主従恋愛

桜屋敷 櫻子

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prologue:お兄様の教え

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 外。ジンス兄様の指が、ここ、とそこを突く。ジンス兄様が以前、ここは女の子の感じるところなんだよ、と教えてくれた、小さな突起。私はジンス兄様の「アドバイス」に従って、突起に指を当てて揺らしてみた。ぁ、と、小さな声が漏れた。今更だが恥ずかしくなって、声を抑えながらそこに刺激を与え続ける。


 「ん、ん、……!」

 「イけたら、今日のレッスンはおしまいね。ていうか、僕の直々のアドバイスなんて必要なかった?」

 「そ、んなこと……!」


 ぬるぬると滑る突起を擦っているうちに、トクン、と中から蜜が溢れた。その蜜を指で掬い、突起に塗り付ける。身体の声を聴きながら、突起をぐりぐりと指で潰し、私は生まれて初めて、頭が真っ白になるような絶頂を経験した。ジンス兄様との行為では味わわなかった、弾けるような快楽。息を弾ませながら、浮かんだ涙を指で拭う。

 これで、ジンス兄様の「誕生日プレゼント」である「レッスン」は終わった。……アルとこういうことをシたら、もっと気持ち良いんだろうな。そんなことを考えながら、ショーツを身に付ける。──そんな時だった。響く、小さなノック音。近付かないように言ってあったのに、扉をノックする人物、がいた。

 ジンス兄様が不機嫌な声で、扉の向こうの人物に返事をする。


 「はーいはいはい、誰?」


 すると、オリーブさんの声がした。


 「……お取り込み中、申し訳ありません。アルさんがいらっしゃいました」

 「……うわ、過保護」


 アルが、ここに?ジンス兄様の家に?どうして。いや、理由なんて分かり切っているじゃないか。私が心配だから。迎えに来てくれたのだ。丁度いいタイミングだった。私は衣服の乱れを直し、ジンス兄様に別れのキスをした。それでも、ジンス兄様は不機嫌だったけど。その理由は1つしかない。自分のペースを乱されたから、だ。

 しかし、ジンス兄様が、玄関まで送るよ、と珍しく優しい言葉を掛けてくれた。ついでに一言。役に立つといいね。……どういったシチュエーションで、だろう。
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