クローン人間が異世界転生して魔王に愛された

宝者来価

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32話 違和感

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「私は……この国の王をしています、だからっ罪人の兄さまを、許す訳、には」
「お兄ちゃん」
「えっ私ですか!?」
「うん、この世界では旧世界と同様に結婚したら義兄弟になるからさ」
「何でしょうか」
「……守ってくれて、ありがと」

魔王は頭を抱えた、国を守る為には抱かない方がいい
だが自分の妻は抱かれなければ壊れてしまう
今だにどうした方がいいのか、どちらを正とするかが決められない

「ミナト!」
「お、おう?」
「6024を選んであげなさい、アタシが許す!」
「えっ」
「皆も思ってるわよ、アンタは幸せになるべきだって……アイツら油断しすぎよ全く」

アイツらとは護衛をしていた二人を差すが、今は重症である

「いや、そんな事は」
「何が『護衛は自分たちがいるから大丈夫』よ、あいつら怪我なおったら鍛えなおしてやるわ」

その言葉に

「ミミ様、『鍛えなおして』とは?」
「え?」
「話をきくかぎり、何者かがミナトを守れなかった……のですよね?」
「そうね」
「『パーツ』を変える方が早いのでは?」
「出たわね魔族や勇者が時々言う謎の単語」
「僕もパーツないのかって驚いたなぁ」
「王妃様に聞くのも変だけど、分かるかしら?」
「手とか足とかをパーツとして取り替えるのが旧世界では普通だったからさ」
「すごい夢みたいな話ね」

「……ここはパーツが無い国、あるいはパーツが買えない国?」

「お兄様、ここは違う世界なのです」
「違う世界?」
「日本という国は……私が、消してしまいました」
「そうですか」
「信じられないかもしれませんが、魔法を唱えたら、世界は転生してしまって」
「ミナトは嘘をつきません」
「……少しは疑ってくれ」
「それでこの方々は仲間なんですね」
「はっきりいってアンタを討伐するために集めた仲間だな」
「そうですか」

食事の時間です、とメイドの一人が台に乗せてもってきていた


「アンタごはん食べれる?」
「栄養の事ですね、粗悪品で平気ですよ」
「兄さま……この世界の栄養は一日3回取らないと持ちません」
「それでよく食料足りますね」
「足りていません」
「え」
「この世界はまだ、文明がほとんど進んでいないんです」
「私は『ロシルデ』を喰らったのでは?」
「それって何かの魔法かしらね?」
「麻薬です、元となったのは大阪で販売されてた『マボロシミルデ』と言いまして元々合法だった薬で犯罪者などに仕様する薬ですね」

ハナとミミは顔を見合わせた

「犯罪者に使う?拷問用って事?」
「実験してたですか?」

誰が説明するか迷ったが、結局ミナトがするこになって

「その人が最も幸せだった日まで記憶が遡るんだ」



そしてゼル以外の全員で思った事がある


どうしてそんなものが、この世界に存在しているのだろうか?
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