18 / 65
glass:18
しおりを挟む
終業式。
明日からは高校に入って初めての夏休みがやってくる。
終業式から夏休みが終わるまでは図書室はずっと閉館だし、今日は式が終わればそのまま帰れるな・・・。
なんてことを思いながら教室を後にしようとする。
「くく、く、車道君!きょきょ、今日ってあ、空いてる!?」
なぜか動揺している森下が声をかけてくる。
「今日?別に空いてるけど・・・。」
「あ、あの!今日・・・ふ、2人で・・・ご、ご飯に・・・行きたいでござる!!」
「え?・・・あ、まあ・・・別にいいけど・・・。」
森下のござるを久しぶりに聞いたが、これはどういう時に出るのだろう・・・。
そして、俺は森下とたわいもない話をしながら2人で学校を出る。
ふと、森下の横顔を見る。綺麗な顔立ち・・・楽しそうに笑顔で喋る森下に少しドキッとする。
これ・・・客観的に見たらデートに見えなくもないなー・・・そう考えたら急に恥ずかしくなってきたな・・・。
前に行ったファミレスに入り、2人で向かい合わせに座り、またたわいもない話を続ける。
喋ってる途中に森下と目が合う。
すると森下は恥ずかしそうに頬を赤らめる。
多分、こいつも似たようなことを考えているんだろうな・・・。
なんてことを思っていると隣のテーブルから声が聞こえてくる。
「もう!やっぱりここメニューが多すぎるのよ!」
・・・なんか聞いたことある声と台詞・・・。
俺と森下は同時に隣のテーブルを覗き込む。
「ゆっくり決めたらいいよ!全然待つし!」
「・・・私も・・・もうすぐ・・・決めるから・・・。」
「あー!もう!決まらなーい!・・・あっ・・・」
1人の女の子が横を向き、俺と森下を見る。
・・・俺達は桜山と目が合った。
「さ、咲音ちゃん!?楓ちゃんと神沢君まで・・・。」
「え!?琴子ちゃん!?・・・と・・・えー!?な、な、なに!?2人って・・・え!?つ、付き合ってるの!?」
「ち、違うよ!わ、私が誘って2人でご飯食べにきただけでい!」
「・・・だけでい?」
「い、いや・・・本当になんでもないから!!・・・あ!そうだ!せっかくだし、皆でご飯食べようよ!ね!いいでしょ!?」
「まあ・・・俺は別にいいけど・・・。」
「私も・・・いいよ・・・。」
「・・・え!?私達もいいの?」
「まあ、どうせ隣のテーブルに座るくらいなら一緒のテーブルにしちゃおうよ!森下さんもそう提案してくれてるし!」
そして、なんだかんだいつもの5人でご飯を食べて駅へと向かう。
俺と神沢と鶴里が前を歩き、その後を森下と桜山が歩く。
「・・・ねえ、本当に私達いて良かったの?せっかくの2人きりだったのに・・・。」
「あはは・・・全然いいよ!確かに2人きりでデートみたいなことはしたかったけど、やっぱり私は皆といるのが楽しいんだよ!・・・それに・・・皆といる時の車道君の方が素敵だな・・・って思うんだ!」
「・・・ねえ・・・琴子ちゃんは・・・あいつのどこが好きなの?」
「え?・・・うーん・・・恥ずかしながら理由を聞かれると全然思いつかないんだよねー・・・」
「え?そうなの?」
「うん・・・でも、なんか一緒にいるとドキドキして、もっと一緒にいたいな・・・って思ったり、なんでもないことでも楽しんでる自分に気づくの・・・それでバイバイしたあとに、好きだなー・・・って思うんだ!」
「・・・そうなんだ!・・・一緒にいると・・・か・・・。」
明日からは夏休み・・・
明日からは高校に入って初めての夏休みがやってくる。
終業式から夏休みが終わるまでは図書室はずっと閉館だし、今日は式が終わればそのまま帰れるな・・・。
なんてことを思いながら教室を後にしようとする。
「くく、く、車道君!きょきょ、今日ってあ、空いてる!?」
なぜか動揺している森下が声をかけてくる。
「今日?別に空いてるけど・・・。」
「あ、あの!今日・・・ふ、2人で・・・ご、ご飯に・・・行きたいでござる!!」
「え?・・・あ、まあ・・・別にいいけど・・・。」
森下のござるを久しぶりに聞いたが、これはどういう時に出るのだろう・・・。
そして、俺は森下とたわいもない話をしながら2人で学校を出る。
ふと、森下の横顔を見る。綺麗な顔立ち・・・楽しそうに笑顔で喋る森下に少しドキッとする。
これ・・・客観的に見たらデートに見えなくもないなー・・・そう考えたら急に恥ずかしくなってきたな・・・。
前に行ったファミレスに入り、2人で向かい合わせに座り、またたわいもない話を続ける。
喋ってる途中に森下と目が合う。
すると森下は恥ずかしそうに頬を赤らめる。
多分、こいつも似たようなことを考えているんだろうな・・・。
なんてことを思っていると隣のテーブルから声が聞こえてくる。
「もう!やっぱりここメニューが多すぎるのよ!」
・・・なんか聞いたことある声と台詞・・・。
俺と森下は同時に隣のテーブルを覗き込む。
「ゆっくり決めたらいいよ!全然待つし!」
「・・・私も・・・もうすぐ・・・決めるから・・・。」
「あー!もう!決まらなーい!・・・あっ・・・」
1人の女の子が横を向き、俺と森下を見る。
・・・俺達は桜山と目が合った。
「さ、咲音ちゃん!?楓ちゃんと神沢君まで・・・。」
「え!?琴子ちゃん!?・・・と・・・えー!?な、な、なに!?2人って・・・え!?つ、付き合ってるの!?」
「ち、違うよ!わ、私が誘って2人でご飯食べにきただけでい!」
「・・・だけでい?」
「い、いや・・・本当になんでもないから!!・・・あ!そうだ!せっかくだし、皆でご飯食べようよ!ね!いいでしょ!?」
「まあ・・・俺は別にいいけど・・・。」
「私も・・・いいよ・・・。」
「・・・え!?私達もいいの?」
「まあ、どうせ隣のテーブルに座るくらいなら一緒のテーブルにしちゃおうよ!森下さんもそう提案してくれてるし!」
そして、なんだかんだいつもの5人でご飯を食べて駅へと向かう。
俺と神沢と鶴里が前を歩き、その後を森下と桜山が歩く。
「・・・ねえ、本当に私達いて良かったの?せっかくの2人きりだったのに・・・。」
「あはは・・・全然いいよ!確かに2人きりでデートみたいなことはしたかったけど、やっぱり私は皆といるのが楽しいんだよ!・・・それに・・・皆といる時の車道君の方が素敵だな・・・って思うんだ!」
「・・・ねえ・・・琴子ちゃんは・・・あいつのどこが好きなの?」
「え?・・・うーん・・・恥ずかしながら理由を聞かれると全然思いつかないんだよねー・・・」
「え?そうなの?」
「うん・・・でも、なんか一緒にいるとドキドキして、もっと一緒にいたいな・・・って思ったり、なんでもないことでも楽しんでる自分に気づくの・・・それでバイバイしたあとに、好きだなー・・・って思うんだ!」
「・・・そうなんだ!・・・一緒にいると・・・か・・・。」
明日からは夏休み・・・
0
あなたにおすすめの小説
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
婚約破棄すると言われたので、これ幸いとダッシュで逃げました。殿下、すみませんが追いかけてこないでください。
桜乃
恋愛
ハイネシック王国王太子、セルビオ・エドイン・ハイネシックが舞踏会で高らかに言い放つ。
「ミュリア・メリッジ、お前とは婚約を破棄する!」
「はい、喜んで!」
……えっ? 喜んじゃうの?
※約8000文字程度の短編です。6/17に完結いたします。
※1ページの文字数は少な目です。
☆番外編「出会って10秒でひっぱたかれた王太子のお話」
セルビオとミュリアの出会いの物語。
※10/1から連載し、10/7に完結します。
※1日おきの更新です。
※1ページの文字数は少な目です。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年12月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、番外編を追加投稿する際に、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
百門一新
恋愛
セレスティーヌは、たった十三歳という年齢でアルフレッド・デュガウスと結婚し、国王と王妃になった。彼が王になる多には必要な結婚だった――それから五年、ようやく吉報がきた。
「君には苦労をかけた。王妃にする相手が決まった」
ということは……もうつらい仕事はしなくていいのねっ? 夫婦だと偽装する日々からも解放されるのね!?
ありがとうアルフレッド様! さすが私のことよく分かってるわ! セレスティーヌは離縁を大喜びで受け入れてバカンスに出かけたのだが、夫、いや元夫の様子が少しおかしいようで……?
サクッと読める読み切りの短編となっていります!お楽しみいただけましたら嬉しく思います!
※他サイト様にも掲載
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる