41 / 44
終幕:罪人たちの末路と婚礼の儀
41、グイードの末路と父上の陞爵
しおりを挟む
私は父と共にゴンドラに揺られて王宮へ向かっていた。夕闇が迫る街のそこかしこから、ディナーの用意だろうか、オリーブオイルの香りが漂ってくる。
お父様はまず私の新しい婚約に祝いの言葉を述べてくれた。それから安堵の吐息を漏らした。
「リラのはたらきに免じて、陛下はクリスの愚行にも目をつむって下さるそうだ」
「陛下はなんとお心の広い方なのでしょう。私を王家に迎えて下さるだけで驚いておりましたのに」
行く手に見える壮麗な大理石の橋は夕暮れの名残を受けて、淡いオレンジ色に輝いている。アーチの下を行き来する商人たちから明るい舟歌が聴こえてきて、私はこの街を愛していたことに気が付いた。生まれ育った愛する街で、愛する人と暮らせる喜びを、私は嚙みしめていた。
「確かに陛下のとりなしは寛容だ。アルベルト殿下が説得してくださったゆえでもあるのだが」
両岸にそびえる建物から漏れる灯りが水面にゆらめくのを見つめながら、お父様は声をひそめた。
「セグレート家が捜索に力を入れているせいで、エルヴィーラ嬢の出奔はすでに噂になっている。婚約者不在となった今、王家が何を発表するのか興味津々の者たちが、午前中から宮殿前につめかけているんだ」
「つまり私は王家にとって、ちょうどよい婚約者候補だったと?」
「リラは年若い娘でありながら、王家に多大な貢献をしたのだ。王太子の婚約者として、国民も貴族も納得せざるを得ないだろう」
確かに国民への挨拶前夜に王太子の婚約者が逃げたとなれば、王家の面目は丸つぶれだ。そこに現れた最大の功労者である私の存在は、人々の関心をそらすのにちょうどよいというわけね。
納得する私の横で苦笑する父の顔には、またクマが出ている。
「お父様、昨夜はお眠りになっていないのでは――」
「いや、仮眠はとっておるから大丈夫だ。わしが寝ている間に部下たちがグイードを尋問して、すべて吐かせたのだよ」
言葉を止めたお父様の表情が苦しそうに歪んだ。
「優しいリラにつらい話をせねばならん。お前の元婚約者だったグイードだが、殿下と乱闘になった際、致命傷を負っていた」
刺したのは私ですけれどね。
「弱っていたところを騎士団に拷問されて、命を落としてしまった」
逝ってもらうつもりで刺したのだが、私は一応、眉尻を下げた。
「グイードの証言があってこそ事件は解決したのです。尊い犠牲ですわ」
「お前の言う通りだが、グイードもあわれなものだ」
運河を渡る冷たい風に、父は紋章入りマントの前を合わせて暮れゆく空を見上げた。
「手柄を立てて父親に認められようと、焦っていたらしい」
深い皺が刻まれたお父様の目元には、私と同い年である若者への慈愛と同情が浮かんでいた。
「賭け事を覚えたきっかけも、手下となる者たちと親交を深めるためだったようだ。密会に賭博場を使っていたからな」
「手下というのは昨夜の三人のような?」
「うむ。あの男たちはバンキエーリ家が手配した人間だったそうだ」
パメラの生家が出てきて、私はハッとした。
「やはりブライデン公爵家とバンキエーリ男爵家にはつながりがあったのですね?」
「ああ、高利貸しから成り上がったバンキエーリ家は裏社会とつながっていた」
大建国祭初日に王宮へ忍び込んだ賊が、バンキエーリ商会から依頼された仕事だと話したのも、決して妄言ではなかったのだ。
「今朝ブライデン公爵邸から押収した資料を精査すれば明らかになるだろうが、毒薬の入手などにもバンキエーリ家が関わっていると、騎士団では見ている」
グイードとパメラの婚約がすんなり認められた理由がよく分かった。
公爵自身は現在、王宮内に移されて軟禁状態にあるそうだ。罪が確定次第、処刑されるという。
「さすが、騎士団の手際は鮮やかですわね」
感心する私に、お父様は腕を組んだ。
「アルベルト殿下の助言が的確だったのだ。不思議なことに殿下は、公爵の手記や帳簿書類など証拠品の場所をすべてご存知だった。おかげであっという間に押収品がそろったのだよ」
父は首をひねった。
「殿下は独自にスパイを送り込んでおられたのだろうか」
本人がスパイだったのよ!
私が事実を明かす前にゴンドラは宮殿の船着き場に到着した。私と父は色大理石の柱が立ち並ぶ美しい広間を通り抜け、謁見の間へと案内された。
正面の玉座に国王陛下夫妻が座り、その横には王太子然としたきらびやかな服に身を包んだアルが立っている。いつもはブルネットの髪を無造作に束ねているだけなのに、今日は銀髪の鬘をかぶっているせいで、別人のような気品が漂っている。
純白の聖歌隊服に身を包んだ彼も素敵だと思っていたけれど、威厳さえ漂わせる立ち姿に、私の目は釘付けになった。
アルの方も、豪華なドレス姿の私に目を見開き、それから嬉しそうにほほ笑んだ。
精悍な面差しの国王陛下は、私たち親子をあたたかく歓迎してくださった。儀礼的な挨拶が終わると、国王陛下が父にお声をかけた。
「王家に十年来の安寧をもたらした、プリマヴェーラ騎士団長の献身的な働きを称え、侯爵位を授けたい」
「はっ」
陞爵を告げられた父は跪き、こうべをたれた。
「このような栄誉をいただけるとは身に余る光栄です。今後も陛下と民のためにより一層尽力する所存であります!」
父の迫力ある声が、謁見の間に響いた。その背中は幼いころから私が憧れ続けた堂々たる父の姿だった。
「よろしい。プリマヴェーラ侯爵にはブライデン公爵家が所有していた軍艦製造会社の株を与えよう」
「陛下のご厚情に、ただただ感謝の念に堪えません。侯爵の称号に恥じぬよう、さらに精進してまいります」
父の言葉に満足そうにうなずいた陛下が、私を見下ろし、柔和な笑みを浮かべた。
「リラ・プリマヴェーラ侯爵令嬢、そちのおかげでようやく弟の長年の罪をあばくことができた」
陛下の貫禄あるまなざしが、ふとどこか遠くを見つめた。
「弟は今でこそ立派な貴族としての振る舞いを身に着けているが、子供の頃の本性はずるがしこく、己の利益のためならば手段を選ばない質だった」
陛下は証拠がなくてもブライデン公を疑っていたから、頑なに彼の継承順位を繰り上げなかったのだろう。
「わが弟ながら情けない」
陛下の声には怒りより悲しみがにじんでいた。どう答えるべきか逡巡する私に、陛下は鷹揚な笑みを向けた。
「そちは強く賢く勇気にあふれた令嬢だ。王家への忠誠心に厚く、高い志を持ったそちこそ未来の王妃にふさわしい」
どうやら陛下はアルベルト殿下の創作話を徹頭徹尾、信じていらっしゃるようだ。
「すでに宮殿前の広場には王都民がつめかけておる。ぜひわが息子アルベルトと共に、そちの麗しい姿を民に見せてやってほしい」
陛下の言葉が合図となって、私たちは謁見の間からバルコニーへ出ることとなった。
王都民は私を王太子妃として認めてくれるだろうか?
─ * ─
次回、パメラの末路も判明します!
お父様はまず私の新しい婚約に祝いの言葉を述べてくれた。それから安堵の吐息を漏らした。
「リラのはたらきに免じて、陛下はクリスの愚行にも目をつむって下さるそうだ」
「陛下はなんとお心の広い方なのでしょう。私を王家に迎えて下さるだけで驚いておりましたのに」
行く手に見える壮麗な大理石の橋は夕暮れの名残を受けて、淡いオレンジ色に輝いている。アーチの下を行き来する商人たちから明るい舟歌が聴こえてきて、私はこの街を愛していたことに気が付いた。生まれ育った愛する街で、愛する人と暮らせる喜びを、私は嚙みしめていた。
「確かに陛下のとりなしは寛容だ。アルベルト殿下が説得してくださったゆえでもあるのだが」
両岸にそびえる建物から漏れる灯りが水面にゆらめくのを見つめながら、お父様は声をひそめた。
「セグレート家が捜索に力を入れているせいで、エルヴィーラ嬢の出奔はすでに噂になっている。婚約者不在となった今、王家が何を発表するのか興味津々の者たちが、午前中から宮殿前につめかけているんだ」
「つまり私は王家にとって、ちょうどよい婚約者候補だったと?」
「リラは年若い娘でありながら、王家に多大な貢献をしたのだ。王太子の婚約者として、国民も貴族も納得せざるを得ないだろう」
確かに国民への挨拶前夜に王太子の婚約者が逃げたとなれば、王家の面目は丸つぶれだ。そこに現れた最大の功労者である私の存在は、人々の関心をそらすのにちょうどよいというわけね。
納得する私の横で苦笑する父の顔には、またクマが出ている。
「お父様、昨夜はお眠りになっていないのでは――」
「いや、仮眠はとっておるから大丈夫だ。わしが寝ている間に部下たちがグイードを尋問して、すべて吐かせたのだよ」
言葉を止めたお父様の表情が苦しそうに歪んだ。
「優しいリラにつらい話をせねばならん。お前の元婚約者だったグイードだが、殿下と乱闘になった際、致命傷を負っていた」
刺したのは私ですけれどね。
「弱っていたところを騎士団に拷問されて、命を落としてしまった」
逝ってもらうつもりで刺したのだが、私は一応、眉尻を下げた。
「グイードの証言があってこそ事件は解決したのです。尊い犠牲ですわ」
「お前の言う通りだが、グイードもあわれなものだ」
運河を渡る冷たい風に、父は紋章入りマントの前を合わせて暮れゆく空を見上げた。
「手柄を立てて父親に認められようと、焦っていたらしい」
深い皺が刻まれたお父様の目元には、私と同い年である若者への慈愛と同情が浮かんでいた。
「賭け事を覚えたきっかけも、手下となる者たちと親交を深めるためだったようだ。密会に賭博場を使っていたからな」
「手下というのは昨夜の三人のような?」
「うむ。あの男たちはバンキエーリ家が手配した人間だったそうだ」
パメラの生家が出てきて、私はハッとした。
「やはりブライデン公爵家とバンキエーリ男爵家にはつながりがあったのですね?」
「ああ、高利貸しから成り上がったバンキエーリ家は裏社会とつながっていた」
大建国祭初日に王宮へ忍び込んだ賊が、バンキエーリ商会から依頼された仕事だと話したのも、決して妄言ではなかったのだ。
「今朝ブライデン公爵邸から押収した資料を精査すれば明らかになるだろうが、毒薬の入手などにもバンキエーリ家が関わっていると、騎士団では見ている」
グイードとパメラの婚約がすんなり認められた理由がよく分かった。
公爵自身は現在、王宮内に移されて軟禁状態にあるそうだ。罪が確定次第、処刑されるという。
「さすが、騎士団の手際は鮮やかですわね」
感心する私に、お父様は腕を組んだ。
「アルベルト殿下の助言が的確だったのだ。不思議なことに殿下は、公爵の手記や帳簿書類など証拠品の場所をすべてご存知だった。おかげであっという間に押収品がそろったのだよ」
父は首をひねった。
「殿下は独自にスパイを送り込んでおられたのだろうか」
本人がスパイだったのよ!
私が事実を明かす前にゴンドラは宮殿の船着き場に到着した。私と父は色大理石の柱が立ち並ぶ美しい広間を通り抜け、謁見の間へと案内された。
正面の玉座に国王陛下夫妻が座り、その横には王太子然としたきらびやかな服に身を包んだアルが立っている。いつもはブルネットの髪を無造作に束ねているだけなのに、今日は銀髪の鬘をかぶっているせいで、別人のような気品が漂っている。
純白の聖歌隊服に身を包んだ彼も素敵だと思っていたけれど、威厳さえ漂わせる立ち姿に、私の目は釘付けになった。
アルの方も、豪華なドレス姿の私に目を見開き、それから嬉しそうにほほ笑んだ。
精悍な面差しの国王陛下は、私たち親子をあたたかく歓迎してくださった。儀礼的な挨拶が終わると、国王陛下が父にお声をかけた。
「王家に十年来の安寧をもたらした、プリマヴェーラ騎士団長の献身的な働きを称え、侯爵位を授けたい」
「はっ」
陞爵を告げられた父は跪き、こうべをたれた。
「このような栄誉をいただけるとは身に余る光栄です。今後も陛下と民のためにより一層尽力する所存であります!」
父の迫力ある声が、謁見の間に響いた。その背中は幼いころから私が憧れ続けた堂々たる父の姿だった。
「よろしい。プリマヴェーラ侯爵にはブライデン公爵家が所有していた軍艦製造会社の株を与えよう」
「陛下のご厚情に、ただただ感謝の念に堪えません。侯爵の称号に恥じぬよう、さらに精進してまいります」
父の言葉に満足そうにうなずいた陛下が、私を見下ろし、柔和な笑みを浮かべた。
「リラ・プリマヴェーラ侯爵令嬢、そちのおかげでようやく弟の長年の罪をあばくことができた」
陛下の貫禄あるまなざしが、ふとどこか遠くを見つめた。
「弟は今でこそ立派な貴族としての振る舞いを身に着けているが、子供の頃の本性はずるがしこく、己の利益のためならば手段を選ばない質だった」
陛下は証拠がなくてもブライデン公を疑っていたから、頑なに彼の継承順位を繰り上げなかったのだろう。
「わが弟ながら情けない」
陛下の声には怒りより悲しみがにじんでいた。どう答えるべきか逡巡する私に、陛下は鷹揚な笑みを向けた。
「そちは強く賢く勇気にあふれた令嬢だ。王家への忠誠心に厚く、高い志を持ったそちこそ未来の王妃にふさわしい」
どうやら陛下はアルベルト殿下の創作話を徹頭徹尾、信じていらっしゃるようだ。
「すでに宮殿前の広場には王都民がつめかけておる。ぜひわが息子アルベルトと共に、そちの麗しい姿を民に見せてやってほしい」
陛下の言葉が合図となって、私たちは謁見の間からバルコニーへ出ることとなった。
王都民は私を王太子妃として認めてくれるだろうか?
─ * ─
次回、パメラの末路も判明します!
56
あなたにおすすめの小説
【完結】幼い頃からの婚約を破棄されて退学の危機に瀕している。
桧山 紗綺
恋愛
子爵家の長男として生まれた主人公は幼い頃から家を出て、いずれ婿入りする男爵家で育てられた。婚約者とも穏やかで良好な関係を築いている。
それが綻んだのは学園へ入学して二年目のこと。
「婚約を破棄するわ」
ある日突然婚約者から婚約の解消を告げられる。婚約者の隣には別の男子生徒。
しかもすでに双方の親の間で話は済み婚約は解消されていると。
理解が追いつく前に婚約者は立ち去っていった。
一つ年下の婚約者とは学園に入学してから手紙のやり取りのみで、それでも休暇には帰って一緒に過ごした。
婚約者も入学してきた今年は去年の反省から友人付き合いを抑え自分を優先してほしいと言った婚約者と二人で過ごす時間を多く取るようにしていたのに。
それが段々減ってきたかと思えばそういうことかと乾いた笑いが落ちる。
恋のような熱烈な想いはなくとも、将来共に歩む相手、長い時間共に暮らした家族として大切に思っていたのに……。
そう思っていたのは自分だけで、『いらない』の一言で切り捨てられる存在だったのだ。
いずれ男爵家を継ぐからと男爵が学費を出して通わせてもらっていた学園。
来期からはそうでないと気づき青褪める。
婚約解消に伴う慰謝料で残り一年通えないか、両親に援助を得られないかと相談するが幼い頃から離れて育った主人公に家族は冷淡で――。
絶望する主人公を救ったのは学園で得た友人だった。
◇◇
幼い頃からの婚約者やその家から捨てられ、さらに実家の家族からも疎まれていたことを知り絶望する主人公が、友人やその家族に助けられて前に進んだり、贋金事件を追ったり可愛らしいヒロインとの切ない恋に身を焦がしたりするお話です。
基本は男性主人公の視点でお話が進みます。
◇◇
第16回恋愛小説大賞にエントリーしてました。
呼んでくださる方、応援してくださる方、感想なども皆様ありがとうございます。とても励まされます!
本編完結しました!
皆様のおかげです、ありがとうございます!
ようやく番外編の更新をはじめました。お待たせしました!
◆番外編も更新終わりました、見てくださった皆様ありがとうございます!!
無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中
結婚前夜に婚約破棄されたけど、おかげでポイントがたまって溺愛されて最高に幸せです❤
凪子
恋愛
私はローラ・クイーンズ、16歳。前世は喪女、現世はクイーンズ公爵家の公爵令嬢です。
幼いころからの婚約者・アレックス様との結婚間近……だったのだけど、従妹のアンナにあの手この手で奪われてしまい、婚約破棄になってしまいました。
でも、大丈夫。私には秘密の『ポイント帳』があるのです!
ポイントがたまると、『いいこと』がたくさん起こって……?
辺境の侯爵令嬢、婚約破棄された夜に最強薬師スキルでざまぁします。
コテット
恋愛
侯爵令嬢リーナは、王子からの婚約破棄と義妹の策略により、社交界での地位も誇りも奪われた。
だが、彼女には誰も知らない“前世の記憶”がある。現代薬剤師として培った知識と、辺境で拾った“魔草”の力。
それらを駆使して、貴族社会の裏を暴き、裏切った者たちに“真実の薬”を処方する。
ざまぁの宴の先に待つのは、異国の王子との出会い、平穏な薬草庵の日々、そして新たな愛。
これは、捨てられた令嬢が世界を変える、痛快で甘くてスカッとする逆転恋愛譚。
「地味で無能」と捨てられた令嬢は、冷酷な【年上イケオジ公爵】に嫁ぎました〜今更私の価値に気づいた元王太子が後悔で顔面蒼白になっても今更遅い
腐ったバナナ
恋愛
伯爵令嬢クラウディアは、婚約者のアルバート王太子と妹リリアンに「地味で無能」と断罪され、公衆の面前で婚約破棄される。
お飾りの厄介払いとして押し付けられた嫁ぎ先は、「氷壁公爵」と恐れられる年上の冷酷な辺境伯アレクシス・グレイヴナー公爵だった。
当初は冷徹だった公爵は、クラウディアの才能と、過去の傷を癒やす温もりに触れ、その愛を「二度と失わない」と固く誓う。
彼の愛は、包容力と同時に、狂気的な独占欲を伴った「大人の愛」へと昇華していく。
悪役令嬢の身代わりで追放された侍女、北の地で才能を開花させ「氷の公爵」を溶かす
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の罪は、万死に値する!」
公爵令嬢アリアンヌの罪をすべて被せられ、侍女リリアは婚約破棄の茶番劇のスケープゴートにされた。
忠誠を尽くした主人に裏切られ、誰にも信じてもらえず王都を追放される彼女に手を差し伸べたのは、彼女を最も蔑んでいたはずの「氷の公爵」クロードだった。
「君が犯人でないことは、最初から分かっていた」
冷徹な仮面の裏に隠された真実と、予想外の庇護。
彼の領地で、リリアは内に秘めた驚くべき才能を開花させていく。
一方、有能な「影」を失った王太子と悪役令嬢は、自滅の道を転がり落ちていく。
これは、地味な侍女が全てを覆し、世界一の愛を手に入れる、痛快な逆転シンデレラストーリー。
【完結】魔力がないと見下されていた私は仮面で素顔を隠した伯爵と結婚することになりました〜さらに魔力石まで作り出せなんて、冗談じゃない〜
光城 朱純
ファンタジー
魔力が強いはずの見た目に生まれた王女リーゼロッテ。
それにも拘わらず、魔力の片鱗すらみえないリーゼロッテは家族中から疎まれ、ある日辺境伯との結婚を決められる。
自分のあざを隠す為に仮面をつけて生活する辺境伯は、龍を操ることができると噂の伯爵。
隣に魔獣の出る森を持ち、雪深い辺境地での冷たい辺境伯との新婚生活は、身も心も凍えそう。
それでも国の端でひっそり生きていくから、もう放っておいて下さい。
私のことは私で何とかします。
ですから、国のことは国王が何とかすればいいのです。
魔力が使えない私に、魔力石を作り出せだなんて、そんなの無茶です。
もし作り出すことができたとしても、やすやすと渡したりしませんよ?
これまで虐げられた分、ちゃんと返して下さいね。
表紙はPhoto AC様よりお借りしております。
【完結】公爵令嬢の育て方~平民の私が殿下から溺愛されるいわれはないので、ポーション開発に励みます。
buchi
恋愛
ポーシャは、平民の特待生として貴族の学園に入学したが、容貌もパッとしなければ魔力もなさそうと蔑視の対象に。それなのに、入学早々、第二王子のルーカス殿下はポーシャのことを婚約者と呼んで付きまとう。デロ甘・辛辣・溺愛・鈍感コメディ(?)。殿下の一方通行がかわいそう。ポジティブで金儲けに熱心なポーシャは、殿下を無視して自分の道を突き進む。がんばれ、殿下! がんばれ、ポーシャ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる