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大爆発まであと
ぷつん
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直感、第六感。
それを何と呼んで良いのか分からない。ただ何度も何度も怪人に襲われるうちに、予兆のようなものに、身体が先に反応を示すようになっていた。
全身が総毛立って、項のあたりがぴりぴり痛んで、そして。
「カナちゃん」
僅かに重くなった下腹に、庇うように手が伸びる。
そして、名前を呼ぶ声の低さに驚いたのは春近だけではないようだった。不安げに表情を曇らせたカナちゃんに、努めてにこやかな笑みを浮かべて見せる。
「ごめん。俺、そろそろ準備に行かなきゃなんだ」
「あ、ああ!もうこんな時間!気付かなかった」
「本当だよ。こんなに話したの20年ぶり」
「あはは、生まれてないじゃん。久しぶりだもんね、超、話弾んじゃった」
視線をうろつかせながら、耳に横髪をかける所作を無意味に繰り返す。「じゃあね」と早口に、踵を返したカナちゃんを、春近は咄嗟に「待って」と引き留めていた。
「…………………その、またね。連絡、する」
少しだけ目を見開いて、カナちゃんは眉根を寄せたまま微笑む。
友人の元へと再び駆け出して、今度こそ振り返ることはない。
華奢な背が見えなくなるまで手を振って。
だらりと右手を下げた春近の表情は、酷く蒼褪めた物だった。
ギチギチ、ギチギチと。耳のすぐ後ろから響いてきた不快な音に、震える瞼を伏せた。
身体中を這いまわる節足の感触に、出来るだけ意識が向かないように。
自らに伸し掛かる『蠅』の巨体越しに、青空を眺める。
無残に切り裂かれたスラックスの内側、内腿に、臀部に刺毛がちくちく刺さる。その不快な痛みにすら反応する身体が酷く情けなくて、じわりと視界が滲んだ。
怪人は、どういうわけか自分を優先して狙ってくる。
自分がここに縫い留められているうちは、カナちゃんや他の人に被害は及ばないだろう。
中途半端に思い出した自尊心が、みしみし音を立てて軋んでいく。
何も考えないように、いつも通り心を空っぽに。
何度も何度も胸中で唱えるけれど、どういうわけか涙が止まらなかった。
情けない、気持ち悪い、怖い、腹立たしい。
行き場がなかったはずのそんな感情の矛先を、見つけてしまったから。
普段は栓をしている激情が、溢れ出して、止まらなくて。
「……離、せよ……っ!」
気付けば、右手を振りぬいていた。
髪を振り乱して、泣き叫びながら身を捩る。久方ぶりに、本気で抵抗らしい抵抗をした。
「やめろよ!やめろ!離せ!気持ち悪いんだよ!何なんだよお前ら、いつもいつも!楽しいかよ、人の尊厳踏みにじって、好き勝手身体弄んで!なんでだよ、なんで……なんでおれだけこんな目に───っ!」
「ギ、」
「嫌いだ!お前らなんて、大嫌いだ!」
「ギチギチギチギチ!」
その巨体を押し退ける力は、怪人にとっては撫でられる程度の物だっただろう。それでも、蠅怪人はいきり立つようにして敵意を露わにした。
それこそ、どちらが被害者か分からなくなるほどに、あまりにも切実で、悲痛な絶叫を上げた。
──何の権利があって、お前の方がそんな風に泣くんだ。
そんな怒声も、全身に走った痛みに苦悶の悲鳴へと変わる。
捻り上げられた腕が、人形のそれみたいに千切れてしまいそうだった。
まだら色の脳内で、しかし、春近は自らの思考が一つに収束していくのを感じていた。
「……………………………たすけて」
零れた言葉は、諦観に濡れていた。
「……ひ……るはなに、してんだよ」
か細く、誰に拾われるわけもないと端から一切の期待を捨てた断末魔。
「春近──────ッ!」
放たれた一本の弓矢のように、その声はよく響いた。
憂いや、恐怖すら。全てを打ち払うような声に、春近は喉を剝き出し蒼穹を仰ぐ。
眩しい陽光を遮ったのは、雲でも鳥でもなかった。
空から降ってきた人影──こちらに手を伸ばす、一人のヒーローだった。
衝撃、破裂音。
次に目を開いたとき、蠅怪人の上半分も消し飛んでいた。頬に飛び散った、生温かくて滑った感触。いびつに欠損した蠅の身体が、ぐらりと傾く。
身体に伸し掛かる重みが消えて、代わりに浮遊感が春近の全身を包み込む。
「遅くなって済まない!助けに来たぞ!」
完璧に均整の取れた相貌が、狼狽に歪んで、真っ赤な血と肉片に汚れていた。
それが、初めて会ったときの光景と重なって。
「…………おい、おい春近!大丈夫か、どこか怪我したのか?」
またぼたぼたと涙を流し始めた春近に、「怖がらせたか⁈」と顔面に飛び散った血を慌てて拭った。
***
光は走っていた。
廊下を駆けては、一気に階段を飛び降りる。
怪人の気配と共に、春近の、助けを求める声が聞こえた。「嫌いだ」という拒絶も。春近のこれだけの悲痛な叫びを聞くのは初めてだった。
どこかできりきりと引き絞られるような縄の音を聞きながら、それでも光の心のすべては春近の安否に傾いていた。
どれだけ酷い目にあっているのか。自らのせいで、春近がまた傷付いて───。
「…………嫌っ、」
「っ、」
一階の廊下に着地したところで、甲高い悲鳴が上がる。
女性にぶつかりかけた。女子高生、しかも他校だ。なぜ封鎖された校舎にいるのか。
纏まらない思考の半分は、女生徒の風体を見て解決する。
「───カナちゃん」
女生徒は──『カナちゃん』は、一目見て先刻まで泣いていたのだと分かる有様だった。
思わずと言った表情で口元を抑える光に、自らもまた赤く腫れた目を見開く。
光の存在を認識するのと同時に、小ぶりな相貌に浮かんだのは嘲るような笑みだった。
「振られたよ」
「…………なに?」
大きな黒目が、貫くように光を見据える。
「私、春近くんに振られた」
「…………何で、それを俺に?」
「別に。気にしてたから」
凛とした声で断じられて、光の指先が僅かに跳ねる。
中庭を一望できる窓から差し込んだ陽光を、細い金髪が皮肉なほど美しく反射していた。
一時は凪いでいたカナちゃんの相貌に、再び嘲るような笑みが浮かぶ。攻撃的でありながら、自らに向けられた嘲りだった。
「いい加減、隠れるのにあんまり向いてないって自覚した方が良いよ。……たぶん、春近くんも気付いてた」
そんな皮肉が、右耳から左耳に抜けていく。
今や光の視線は、窓の外に縫い付けられていた。
怪人だった肉片と血の海、その中央。
春近は、ヒーローの腕の中で泣きじゃくっていた。
「春近くん、好きな人がいるんだって」
涙と鼻水でぐちゃぐちゃの、酷い顔。それでも、確かに春近は安心していた。
「──────『いつも近くにいて、自分を助けてくれる人』、だって」
唯一、やけに鮮明に届いた言葉が、脳に絡みついては根を張るようだった。
あまりにも強く噛み締めたので、唇から血が伝う。
前触れもなく軋み、震え始めた窓ガラスに、カナちゃんがまた引き攣った悲鳴を上げた。
ぷつん。
そんな音が、耳の内側から響いて。
真っ二つのままだらりと垂れ下がった縄の残骸を、光は冷えた思考のまま眺めていた。
それを何と呼んで良いのか分からない。ただ何度も何度も怪人に襲われるうちに、予兆のようなものに、身体が先に反応を示すようになっていた。
全身が総毛立って、項のあたりがぴりぴり痛んで、そして。
「カナちゃん」
僅かに重くなった下腹に、庇うように手が伸びる。
そして、名前を呼ぶ声の低さに驚いたのは春近だけではないようだった。不安げに表情を曇らせたカナちゃんに、努めてにこやかな笑みを浮かべて見せる。
「ごめん。俺、そろそろ準備に行かなきゃなんだ」
「あ、ああ!もうこんな時間!気付かなかった」
「本当だよ。こんなに話したの20年ぶり」
「あはは、生まれてないじゃん。久しぶりだもんね、超、話弾んじゃった」
視線をうろつかせながら、耳に横髪をかける所作を無意味に繰り返す。「じゃあね」と早口に、踵を返したカナちゃんを、春近は咄嗟に「待って」と引き留めていた。
「…………………その、またね。連絡、する」
少しだけ目を見開いて、カナちゃんは眉根を寄せたまま微笑む。
友人の元へと再び駆け出して、今度こそ振り返ることはない。
華奢な背が見えなくなるまで手を振って。
だらりと右手を下げた春近の表情は、酷く蒼褪めた物だった。
ギチギチ、ギチギチと。耳のすぐ後ろから響いてきた不快な音に、震える瞼を伏せた。
身体中を這いまわる節足の感触に、出来るだけ意識が向かないように。
自らに伸し掛かる『蠅』の巨体越しに、青空を眺める。
無残に切り裂かれたスラックスの内側、内腿に、臀部に刺毛がちくちく刺さる。その不快な痛みにすら反応する身体が酷く情けなくて、じわりと視界が滲んだ。
怪人は、どういうわけか自分を優先して狙ってくる。
自分がここに縫い留められているうちは、カナちゃんや他の人に被害は及ばないだろう。
中途半端に思い出した自尊心が、みしみし音を立てて軋んでいく。
何も考えないように、いつも通り心を空っぽに。
何度も何度も胸中で唱えるけれど、どういうわけか涙が止まらなかった。
情けない、気持ち悪い、怖い、腹立たしい。
行き場がなかったはずのそんな感情の矛先を、見つけてしまったから。
普段は栓をしている激情が、溢れ出して、止まらなくて。
「……離、せよ……っ!」
気付けば、右手を振りぬいていた。
髪を振り乱して、泣き叫びながら身を捩る。久方ぶりに、本気で抵抗らしい抵抗をした。
「やめろよ!やめろ!離せ!気持ち悪いんだよ!何なんだよお前ら、いつもいつも!楽しいかよ、人の尊厳踏みにじって、好き勝手身体弄んで!なんでだよ、なんで……なんでおれだけこんな目に───っ!」
「ギ、」
「嫌いだ!お前らなんて、大嫌いだ!」
「ギチギチギチギチ!」
その巨体を押し退ける力は、怪人にとっては撫でられる程度の物だっただろう。それでも、蠅怪人はいきり立つようにして敵意を露わにした。
それこそ、どちらが被害者か分からなくなるほどに、あまりにも切実で、悲痛な絶叫を上げた。
──何の権利があって、お前の方がそんな風に泣くんだ。
そんな怒声も、全身に走った痛みに苦悶の悲鳴へと変わる。
捻り上げられた腕が、人形のそれみたいに千切れてしまいそうだった。
まだら色の脳内で、しかし、春近は自らの思考が一つに収束していくのを感じていた。
「……………………………たすけて」
零れた言葉は、諦観に濡れていた。
「……ひ……るはなに、してんだよ」
か細く、誰に拾われるわけもないと端から一切の期待を捨てた断末魔。
「春近──────ッ!」
放たれた一本の弓矢のように、その声はよく響いた。
憂いや、恐怖すら。全てを打ち払うような声に、春近は喉を剝き出し蒼穹を仰ぐ。
眩しい陽光を遮ったのは、雲でも鳥でもなかった。
空から降ってきた人影──こちらに手を伸ばす、一人のヒーローだった。
衝撃、破裂音。
次に目を開いたとき、蠅怪人の上半分も消し飛んでいた。頬に飛び散った、生温かくて滑った感触。いびつに欠損した蠅の身体が、ぐらりと傾く。
身体に伸し掛かる重みが消えて、代わりに浮遊感が春近の全身を包み込む。
「遅くなって済まない!助けに来たぞ!」
完璧に均整の取れた相貌が、狼狽に歪んで、真っ赤な血と肉片に汚れていた。
それが、初めて会ったときの光景と重なって。
「…………おい、おい春近!大丈夫か、どこか怪我したのか?」
またぼたぼたと涙を流し始めた春近に、「怖がらせたか⁈」と顔面に飛び散った血を慌てて拭った。
***
光は走っていた。
廊下を駆けては、一気に階段を飛び降りる。
怪人の気配と共に、春近の、助けを求める声が聞こえた。「嫌いだ」という拒絶も。春近のこれだけの悲痛な叫びを聞くのは初めてだった。
どこかできりきりと引き絞られるような縄の音を聞きながら、それでも光の心のすべては春近の安否に傾いていた。
どれだけ酷い目にあっているのか。自らのせいで、春近がまた傷付いて───。
「…………嫌っ、」
「っ、」
一階の廊下に着地したところで、甲高い悲鳴が上がる。
女性にぶつかりかけた。女子高生、しかも他校だ。なぜ封鎖された校舎にいるのか。
纏まらない思考の半分は、女生徒の風体を見て解決する。
「───カナちゃん」
女生徒は──『カナちゃん』は、一目見て先刻まで泣いていたのだと分かる有様だった。
思わずと言った表情で口元を抑える光に、自らもまた赤く腫れた目を見開く。
光の存在を認識するのと同時に、小ぶりな相貌に浮かんだのは嘲るような笑みだった。
「振られたよ」
「…………なに?」
大きな黒目が、貫くように光を見据える。
「私、春近くんに振られた」
「…………何で、それを俺に?」
「別に。気にしてたから」
凛とした声で断じられて、光の指先が僅かに跳ねる。
中庭を一望できる窓から差し込んだ陽光を、細い金髪が皮肉なほど美しく反射していた。
一時は凪いでいたカナちゃんの相貌に、再び嘲るような笑みが浮かぶ。攻撃的でありながら、自らに向けられた嘲りだった。
「いい加減、隠れるのにあんまり向いてないって自覚した方が良いよ。……たぶん、春近くんも気付いてた」
そんな皮肉が、右耳から左耳に抜けていく。
今や光の視線は、窓の外に縫い付けられていた。
怪人だった肉片と血の海、その中央。
春近は、ヒーローの腕の中で泣きじゃくっていた。
「春近くん、好きな人がいるんだって」
涙と鼻水でぐちゃぐちゃの、酷い顔。それでも、確かに春近は安心していた。
「──────『いつも近くにいて、自分を助けてくれる人』、だって」
唯一、やけに鮮明に届いた言葉が、脳に絡みついては根を張るようだった。
あまりにも強く噛み締めたので、唇から血が伝う。
前触れもなく軋み、震え始めた窓ガラスに、カナちゃんがまた引き攣った悲鳴を上げた。
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そんな音が、耳の内側から響いて。
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