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第0話 序章
奪われたHBTN
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この物語はフィクションであり、現実で起こるかもしれない物語である。
◇
隕石高炉からの煙が雲まで上り、太陽の光を隠し、常に夜の街。
ドラゴンシティでは今日も人が一人消えてしまう。
突如として現れた謎の怪物、我々RDFはクレイドルと呼称し、対クレイドル装甲の開発を進めていた。
◇
RDF装備開発施設、秘密研究棟最奥部の部屋でそれは開発されていた。
謎の液体の容器の中にあるものが浮かんでいた、それは頭部につけるもの、すなわちバイザー。
粘性の薄緑色の液体の中で、5つのバイザーにつながれているケーブルが血脈のように脈打ち、バイザーにエネルギーが送られていく。
「エーテルリキッド補充完了」
「よし、全員防護服装着、オルゴナエネルギー30%から50%に上昇開始」
装備の周りにある研究員が防護服を着出し、コントロールパネルを操作してオルゴナと呼ばれる隕石から採取される未だ未解析の至上エネルギーを送り込む。
「50%クリア、つづいて70%に上昇開始」
ケーブルが脈打つ回数が増していく。
「つづいて80、85、90、95」
脈打ち、脈打ち、脈打ち!!そして、
「100%、やりました!」
「あぁ、遂に完成した、究極の対クレイドル装甲、HBTNシステム」
研究員の誰もがそれの完成を喜んでいた——その時だった。
サイレンが赤く鳴り響き、研究所内にアラート音が鳴り響いた。
「どうした!?」
「侵入者です!!クレイドルが施設内に侵入してきました!!」
◇
研究棟内の通路を、一角獣の頭を持つ怪人、ユニコーンクレイドルは歩いていた。
目指しているものは最奥の部屋。
だがRDFも黙って侵入を許すわけがない、通路の奥から、鳥のようなヘルメットとタクティカルスーツを身に纏った組織の兵士、「バードトルーパー」部隊がユニコーンクレイドルの前に立ちふさがる。
「目標捕捉、構え!!」
隊長の合図と共に、全トルーパーが手持ちのアサルトライフルの銃口をユニコーンクレイドルに向ける。ユニコーンクレイドルの足は一向に止まらない。
「撃てぇ!!」
アサルトライフルの銃口から、弾丸の雨が前方のユニコーンクレイドルに降り注ぐ。
が、奴はびくともせず、右手の甲に角を生やし回転させ、まるでドリルのように武器として次々とバードトルーパーをなぎ倒し、壁に血のシャワーを吹き付ける。
肉片が飛び散った床をユニコーンクレイドルは歩き、ついに最奥のロックされた部屋まで到着した。
ユニコーンクレイドルは再び右手の角をドリルのように回転させ、扉に穴をあけていく。
「こ、ここまできたぞ!!」
「問題ありません、扉はメガチタニウム制です、そう簡単に突破できるわけが」
が、しかし――研究員の読みは甘かった。
扉は爆散していき、扉の破片の一部が研究員の頭部を潰し、脳漿と脳の肉片が飛び散った。
「ひ、ひぃぃぃ!!!」
残りの研究員は尿と糞を漏らしながら地面に這いつくばった、降参のつもりだろか、が、ユニコーンクレイドルは容赦なく残りの研究員たちをドリルで肉塊にしていった。
血と体液が混じり合った臭いが充満した部屋で、ユニコーンクレイドルは一つのバイザーを手にした。
まるでこれが、人類を救う希望でもあり、人類を破滅に導く厄災でもあるかのような目で見つめながら。
それから、数年後、HBTNシステムはユニコーンクレイドルに奪取されたまま、行方が不明となった。
◇
隕石高炉からの煙が雲まで上り、太陽の光を隠し、常に夜の街。
ドラゴンシティでは今日も人が一人消えてしまう。
突如として現れた謎の怪物、我々RDFはクレイドルと呼称し、対クレイドル装甲の開発を進めていた。
◇
RDF装備開発施設、秘密研究棟最奥部の部屋でそれは開発されていた。
謎の液体の容器の中にあるものが浮かんでいた、それは頭部につけるもの、すなわちバイザー。
粘性の薄緑色の液体の中で、5つのバイザーにつながれているケーブルが血脈のように脈打ち、バイザーにエネルギーが送られていく。
「エーテルリキッド補充完了」
「よし、全員防護服装着、オルゴナエネルギー30%から50%に上昇開始」
装備の周りにある研究員が防護服を着出し、コントロールパネルを操作してオルゴナと呼ばれる隕石から採取される未だ未解析の至上エネルギーを送り込む。
「50%クリア、つづいて70%に上昇開始」
ケーブルが脈打つ回数が増していく。
「つづいて80、85、90、95」
脈打ち、脈打ち、脈打ち!!そして、
「100%、やりました!」
「あぁ、遂に完成した、究極の対クレイドル装甲、HBTNシステム」
研究員の誰もがそれの完成を喜んでいた——その時だった。
サイレンが赤く鳴り響き、研究所内にアラート音が鳴り響いた。
「どうした!?」
「侵入者です!!クレイドルが施設内に侵入してきました!!」
◇
研究棟内の通路を、一角獣の頭を持つ怪人、ユニコーンクレイドルは歩いていた。
目指しているものは最奥の部屋。
だがRDFも黙って侵入を許すわけがない、通路の奥から、鳥のようなヘルメットとタクティカルスーツを身に纏った組織の兵士、「バードトルーパー」部隊がユニコーンクレイドルの前に立ちふさがる。
「目標捕捉、構え!!」
隊長の合図と共に、全トルーパーが手持ちのアサルトライフルの銃口をユニコーンクレイドルに向ける。ユニコーンクレイドルの足は一向に止まらない。
「撃てぇ!!」
アサルトライフルの銃口から、弾丸の雨が前方のユニコーンクレイドルに降り注ぐ。
が、奴はびくともせず、右手の甲に角を生やし回転させ、まるでドリルのように武器として次々とバードトルーパーをなぎ倒し、壁に血のシャワーを吹き付ける。
肉片が飛び散った床をユニコーンクレイドルは歩き、ついに最奥のロックされた部屋まで到着した。
ユニコーンクレイドルは再び右手の角をドリルのように回転させ、扉に穴をあけていく。
「こ、ここまできたぞ!!」
「問題ありません、扉はメガチタニウム制です、そう簡単に突破できるわけが」
が、しかし――研究員の読みは甘かった。
扉は爆散していき、扉の破片の一部が研究員の頭部を潰し、脳漿と脳の肉片が飛び散った。
「ひ、ひぃぃぃ!!!」
残りの研究員は尿と糞を漏らしながら地面に這いつくばった、降参のつもりだろか、が、ユニコーンクレイドルは容赦なく残りの研究員たちをドリルで肉塊にしていった。
血と体液が混じり合った臭いが充満した部屋で、ユニコーンクレイドルは一つのバイザーを手にした。
まるでこれが、人類を救う希望でもあり、人類を破滅に導く厄災でもあるかのような目で見つめながら。
それから、数年後、HBTNシステムはユニコーンクレイドルに奪取されたまま、行方が不明となった。
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