悪の総統に愛されて夜も眠れないDK

ベポ田

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転入生は〇〇〇

バケモノの本性

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「どーゆーことだよ、山セン。自分がノート持って来いって言ったんだろうがよ」
「うん……」
「緋色クンも来てねぇしさあ。この世にゃ噓吐きしかいねぇのか?」
「うん…………」

 ピシャ!と閉め切られた職員室の扉前。
 ノートの山を抱えながら愚痴る山田に、春近もまたノートの山を抱えて生返事を返す。
 もうこの時点で、春近は嫌な予感をひしひしと感じていた。
 一週間近くを共に過ごしただけで、茜のことはよく知らない。それでも、あのときの──少年を連れ去ったときの茜には、率直に、『彼らしくない』なんて感想を抱いた。
 その奇行と無自覚な加害性でクラスメイトをザワつかせることこそあったが、彼が自覚的に周りを威圧したのはあれが初めてだったから。

「……山田くん、俺やっぱり──────」

 緋色くんを探してくるよ、と。
 そんな言葉は続かない。
 はるかに声量を上回るだけの轟音と衝撃が、それをかき消したからだ。
 焦げ臭い異臭が漂い、グラグラミシミシ校舎が揺れる。
 春近と山田は、咄嗟にノートの山を放り投げて、頭を庇ってうずくまっていた。
 やがて校舎の揺れが収まって、生徒や教師陣の戸惑いの声が折り重なっていく。

「はぁ⁈何、何……⁈…………っておい、木通クン⁈」

 天井からパラパラ落ちてきた砂埃に顔を顰めていた山田は、突然走りだした春近に悲鳴を上げる。

「おい、そっちは多分なんかあった方──!」
「俺は大丈夫だから、山田くん!避難誘導に従って!」
「大丈夫!?な、何が!?どこら辺が大丈夫!?」

 半身で振り返っては声を張り上げ、騒ぎのあった方向へと真っ直ぐに駆けていく。
 どれだけ呼び止めようと、止まる気配がない。
 小さくなっていく春近の背を、暫し呆然と眺めて。

「…………ぁあ゛~~~~!もう!クソが!」

 自棄っぽくガシガシと後頭部を掻いて、春近の背を追う。
 教師陣の慌ただい足音が響く廊下には、40人分のノートが哀愁を漂わせたまま取り残されていた。


 ***


 風穴の空いた天井からは、抜けるような青空が覗いている。
 大いなる蒼天、びゅうびゅう吹き込んでいた砂塵混じりの風が土煙を晴らす。

「──────また本気で殺す気だったな?」

 低く、静かに問いかける。
 しかし、その目は──少年の首を締め上げる金眼だけは、獲物に飛び掛かる寸前の獣のように獰猛に輝いている。
 男児一人分の体重を片手で支えながら、茜は、空いた手で血と煤に汚れた頬を拭った。

「だがこれで、殺せると思ったのか?俺を、本気で?……やはりらしくないな、悪の総統。俺はもっときみを、聡い男だと見ていたが」

 しなやかな腕が、みしみしと音を立ててその細い首を締め上げる。
 藻掻き、抵抗するように腕を引っ掻いていた少年の手が、だらりと弛緩して。

「訂正が一点」

 締め上げられているはずの声帯が、淀みなく宣言する。
 黒曜石のように無機質な瞳が、冷ややかに茜を見下ろしていた。

「私は悪の総統そのものではありません。伝言のため手づから生み出されたので、特別彼の方の気配が強いのです」
「伝言。……伝言か。奇遇だな。俺もきみとは──悪の総統とは話し足りないと思っていた」
「訂正が一点。私が賜ったのは、貴様への伝言ではありません」
「──────なに」

 凪いでいた瞳が、ここにきて初めて揺れる。
 その言葉の意味を考え、理解する間もなく「あああああ!」と、少年が悲鳴を上げた。

「…………おい!アンタ!」

 きろ、と。
 泣き喚く少年の首を締め上げたまま、鉱物のような瞳だけが、声の飛んできた方向を睨む。
 強張った表情で叫ぶ山田と、春近が呆然とそこに佇んでいた。

「何、なにしてんだ!テメェはヒーローじゃねえのか、何で、」
「駄目だ、危ない山田くん。これは怪人だ。こちらに来てはいけない」
「は?何で俺の名前……じゃくて!どこからどう見てもそいつは──────」

 目を剝き、泡を吹いて助けを求める少年が怪人だとは、とても信じられなかった。
 だってテレビやニュースで見る怪人の姿は人間の形をしていなかったし、何より、山田は自分に懐いてきた少年に情がわいていた。

「い、痛い、い、だいよ、やめて、」
「~~~~っ!」
「だずけで、おにいぢゃ、」

 ぽきっ、と、小枝でも折れるような音と共に、少年の声が途切れる。
 山田がたまらず足を踏み出した瞬間に、茜は怪人を無力化した。
 それでも、山田からすれば心の整理も、状況の把握もできないまま、眼前で子供の命が奪われたのだ。
 零れ落ちるほどに目を見開く。
 これから吐き出す罵言の種をいっぱいに詰められて、その口元は歪んでいた。
 真っ赤な顔で、無造作に地に捨て置かれた少年の亡骸を睨んで。

「まって、山田くん」

 茜に詰め寄ろうとした山田の肩を叩く。
 ここにきて初めて口を開いた春近は、どこか凪いだ目で山田に微笑みかけて、顎を引いた。

「緋色くんは、嘘を吐いていないよ。あいつは怪人だ。たぶん、緋色くんをここに居られなくするために陥れようとしてる」
「緋色!?あいつ緋色クンなのか?……というか、な、なんの根拠があって………」
「わかるんだ、怪人の気配みたいなの。…………誰よりも」

 根拠もへったくれもない主張だった。
 それでもその口調には、異を唱えることを許さない凄みがある。

「俺自身は酷い目に遭わされても、他の怪人は、困っている誰かの役に立ってる。良い怪人もいれば、悪い怪人もいるんだ。だから一緒くたにせずに、区別する。良い怪人は好きだし、悪い怪人は嫌い」
「あ、木通ク…………」
「今までの──変態御用達のアダルトグッズ売り場みてぇな怪人どもは、勿論嫌いだったけどただのバカだった。ただエロいことしか頭にない、悪意のないバカだ。……けどお前は違うな?」
「木通クン??」

 据わった目で、低く唸る。
 長い前髪で表情はよく見えないが、それが所謂、『ブチ切れ』であることは察せられる。
 人間、自分より取り乱していたり怒っている人間を見れば、不思議と冷静になるもので。怒りを忘れ、戸惑い一式に塗り変わった表情で、山田はのけぞった。

「────お前みたいなやり方をする怪人は、最悪だ。大っッッっ嫌いだ」
「これ以上の中傷は、ご容赦くださいませ」

 変な方向に曲がった少年の首が、いびつな音を立てて元に戻る。
 そして、先刻までのそれとは明らかに異なる機械音声のような声で、春近を嗜めた。
 山田は「怪人だーー!」「緋色クンごめん!」と叫び、茜は再びその肢体に乗り上げて拘束し、春近は嫌悪を隠さない視線で怪人を見下ろした。

「もう少し死んだふりをするつもりでしたが、思いのほか効きました。主に彼の方に。ワンワン泣いておられます」
「…………悪の総統が?」
「左様でございます、木通春近様。彼の方は、あなたのような善良な人間に、極めて友好的な存在です。なので拒絶されてしまうと、悲しすぎて泣いてしまうのです。繊細なハートなのです」

 道端の吐瀉物を見るような目が、この世で最も胡散臭い物を見るそれに変わる。
 何も言っていないのに、「本当です」と弁明し始めた怪人の喉元を、茜がじっと見つめていた。

「此度、彼の方が私めを遣わしたのは貴方に忠告するためです。貴方をバケモノの魔の手から救うためなのです」

 バケモノ、と。
 その言葉に、茜の指先が跳ねる。「それは、俺のことか?」と無機質に問う声に、怪人は、「貴様以外に誰が居ると?」と悪辣に反論した。

「では貴様が春近様に付き纏い、学生の真似事に興じているのは何故だ?」
「……彼の身を守るためだ。他でもない君たち自身が、春近を執拗に付け狙い、陵辱するからだ」
「嘘を吐くなよバケモノめ」
「そこは『訂正が一点』じゃないのか」

 その声は怪人の口から吐かれた物であったが、確かに、その向こうでヒーローを睨む悪の総統自身の言葉だった。

「春近様を保護したいだけならば、相応の保護機関にでも匿っておくのが筋というものです。貴様らには、それだけの余剰と権力がある。それでも、そうしないのは何故だ。最善の方法を取らず、こうして彼を今も危険に晒し続けているのは何故だ」
「…………それは、」
「囮にしたのでしょう?悪の総統をおびき寄せるための」

 誰が見ても茜が優勢な状況であったが、春近には、その背が妙に小さく見えた。
 黙り込んでしまって、表情も見えない。それでも茜の動揺は、確かに春近に伝わっていた。

「この数年間、我らの尻尾すらつかめなかった。貴様らヒーローは自らの無能の尻ぬぐいを、無力で、善良な一般人におっかぶせようとしている!」
「………………」
「そして貴様もだ、バケモノ。学生生活に目が眩んで、春近様が利用されているという事実から目を逸らした。そしてあまつさえ彼を、手放し難いと思い始めているな?」

 罪人を告発するように、「断言するぞ」と高らかに叫ぶ。

「貴様は近いうちに、必ず春近様を傷付ける。泣き喚こうと、その手足を折ってでも、春近様を自分の物にしようとする」
「…………なぜ、そう言い切れる」

 絞り出したような弱々しい抵抗を、怪人は一笑に付した。
「同じだからだ」と吐き捨てて、終始無表情だった相貌に、嘲るような笑みを浮かべる。

「我々は名前が異なるだけの、同一存在に過ぎない。自分の欲求のために、他者を容易く踏みつけにできるバケモノだ」
「おれが、悪の総統きみと、同じ?」
「その本質と加害性に無自覚なぶん、よりも数段は質が悪い」

 酷薄に歪む少年の顔に、何故か既視感があった。
 鈍痛を訴え始めた頭を押さえながら、春近はゆらりと足を踏み出す。
 言いたいことがあったからだ。
 動かなくなってしまって久しい茜の背を、見下ろせる位置まで近付いて。
「いいよ」と小さく呟けば、揺れる金眼が春近へと焦点を定める。その表情から察するに、今の今まで春近の気配に気付かなかったようだった。

「は、春近、おれは、」

 どこか怯えたように首を振る茜に、春近はまた、「良いんだ」と微笑む。

「………………目的とか、下心とか、俺はどうでも良いよ」
「………でも、彼の言う通りだ、俺は君を利用して……」
「緋色くんはここ数日、何度も怪人から守ってくれたね」

 膝を折り、揺れる瞳と視線を合わせるように、茜の相貌を覗き込む。
 微笑んで居ながら、ブラウンの目には強靭な光が宿っていて。

「彼女作るためとか、悪の総統炙り出すためとか、学校行ってみたいとか」
「か、彼女…………?」
「そんな下心差し引いてでも、山田が友達になってくれたり、君が守ろうとしてくれたことが、俺は嬉しかったんだよ」

 見開かれた金色の目に、強い光が灯る。
 それはぶわりと込み上げた涙のせいであったが、それを飲み込んで、茜は泣き笑いのみたいな表情で首を振った。

「…………きみは、優しすぎる」
「唯一の取り柄だよ」
 
 自嘲気味に笑う春近に、眉根を寄せる。
 帰る家を見つけた子供のような表情が、早々に消え失せて。

「……聞いたか、悪の総統」

 組み敷いた怪人を見下ろす双眸には、ある種の覚悟を決めた人間特有の冷徹さがあった。

「俺はもう迷わない」
「貴、様…………」
「……彼を本当に大切に思うならば、次はきみが来い。直接、春近を守りに来れば良い」

 絶句する怪人の首を、にべもなくへし折る。

「こんな脆い録音機じゃなくてな」

 低い声でうなりながら、板チョコでも割るようにその胸を割いて、心臓を握り潰した。
 今度こそ完全に怪人が絶命したのを見届けて、茜はゆっくりと相貌をもたげる。

「こうして、核を潰すのが確実なんだ」

 引き攣った笑みを浮かべる春近の背後で、脈絡の無いスプラッタショーに遭遇した山田が、泡を吹いて大の字に倒れていた。
 それを丸い目で眺めては、はにかむように肩をすくめる。
 端正な相貌の左半分が、ピューピュー吹き出る血で赤く染まっていた。

「怖がらせてしまった。明日からクラスに居られないかもしれない」

 茜はゆったりと首を傾けて微笑む。
 それでも、瞬き一つしない瞳孔は、黒々と開ききっている。その一挙一動を見逃さないという、執念すら感じられる。
 「でも、良いんだ」と紡がれた声の甘ったるさに、春近はわけもなく一歩後退った。

「高校生も、部活動も。何もうまくできなくても、もう気にしない」

 悠然と伸ばされた腕を、春近はどういうわけか避ける事ができなかった。
 血濡れの指が、春近の頬に赤い模様を描いて。

「他の何になれなくても、俺は────、」

 言葉が途切れる。
 正確には、それを上回る轟音が声を搔き消した。

「…………っ、」
「緋色くん⁈」

 頬に添えられた手が、咄嗟に春近の襟首を掴む。
 そのまま庇うように抱き寄せられて、春近は目を白黒させながら叫んだ。
 厚い胸板に視界を遮られて、春近からは何も見えない。

「今度は!今度は何!?」
「…………ぬかった、正面から受けてしまった」

 慌てて身を起こせば、茜の切迫した表情が目に入る。
 ガードするように掲げられた左腕からは、焦げ臭い煙が立ち上っていて。
 険しく眇められた、茜の視線を追う。
 そこには、杖を構えた少年がいた。
 一見するとハロウィンに玄関先に立っている小学生のようだが、その髪はショッキングピンクだった。
 先刻の録音機とは随分雰囲気が異なるが、怪人である。

 そして少年は、少年らしからぬ気だるげな声で「あのさぁ」と端正な顔を顰める。

「正面から受けきって、なんで正気なんだよ」

 ───つか、てめぇは誰だよ。

 眼前に杖先を突きつけられた茜は、目を見開いたまま春近の身体を強く抱き込む。

「お、お前こそ誰なんだ!」

 山田の姿は見当たらない。山田どころか、青空も、瓦礫すらも見当たらない。
 そして、茜の尤もな悲鳴がこだまする閉じられた空間。
 そこに存在する、唯一の無機物。

『セックスしないと出られないルーム』

 異様な存在を放つ額縁に綴られた文字を認めるなり、春近は痛む米神を抑えた。

 
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