9 / 35
9
しおりを挟む
松部は、病室で青年に事情聴取する役目を任された。被害者は男性に対して恐怖心がある。そう医師や看護師が証言した。清拭やストーマの交換など、身体に触れる看護を男性看護師が担当する時は、目に見えて怯え、震える。だから、医師以外はなるべく女性のスタッフが担当するようにしていた。そのため、事情聴取も女性警官が適任だろう、という事になったのだ。
その日松部は、病室に来る前に花屋に寄ってポケットマネーで花束を買った。初めて声を出したのが看護師がきれいな夕陽の空を見せた時だったと聞いていたからだ。
「こんにちは。お花を買ってきました。香りも良いんですよ。」
そう言ってお花を彼に近づけると、一瞬びくりと身体を固くしたが、そっと顔を近づけて花の香りを嗅いで、手を伸ばして花びらを優しく撫でた。
「私は松部と申します。こちらは上司で刑事課の高根、彼はこっちの椅子にずっと座っています。だから怖がらないで下さい。私が質問して、あなたが答えてくれた事は高根が記録をとります。少し、お話を聞かせてもらえませんか?」
その前にお花を水に、そう言って松部は部屋に備え付いた洗面所に行き、持参した花瓶に水を張り花を入れてベッド脇のテーブルに置いた。高根は部屋の隅に置かれた椅子に座り、なるべく気配を消した。
「ここに、座っても良いですか?」
松部が言うと青年はゆっくりと頷いた。
「中林翔太君に会いました。あなたの事をとても心配していました。」
松部の言葉に、彼は大きな目をいっぱいに見開いた。その瞳に、みるみる涙が溜まって、ハラリと溢れ落ち、頬を伝った。
「翔太君は、無事だったんですね。元気でしたか?何もされていなかったですか?」
囁くような小さな声で、彼は尋ねた。
「はい。元気でした。あなたの仔猫に、毎日餌をあげているって言ってました。仔猫には、残念ながら私は会えませんでしたが。」
「シロは、怖がりだから。」
「あなたの、本当の名前を教えて下さい。」
その質問には、返答がなかった。彼は黙って、長いこと天井を見つめていた。松部は急がないと決めていた。天井を見つめる彼の瞳が不安そうに揺れて涙が幾筋も頬を伝うのを、じっと見ていた。不安を覚えた高根が口を出そうかと本気で考え始めた頃に、青年が口を開いた。
「ママは……昔ママは、僕のことをタロウと呼びました。それが自分の名前だと思っていました。でも、ママが僕をタロウと呼ぶのは本当に時々で、すごく機嫌が良くて、僕が完璧にママの言い付けを守れた時だけで、それは本当に稀だったから、僕は本当にそれが僕の名前なのか、不安でした。その後ママのとこから違う人のところに行って、その人は僕の事を違う名前で呼びました。それからまた違う場所に連れて行かれて、そこでも違う名前で呼ばれました。この街に来てから、シロと呼ばれるようになりました。色が白いからシロ。だから、あの子、あの仔猫に会った時、この子もシロだと思いました。僕よりずっときれいな真っ白のフワフワの仔猫だったから。
僕は自分の名前がわかりません。
いないはずの子は本当の名前ももらえないんだって、途中から僕も気付きました。僕はいないはずの子だから、名前が無いんだと思います。」
注意しないと聞き取れない程の小さな声で、彼は自分に語りかけるように天井を見つめながら言った。
「そうですか。分かりました。」
自分の名前が分からない。
無いんだと思う。
そう言う青年の目は、哀しみが溢れていた。
「4月の終わりに、あなたに何があったのですか?あの男達に、無理矢理あのマンションの部屋に連れて行かれたのですか?」
答えはなかった。彼はゆっくりと窓の外を見て、それから松部を見て、また天井に視線を戻した。
「何があったのか、分からないと彼らを起訴できません。起訴というのは、罪を裁いて…」
「起訴。検察官が裁判所に対して刑事事件の公判を求める事。」
「はい。そうです。彼らが自分のした事を悪い事だと認識して罪を償わせるために、あなたの証言が必要です。でないと彼らはこのまままた社会の中に出て、同じ事を繰り返すかも知れません。」
「でも、僕は自分の意思で車に乗りました。マンションに連れて行かれるとは思っていなかったけど。あそこで仕事をする事も、最終的には自分でやると言いました。」
「翔太君に何かすると、つまり彼に危害を加えると仄めかされて、脅されていたのでは無いですか?」
「僕が悪いんです。あんな、素敵な子と、普通の、名前もランドセルももらえる子と、友達になりたいなんて思ったから。」
「でも、翔太君はあなたの事、お兄さんの事、大好きみたいでしたよ。すごく優しくしてくれたって。心配してました。あなたに会いたいと言っていた。」
「僕も…あ…会いたい…」
独り言のように呟き、涙がボトボトと頬を伝った。
「じゃあそのためにも、あの男達が二度とあなたと翔太君に危害を加えないためにも、お話しして頂けるませんか?あなたはなぜあのマンションにいたのですか?」
「所沢さんは、前に街の方で仕事…
あ、仕事っていうのは…
僕、アレしかお金もらう方法知らなくて…」
「その事は、バーの従業員などから証言があって、わかってます。その件は今は大丈夫です。あなたが罪に問われる事は今のところありません。心配しないでください。」
「…は、はい。所沢さんは、街の方で仕事してた時のお客様です。乱暴で、痛いことばかりされて。乱暴な方は他にもいるから我慢してたんですけど、一度酷い暴力を振るわれて、お金も払ってもらえないし、怖くなって逃げました。翔太君を危ない目に合わせたこと、反省してます。
あの日、あの人たちが来て…
翔太君にだけは何もしないで欲しかったから。4人全員の相手をあそこでしました。そうしたら許してもらえると思ったけど、ダメでした。口で…」
「口で…と言うのは、口淫の事ですね。」
「こういん…」
「いわゆるフェラチオですね。」
「はい。そうです。それは、僕からするって言いました。そうしたら許してもらえると思ったから。翔太君が逃げるまで時間を稼ぎたかったし。」
「でも、やりたいと心から思った訳ではないのですね。するしか翔太君を助けられないと思った。」
すると青年は不思議なものを見るような目で松部を見た。
「アレをやりたいと思う事なんて無いと思います。誰も。」
「……なるほど。マンションに行く事には、同意しましたか?」
「マンションに…というか、車に乗る事には同意しました。乗らないと翔太君の家に今から行くと言われました。それに、1時間くらい口でしてる間に、手を後ろで手錠をかけられてしまって。だから、4人いるし、逃げるのも無理だと思いました。」
「足を拘束されたのはいつですか?」
「部屋に入ってすぐでした。全部用意されてたんだと思いました。あの部屋には前に入った事がありました。街でお客様をとってた時に、彼に買われて。お客様の部屋に行くのは怖いので嫌なんですけど、どうしても部屋じゃないとダメだと言われて一回。部屋の様子が変わってました。前は、なんていうか、暮らしている感じだったのに、その時入ったら物がほとんど無くなってて。ベッドに、鎖が付いていて、その先に手錠があって、それを足につけられました。」
「抵抗する事はできなかった?」
「部屋に入った瞬間に分かりました。もう僕を帰すつもりはないんだって。車の中では、ホテルかどこかに連れて行かれて、1日か2日ご奉仕すれば帰してもらえるのかも知れないと思ってたけど。あの部屋に入ってすぐ、もう無理なんだなって思って。抵抗するなんて考えられなかった。」
「それから、何が起こりましたか?」
「4人に、犯されました。動画も撮られて、いろいろ、思ってない事を言わされました。挿れて欲しいとか、しゃぶらせて下さいとか、そういうこと。」
「辛いことを思い出させてごめんなさい。今日はここまでにしましょう。また明日来ます。お身体をゆっくり休めてくださいね。」
帰り際に松部が振り返ると、青年は天井を見つめたまま声を出さずに泣いていた。
その日松部は、病室に来る前に花屋に寄ってポケットマネーで花束を買った。初めて声を出したのが看護師がきれいな夕陽の空を見せた時だったと聞いていたからだ。
「こんにちは。お花を買ってきました。香りも良いんですよ。」
そう言ってお花を彼に近づけると、一瞬びくりと身体を固くしたが、そっと顔を近づけて花の香りを嗅いで、手を伸ばして花びらを優しく撫でた。
「私は松部と申します。こちらは上司で刑事課の高根、彼はこっちの椅子にずっと座っています。だから怖がらないで下さい。私が質問して、あなたが答えてくれた事は高根が記録をとります。少し、お話を聞かせてもらえませんか?」
その前にお花を水に、そう言って松部は部屋に備え付いた洗面所に行き、持参した花瓶に水を張り花を入れてベッド脇のテーブルに置いた。高根は部屋の隅に置かれた椅子に座り、なるべく気配を消した。
「ここに、座っても良いですか?」
松部が言うと青年はゆっくりと頷いた。
「中林翔太君に会いました。あなたの事をとても心配していました。」
松部の言葉に、彼は大きな目をいっぱいに見開いた。その瞳に、みるみる涙が溜まって、ハラリと溢れ落ち、頬を伝った。
「翔太君は、無事だったんですね。元気でしたか?何もされていなかったですか?」
囁くような小さな声で、彼は尋ねた。
「はい。元気でした。あなたの仔猫に、毎日餌をあげているって言ってました。仔猫には、残念ながら私は会えませんでしたが。」
「シロは、怖がりだから。」
「あなたの、本当の名前を教えて下さい。」
その質問には、返答がなかった。彼は黙って、長いこと天井を見つめていた。松部は急がないと決めていた。天井を見つめる彼の瞳が不安そうに揺れて涙が幾筋も頬を伝うのを、じっと見ていた。不安を覚えた高根が口を出そうかと本気で考え始めた頃に、青年が口を開いた。
「ママは……昔ママは、僕のことをタロウと呼びました。それが自分の名前だと思っていました。でも、ママが僕をタロウと呼ぶのは本当に時々で、すごく機嫌が良くて、僕が完璧にママの言い付けを守れた時だけで、それは本当に稀だったから、僕は本当にそれが僕の名前なのか、不安でした。その後ママのとこから違う人のところに行って、その人は僕の事を違う名前で呼びました。それからまた違う場所に連れて行かれて、そこでも違う名前で呼ばれました。この街に来てから、シロと呼ばれるようになりました。色が白いからシロ。だから、あの子、あの仔猫に会った時、この子もシロだと思いました。僕よりずっときれいな真っ白のフワフワの仔猫だったから。
僕は自分の名前がわかりません。
いないはずの子は本当の名前ももらえないんだって、途中から僕も気付きました。僕はいないはずの子だから、名前が無いんだと思います。」
注意しないと聞き取れない程の小さな声で、彼は自分に語りかけるように天井を見つめながら言った。
「そうですか。分かりました。」
自分の名前が分からない。
無いんだと思う。
そう言う青年の目は、哀しみが溢れていた。
「4月の終わりに、あなたに何があったのですか?あの男達に、無理矢理あのマンションの部屋に連れて行かれたのですか?」
答えはなかった。彼はゆっくりと窓の外を見て、それから松部を見て、また天井に視線を戻した。
「何があったのか、分からないと彼らを起訴できません。起訴というのは、罪を裁いて…」
「起訴。検察官が裁判所に対して刑事事件の公判を求める事。」
「はい。そうです。彼らが自分のした事を悪い事だと認識して罪を償わせるために、あなたの証言が必要です。でないと彼らはこのまままた社会の中に出て、同じ事を繰り返すかも知れません。」
「でも、僕は自分の意思で車に乗りました。マンションに連れて行かれるとは思っていなかったけど。あそこで仕事をする事も、最終的には自分でやると言いました。」
「翔太君に何かすると、つまり彼に危害を加えると仄めかされて、脅されていたのでは無いですか?」
「僕が悪いんです。あんな、素敵な子と、普通の、名前もランドセルももらえる子と、友達になりたいなんて思ったから。」
「でも、翔太君はあなたの事、お兄さんの事、大好きみたいでしたよ。すごく優しくしてくれたって。心配してました。あなたに会いたいと言っていた。」
「僕も…あ…会いたい…」
独り言のように呟き、涙がボトボトと頬を伝った。
「じゃあそのためにも、あの男達が二度とあなたと翔太君に危害を加えないためにも、お話しして頂けるませんか?あなたはなぜあのマンションにいたのですか?」
「所沢さんは、前に街の方で仕事…
あ、仕事っていうのは…
僕、アレしかお金もらう方法知らなくて…」
「その事は、バーの従業員などから証言があって、わかってます。その件は今は大丈夫です。あなたが罪に問われる事は今のところありません。心配しないでください。」
「…は、はい。所沢さんは、街の方で仕事してた時のお客様です。乱暴で、痛いことばかりされて。乱暴な方は他にもいるから我慢してたんですけど、一度酷い暴力を振るわれて、お金も払ってもらえないし、怖くなって逃げました。翔太君を危ない目に合わせたこと、反省してます。
あの日、あの人たちが来て…
翔太君にだけは何もしないで欲しかったから。4人全員の相手をあそこでしました。そうしたら許してもらえると思ったけど、ダメでした。口で…」
「口で…と言うのは、口淫の事ですね。」
「こういん…」
「いわゆるフェラチオですね。」
「はい。そうです。それは、僕からするって言いました。そうしたら許してもらえると思ったから。翔太君が逃げるまで時間を稼ぎたかったし。」
「でも、やりたいと心から思った訳ではないのですね。するしか翔太君を助けられないと思った。」
すると青年は不思議なものを見るような目で松部を見た。
「アレをやりたいと思う事なんて無いと思います。誰も。」
「……なるほど。マンションに行く事には、同意しましたか?」
「マンションに…というか、車に乗る事には同意しました。乗らないと翔太君の家に今から行くと言われました。それに、1時間くらい口でしてる間に、手を後ろで手錠をかけられてしまって。だから、4人いるし、逃げるのも無理だと思いました。」
「足を拘束されたのはいつですか?」
「部屋に入ってすぐでした。全部用意されてたんだと思いました。あの部屋には前に入った事がありました。街でお客様をとってた時に、彼に買われて。お客様の部屋に行くのは怖いので嫌なんですけど、どうしても部屋じゃないとダメだと言われて一回。部屋の様子が変わってました。前は、なんていうか、暮らしている感じだったのに、その時入ったら物がほとんど無くなってて。ベッドに、鎖が付いていて、その先に手錠があって、それを足につけられました。」
「抵抗する事はできなかった?」
「部屋に入った瞬間に分かりました。もう僕を帰すつもりはないんだって。車の中では、ホテルかどこかに連れて行かれて、1日か2日ご奉仕すれば帰してもらえるのかも知れないと思ってたけど。あの部屋に入ってすぐ、もう無理なんだなって思って。抵抗するなんて考えられなかった。」
「それから、何が起こりましたか?」
「4人に、犯されました。動画も撮られて、いろいろ、思ってない事を言わされました。挿れて欲しいとか、しゃぶらせて下さいとか、そういうこと。」
「辛いことを思い出させてごめんなさい。今日はここまでにしましょう。また明日来ます。お身体をゆっくり休めてくださいね。」
帰り際に松部が振り返ると、青年は天井を見つめたまま声を出さずに泣いていた。
10
あなたにおすすめの小説
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
義務ですもの。
あんど もあ
ファンタジー
貴族令嬢の義務として親の決めた相手に嫁いだが、夫には愛する人がいた。夫にないがしろにされても、妻として母として嫁としての義務を果たして誠実に生きたヒロインの掴んだ、ちょっと歪んだ幸せとは。
思いを込めてあなたに贈る
あんど もあ
ファンタジー
ファナの母が亡くなった二ヶ月後に、父は新しい妻とその妻との間に生まれた赤ん坊を家に連れて来た。義母は、お前はもうこの家の後継者では無いと母から受け継いだ家宝のネックレスを奪うが、そのネックレスは……。
貴妃エレーナ
無味無臭(不定期更新)
恋愛
「君は、私のことを恨んでいるか?」
後宮で暮らして数十年の月日が流れたある日のこと。国王ローレンスから突然そう聞かれた貴妃エレーナは戸惑ったように答えた。
「急に、どうされたのですか?」
「…分かるだろう、はぐらかさないでくれ。」
「恨んでなどいませんよ。あれは遠い昔のことですから。」
そう言われて、私は今まで蓋をしていた記憶を辿った。
どうやら彼は、若かりし頃に私とあの人の仲を引き裂いてしまったことを今も悔やんでいるらしい。
けれど、もう安心してほしい。
私は既に、今世ではあの人と縁がなかったんだと諦めている。
だから…
「陛下…!大変です、内乱が…」
え…?
ーーーーーーーーーーーーー
ここは、どこ?
さっきまで内乱が…
「エレーナ?」
陛下…?
でも若いわ。
バッと自分の顔を触る。
するとそこにはハリもあってモチモチとした、まるで若い頃の私の肌があった。
懐かしい空間と若い肌…まさか私、昔の時代に戻ったの?!
ボロ雑巾な伯爵夫人、やっと『家族』を手に入れました。~旦那様から棄てられて、ギブ&テイクでハートフルな共同生活を始めます2~
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
第二夫人に最愛の旦那様も息子も奪われ、挙句の果てに家から追い出された伯爵夫人・フィーリアは、なけなしの餞別だけを持って大雨の中を歩き続けていたところ、とある男の子たちに出会う。
言葉汚く直情的で、だけど決してフィーリアを無視したりはしない、ディーダ。
喋り方こそ柔らかいが、その実どこか冷めた毒舌家である、ノイン。
12、3歳ほどに見える彼らとひょんな事から共同生活を始めた彼女は、人々の優しさに触れて少しずつ自身の居場所を確立していく。
====
●本作は「ボロ雑巾な伯爵夫人、旦那様から棄てられて、ギブ&テイクでハートフルな共同生活を始めます。」からの続き作品です。
前作では、二人との出会い~同居を描いています。
順番に読んでくださる方は、目次下にリンクを張っておりますので、そちらからお入りください。
※アプリで閲覧くださっている方は、タイトルで検索いただけますと表示されます。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる