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Ⅱ、道中ザコが襲い来る
17、モンスター襲来!
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「二人とも、来ちゃだめだ!」
俺が声をかけると同時に、テラスへの扉が開いた。
「なっ!?」
敵襲に気付いたレモが驚きの声を上げる。
「ジュキのお風呂をのぞくなんて! この変態っ!」
あれ? 反応違くね?
「レモせんぱい以外そんなことしないよー」
いつも通りとぼけたユリアの声。お前ら……のこのこ出てきやがって、自分たちがのぞかれるって発想はないのかよ……。
俺は腰布をしっかり結び直すと、
「水よ!」
巨大トカゲに水を放った。トカゲが盾を構えるが、そんなことは予想済み。
「我が意のままに!」
水流は盾の目前で空中に舞い上がり、鋭い刃物となって上からトカゲに襲いかかる。
「グワーッ」
しかしトカゲが業火を吐いて、水を水蒸気に変えてしまう。
なるほどラピースラ・アッズーリのやつ、俺に対抗するために火属性のモンスターをよこしたのか。
「暴旋風撃!」
上を向いて口から炎を出していたトカゲの横っ面を、レモの風魔法が狙う。しかし――
ドンッ!
巨大な盾で防御した。剣を持たずに盾だけ装備しているのは妙だと思ったが、レモの暴旋風撃《トルネードアタック》対策だったか。
「ガーッ」
トカゲがレモに向かって火を吐く。
「凍れる壁よ!」
氷の防御壁を出現させながら精霊力を解放し、背中の翼で飛び上がる。レモを抱きしめ、大理石の円柱をすり抜けて夕空へ舞い上がった。
「キャッ」
レモが小さく叫び声を上げる。
「すまねぇな」
俺の腕の中で赤くなっている水着姿のレモに、つい謝る俺。胸の谷間をのぞく形になってしまって、彼女を見られない。
「すまなくなんかないわ! ジュキの腕、うろこがすべすべしてて気持ちいい……」
うわー、こんなときに何を言うんだ、この子は!
「ギャーッス!」
下から大量に炎を仕掛けてきやがったし!
「凍れる壁よ、我らを守りたまえ!」
俺たちの足元に現れた分厚い氷壁が炎を防ぐ。
「そういえばユリアはどこに行ったんだ?」
「武器を取りに部屋へ戻ったわ!」
「そうか。部屋の中にいてくれたほうが安心だな」
巨大トカゲが炎を吐き続け、防御氷壁を溶かそうと必死になっているあいだに、
「凍れる壁よ、かの者を守り続ける帳となれ!」
部屋からテラスへ出る入り口をふさいだ。
「あの子も役に立ちたいでしょうに……」
後輩を思って応接間の方を見下ろすレモに、
「あとでユリアにあやまっておくよ。そろそろ氷の壁も限界かな」
巨大トカゲが吐き続ける炎は、防御氷壁を溶かしつつある。
「どうするの?」
腕の中でか細い声を出すレモに、
「こうするのさ」
俺は答えて意識の焦点をモンスターの体内に合わせた。
「汝が体内流れし水よ、絶対零度に迫りてあらゆる動き静止せよ!」
「グッ、ガッ!」
モンスターの口からうめき声がもれる。そのとき――
ザクザクッ、バリーン!
「ユリア!」
部屋の中から、巨大な戦斧を構えてユリアが走り出た!
「強ぇ…… 俺の結界、物理で壊しやがった……」
それからモンスターに走り寄ると、
ガッガッ!
あろうことか巨大な盾を、戦斧で殴り続ける。
「ゴグゥ!?」
俺の術で体内が凍って動けないトカゲ氏もびっくり。
ガキーン!
ついには、かち割ってしまった。
「ユリア、ナイス!」
レモが喜び、高速で呪文詠唱する。
「鎌渦斬風!」
小さな刃となった風の渦が巨大トカゲを襲う。蛾にそっくりな羽を切り刻み、硬い体表に無数の傷をつける。
「グァァァッ!」
苦しみの咆哮を上げるモンスターに、俺は仕上げの一撃を放った。
「凍れる刃よ、金剛石の如き硬質となりて、我が敵影貫きたまえ!」
空中に現れたクリスタルのごとき剣が、まっすぐ敵の頭上に落ちてゆく。
「ギャァァァッ!!」
断末魔の悲鳴を上げて、モンスターの姿は黒い炭と化した。さらさらと崩れ落ち、そこに残されたのはやはり、黒ずんだ魔石が三つ。
「降りるよ」
レモに声をかけて、テラスへ着地する。
「私は……ずっとこのままでも良かったかな?」
俺の胸に頬を寄せたままレモが小声でささやく。
「冷えるから湯に入った方がいい」
冷たくなった彼女の二の腕をそっとなでる。うしろでお団子にしているから、こめかみのあたりから落ちるおくれ毛が鎖骨の辺りで揺れていて、なんだか色っぽい。
「レモせんぱい! ほとんど全裸のジュキくんに抱きしめてもらえて、夢が叶ったねーっ!」
ユリアー! なんでお前は堂々とそういうことを言うんだ!
無言で目をそらす俺の代わりに、レモは力強く首を縦に振った。
「そうなの! 裸で戦うジュキ、かっこよかったー!!」
裸じゃねーし! 大事なとこは隠してるし!
レモは両手のこぶしをあごの下にそえて、ぶんぶんと首を振りながら、
「うろこが生えてる部分はなめらかで冷たいのに、胸にほっぺくっつけたら熱いのよ! キャー!!」
レモが大騒ぎした瞬間、
パキパキ、パキン!
テラスの床に転がっていた三つの魔石が、割れて散らばった。真っ黒だったのが浄化されて、キラキラと輝く粉と化している。
「す、すげー…… あんた呪文も唱えずに浄化しちまうのかよ……」
あっけにとられる俺に、
「ちょっと燃え上がったら力がもれちゃった!」
レモはぺろっと舌を出した。
「ジュキくんも一緒に入ろー」
ユリアが妙に発育のよい胸の谷間に俺の腕を密着させつつ、怪力で引っ張る。
「うわっとっと!」
ザブン!
翼を消してから浸かろうと思ってたのに、湯の中に落っこちてしまった。
「わたし、翼のあるジュキくん好きなの。初めて会ったとき――わたしをシーサーペントから助けてくれたときの姿だから」
笑顔で俺を見上げるユリア、湯から出たしっぽを左右に振りまくっている。
「そういえばあのときも俺、空飛んで助けたっけ」
黄色いケモ耳の間をふわっとなでてやると、
「くぅぅぅん」
目を細めて嬉しそうな声を出す。
「ジュキ、あのっ、私も――」
何を緊張しているのか、レモが目をそらしつつ何か言おうとする。
「どうした?」
「わ、私もっ、完全体のジュキが好きなのっ!」
完全体って。まあ言いたい意味は分かるんだけど、ユリアの「好き」と何か熱量が違って、こっちまで全身がほてってくる。
「だから、お願いがあるの……」
「なんでも言ってよ」
レモの興奮をおさめようと、なるべくゆったりとほほ笑みかける。
「わ、私もナデナデしてほしいのっ!」
ナデナデって……かわいい……!
「大丈夫だよ、いつでもするから」
彼女のつややかなピンクブロンドを優しくなでる。
「ふにゃぁ」
幸せそうに相好を崩すレモが、幼な子のようだ。強くて賢いのに、俺の前ではこんな表情を見せてくれるなんて。
「ジュキ、いつも私を守ってくれてありがとう」
レモが湯の中を移動して、俺の腕の中にすっぽりと収まった。
いや、さっきもすでに抱きしめてるから今さらなんだが―― 意識がモンスターの方に向かわない分、全身全霊で意識しちまう! 濡れた肌が触れ合って、吸い付くようだ。
「あんたが無事でよかった」
俺は低い声でささやくと、彼女の頭にこてんと自分の額をくっつけた。
「ああジュキ、もっと強く抱きしめて――」
熱に浮かされたような彼女の懇願に、自然と俺の腕に力がこもる。二人をへだてる衣服がないから、このまま溶けあってしまいそうだ。身体の芯から情熱のかたまりがわき上がってきて、どくんどくんと鼓動するたび、手足の先へ熱いものがめぐってゆく。
「熱い!」
なんか分かんねえけど一瞬でのぼせた!
「俺、先上がってるな」
「うん」
うなずくレモが寂しそう。ちょっとかわいそうなことしたかな?
ガラス戸を開けて部屋に戻るとき、立ち並ぶ円柱の陰にまだ何かが潜んでいるのを見たような気がした。
気のせいだよな? だって今、倒したばっかだぜ? 二匹いるならいっぺんに出てくるだろ、普通――
─ * ─
次話、久しぶりのレモちゃん視点です。ジュキへの愛が爆発・・・?
俺が声をかけると同時に、テラスへの扉が開いた。
「なっ!?」
敵襲に気付いたレモが驚きの声を上げる。
「ジュキのお風呂をのぞくなんて! この変態っ!」
あれ? 反応違くね?
「レモせんぱい以外そんなことしないよー」
いつも通りとぼけたユリアの声。お前ら……のこのこ出てきやがって、自分たちがのぞかれるって発想はないのかよ……。
俺は腰布をしっかり結び直すと、
「水よ!」
巨大トカゲに水を放った。トカゲが盾を構えるが、そんなことは予想済み。
「我が意のままに!」
水流は盾の目前で空中に舞い上がり、鋭い刃物となって上からトカゲに襲いかかる。
「グワーッ」
しかしトカゲが業火を吐いて、水を水蒸気に変えてしまう。
なるほどラピースラ・アッズーリのやつ、俺に対抗するために火属性のモンスターをよこしたのか。
「暴旋風撃!」
上を向いて口から炎を出していたトカゲの横っ面を、レモの風魔法が狙う。しかし――
ドンッ!
巨大な盾で防御した。剣を持たずに盾だけ装備しているのは妙だと思ったが、レモの暴旋風撃《トルネードアタック》対策だったか。
「ガーッ」
トカゲがレモに向かって火を吐く。
「凍れる壁よ!」
氷の防御壁を出現させながら精霊力を解放し、背中の翼で飛び上がる。レモを抱きしめ、大理石の円柱をすり抜けて夕空へ舞い上がった。
「キャッ」
レモが小さく叫び声を上げる。
「すまねぇな」
俺の腕の中で赤くなっている水着姿のレモに、つい謝る俺。胸の谷間をのぞく形になってしまって、彼女を見られない。
「すまなくなんかないわ! ジュキの腕、うろこがすべすべしてて気持ちいい……」
うわー、こんなときに何を言うんだ、この子は!
「ギャーッス!」
下から大量に炎を仕掛けてきやがったし!
「凍れる壁よ、我らを守りたまえ!」
俺たちの足元に現れた分厚い氷壁が炎を防ぐ。
「そういえばユリアはどこに行ったんだ?」
「武器を取りに部屋へ戻ったわ!」
「そうか。部屋の中にいてくれたほうが安心だな」
巨大トカゲが炎を吐き続け、防御氷壁を溶かそうと必死になっているあいだに、
「凍れる壁よ、かの者を守り続ける帳となれ!」
部屋からテラスへ出る入り口をふさいだ。
「あの子も役に立ちたいでしょうに……」
後輩を思って応接間の方を見下ろすレモに、
「あとでユリアにあやまっておくよ。そろそろ氷の壁も限界かな」
巨大トカゲが吐き続ける炎は、防御氷壁を溶かしつつある。
「どうするの?」
腕の中でか細い声を出すレモに、
「こうするのさ」
俺は答えて意識の焦点をモンスターの体内に合わせた。
「汝が体内流れし水よ、絶対零度に迫りてあらゆる動き静止せよ!」
「グッ、ガッ!」
モンスターの口からうめき声がもれる。そのとき――
ザクザクッ、バリーン!
「ユリア!」
部屋の中から、巨大な戦斧を構えてユリアが走り出た!
「強ぇ…… 俺の結界、物理で壊しやがった……」
それからモンスターに走り寄ると、
ガッガッ!
あろうことか巨大な盾を、戦斧で殴り続ける。
「ゴグゥ!?」
俺の術で体内が凍って動けないトカゲ氏もびっくり。
ガキーン!
ついには、かち割ってしまった。
「ユリア、ナイス!」
レモが喜び、高速で呪文詠唱する。
「鎌渦斬風!」
小さな刃となった風の渦が巨大トカゲを襲う。蛾にそっくりな羽を切り刻み、硬い体表に無数の傷をつける。
「グァァァッ!」
苦しみの咆哮を上げるモンスターに、俺は仕上げの一撃を放った。
「凍れる刃よ、金剛石の如き硬質となりて、我が敵影貫きたまえ!」
空中に現れたクリスタルのごとき剣が、まっすぐ敵の頭上に落ちてゆく。
「ギャァァァッ!!」
断末魔の悲鳴を上げて、モンスターの姿は黒い炭と化した。さらさらと崩れ落ち、そこに残されたのはやはり、黒ずんだ魔石が三つ。
「降りるよ」
レモに声をかけて、テラスへ着地する。
「私は……ずっとこのままでも良かったかな?」
俺の胸に頬を寄せたままレモが小声でささやく。
「冷えるから湯に入った方がいい」
冷たくなった彼女の二の腕をそっとなでる。うしろでお団子にしているから、こめかみのあたりから落ちるおくれ毛が鎖骨の辺りで揺れていて、なんだか色っぽい。
「レモせんぱい! ほとんど全裸のジュキくんに抱きしめてもらえて、夢が叶ったねーっ!」
ユリアー! なんでお前は堂々とそういうことを言うんだ!
無言で目をそらす俺の代わりに、レモは力強く首を縦に振った。
「そうなの! 裸で戦うジュキ、かっこよかったー!!」
裸じゃねーし! 大事なとこは隠してるし!
レモは両手のこぶしをあごの下にそえて、ぶんぶんと首を振りながら、
「うろこが生えてる部分はなめらかで冷たいのに、胸にほっぺくっつけたら熱いのよ! キャー!!」
レモが大騒ぎした瞬間、
パキパキ、パキン!
テラスの床に転がっていた三つの魔石が、割れて散らばった。真っ黒だったのが浄化されて、キラキラと輝く粉と化している。
「す、すげー…… あんた呪文も唱えずに浄化しちまうのかよ……」
あっけにとられる俺に、
「ちょっと燃え上がったら力がもれちゃった!」
レモはぺろっと舌を出した。
「ジュキくんも一緒に入ろー」
ユリアが妙に発育のよい胸の谷間に俺の腕を密着させつつ、怪力で引っ張る。
「うわっとっと!」
ザブン!
翼を消してから浸かろうと思ってたのに、湯の中に落っこちてしまった。
「わたし、翼のあるジュキくん好きなの。初めて会ったとき――わたしをシーサーペントから助けてくれたときの姿だから」
笑顔で俺を見上げるユリア、湯から出たしっぽを左右に振りまくっている。
「そういえばあのときも俺、空飛んで助けたっけ」
黄色いケモ耳の間をふわっとなでてやると、
「くぅぅぅん」
目を細めて嬉しそうな声を出す。
「ジュキ、あのっ、私も――」
何を緊張しているのか、レモが目をそらしつつ何か言おうとする。
「どうした?」
「わ、私もっ、完全体のジュキが好きなのっ!」
完全体って。まあ言いたい意味は分かるんだけど、ユリアの「好き」と何か熱量が違って、こっちまで全身がほてってくる。
「だから、お願いがあるの……」
「なんでも言ってよ」
レモの興奮をおさめようと、なるべくゆったりとほほ笑みかける。
「わ、私もナデナデしてほしいのっ!」
ナデナデって……かわいい……!
「大丈夫だよ、いつでもするから」
彼女のつややかなピンクブロンドを優しくなでる。
「ふにゃぁ」
幸せそうに相好を崩すレモが、幼な子のようだ。強くて賢いのに、俺の前ではこんな表情を見せてくれるなんて。
「ジュキ、いつも私を守ってくれてありがとう」
レモが湯の中を移動して、俺の腕の中にすっぽりと収まった。
いや、さっきもすでに抱きしめてるから今さらなんだが―― 意識がモンスターの方に向かわない分、全身全霊で意識しちまう! 濡れた肌が触れ合って、吸い付くようだ。
「あんたが無事でよかった」
俺は低い声でささやくと、彼女の頭にこてんと自分の額をくっつけた。
「ああジュキ、もっと強く抱きしめて――」
熱に浮かされたような彼女の懇願に、自然と俺の腕に力がこもる。二人をへだてる衣服がないから、このまま溶けあってしまいそうだ。身体の芯から情熱のかたまりがわき上がってきて、どくんどくんと鼓動するたび、手足の先へ熱いものがめぐってゆく。
「熱い!」
なんか分かんねえけど一瞬でのぼせた!
「俺、先上がってるな」
「うん」
うなずくレモが寂しそう。ちょっとかわいそうなことしたかな?
ガラス戸を開けて部屋に戻るとき、立ち並ぶ円柱の陰にまだ何かが潜んでいるのを見たような気がした。
気のせいだよな? だって今、倒したばっかだぜ? 二匹いるならいっぺんに出てくるだろ、普通――
─ * ─
次話、久しぶりのレモちゃん視点です。ジュキへの愛が爆発・・・?
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