超魔人C'NEミュージアン -CHOUJIN CODENAME MUSIAN-

黒鉄ライドウ

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第四話 悲しき銃撃超魔人、現る!

ノイズラァ襲撃

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悲鳴の擦る方向に向かって走るアルトと雷人。

向かう先は、温泉街の市街地、そこでは無数の人が集まっていた。

その視線の先は、パーカーを着た男が、スーツ姿の女の腕をつかんでいた。

「なぁ!!!なんでだよ!!!こんなに愛してるのに!!!」

「いい加減にして!!!あんたとはもう終わったのよ!!」

セリフから察するに男女関係のもつれだろう。女は、男をパチンとひっぱたき無理やり引っぺがす。

「だからあんたと別れたのよ!!この束縛ストーカクソ野郎!!」

すると男は、泣きながら鬼の形相になり、ポケットからあるものを取り出した。

「もういい……僕の物にならないなら……」

ジャークレコードだ!!!

「無理やりにでも僕のものにしてやる!!!」

『スコーピオンノイズラァ』

ジャークレコードから触手が伸びていき、男を包み、現れたのはサソリの怪人、背中にはしっぽの針のようなものがある。

「いやぁぁぁ!!!」

「ば、化け物だぁ!!!!」

周りの人間が逃げていく中、アルトはスコーピオンノイズラァの前に立ち、

「よすんだ!!これ以上お姉さんに執着するな!!!」

「うるさいクソガキ!!!消え失せろ!!!」

スコーピオンノイズラァは口から毒液を吐くも、アルトは間一髪自身の身体能力で避ける。

そして、

「仕方ない」

帽子に魔力を込め、

『バイザーON!!』

ダンスマジョリーレコードをセットし、『ロディーング、ダンス!!』の電子音と共に、

超魔人覚醒ちょうじんかくせい!!」

掛け声と共にカーテンが閉じ、ドラムの音と共に、

『ダンシングフォーム!!フィーバー!!』

超魔人ミュージアンに変身。

「雷人!その人を安全なところに!!」

「あぁ」と雷人は腰が抜けている女性を抱かえ連れていく。

「こらぁ!!!僕の彼女だぞ!!!!」

スコーピオンノイズラァは追いかけようとするも、

「行かせない!!」

ナックルモードにしたミュージアンフォンでノイズラァの腹部を殴る。

「ぐぁっくそぉぉ!!!邪魔するぁ!!!」

「…さぁ!……音楽セッションを始めようか!…」



ミュージアンとスコーピオンノイズラァの戦闘は激化していった。

ミュージアンはスイミングフロッグ、ドクターゴート、ダイビングドルフィン、の順で合体させ、

『キューブバスター』

形が変形していき、小型の大砲が出来上がった。

スコーピオンノイズラァは再び毒液を吐くも、ミュージアンは避けて、キューブバスターで撃ちあう銃撃戦を繰り広げる。

そんな様子を雷人はただ遠くから見るしかなかった。

(くそ!!アルトが戦ってるってのに……俺には…)

何もすることができない、そう思うと自分が情けなくて仕方なかった。

………いや待てよ?……そうだ!!

「オーディオブリッツァー!!」

昨日ビブラートに見せてもらった銃型超魔人デバイスの事を思い出す。

あれがあれば自分も!!そう思い急いでビブラートのところに戻ろうと振り返るも、

「……雷人?…」

雷人の目の前には、昨日、懐石料理屋の前で見かけた女性が目の前にいた。

「……母さん…」

そう、この女性、5年前、離婚していらい音信不通だった雷人の母だったのだ。

「あなた…どうしてここに?」

久しぶりの再会、なぜだろうか、なんで自分を置いて出ていったのか、なぜ自分を捨てて再婚したのか、言いたいことも聞きたいこともいっぱいあったはずなのに、言葉が出てこない。

「ぐぁ!!」ーーーそんな時だった。

ミュージアンがスコーピオンノイズラァの背中の毒針に刺されて、やられてしまった。

「アルト!!!」

今は再会どころじゃない、雷人はミュージアンに近づき、抱きかかえる。

「僕の邪魔をした報いだ!!死ね!!!」


今度は雷人に向けて毒針を伸ばしてきた!!避けられない!!!すると、

バキューン!!!

毒針のしっぽの部分がどこからかの銃撃によってはじかれる。

「なんだ?」

銃撃がした方向に視線をやると、上空にオウルノイズラァ、もといビブラートがオーディオブリッツァーで狙撃したのだ!!

「雷人君!!一時撤退だ!!!」

「あぁ、分かった!!」

雷人は変身が解除されたアルトを抱かえ、その場を走れさっていった。



隠れたのは森の林、アルトは先ほどやられた毒で疲労していた。

「アルト、少し我慢だよ」

ビブラートは注射器で血清を注射した。

「これで助かるのか?」

「あぁ、でもしばらくは動けないから戦えない、私が奴と戦うしかない」

ビブラートはオーディオブリッツァーを手にさっきの場所まで戻ろうとする。

雷人は考えた、あれを使えば自分もアルトみたいに……だが、

『悪意を抑えられなかったら、暴走してしまう』、その言葉が頭によぎってしまう。

まだ自分の中に迷いが……その時、横になってるアルトの口から声がした。

「俺が…守らなきゃ…俺が皆を…」

アルトが、大切ながこんな状態でもなお、戦おうとしている。

ここで動かずに何がだ!!

「おっさん!!その銃を俺にくれ!!!俺が戦う!!」

ビブラートは一瞬止まるが、、

「……それは冗談で言ってるのかい?」

雷人は首を横に振った、本気だという意思表示だ。

「昨日も言っただろう、これを使えば」

「化け物になるんだろう?覚悟の上だよ」

「周りから人ならざるものとして畏怖と嫌悪の対象になる、それに戦っても君は報われ」

「周りの奴なんかどうでもいい!!」

ビブラートは雷人に視線を向けた。

「おれはアルトと約束したんだ、いい兄貴になるって、困った時は全力で頼ってくれ!!って、今動かなきゃ俺は嘘つきなクソ兄貴になっちまう!!」

「雷人君…」

「それにな、こんな状態のアルトも、そんな姿のあんたも叩くかわせるなんて、腐ってもできねぇ、あんたがそれをくれなくても、俺は生身でも行くぞ!!」

ビブラートは、一瞬考えた、そして、

「……覚悟は……いいんだね?」

雷人は首を縦に頷く、そして、ビブラートは、オーディオブリッツァーを彼の手に…



「僕のおもちゃ~~!!!どこ行ったんだい!!」

スコーピオンノイズラァは市街地を回っていた、周りの人間は建物に隠れている。先ほどの女も建物の敷地内だ。

「出てこないならかたっぱしから!!」

スコーピオンノイズラァが建物のドアを片っ端からけろうとした瞬間、

バキューン!!!

何処からかの銃撃がスコーピオンノイズラァに直撃、スコーピオンノイズラァは倒れこむ。

「この攻撃、さっきの」

そして、ノイズラァの目の前には、

「粘着質な男はクソだな」

オーディオブリッツァーを右手に構えている雷人がいた。

「お前はさっきの」

「よくもアルトを、俺の大事な弟に手を出してくれたぁ!!倍にして返してやるぜ!!」

「うるさい!!!僕の邪魔するとこうだ!!!」

スコーピオンノイズラァは毒針で粗相とするも、直前に雷人のオーディオブリッツァーによて撃ち落されてしまう。

「うぐぁ!!」

ノイズラァはひるんだ、今がチャンス。

「力を貸してくれ、アルト!!」

雷人は左手であるのもを取り出した

それは銀のマジョリーレコード、ボタンを押すと、

『ヘヴィメタル』

ブリッツァーの銃口をを斜め下に倒し、スロットルにヘヴィメタルマジョリーレコードをセットし、再び元に戻すと!!

電撃が雷人に走る!そして、雷人の頭に蘇る悲しき記憶。

「母さん、行かないで!!」「ごめんなさい…雷人…」母が出でいた時の記憶、

「出来損ないはここに入らん!!私の前から消え失せろ!!!」父に罵倒され勘当された記憶

悪意が頭によぎってくる、が、雷人は必死に抑え込み、

「俺は……お前らみたいにはならねぇ!!!」

そして、耐えきった。オーディオブリッツァーからヘヴィな重厚感のある音楽が流れる。

オーディオブリッツァーが雷人に適合したのだ。

そして、雷人はオーディオブリッツァーを回し銃口を上に向けて。

超魔人覚醒ちょうじんかくせい!!」

トリガーを引く。

『ライトニングバースト!!』

銃口から稲妻が飛び出しそれは、雷の魔法陣と解し先ほどよりも強い電撃が雷人を直撃する。

稲妻が雷人を包み、そして、現れたのは、稲妻のようならいんが体中に入った頭が稲妻のようにとんがった怪物、そして、体の周りにはヘヴィメタボンテージのようなトゲのついたアーマーが装着されていた。

『ヘヴィメタル!!、レッツミューズィック!!』

現れたのは、もう一人の化け物にして、もう一人の超魔人。

「お前、さっきの奴の仲間だな、何者だ!!」

(俺か……ミュージアンとは違うし……そうだな、雷でミュージアンの兄貴分ってことなら)

「俺は……超魔人ヴォルトアンだ!!!」

「はぁ!?」

ヴォルトアンはオーディオブリッツァーの銃口を向けてスコーピオンノイズラァに向けて言い放った。

「さぁ、消される覚悟はできてるか?」

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