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05 王太子が戻ってきた!? マルタ妃は溺愛されて幸せです
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「こんなことになるなんて、わたくしのせいですわ!」
公爵家の馬車を用意した罪に、私は王妃様の前で泣き崩れていた。
「もういいのよ、マルタさん。そんなに泣いてはおなかの子に障るわ」
本当に王妃様はお世継ぎにしか興味がないのね。
「御者が襲撃者の特徴を詳細に覚えていたおかげで、実行犯は全員捕まったし、彼らがミリアム嬢の依頼だと証言したから、彼女も処刑されることになったわ。グロッシ男爵家は当然取りつぶし。あとはハインツさえ見つかれば良いのだけれど――」
王妃様にも母の心があるらしく、ほろりと涙を流した。
第二王子誕生会で水晶の映像を皆に見せたのだから、私の暗殺計画は頓挫するものと思っていた。だが甘かった。王太子が自室軟禁されて数日後、ルネがまた魔法で怪しい動きを捉えたのだ。
王太子と会うことを禁じられたミリアム嬢は私を恨み、復讐を誓っていた。彼女と王太子の真実の愛が報われないのは、正妻の私が邪魔をしているからだと激怒している。
グロッシ男爵家は娘に甘く、王太子と会うことは禁じたものの、外出は許可していた。彼女は怪しい男どもに依頼料を払い、私を消す計画を練ってほしいと懇願した。
ルネは水晶の映像を再生しながら、無感情な声でつぶやいた。
――やられる前にやりましょう、と。
私は「王太子様の件で、彼の妻としてあなたと直接お話がしたい」と、ミリアム嬢に秘密の手紙を書いた。それはルネの魔法がかけられた特別な紙で、ミリアム嬢が読み終わると燃えて灰になる――つまり証拠が残らないのだ。
日時を指定し、夜こっそり馬車でグロッシ邸に向かうと書けば、彼女は必ず襲撃者に伝えると踏んだのだ。
結果、その通りになった。
ちなみに王太子が乗った公爵家の馬車は鍵が壊してあり、簡単に扉が開くようになっていた。
三日後、ぼろぼろになったハインツ王太子が戻ってきて、王宮はまた騒然となった。
水の中で衣服や靴を脱いで、何とか泳いで下流へたどり着いたらしい。下流の街に住むというお婆さんに助けられて、王宮へ戻ってきた。
だが流されたときに頭を打ったらしく、記憶が混濁している。
身を清められ、王太子の服装に身を包み、彼は私たちの前に姿を現した。
「ハインツ、無事だったとは!」
国王陛下が王太子を抱擁する。
「あなたが僕の父上ですか? 申し訳ありません。まだ何も思い出せず――」
王太子は優しげな目元を悲しそうに伏せた。
「なんだか雰囲気が変わったわね」
王妃様の言葉に、私はぎくりとする。だが王太子は儚げにほほ笑んだ。
「あなたが母上ですね?」
「そうよ。なんだかまるで別人のようだけれど――」
明らかに戸惑っている王妃様をなぐさめるように、陛下はゆっくりと言い聞かせた。
「そなたの悲しみも分かる。我々が共に過ごした十七年間が消えてしまったのだからな。だが魔法医が言うには、少しずつ記憶が戻ることもあるそうだ。それを期待して待とうではないか」
「そうね――。同じ顔の人間が世の中に二人いるわけ、ありませんものね」
無表情に徹する私に、ふと王妃様が尋ねた。
「そういえばマルタさん、いつもあなたの側に控えていたあの侍女――背の高い金髪の娘はどうしたのかしら?」
「王妃様、ご報告が遅れて申し訳ありません」
私は頭を下げると、用意した通りの説明を展開した。
「今回の事件を受けて、ハインツ様に馬車を用意した私と侍女の行動が、あまりに軽率だったと実家から怒られまして」
「まあ。ではあの侍女は解雇されたのですか?」
「公爵家に戻されました。お目付け役になる厳しい侍女に、私を見張らせる必要があると父が判断しまして、後日、年配の侍女がやってくる予定です」
「ああ、そういえば」
思い出したように国王陛下が手を打った。
「そんな手紙が公爵家から届いておった。ハインツが行方不明になってしもうて、私もすっかり仕事が滞っていてな」
その言葉に王妃様も納得したご様子。
「そうね。純粋すぎるあなたには、確かに裏の裏まで読める侍女のほうが安心かも知れないわ」
裏の裏を読めていないのは、王妃様ですけれどね。
私たちの会話を、王太子は雅やかな笑みをたたえたまま、静かに聞いていた。
その夜、王太子は侍従に伴われて私の部屋を訪れた。
いつも通り、侍従は廊下で待つ。
「お身体はよろしいのですか? 殿下」
自然な声掛けをしながら部屋へ招き入れる。
扉を閉めるなり、彼は私を強く抱きしめた。
「お姉様。三日も会えなくて、気がどうにかなりそうだったよ」
耳元で甘い声がささやく。私は彼の袖を引いてベッドに座らせてから、
「その呼び方はいけないわ、ルネ」
と小声でたしなめた。
「お姉様こそ」
私たちはくすくすと笑い、身を寄せあった。
ゆらめく燭台の灯りに、彼の美しい素顔が浮かび上がる。
「なんだかお化粧していないあなたを見るの、久し振りだわ」
「ふふふ、俺も一年ぶりに髪を切って、久し振りに男物の服が着られて嬉しいよ。ちょっとはかっこよくなったかな?」
こてんと首をかしげる彼が、弟のように接していた子供時代を思い出させるほど可愛らしい。
「いつでもルネは誰よりもかっこいいわ」
その頬を両手ではさみ、唇を奪う。
「会わないうちに積極的になった」
「馬鹿」
冗談を言うルネの頬を人差し指でつつく。
「三日しか経ってないわよ」
ルネは襲撃の夜、別の馬でこっそりとサンティス公爵家に戻っていた。そこで髪を切り、三日間待機していたのだ。
彼を王宮に連れてきたのは、私の乳母だった女性。長年公爵家に勤めてきた信頼のおける人物だ。
「これでようやく、サンティス公爵様に恩返しができた」
ルネがぽつりと言った。え、と聞き返す私に、
「公爵様は俺が王太子になることをずっと望んでいらっしゃったんだ」
そんな気はしていたけれど、でも――
「どうして?」
「孤児院で死にかけていた俺を救い出してくれた公爵様に、俺は生涯感謝し続けるだろう。本当の両親を覚えていない俺にとって、あの人は恩人であり父親でもある」
ああ、つまりお父様は、自分の息子と娘を次期国王と王妃にして、影の実力者になりたかったわけね。
「クリスタル教会の教王だけでは不満なのかしら」
「きっと精力的なんだよ」
ルネはお父様に甘い。
「駒に使われたと怒ったりしないのね。本当に優しいんだから」
「目がとんがってるよ」
耳元で甘くささやいて、彼はまた私を抱きしめた。
「あの人のお陰で君に出会えた―― この幸せは感謝してもしきれないだろ?」
私は黙ったまま、彼の熱い胸に顔をうずめた。そうね、私も今とっても幸せだわ。
「俺はずっとずっとお姉様に夢中なんだ。今までも、そしてこれからも」
彼の力強い腕に抱かれながら、私はつい計算してしまった。現国王とお父様の年齢差を。彼らの代からすでに王家の子は育ちにくかったから、二人は十歳近く離れていたはず。
――でもルネが国王になったあと、何十年もお元気でいらっしゃるはずはないのよ、お父様。
いずれは私に夢中なルネを意のままに動かして、私が国母としてこの王国を統べることになるのだろう。
そんな未来を想像する私は、やっぱりお父様の娘なのだと内心ため息をついた。
純粋なルネは私の胸中など想像もしないようで、
「楽しみだね、俺たちの子」
恐る恐る、私のおなかを撫でた。その様子にちょっと笑ってから、
「きっとあなたに似て賢くて優しくて、大人になったら魔術の天才になってしまうかも」
「いやいや、お姉様に似て美しく聡明で、意志の強い子に違いないよ。明らかに国王の器だね」
お互いを褒めちぎってから、私たちはまた長くて熱い口づけを交わした。
夕方から降り続く静かな雨が、なんだか私たちを二人きりの世界に閉じ込めてくれるみたい。
私は愛しいルネの金髪に指をからめながら、ようやく手に入れた愛と幸せを噛みしめていた。
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最後までお読みいただきありがとうございます!
楽しんで頂けましたらぜひ「お気に入り追加」や「エール」で作品を応援お願いします。
作者は現在、恋愛小説大賞に参加中です。のぞいていただけると嬉しいです!
『君を愛することはないと言われた侯爵令嬢が猫ちゃんを拾ったら~義母と義妹の策略でいわれなき冤罪に苦しむ私が幸せな王太子妃になるまで~』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/802191018/891717449
公爵家の馬車を用意した罪に、私は王妃様の前で泣き崩れていた。
「もういいのよ、マルタさん。そんなに泣いてはおなかの子に障るわ」
本当に王妃様はお世継ぎにしか興味がないのね。
「御者が襲撃者の特徴を詳細に覚えていたおかげで、実行犯は全員捕まったし、彼らがミリアム嬢の依頼だと証言したから、彼女も処刑されることになったわ。グロッシ男爵家は当然取りつぶし。あとはハインツさえ見つかれば良いのだけれど――」
王妃様にも母の心があるらしく、ほろりと涙を流した。
第二王子誕生会で水晶の映像を皆に見せたのだから、私の暗殺計画は頓挫するものと思っていた。だが甘かった。王太子が自室軟禁されて数日後、ルネがまた魔法で怪しい動きを捉えたのだ。
王太子と会うことを禁じられたミリアム嬢は私を恨み、復讐を誓っていた。彼女と王太子の真実の愛が報われないのは、正妻の私が邪魔をしているからだと激怒している。
グロッシ男爵家は娘に甘く、王太子と会うことは禁じたものの、外出は許可していた。彼女は怪しい男どもに依頼料を払い、私を消す計画を練ってほしいと懇願した。
ルネは水晶の映像を再生しながら、無感情な声でつぶやいた。
――やられる前にやりましょう、と。
私は「王太子様の件で、彼の妻としてあなたと直接お話がしたい」と、ミリアム嬢に秘密の手紙を書いた。それはルネの魔法がかけられた特別な紙で、ミリアム嬢が読み終わると燃えて灰になる――つまり証拠が残らないのだ。
日時を指定し、夜こっそり馬車でグロッシ邸に向かうと書けば、彼女は必ず襲撃者に伝えると踏んだのだ。
結果、その通りになった。
ちなみに王太子が乗った公爵家の馬車は鍵が壊してあり、簡単に扉が開くようになっていた。
三日後、ぼろぼろになったハインツ王太子が戻ってきて、王宮はまた騒然となった。
水の中で衣服や靴を脱いで、何とか泳いで下流へたどり着いたらしい。下流の街に住むというお婆さんに助けられて、王宮へ戻ってきた。
だが流されたときに頭を打ったらしく、記憶が混濁している。
身を清められ、王太子の服装に身を包み、彼は私たちの前に姿を現した。
「ハインツ、無事だったとは!」
国王陛下が王太子を抱擁する。
「あなたが僕の父上ですか? 申し訳ありません。まだ何も思い出せず――」
王太子は優しげな目元を悲しそうに伏せた。
「なんだか雰囲気が変わったわね」
王妃様の言葉に、私はぎくりとする。だが王太子は儚げにほほ笑んだ。
「あなたが母上ですね?」
「そうよ。なんだかまるで別人のようだけれど――」
明らかに戸惑っている王妃様をなぐさめるように、陛下はゆっくりと言い聞かせた。
「そなたの悲しみも分かる。我々が共に過ごした十七年間が消えてしまったのだからな。だが魔法医が言うには、少しずつ記憶が戻ることもあるそうだ。それを期待して待とうではないか」
「そうね――。同じ顔の人間が世の中に二人いるわけ、ありませんものね」
無表情に徹する私に、ふと王妃様が尋ねた。
「そういえばマルタさん、いつもあなたの側に控えていたあの侍女――背の高い金髪の娘はどうしたのかしら?」
「王妃様、ご報告が遅れて申し訳ありません」
私は頭を下げると、用意した通りの説明を展開した。
「今回の事件を受けて、ハインツ様に馬車を用意した私と侍女の行動が、あまりに軽率だったと実家から怒られまして」
「まあ。ではあの侍女は解雇されたのですか?」
「公爵家に戻されました。お目付け役になる厳しい侍女に、私を見張らせる必要があると父が判断しまして、後日、年配の侍女がやってくる予定です」
「ああ、そういえば」
思い出したように国王陛下が手を打った。
「そんな手紙が公爵家から届いておった。ハインツが行方不明になってしもうて、私もすっかり仕事が滞っていてな」
その言葉に王妃様も納得したご様子。
「そうね。純粋すぎるあなたには、確かに裏の裏まで読める侍女のほうが安心かも知れないわ」
裏の裏を読めていないのは、王妃様ですけれどね。
私たちの会話を、王太子は雅やかな笑みをたたえたまま、静かに聞いていた。
その夜、王太子は侍従に伴われて私の部屋を訪れた。
いつも通り、侍従は廊下で待つ。
「お身体はよろしいのですか? 殿下」
自然な声掛けをしながら部屋へ招き入れる。
扉を閉めるなり、彼は私を強く抱きしめた。
「お姉様。三日も会えなくて、気がどうにかなりそうだったよ」
耳元で甘い声がささやく。私は彼の袖を引いてベッドに座らせてから、
「その呼び方はいけないわ、ルネ」
と小声でたしなめた。
「お姉様こそ」
私たちはくすくすと笑い、身を寄せあった。
ゆらめく燭台の灯りに、彼の美しい素顔が浮かび上がる。
「なんだかお化粧していないあなたを見るの、久し振りだわ」
「ふふふ、俺も一年ぶりに髪を切って、久し振りに男物の服が着られて嬉しいよ。ちょっとはかっこよくなったかな?」
こてんと首をかしげる彼が、弟のように接していた子供時代を思い出させるほど可愛らしい。
「いつでもルネは誰よりもかっこいいわ」
その頬を両手ではさみ、唇を奪う。
「会わないうちに積極的になった」
「馬鹿」
冗談を言うルネの頬を人差し指でつつく。
「三日しか経ってないわよ」
ルネは襲撃の夜、別の馬でこっそりとサンティス公爵家に戻っていた。そこで髪を切り、三日間待機していたのだ。
彼を王宮に連れてきたのは、私の乳母だった女性。長年公爵家に勤めてきた信頼のおける人物だ。
「これでようやく、サンティス公爵様に恩返しができた」
ルネがぽつりと言った。え、と聞き返す私に、
「公爵様は俺が王太子になることをずっと望んでいらっしゃったんだ」
そんな気はしていたけれど、でも――
「どうして?」
「孤児院で死にかけていた俺を救い出してくれた公爵様に、俺は生涯感謝し続けるだろう。本当の両親を覚えていない俺にとって、あの人は恩人であり父親でもある」
ああ、つまりお父様は、自分の息子と娘を次期国王と王妃にして、影の実力者になりたかったわけね。
「クリスタル教会の教王だけでは不満なのかしら」
「きっと精力的なんだよ」
ルネはお父様に甘い。
「駒に使われたと怒ったりしないのね。本当に優しいんだから」
「目がとんがってるよ」
耳元で甘くささやいて、彼はまた私を抱きしめた。
「あの人のお陰で君に出会えた―― この幸せは感謝してもしきれないだろ?」
私は黙ったまま、彼の熱い胸に顔をうずめた。そうね、私も今とっても幸せだわ。
「俺はずっとずっとお姉様に夢中なんだ。今までも、そしてこれからも」
彼の力強い腕に抱かれながら、私はつい計算してしまった。現国王とお父様の年齢差を。彼らの代からすでに王家の子は育ちにくかったから、二人は十歳近く離れていたはず。
――でもルネが国王になったあと、何十年もお元気でいらっしゃるはずはないのよ、お父様。
いずれは私に夢中なルネを意のままに動かして、私が国母としてこの王国を統べることになるのだろう。
そんな未来を想像する私は、やっぱりお父様の娘なのだと内心ため息をついた。
純粋なルネは私の胸中など想像もしないようで、
「楽しみだね、俺たちの子」
恐る恐る、私のおなかを撫でた。その様子にちょっと笑ってから、
「きっとあなたに似て賢くて優しくて、大人になったら魔術の天才になってしまうかも」
「いやいや、お姉様に似て美しく聡明で、意志の強い子に違いないよ。明らかに国王の器だね」
お互いを褒めちぎってから、私たちはまた長くて熱い口づけを交わした。
夕方から降り続く静かな雨が、なんだか私たちを二人きりの世界に閉じ込めてくれるみたい。
私は愛しいルネの金髪に指をからめながら、ようやく手に入れた愛と幸せを噛みしめていた。
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