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アフターストーリー
学園祭
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今日は学園祭だ。
私は大学の前でとっても可愛い大学の友人を待っている。その友人は、昨日電話で怒られた子猫みたいな震えた声で尋ねてきた。
〈あ、あのね、明日の学園祭の事なんだけど…。そ、そのね、ぼ、僕の恋人も一緒で大丈夫?〉
「え!?全然良いよ!?むしろ会いたいし!」
私が言うと、友人は「ありがとう」と可愛らしい声で感謝を述べる。そして、今に至るわけだ。
「夕の恋人初めて会うなー」
写真では見たことがあるが、世間一般的に言う「イケメン」の枠を超えている。普通に芸能界の中にいてもかなり上位に来る程顔が整っていて、夕曰く「背が198あってガタイも良い」らしい。だから最初は圧があるかもしれないけど優しい人だから怖らがないで欲しいとのことだった。
スマホーゲームをしていると、ピコンと夕から連絡が入る。
〈もう直ぐだよ!周り見渡してみれば直ぐ分かると思う〉
おー、まぁ私が夕を見つけられないわけがないよね。大学で一番最初の友達だし、同じサークルだし、メイクも教えた訳だし。
そんな軽ーい思いで周りを見渡すと、私は目を見張ってスマホを落としそうになる。
まさか、
「あっ、居た!」
今日はいつもよりも気合が入った服を着た夕はパタパタとこちらに来るが、その後ろにはとっても大きい、灰色の人がいた。
「ゆ、夕、その人、」
「あっ、えっと、ぼ、僕の恋人の、」
「灰月 鷹翔だ。今日は急な申し出にも関わらずありがとう」
その人はニコリと笑ってお礼を述べ、私もあわあわと返す。
灰月さんは白のワイシャツに青のジーパン、そして黒の上着という簡素な格好なのに、顔の圧と身体の圧が相まってヤバい。足なっが、股下1メートルとか本当に実在したんだ。鎖骨あたりにはシルバーの指輪が通されたネックレスと、色の系統から外れてキラリと目立つオレンジのピアスを両耳に付けている。
そんな灰月さんだが、それに負けていないのが夕なのだ。
唇はルージュ色に色づき、それは夕の美人な顔をより大人っぽく引き立てる。身長は平均よりもほんのちょっと高いくらいだから灰月さんと並ぶとかなりの身長差になる。けど、夕自身もかなりスタイルがいい。スッと綺麗な姿勢に細い体、スラリと伸びたモデル顔負けの長い足。そして、女性がよく憧れる砂時計体型ではないが、胸が大きくてくびれがあって、そして腰は折れてしまいそうなほど細い、言うなればモデル体型だ。いくらオーバーな上着を着ているからとはいえ、今日はニットを着ているから胸の大きさが余計に目立つ。そして視線が集まるその胸元にはいつも付けているゴールドの控えめなネックレスが揺れていた。
そんなこんなで話していてもザワザワとかなり人がコチラを見てくる。それはいつものことで慣れているのか、2人は気にせずに大学内に足を踏み入れる。
「灰月さんはお仕事されてるんですか?それとも大学生?」
すると、灰月さんは「ハハハ」と声を上げて笑う。
「ハハッ、すまない。俺が大学生に見えるか?」
「え?は、はい…」
失礼だが、留年してしまえば誰だって大学生となりうる。でも鷹翔さんはどう多く見積もっても20代後半だ。
「俺は34だ」
「…………え?」
「ハハッ、何だ、そんな気を使わなくてもいいのに」
「えっ?いやいやいやいやいや、え?34…?んな訳、え?いや、20代後半…え?」
「俺は大学教授をやらせてもらっている。夕から俺は若く見られていると言われていたが、嘘ではないようだな」
え、いや、見られてるっていうか、その年齢にしか見えないのだ。どこの誰が貴方を30代中盤だと分かるんだ。どう見たって20代後半だ。しかも大学教授なのか。30代で大学教授ってかなり早い人じゃないか?確かに高校のときから少し勉強を教えてもらっていたとは聞いていたが、まさか大学教授だとは思いもしなかった。
「あ!見て下さい!焼きそば売ってます!」
衝撃的事実をようやく咀嚼し始めた私を置いて、夕は目の前の焼きそば店に走っていって注文をしている。
「みんな食べる?」
「食べたーい」
「ああ頼む」
夕は直ぐに3つの焼きそばパックを器用に積んでこちらに来ると、みんなに手渡す。
「ふふ、青のり沢山サービスしてくれたんだー」
夕は少し幼く笑い、私もそれに頬が緩む。夕は美人だから店員が男性だとこういうサービスを受けることが多い。本人は気づいていないが、男はみんな夕に釘付けなのだ。
しかし、今その隣には正真正銘のハイスペック彼氏が立ってその横を独占している。そんな中じゃいつもしつこく話しかけてくる輩は今日はいない。
「はっ、ふっ、」
「…夕って猫舌だよね。可愛い」
「なっ!!僕は…」
「だとよ、猫ちゃん」
灰月さんはニヤリと笑い、夕はキッと猫の威嚇ように睨みつける。灰月さんが夕の頭を撫でると夕は満更でもないような顔をして、グッと口を紡ぐ。
「夕、猫嫌いだった?犬の方がいい?」
「ち、違う、猫も犬も可愛くて好きだけど、」
「夕は犬派で、俺は猫派だからな」
「へぇー!」
どちらかといえば反対のイメージだが、現実は反対らしい。
「そうだろ?夕は、犬が好きだもんな」
「…………ね、猫も、好きだし…」
「ほぅ、なら良かったな」
「ぐぎぎ、」
そんな会話を交わしながら私たちは焼きそばを食べ終わってパックをゴミ箱に捨てる。一番遅かったのは夕で、一番早かったのは灰月さんだった。灰月さんは私がまだ2、3口しか食べていない頃にはもう食べ終わっていて、私は目を見張ったが、灰月さんはゆっくりと待ってくれていた。
大学内に足を踏み入れて展示物を見ていると、私と夕が取っている授業の先生がこちらに駆け寄ってくる。
「灰月先生!?」
「ん?ああ、ご無沙汰してます」
灰月さんはくるりと振り向くと先生と握手を交わし、私たちは話しかけられる。
「何だお前たち、灰月先生と知り合いだったのか?」
「ええ。こちらの彼女は初対面ですが、烏坂は彼女が高校生の頃からの顔馴染みです」
「高校生…ああ!もしかして、風の噂であったあの例の高校生が烏坂ですか?灰月先生が引き取ったっていうあの」
「…ええ、まぁ」
私も初耳だ。同棲しているのは知っていたが、まさか引き取られたとはいえ高校生から同棲してた関係だったとは。確かに、夕は不意に「施設」という言葉を口にする。そこから元々施設にいたことは推測していたが、まさかこんなルーツがあったなんて。
「そうだったのか烏坂!2人とも、灰月先生は若くして大学教授になって数多くの成果を上げている、大学教授の中でも素晴らしい人なんだぞ」
夕も初耳だったらしく、私と夕は感嘆の声を上げるが当人の鷹翔さんは無表情と言うか、むしろあまり気が乗らない顔をする。
「いや、烏坂は特待生の名に恥じぬよう真面目に頑張っていますよ。これも全部灰月先生のおかげだな、烏坂!」
「いえ、俺は引き取っただけで勉強を教えたのは本当にほんの少しです。それも俺のお節介だ。特待生になったのは俺の力でも何でもない、烏坂自身の努力です。そこは、履き違えないで貰いたい」
灰月さんは睨みつける行為とほぼ同等な鋭い目で先生を見て直ぐに訂正の言葉を入れると、先生グッとたじろいで急いで謝罪の一言を言う。
楽しんでいるところを邪魔するのも悪いと言って先生は去っていき、私は夕に話しかける。
「夕も知らなかったんだね」
「うん」
「言ってなかったし、言う必要も無かったからな。………にしても、俺アイツ嫌いなんだよな」
「媚び売ってるの丸見えで」と一言付け加えた後、灰月さんは眉を顰めて今にも舌打ちをしそうな顔をする。
まぁ確かに、あの先生は人によって態度をガラリと変えると有名な先生だ。目上には腰を低くしてゴマを擦り、気に入らない生徒にはとても厳しい。特待生の夕や比較的真面目な方の私はまずまずだが、これから夕の対応は蝶よ花よと崇め讃えるようなものになるのだろう。
「何かあったら言えよ。ここだけの話、アイツ、前に生徒への性的暴行未遂で問題起こしてんだ」
「「え」」
「気に入った女子生徒を話しがあると言う体で個室に引き込んで事に及ぼうとした事があってな。その女子生徒が彼氏持ちと分かったら逆ギレして大変だったそうだ。まぁ、その件は未遂だったし個室で証人も当人しかいなく、何しろ金で揉み消されたが」
「灰月さん、何で知ってるんですか…?」
「同業柄、こういう話は舞い込んで来るんだ。それこそ、ニュースになっていないような話からこんな裏話まで」
「「へぇー…気をつけます…」」
私と夕はそれを心に留めたところでまた校内を回っていく。灰月さんは私たちが撮った写真も褒めてくれ、良い気分のまま校舎を後にして校門前に来る。
「じゃあ俺はこれで」
「はい!夕は一緒に帰らないの?」
「え、帰って良いの?」
「だってもうやる事ないし、片付けは明日だもん」
「そっか。じゃあ私も帰っちゃうね」
「うん!また明日ー!」
ヒラヒラと手を振ってから私は戻ろうとすると、灰月さんは自然な手つきで夕の手を取って恋人繋ぎをする。夕の顔はここからでも分かるくらいに真っ赤になって、何かを灰月さんに言うが灰月さんは笑ってそのまま手を離さず2人で歩く。
私は胸が甘ったるいものに押し潰されながら、辛めの食べ物を探しに敷地内へと戻った。
私は大学の前でとっても可愛い大学の友人を待っている。その友人は、昨日電話で怒られた子猫みたいな震えた声で尋ねてきた。
〈あ、あのね、明日の学園祭の事なんだけど…。そ、そのね、ぼ、僕の恋人も一緒で大丈夫?〉
「え!?全然良いよ!?むしろ会いたいし!」
私が言うと、友人は「ありがとう」と可愛らしい声で感謝を述べる。そして、今に至るわけだ。
「夕の恋人初めて会うなー」
写真では見たことがあるが、世間一般的に言う「イケメン」の枠を超えている。普通に芸能界の中にいてもかなり上位に来る程顔が整っていて、夕曰く「背が198あってガタイも良い」らしい。だから最初は圧があるかもしれないけど優しい人だから怖らがないで欲しいとのことだった。
スマホーゲームをしていると、ピコンと夕から連絡が入る。
〈もう直ぐだよ!周り見渡してみれば直ぐ分かると思う〉
おー、まぁ私が夕を見つけられないわけがないよね。大学で一番最初の友達だし、同じサークルだし、メイクも教えた訳だし。
そんな軽ーい思いで周りを見渡すと、私は目を見張ってスマホを落としそうになる。
まさか、
「あっ、居た!」
今日はいつもよりも気合が入った服を着た夕はパタパタとこちらに来るが、その後ろにはとっても大きい、灰色の人がいた。
「ゆ、夕、その人、」
「あっ、えっと、ぼ、僕の恋人の、」
「灰月 鷹翔だ。今日は急な申し出にも関わらずありがとう」
その人はニコリと笑ってお礼を述べ、私もあわあわと返す。
灰月さんは白のワイシャツに青のジーパン、そして黒の上着という簡素な格好なのに、顔の圧と身体の圧が相まってヤバい。足なっが、股下1メートルとか本当に実在したんだ。鎖骨あたりにはシルバーの指輪が通されたネックレスと、色の系統から外れてキラリと目立つオレンジのピアスを両耳に付けている。
そんな灰月さんだが、それに負けていないのが夕なのだ。
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そんなこんなで話していてもザワザワとかなり人がコチラを見てくる。それはいつものことで慣れているのか、2人は気にせずに大学内に足を踏み入れる。
「灰月さんはお仕事されてるんですか?それとも大学生?」
すると、灰月さんは「ハハハ」と声を上げて笑う。
「ハハッ、すまない。俺が大学生に見えるか?」
「え?は、はい…」
失礼だが、留年してしまえば誰だって大学生となりうる。でも鷹翔さんはどう多く見積もっても20代後半だ。
「俺は34だ」
「…………え?」
「ハハッ、何だ、そんな気を使わなくてもいいのに」
「えっ?いやいやいやいやいや、え?34…?んな訳、え?いや、20代後半…え?」
「俺は大学教授をやらせてもらっている。夕から俺は若く見られていると言われていたが、嘘ではないようだな」
え、いや、見られてるっていうか、その年齢にしか見えないのだ。どこの誰が貴方を30代中盤だと分かるんだ。どう見たって20代後半だ。しかも大学教授なのか。30代で大学教授ってかなり早い人じゃないか?確かに高校のときから少し勉強を教えてもらっていたとは聞いていたが、まさか大学教授だとは思いもしなかった。
「あ!見て下さい!焼きそば売ってます!」
衝撃的事実をようやく咀嚼し始めた私を置いて、夕は目の前の焼きそば店に走っていって注文をしている。
「みんな食べる?」
「食べたーい」
「ああ頼む」
夕は直ぐに3つの焼きそばパックを器用に積んでこちらに来ると、みんなに手渡す。
「ふふ、青のり沢山サービスしてくれたんだー」
夕は少し幼く笑い、私もそれに頬が緩む。夕は美人だから店員が男性だとこういうサービスを受けることが多い。本人は気づいていないが、男はみんな夕に釘付けなのだ。
しかし、今その隣には正真正銘のハイスペック彼氏が立ってその横を独占している。そんな中じゃいつもしつこく話しかけてくる輩は今日はいない。
「はっ、ふっ、」
「…夕って猫舌だよね。可愛い」
「なっ!!僕は…」
「だとよ、猫ちゃん」
灰月さんはニヤリと笑い、夕はキッと猫の威嚇ように睨みつける。灰月さんが夕の頭を撫でると夕は満更でもないような顔をして、グッと口を紡ぐ。
「夕、猫嫌いだった?犬の方がいい?」
「ち、違う、猫も犬も可愛くて好きだけど、」
「夕は犬派で、俺は猫派だからな」
「へぇー!」
どちらかといえば反対のイメージだが、現実は反対らしい。
「そうだろ?夕は、犬が好きだもんな」
「…………ね、猫も、好きだし…」
「ほぅ、なら良かったな」
「ぐぎぎ、」
そんな会話を交わしながら私たちは焼きそばを食べ終わってパックをゴミ箱に捨てる。一番遅かったのは夕で、一番早かったのは灰月さんだった。灰月さんは私がまだ2、3口しか食べていない頃にはもう食べ終わっていて、私は目を見張ったが、灰月さんはゆっくりと待ってくれていた。
大学内に足を踏み入れて展示物を見ていると、私と夕が取っている授業の先生がこちらに駆け寄ってくる。
「灰月先生!?」
「ん?ああ、ご無沙汰してます」
灰月さんはくるりと振り向くと先生と握手を交わし、私たちは話しかけられる。
「何だお前たち、灰月先生と知り合いだったのか?」
「ええ。こちらの彼女は初対面ですが、烏坂は彼女が高校生の頃からの顔馴染みです」
「高校生…ああ!もしかして、風の噂であったあの例の高校生が烏坂ですか?灰月先生が引き取ったっていうあの」
「…ええ、まぁ」
私も初耳だ。同棲しているのは知っていたが、まさか引き取られたとはいえ高校生から同棲してた関係だったとは。確かに、夕は不意に「施設」という言葉を口にする。そこから元々施設にいたことは推測していたが、まさかこんなルーツがあったなんて。
「そうだったのか烏坂!2人とも、灰月先生は若くして大学教授になって数多くの成果を上げている、大学教授の中でも素晴らしい人なんだぞ」
夕も初耳だったらしく、私と夕は感嘆の声を上げるが当人の鷹翔さんは無表情と言うか、むしろあまり気が乗らない顔をする。
「いや、烏坂は特待生の名に恥じぬよう真面目に頑張っていますよ。これも全部灰月先生のおかげだな、烏坂!」
「いえ、俺は引き取っただけで勉強を教えたのは本当にほんの少しです。それも俺のお節介だ。特待生になったのは俺の力でも何でもない、烏坂自身の努力です。そこは、履き違えないで貰いたい」
灰月さんは睨みつける行為とほぼ同等な鋭い目で先生を見て直ぐに訂正の言葉を入れると、先生グッとたじろいで急いで謝罪の一言を言う。
楽しんでいるところを邪魔するのも悪いと言って先生は去っていき、私は夕に話しかける。
「夕も知らなかったんだね」
「うん」
「言ってなかったし、言う必要も無かったからな。………にしても、俺アイツ嫌いなんだよな」
「媚び売ってるの丸見えで」と一言付け加えた後、灰月さんは眉を顰めて今にも舌打ちをしそうな顔をする。
まぁ確かに、あの先生は人によって態度をガラリと変えると有名な先生だ。目上には腰を低くしてゴマを擦り、気に入らない生徒にはとても厳しい。特待生の夕や比較的真面目な方の私はまずまずだが、これから夕の対応は蝶よ花よと崇め讃えるようなものになるのだろう。
「何かあったら言えよ。ここだけの話、アイツ、前に生徒への性的暴行未遂で問題起こしてんだ」
「「え」」
「気に入った女子生徒を話しがあると言う体で個室に引き込んで事に及ぼうとした事があってな。その女子生徒が彼氏持ちと分かったら逆ギレして大変だったそうだ。まぁ、その件は未遂だったし個室で証人も当人しかいなく、何しろ金で揉み消されたが」
「灰月さん、何で知ってるんですか…?」
「同業柄、こういう話は舞い込んで来るんだ。それこそ、ニュースになっていないような話からこんな裏話まで」
「「へぇー…気をつけます…」」
私と夕はそれを心に留めたところでまた校内を回っていく。灰月さんは私たちが撮った写真も褒めてくれ、良い気分のまま校舎を後にして校門前に来る。
「じゃあ俺はこれで」
「はい!夕は一緒に帰らないの?」
「え、帰って良いの?」
「だってもうやる事ないし、片付けは明日だもん」
「そっか。じゃあ私も帰っちゃうね」
「うん!また明日ー!」
ヒラヒラと手を振ってから私は戻ろうとすると、灰月さんは自然な手つきで夕の手を取って恋人繋ぎをする。夕の顔はここからでも分かるくらいに真っ赤になって、何かを灰月さんに言うが灰月さんは笑ってそのまま手を離さず2人で歩く。
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