その岩場は、かつてガイドとして雇った遊牧民の少年に教えられた場所である。少年はサジャーンの甥と歳が近く、そして彼もまた、一族を国王軍に皆殺しにされていた。
岩場では塩がとれたが、サジャーンは少年の一族に敬意を表して、塩を採ることはしなかった。この岩場は彼の一族のものだった。たとえ生き残りが彼一人だったとしても。
それでもこの近くまで来ると、どうしてもこの岩場に立ち寄ってしまうのは、岩場に湧く水の補給のためだけではない。新しい塩の採掘跡を確認すると、(あの少年はまだ生きているのだな)と思える。長年、病気と言えるほどの病気もせずに砂漠を旅してきたサジャーンも、近頃体力の衰えを感じるようになって、人生も終盤に差し掛かったのだと自覚する。残された日々は少なく、再び彼とまみえることはないかもしれない。それでも願わずにはいられなかった。彼がこの砂漠のどこかで今も生きていると想像することは、単調な砂漠の暮らしの中でささやかな喜びだった。
サジャーンは昼過ぎに岩場に着いた。砂漠の熱にさらされてきた身体が、岩場のひんやりした空気に包まれて、すうっと体温が下がっていく。
冷たい水を腹いっぱいに飲み干したところで、サジャーンはふと何者かの気配を感じて身構えた。腰に佩いた短剣の柄に手をかける。
「誰だ?」
岩場の奥の暗がりに目を凝らす。
(獣か、それとも……)
盗賊――内乱からこっち、その数は激増し、残忍さも増している――という最悪の想像をしたところで、徐々に目が慣れてきた。
岩にもたれるようにして、小さな子供が倒れていた。5~6歳だろうか、薄汚れた服を着た男の子供だ。
他に生き物の気配がないのを確かめて、サジャーンは子供に駆け寄った。
「……よし、生きてるな」
一旦戻って馬から荷を下ろし、岩場の中に運び込む。簡単な寝床を作って子供を寝かせ、冷たい水で絞った布を額に載せてやった。
子供が目を覚ましたのは夕刻だった。
どこからかいい匂いが漂ってきていた。子供は立ち上がろうとしたが、体に力が入らずにその場にへたりこんだ。ここ何日も食べ物を口にしていなかった。少し這ってはうずくまる、という動作を繰り返し、長い時間をかけて、子供はようやく岩場の入り口までたどり着いた。
岩場の外で焚き火をしていたサジャーンは、子供に気付いて立ち上がった。
「坊主、目が覚めたか」
子供は咄嗟に体を縮めたが、サジャーンは構わずに子供を抱き上げて中の寝床に運んだ。
「ここで待っていろ。今、粥を持ってきてやる」
サジャーンは再び外に出ると、焚き火にかけていた鍋の中の粥を器に盛り、子供のもとへ持ってきた。
子供はおそるおそる一口目を口にして、ゆっくりと飲み込み、それからまたゆっくりと二口目を口に入れた。その後は冷めるのも待てない様子で一気に平らげると、またぱたりと横になって眠ってしまった。
サジャーンはしばらくそのあどけない寝顔を眺めていたが、やがて自分の食事をするために外に出た。
外はすっかり日が落ちて、星が輝き始めていた。
「ちょっと寄るだけのつもりだったんだがなあ。坊主が回復するまで、しばらくここにいることになりそうだ」
サジャーンは馬の首を叩き、話しかけた。長年共に旅をしてきた愛馬は、一人きりの旅のいい話し相手だった。
「あの坊主は、どこから来たんだろうな?この岩場にたどり着いたのは偶然か、それともこの場所を知っていたんだろうかね?」
馬はブルル……と鼻を鳴らして応えた。
静寂の砂漠の上、空いっぱいにひしめき合う星たちが賑やかに瞬いている。
その夜。
無人の岩場を、青白い月が照らしていた。
小さな影が、砂漠を移動してくる。小動物のようなそれは、ちょろちょろと走ったり、周りを伺うように動きを止めたりを繰り返しながら、徐々に岩場に近づいてくる。
夜の砂漠は太陽に灼かれることはないが、昼と同じくらい危険だ。砂の中には獰猛な蠍が潜んでいるし、狼が出ることもある。
小さな影は、岩場のすぐ近くまで来ると、用心深くあたりを見回して、それからちょろりと岩場に駆け込んだ。
よほどのどが渇いていたのか、影はしばらく湧き水を飲み続けた。それからふうとひと息つくと、その場にくるりと丸まって眠ってしまった。
*****
男の名はサジャーンといった。
砂漠には砂漠街道と呼ばれる街道が縦横無尽に走っている。その街道を通る多くが、砂漠の流通を担う商人たちだった。
砂漠の商人は、大抵キャラバン隊を組んで移動する。盗賊が出没する危険な地域を通る時には、腕の立つガイドを雇う。ガイドは大抵、戦闘能力の高い遊牧民族だ。扱うものは様々で、東国のアルナハブから仕入れたものを王都まで売りに行く者もいれば、その逆もあった。商人たちは語学に長け、中には王都を越えてリアラベルデ共和国やシャルナク帝国にまで商売の幅を広げる野心家もいた。だが、どこの国に行っても、砂漠の商人は自分たちの根が砂漠にあることを忘れたりはしない。他国の商人には、イシュラヴァールの広大な砂漠を渡ることは容易ではない。砂漠を旅することは、砂漠の商人たちの誇りでもあった。
サジャーンはもう長いこと砂漠で商人をしていたが、妻子もなく、一人で行動することを好み、キャラバン隊に入ることは滅多になかった。商人仲間の間では、サジャーンは「一匹狼」と呼ばれていた。
そんなサジャーンだったが、家族がいたこともある。それは兄夫婦の息子だった。
当時、砂漠は戦乱のさなかにあった。王家の支配がまだ砂漠の北部、ララ=アルサーシャとその周辺に留まっていた時代、王位を継いだばかりの若い王が、次々と砂漠の異民族を滅ぼして領土を拡大していた。
サジャーンの兄夫婦は、海の近くのオアシス都市に小さな店を持っていた。街は豊かな海産物と、海からの交易ルートで栄えていた。地方豪族が支配していたその街を、国王は見逃さなかった。国王軍は地方豪族を討伐し、豊かだった街は壊滅した。報せを聞いたサジャーンが街に着いた時には、兄夫婦は形ばかりの共同墓地に葬られたあとだった。幼い甥を探して歩き回り、三日目に、隠れるように寺院の中にいるところを見つけて引き取った。着替えもなかったのだろう、汚れた服についた返り血が兄のものなのか、聞くことはできなかった。
元々兄夫婦に仕込まれていたのか、甥は覚えが早かった。サジャーンは商売を教え、色々な国を連れ歩いた。サジャーンの妻は初産で命を落とし、赤子も死産だったから、息子がいたらこんな感じだっただろうか、とサジャーンは思った。やがて、甥は独り立ちし、いっぱしの商人として砂漠で生きるようになった。
もう、十五年以上も昔のことである。
その日、サジャーンは岩場を目指していた。その岩場は、かつてガイドとして雇った遊牧民の少年に教えられた場所である。少年はサジャーンの甥と歳が近く、そして彼もまた、一族を国王軍に皆殺しにされていた。
岩場では塩がとれたが、サジャーンは少年の一族に敬意を表して、塩を採ることはしなかった。この岩場は彼の一族のものだった。たとえ生き残りが彼一人だったとしても。
それでもこの近くまで来ると、どうしてもこの岩場に立ち寄ってしまうのは、岩場に湧く水の補給のためだけではない。新しい塩の採掘跡を確認すると、(あの少年はまだ生きているのだな)と思える。長年、病気と言えるほどの病気もせずに砂漠を旅してきたサジャーンも、近頃体力の衰えを感じるようになって、人生も終盤に差し掛かったのだと自覚する。残された日々は少なく、再び彼とまみえることはないかもしれない。それでも願わずにはいられなかった。彼がこの砂漠のどこかで今も生きていると想像することは、単調な砂漠の暮らしの中でささやかな喜びだった。
サジャーンは昼過ぎに岩場に着いた。砂漠の熱にさらされてきた身体が、岩場のひんやりした空気に包まれて、すうっと体温が下がっていく。
冷たい水を腹いっぱいに飲み干したところで、サジャーンはふと何者かの気配を感じて身構えた。腰に佩いた短剣の柄に手をかける。
「誰だ?」
岩場の奥の暗がりに目を凝らす。
(獣か、それとも……)
盗賊――内乱からこっち、その数は激増し、残忍さも増している――という最悪の想像をしたところで、徐々に目が慣れてきた。
岩にもたれるようにして、小さな子供が倒れていた。5~6歳だろうか、薄汚れた服を着た男の子供だ。
他に生き物の気配がないのを確かめて、サジャーンは子供に駆け寄った。
「……よし、生きてるな」
一旦戻って馬から荷を下ろし、岩場の中に運び込む。簡単な寝床を作って子供を寝かせ、冷たい水で絞った布を額に載せてやった。
子供が目を覚ましたのは夕刻だった。
どこからかいい匂いが漂ってきていた。子供は立ち上がろうとしたが、体に力が入らずにその場にへたりこんだ。ここ何日も食べ物を口にしていなかった。少し這ってはうずくまる、という動作を繰り返し、長い時間をかけて、子供はようやく岩場の入り口までたどり着いた。
岩場の外で焚き火をしていたサジャーンは、子供に気付いて立ち上がった。
「坊主、目が覚めたか」
子供は咄嗟に体を縮めたが、サジャーンは構わずに子供を抱き上げて中の寝床に運んだ。
「ここで待っていろ。今、粥を持ってきてやる」
サジャーンは再び外に出ると、焚き火にかけていた鍋の中の粥を器に盛り、子供のもとへ持ってきた。
子供はおそるおそる一口目を口にして、ゆっくりと飲み込み、それからまたゆっくりと二口目を口に入れた。その後は冷めるのも待てない様子で一気に平らげると、またぱたりと横になって眠ってしまった。
サジャーンはしばらくそのあどけない寝顔を眺めていたが、やがて自分の食事をするために外に出た。
外はすっかり日が落ちて、星が輝き始めていた。
「ちょっと寄るだけのつもりだったんだがなあ。坊主が回復するまで、しばらくここにいることになりそうだ」
サジャーンは馬の首を叩き、話しかけた。長年共に旅をしてきた愛馬は、一人きりの旅のいい話し相手だった。
「あの坊主は、どこから来たんだろうな?この岩場にたどり着いたのは偶然か、それともこの場所を知っていたんだろうかね?」
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