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パートナー選択
【パートナー選択】ブルー×イエロー
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大人になったブルーはゲーム会社で働いていました。
「合コン!?……あーでも先輩の頼みですからいいですよ」
他人が苦手な彼は合コンの数合わせとして参加する事に
目をつけられたくもない彼は全くお洒落をせずにいつもの恰好
出来るだけダサいキャラクターもののTシャツ
「どうもー」
当然ながら
『こいつ俺の後輩』
『そ、そうなんですね!?』
『……!?』
苦笑いの女性3人、ではなく二人
「どうかされました?」
「あの……ブルー?」
「ん?、え、ぶる……えっ」
よく見てみれば彼女はイエロー
病気のように痩せていた彼女
見ただけでは何も分からなかった。
「小さかったし覚えてないかな」
「覚えてる!!俺、ブルー!!」
『ねーXXちゃん知り合い?』
「小学校の同級生なんだ」
「イエロー……病気になったりして、ないか?」
「え?えーと、ちょっとね」
「やっぱり!薬とかで治療中か?」
「え」
「アルコール飲めなかったりするだろ?」
「……薬は飲んでないから大丈夫」
「なんかあったら大変だから外側座っとけ」
「本当に、変わらないね」
泣かれてしまいわたわたするブルー
「と、とりあえずうちくる?」
「え?」
『この状況で持ち帰り~?』
「いや!!子供の頃にやってた事の癖っていうか!!」
「行く!!でもいいの?」
「ヒーローが泣いてる女みのがせる訳ねーだろ?」
こうして二人はブルーの家に。
「ごめん俺の家今散らかってるの忘れてた!!」
「片付け……」
「具合悪いんだろ?無理すんなって」
「ブルー君だったら、良かったのかな」
「ん?」
「うぅ……」
「片づけつつ何があったのか聞いていいか?」
「あ、のねっ」
イエローは高校から付き合っていた彼がいたが
最近になり暴力をふるうようになったとのこと
彼との間に出来た子供も彼に蹴られて流産してしまったと話しました。
「俺たちのイエローに何てことしやがるんだ」
「……」
「どうした女の元気が出るのかさっぱりわかんねぇが……そうだ!」
冷蔵庫からケーキを出しました。
「これは?」
「甘い物たべたら元気でるかと思って」
「うん、ありがと」
「布団これ使って!!俺のベッド!!」
「え?ブルー君は?」
「ソファーあるからそっちで寝る、俺明日の朝には仕事で出ないとだから鍵渡しとく」
「えぇ!?」
「ごめん、やっぱ傍にいないとダメ?」
「そうじゃなくて……何か取られるとか考えないの?」
「別にイエローがほしいならやる、スマホは連絡先きえたら困るからほしかったら新しいの買うから」
「ずっと会って無かったのにどうしてそこまで?」
「ヒーローは仲間が泣いてたら助けるもんだ」
「……うん」
「あと俺いまむちゃくちゃテンパってるんだけど」
ブルーはいっぱいのおかしに毛布
緊急時の薬にトイレットペーパーにハンカチに冷えピタ
お茶のティーパックをどんどん机に並べていきました
「冷えピタはいらないかなッ」
「やっと笑った!!」
「え?」
こうして翌日には鍵を預けてブルーは会社に行きました。
イエローに何か泥棒されていたらその時はその時
ぶっちゃけ散らかっているので通帳を持ち出すのも難易度MAX
「よく考えたら誰か入れられる家じゃない」
『彼女でもいれちまったの?』
「合コンで女性を泊まらせることになって?」
『それは確かに部屋を片づけとくべきだわ……ヤったん?』
「何を?げーむ?」
『女が不憫になってきた』
「え?」
『持ち帰られたらそういうの期待すんだろ……』
ブルーが家に帰るとイエローはまだいて部屋をずっと片付けていました。
「お帰り片づけておいたから」
「具合悪そうなのにそんなに動いて大丈夫なのか?」
「うん」
「片付けありがとな」
「……あのね、もう少しここに泊まらせて貰ってもいいかな?」
「いくらでも」
1か月後、ブルーの上にイエローは乗っていました。
「手を出せ馬鹿」
「えーと?」
こうして二人は結婚する事になり当時の彼らも式に呼ぼうとしましたが
レッドは彼の家にいっても土地が売りに出されているだけ
連絡先が分からず諦めました。
ピンクの家を二人で尋ねると彼の母ができました。
『入院してるの』
「え?病気ですか!?」
『精神病で面会も今は出来なくて……』
ホワイトは有名なデザイナーをしており
連絡しましたが返事は来ません
やがてニュースで報道されたのは彼女が階段から落ちて頭を打ち亡くなった知らせでした。
「二人だけの小さな結婚式、する?」
「ううんふたりじゃないよ」
「……え?」
「三人目、ここにいるの」
泣きながら彼女は自分のおなかをさすります
「ならヒーローは子供を守らないとな」
「うん」
産まれた子に『緑』と名付けやがて彼女は立派な大人になりました。
『キャスト発表!!プリティグリーン!!』
「声優の緑です、両親がヒーローモノ好きで……今はこの名前にとても感謝しています」
【END:私たちのヒーロー】
「合コン!?……あーでも先輩の頼みですからいいですよ」
他人が苦手な彼は合コンの数合わせとして参加する事に
目をつけられたくもない彼は全くお洒落をせずにいつもの恰好
出来るだけダサいキャラクターもののTシャツ
「どうもー」
当然ながら
『こいつ俺の後輩』
『そ、そうなんですね!?』
『……!?』
苦笑いの女性3人、ではなく二人
「どうかされました?」
「あの……ブルー?」
「ん?、え、ぶる……えっ」
よく見てみれば彼女はイエロー
病気のように痩せていた彼女
見ただけでは何も分からなかった。
「小さかったし覚えてないかな」
「覚えてる!!俺、ブルー!!」
『ねーXXちゃん知り合い?』
「小学校の同級生なんだ」
「イエロー……病気になったりして、ないか?」
「え?えーと、ちょっとね」
「やっぱり!薬とかで治療中か?」
「え」
「アルコール飲めなかったりするだろ?」
「……薬は飲んでないから大丈夫」
「なんかあったら大変だから外側座っとけ」
「本当に、変わらないね」
泣かれてしまいわたわたするブルー
「と、とりあえずうちくる?」
「え?」
『この状況で持ち帰り~?』
「いや!!子供の頃にやってた事の癖っていうか!!」
「行く!!でもいいの?」
「ヒーローが泣いてる女みのがせる訳ねーだろ?」
こうして二人はブルーの家に。
「ごめん俺の家今散らかってるの忘れてた!!」
「片付け……」
「具合悪いんだろ?無理すんなって」
「ブルー君だったら、良かったのかな」
「ん?」
「うぅ……」
「片づけつつ何があったのか聞いていいか?」
「あ、のねっ」
イエローは高校から付き合っていた彼がいたが
最近になり暴力をふるうようになったとのこと
彼との間に出来た子供も彼に蹴られて流産してしまったと話しました。
「俺たちのイエローに何てことしやがるんだ」
「……」
「どうした女の元気が出るのかさっぱりわかんねぇが……そうだ!」
冷蔵庫からケーキを出しました。
「これは?」
「甘い物たべたら元気でるかと思って」
「うん、ありがと」
「布団これ使って!!俺のベッド!!」
「え?ブルー君は?」
「ソファーあるからそっちで寝る、俺明日の朝には仕事で出ないとだから鍵渡しとく」
「えぇ!?」
「ごめん、やっぱ傍にいないとダメ?」
「そうじゃなくて……何か取られるとか考えないの?」
「別にイエローがほしいならやる、スマホは連絡先きえたら困るからほしかったら新しいの買うから」
「ずっと会って無かったのにどうしてそこまで?」
「ヒーローは仲間が泣いてたら助けるもんだ」
「……うん」
「あと俺いまむちゃくちゃテンパってるんだけど」
ブルーはいっぱいのおかしに毛布
緊急時の薬にトイレットペーパーにハンカチに冷えピタ
お茶のティーパックをどんどん机に並べていきました
「冷えピタはいらないかなッ」
「やっと笑った!!」
「え?」
こうして翌日には鍵を預けてブルーは会社に行きました。
イエローに何か泥棒されていたらその時はその時
ぶっちゃけ散らかっているので通帳を持ち出すのも難易度MAX
「よく考えたら誰か入れられる家じゃない」
『彼女でもいれちまったの?』
「合コンで女性を泊まらせることになって?」
『それは確かに部屋を片づけとくべきだわ……ヤったん?』
「何を?げーむ?」
『女が不憫になってきた』
「え?」
『持ち帰られたらそういうの期待すんだろ……』
ブルーが家に帰るとイエローはまだいて部屋をずっと片付けていました。
「お帰り片づけておいたから」
「具合悪そうなのにそんなに動いて大丈夫なのか?」
「うん」
「片付けありがとな」
「……あのね、もう少しここに泊まらせて貰ってもいいかな?」
「いくらでも」
1か月後、ブルーの上にイエローは乗っていました。
「手を出せ馬鹿」
「えーと?」
こうして二人は結婚する事になり当時の彼らも式に呼ぼうとしましたが
レッドは彼の家にいっても土地が売りに出されているだけ
連絡先が分からず諦めました。
ピンクの家を二人で尋ねると彼の母ができました。
『入院してるの』
「え?病気ですか!?」
『精神病で面会も今は出来なくて……』
ホワイトは有名なデザイナーをしており
連絡しましたが返事は来ません
やがてニュースで報道されたのは彼女が階段から落ちて頭を打ち亡くなった知らせでした。
「二人だけの小さな結婚式、する?」
「ううんふたりじゃないよ」
「……え?」
「三人目、ここにいるの」
泣きながら彼女は自分のおなかをさすります
「ならヒーローは子供を守らないとな」
「うん」
産まれた子に『緑』と名付けやがて彼女は立派な大人になりました。
『キャスト発表!!プリティグリーン!!』
「声優の緑です、両親がヒーローモノ好きで……今はこの名前にとても感謝しています」
【END:私たちのヒーロー】
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