超魔人C'NEミュージアン -CHOUJIN CODENAME MUSIAN-

黒鉄ライドウ

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第四話 悲しき銃撃超魔人、現る!

覚醒!!ヴォルトアン!!

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「消えるのは……お前だぁ!!!」

スコーピオンノイズラァはヴォルトアンに向かって毒液攻撃を放つも、軽やかに避けられる。

「当たるかよ」

そのセリフと共にヴォルトアンはオーディオブリッツァーの照準を合わせてノイズラァに向けて放つ。

バキューン!!バキューン!!っと銃声と共にスコーピオンノイズラァはよろめく。

その隙に、ヴォルトアンはノイズラァに接近し、ブリッツァーのツマミを傾け、弾丸、拳、電気のマークの内、弾丸から拳に変更するように傾ける。

『ナックルバレット』

そして、オーディオブリッツァーをナックルのようにノイズラァを殴った瞬時に、トリガーを引くとブリッツァーの先が爆散し、ノイズラァに大ダメージを与える。

「クソが!!こえなったら手当たり次第に!!」

スコーピオンノイズラァが背中の毒針の尻尾を5本に増やして建物に向かって攻撃しようとする。が、


「させるかよ!!」

今度はツマミを電撃の方にあわせる。

『サンダーバレット』

そして、目の前に向かってトリガーを引くと、銃口から無数の稲妻が発射され、毒針のしっぽを直撃し、しっぽはちぎれ落ちた。

「ぐぁ!!」

スコーピオンノイズラァは大ダメージを受ける。が、

「まだだ!!!まだ僕は負けてない!!


今度は両手をハサミにして、ヴォルトアンに襲いかかる。

が、ヴォルトアンは攻撃を避けながら銃撃をスコーピオンノイズラァに与え、続ける。

撃って、撃って撃って、撃ち込む!!

そうすると、ノイズラァの体の殻にヒビが現れ始める。

『ナックルバレット』

再びブリッツァーをナックルモードにして、スコーピオンノイズラァに向かって拳の一撃、

殻は完全に砕け落ち、後方に転がり落ちる。

「ぐぁ!!そっ、そんな!!僕がこんなところで」

そんなノイズラァにヴォルトアンは言った。

「今ここで改心したら追わないし、追撃もしない、どうする?」

そう敵にここで変身を解いて去るなら攻撃をしないという選択肢を与える。が、

「嫌だ…….嫌だ!!嫌だ!!!あの娘は僕のものなんだ!!!結婚まで考えてたのに!!!!ちょっと色々言っただけで急に別れるなんて!!僕のものにならないなら、家に監禁してでもものにしてやる!!!」

幼児の駄々のように泣きながら叫ぶスコーピオンノイズラァ。

どうやら言動から察するに普段から先ほどの女性にロクな対応をしていないのだろう。

そんな奴にヴォルトアンは。

「………聞くに耐えないな」

ツマミを弾丸マークに戻し、銃口の先を斜め下に倒し、そして、中に入ってるヘヴィメタルマジョリーレコードのボタンを押すと、

『ヘヴィメタル、チャージザバースト!!』

オーディオブリッツァーの待機音である、稲妻のような重厚感がある音楽が鳴る。

そして、銃口前に魔法陣が現れ、魔力が銃口にチャージされていく。

「僕のかのじょぉぉぉぉ!!!!!!」

再びスコーピオンノイズラァは背中から毒針のしっぽを伸ばし、ヴォルトアンに向かって攻撃を仕掛ける。が、

その前にヴォルトアンは銃口をノイズラァに向け、そして、トリガーを引く。

『メタルストリームバースト!!』

稲妻の弾丸が発射させ、しっぽを貫き、スコーピオンノイズラァの体を貫いた。

「嫌だ!!僕がふられるなんて……僕が負けるなんて!!」

貫かれたスコーピオンノイズラァはその場で倒れ、そして、

ドゴォォン!!!と爆散していった。

人間態に戻り、ジャークレコードは砕け散って一件落着。かと思いきや、

「あぁぁぁぁ!!!!」

男の身体が徐々に消え始めていく。体の一部が徐々に透明になっていき、そして、

「嫌だァァ!!!消えたくないよぉマァマァァァァ……」

完全に消えてしまった。

「終わったか……」

ヴォルトアンは後ろを振り向く、すると、

「…………………」

建物から様子を覗き見てた者たちの視線が自分に刺さる、完全に恐怖してる目だ。

「あっ、あいつ、消しやがったぞ……」

「怖いよぉ、お母さん」

「見ちゃダメよ!!因縁つけられると何されるか!!」

……………周りの視線、恐怖と嫌悪の感情が自分に向けられる。

そして、

「……………………」

建物のかげから、雷人の母親が出てきた。

ヴォルトアンはオーディオブリッツァーからレコードを外し、変身を解除して雷人に戻り、近づこうとした。

「……母さん…….あのさ…」

が、

「来ないでください」

「……へっ?……」

突然の母の敬語に戸惑う雷人。

「いっ、いきなりどうしたよ」

「……助けてくれた事には感謝してます……ですが…….これ以上私に…….いや……私やここにいる皆さんには関わらないでください……」

頭を深く下げる母親、その目に生気はなかった。

「………なんで……」

「早く帰ってください……,あなたがここに来たことはお父さんには言いません…」

「…….母さん……」

「早く帰れって言ってるでしょ!!!」

「!?」

突然の母親の怒声に困惑する雷人。

「化け物の身内なんて、世間からどう見られるか貴方にわかる!?あの家を出て、新しい旦那と出会って、やっと人生をやり直せると思ったのに……アンタのせいで全部ぶち壊しよ!!!」

怒り狂う母親に雷人はもう、何も言えなかった。

「行って!!!早く私の前から消えてちょうだい!!!この化け物!!!アンタなん……….

気がついたら雷人は、その場を走り去って行った。

なぜだろう、もうあの人に未練なんてなかった、ボロクソに言ってからこっちから捨ててやろうと思ったのに……なんで………

(なんで涙が止まらないんだよ……)

雷人はそこままビブラートとアルトが待つコテージまで走り去っていった。



「世話になったな、ビブラートのおっさん」

「また帰ってくるからね」

あれから3日後、アルトと雷人が旅立つ朝が来た。

「雷人君、君に渡すものがあるんだ」

とビブラートが雷人に渡したのは、アルトが持つのと同じミュージアンファンと人造使い魔ファミリアンキューブ一式である。

「その中に新しい物を入れておいた、試しに使ってみてくれ」

雷人は渡された紺色のキューブの模様を合わせると、馬の模様が現れ、

『ストライクホース』

変形した馬は巨大化し、さらに変形して、なんと、バイクの姿になったのだ。

「これって」

「すまないが君のバイクを拝借して作らせてもらった、その方が持ち運びしやすいと思ってね」

雷人はストライクホースに乗り、乗り心地を確かめる。

「スゲェいいぜ!!さすがビブラートのおっさんだ!」

気丈に振る舞っている雷人、が、アルトは不安だった。

「ねぇ、雷人、大丈夫かい、その、こんな事聞かれたくないかもだけど、」

「母さんの事ならなんの心配はねぇよアルト」

「へ?」

「元からあの人が家を出た時に関係は終わってたんだ、今更どう思われようが関係ない」

「来人」

「………じゃあ、行こうぜアルトにクロマル!!」

「……ニャ……」

アルトの隣には、ついさっきまで忘れ去られてたようなクロマルが不貞腐れていた。

「ごめんクロマル、後でコンビニの高級缶詰買ってあげるからっ、ねっ?」

「ニャ!!」

急に笑顔になるクロマル、以外と現金な奴である。

「ところで、雷人はこのまま俺たちと着いていくの?」

そう聞くと、雷人は一瞬考えて、

「……いや、もしかしたらまだアルトが見てない所でジャークレコードが使われてるかもしれないしな、お前がいいなら俺も単独で動いて探そうかとおもうんだけど、どうする?」

その答えにアルトは笑顔で、

「俺は雷人の意思を尊重するよ」

アルトは雷人に握手を求め、雷人もアルトの手を握り返す。

「了解だ、じゃあ、助けてほしいときはいつでも連絡してくれ!!すぐ駆けつけるからな!」

「うん、じゃあ」

雷人はストライクホース、アルトはクロマルに乗り、

「「またいつか!!」」

二人はそれぞれの道を進み、走り去っていったのだった。



一方その頃、魔法界マジョリーナでは。

「何?ビブラートが見つかったと?」

レノン城の王座の間に佇んでいるフォルテの顔が歪んだ。

「はっ!あちら側のとある街の森林に隠れ家を構えているようです」

その連絡に、フォルテは、

「直ちに兵を向かわせ、なんとしてもビブラートを捕縛しろ、設計図の入手次第では生死は問わん」

「御意に」

羊の男がその場をはなれる。

「ようやく見つけだぞビブラート、貴様の役に立たないと思っていた研究成果、私が思う存分使ってやろうぞ」

フハハハハ!!!っと高らかに笑うフォルテ、はたして、研究成果成果とはいかに……。



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