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107話 軍人ディランと霊子様
しおりを挟むディランはアメリカ軍人の男性であり、霊子を見張るためにオフィスに堂々と潜入している。
ディラン「ターゲット、日本から動く気配なし」
霊子「その向こう上司~? いえ~い聞こえる~?」
ディラン「……なんでここに霊子様が」
霊子「今日、外村さん休みだからさー」
ディラン「あれ?」
霊子「インフルエンザだって、私に病気は治せないからさ」
ディラン「まだ若いですし一人暮らしだと心配ですね」
霊子「ああ大丈夫、今は病院だから」
ディラン「……そうっすか」
霊子「通信ずっとONだよね、ねぇねぇ、アメリカの偉い人!ドーナツ買って来てヨ」
ディラン「はい?」
霊子「アメリカの見てるだけでカラフル過ぎて食欲失う奴、聞こえてるでしょー?」
ディラン「……」
霊子「SNSに投稿する写真はカラフルにしたいからね」
ディラン「Amazonで頼めばいいじゃないですか」
霊子「アメリカ軍から送られたカラフルドーナツを私はアップしたいの」
ディラン「名声が欲しいと」
霊子「多分私あと数百年はさまようからさー? 誰もが知ってる存在になりたいんだよね」
翌日の夜、霊子のSNSにはアメリカ軍からもらったカラフルなドーナツ。
~世間の反応~
『アメリカって何で食べ物に青使えるの?』
『毒々しい』
『霊子様食べられないじゃん』
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