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陰謀篇
第20話 派遣調査──外出権利の獲得
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茶会での騒ぎから一ヶ月半。火傷は痕も残らずに完治した。件の伯爵令嬢は王族侮辱罪、偽証罪で地下牢で即日処刑されたらしい。伯爵家も責任を取って爵位を返上し、市井に下ったそうだ。お母様は男爵令嬢が王女だった事実は隠したいようで、王族傷害罪での処刑は出来ないと私に泣きながら謝っていた。
火傷を治療する間に色々なことが変わった。マテオ兄様がティルノーグ王国とブリテギス帝国の間に位置する魔の森で熊の魔獣を討伐して正式に騎士団に入団。セオドア兄様は私の火傷を治すための回復薬を研究する過程で魔物除けの薬を開発。二人の株は急上昇だ。
だが何よりも変わったのはルーシーだ。姿を見せないと思っていたらサンセット侯爵家の養女として引き取られていた。それだけでなく、私の火傷が完治したと共に私の護衛騎士に任命された。今は護衛を兼ねる侍女だ。
「王女殿下。こちらがお願いされていた帝国の歴史書です」
ドンッ
机の上に大量の木簡が置かれ、低く鈍い音がする。
「ありがとうございます。ウィンザー侯爵夫人」
「いえ、新たな物事に興味を持つことは喜ばしいことです」
火傷が完治してからは一人で授業を受けている。ルーシーは私が治療している間も看病しながら授業を受けていたのだ。次は護れるように鍛錬する時間を増やしたいと言って猛勉強していた。
「ルーシーさんも最近は以前にも増して努力なさっているようです」
「はい。無理しすぎないで欲しいのですが……」
「それだけ王女殿下が大切なのでしょう」
「それは嬉しいですが…………」
「言って聞くような性格でもないですし、今は放置しておくしかないのでは?」
「そうですね」
授業が終わってから私は一人で王城の図書室へ向かっていた。
「カリスに臨時の侍女になって貰おうかな」
ルーシーが護衛の訓練に明け暮れるようになってから、無理をしているように感じる。日が昇る前から鍛錬をし、私の世話をして授業中は再び鍛錬。その後私の世話やメイドの仕事の手伝いをしてから夜中まで鍛錬をしている。明らかにオーバーワークだ。このままでは倒れてしまうかもしれない。問題はルーシーがカリスを臨時とは言え侍女にすることを簡単に受け入れるとは思えないことだ。
何か方法を考えないとなぁ……
悩んでいるとお母様の執務室の前に差し掛かる。珍しく扉が開いているので覗いてみるとお母様は報告書を見ながら首を傾げて唸っていた。眉間には深い川のようなシワが刻みこまれている。
コンコンコン
「お母様」
空いたままの扉を三回叩いて声をかけると、お母様は救済を得たかのように顔を輝かせて飛びつかんばかりに立ち上がった。
「フレイア! 授業が終わったのね! 私も休憩しようとしていたところだから、付き合って頂戴!」
お母様はの言葉に目を剥くアリシアとリアナ。火傷をしてからというもの、家族の私に対する溺愛っぷりに拍車がかかっている気がする。
「王妃陛下! まだ公務は終わっていません!」
「少し休憩を挟まないと効率が下がるわ。ねっ! 休憩にしましょう!」
「…………は、はぁ……」
こうなったお母様の誘いを断ると面倒なことになる。拗ねた女の面倒さは誰もが知るところだろう。仕方なく諦めたような返事をしていると、リアナが目で「申し訳ない」と言ってきた。お母様の侍女も大変だろう。
「お、お母様。休憩なら庭でしませんか?」
先手必勝!
私はお母様を庭に誘い出した。そうすれば休憩後に膝に乗せられたりしない。「仕事の手伝いでも……」と思ってもお母様は何もさせようとしないので、私はただそこに居るだけ。手伝いもできず、勉強もできず、退屈極まりない時間を過ごすことになるのだ。
「お庭?」
「はい。最近は綺麗な花が咲いていると聞いたので、お母様と一緒に見たかったのですが…………駄目ですか?」
少しあざといような気もするが上目遣いで聞くと大抵は許される。案の定、お母様はすぐに賛同した。
「そんなことないわ! すぐに行きましょう!」
「はい!」
ちょろいな…………
東屋で紅茶を飲みながら眺めた東の庭園は紫陽花、マリーゴールド、オニゲシ、カキツバタなどの花々によって落ち着いた上品な色合いで彩られていた。ここ数日は走り梅雨が続いていたが幸いにも今日は五月晴れで、庭園は久々の太陽の光に輝いていた。雨が数日間続いたことで湿気が重く、朝は深い霧に包まれていた庭園。今は霧も晴れて朝露に太陽光が反射して幻想的な風景が広がっていた。
「綺麗ですね……」
「えぇ、疲れを拭い去られた気分だわ。なんて清々しいのかしら」
神秘的とも言える情景に心奪われた私とお母様は世間話もせずに静かに庭を眺めていた。こっそりお母様の方を見ると、お母様はリラックスしたような表情で紅茶を飲んでいた。執務室で見せていた眉間のシワは既に無く、その目には活力が戻っている。
鰯網で鯨捕るってやつかな? 気分転換になったようで良かった。
偶然でここまで綺麗な景色を見れたのだ。本当に運が良かった。
「お母様。先程、何か悩んでいたようですが、何かあったのですか?」
「えぇ、少し気になる税収報告があってね」
「税収報告…………虚偽報告ですか?」
「そうだと思うけど証拠がなくて、そう言い切れる段階ではないから…………」
「では調査員を派遣すれば良いのでは?」
「実は今まで何度か派遣してるの。でも問題ないとしか報告が来ないの。金回りが怪しいことは確実だから何かしらの金品を横領しているのは確実なんだけど、何で稼いだ金品を横領しているのかまでは特定できないから処罰を与えることも今後の対策を考えることもできない状況ね」
「それは…………」
「これの処理ばかりをしているわけにもいかないから、仕方ないけどこの家は目を瞑るしかないかしらね……」
「…………お母様、私が調査に行きましょうか?」
「フレイアが?」
「私なら少女式を終えていないので正式には王家の者だと発表していません。なのでお忍びで旅行もしやすいですし、子供になら特に警戒もしないでしょう」
「でも、危険過ぎるわ。ただでさえ病み上がりなのに」
「大丈夫です。ずっと籠もりきりでも精神的に疲れてしまいます」
「…………わかりました。外出を許可しましょう。ただし条件としてルーシーを連れて行くこと。ルーシーの側を離れないこと」
「はい! お任せください!」
初の外出よ!
こうして私は初めての外出権を手に入れた。
火傷を治療する間に色々なことが変わった。マテオ兄様がティルノーグ王国とブリテギス帝国の間に位置する魔の森で熊の魔獣を討伐して正式に騎士団に入団。セオドア兄様は私の火傷を治すための回復薬を研究する過程で魔物除けの薬を開発。二人の株は急上昇だ。
だが何よりも変わったのはルーシーだ。姿を見せないと思っていたらサンセット侯爵家の養女として引き取られていた。それだけでなく、私の火傷が完治したと共に私の護衛騎士に任命された。今は護衛を兼ねる侍女だ。
「王女殿下。こちらがお願いされていた帝国の歴史書です」
ドンッ
机の上に大量の木簡が置かれ、低く鈍い音がする。
「ありがとうございます。ウィンザー侯爵夫人」
「いえ、新たな物事に興味を持つことは喜ばしいことです」
火傷が完治してからは一人で授業を受けている。ルーシーは私が治療している間も看病しながら授業を受けていたのだ。次は護れるように鍛錬する時間を増やしたいと言って猛勉強していた。
「ルーシーさんも最近は以前にも増して努力なさっているようです」
「はい。無理しすぎないで欲しいのですが……」
「それだけ王女殿下が大切なのでしょう」
「それは嬉しいですが…………」
「言って聞くような性格でもないですし、今は放置しておくしかないのでは?」
「そうですね」
授業が終わってから私は一人で王城の図書室へ向かっていた。
「カリスに臨時の侍女になって貰おうかな」
ルーシーが護衛の訓練に明け暮れるようになってから、無理をしているように感じる。日が昇る前から鍛錬をし、私の世話をして授業中は再び鍛錬。その後私の世話やメイドの仕事の手伝いをしてから夜中まで鍛錬をしている。明らかにオーバーワークだ。このままでは倒れてしまうかもしれない。問題はルーシーがカリスを臨時とは言え侍女にすることを簡単に受け入れるとは思えないことだ。
何か方法を考えないとなぁ……
悩んでいるとお母様の執務室の前に差し掛かる。珍しく扉が開いているので覗いてみるとお母様は報告書を見ながら首を傾げて唸っていた。眉間には深い川のようなシワが刻みこまれている。
コンコンコン
「お母様」
空いたままの扉を三回叩いて声をかけると、お母様は救済を得たかのように顔を輝かせて飛びつかんばかりに立ち上がった。
「フレイア! 授業が終わったのね! 私も休憩しようとしていたところだから、付き合って頂戴!」
お母様はの言葉に目を剥くアリシアとリアナ。火傷をしてからというもの、家族の私に対する溺愛っぷりに拍車がかかっている気がする。
「王妃陛下! まだ公務は終わっていません!」
「少し休憩を挟まないと効率が下がるわ。ねっ! 休憩にしましょう!」
「…………は、はぁ……」
こうなったお母様の誘いを断ると面倒なことになる。拗ねた女の面倒さは誰もが知るところだろう。仕方なく諦めたような返事をしていると、リアナが目で「申し訳ない」と言ってきた。お母様の侍女も大変だろう。
「お、お母様。休憩なら庭でしませんか?」
先手必勝!
私はお母様を庭に誘い出した。そうすれば休憩後に膝に乗せられたりしない。「仕事の手伝いでも……」と思ってもお母様は何もさせようとしないので、私はただそこに居るだけ。手伝いもできず、勉強もできず、退屈極まりない時間を過ごすことになるのだ。
「お庭?」
「はい。最近は綺麗な花が咲いていると聞いたので、お母様と一緒に見たかったのですが…………駄目ですか?」
少しあざといような気もするが上目遣いで聞くと大抵は許される。案の定、お母様はすぐに賛同した。
「そんなことないわ! すぐに行きましょう!」
「はい!」
ちょろいな…………
東屋で紅茶を飲みながら眺めた東の庭園は紫陽花、マリーゴールド、オニゲシ、カキツバタなどの花々によって落ち着いた上品な色合いで彩られていた。ここ数日は走り梅雨が続いていたが幸いにも今日は五月晴れで、庭園は久々の太陽の光に輝いていた。雨が数日間続いたことで湿気が重く、朝は深い霧に包まれていた庭園。今は霧も晴れて朝露に太陽光が反射して幻想的な風景が広がっていた。
「綺麗ですね……」
「えぇ、疲れを拭い去られた気分だわ。なんて清々しいのかしら」
神秘的とも言える情景に心奪われた私とお母様は世間話もせずに静かに庭を眺めていた。こっそりお母様の方を見ると、お母様はリラックスしたような表情で紅茶を飲んでいた。執務室で見せていた眉間のシワは既に無く、その目には活力が戻っている。
鰯網で鯨捕るってやつかな? 気分転換になったようで良かった。
偶然でここまで綺麗な景色を見れたのだ。本当に運が良かった。
「お母様。先程、何か悩んでいたようですが、何かあったのですか?」
「えぇ、少し気になる税収報告があってね」
「税収報告…………虚偽報告ですか?」
「そうだと思うけど証拠がなくて、そう言い切れる段階ではないから…………」
「では調査員を派遣すれば良いのでは?」
「実は今まで何度か派遣してるの。でも問題ないとしか報告が来ないの。金回りが怪しいことは確実だから何かしらの金品を横領しているのは確実なんだけど、何で稼いだ金品を横領しているのかまでは特定できないから処罰を与えることも今後の対策を考えることもできない状況ね」
「それは…………」
「これの処理ばかりをしているわけにもいかないから、仕方ないけどこの家は目を瞑るしかないかしらね……」
「…………お母様、私が調査に行きましょうか?」
「フレイアが?」
「私なら少女式を終えていないので正式には王家の者だと発表していません。なのでお忍びで旅行もしやすいですし、子供になら特に警戒もしないでしょう」
「でも、危険過ぎるわ。ただでさえ病み上がりなのに」
「大丈夫です。ずっと籠もりきりでも精神的に疲れてしまいます」
「…………わかりました。外出を許可しましょう。ただし条件としてルーシーを連れて行くこと。ルーシーの側を離れないこと」
「はい! お任せください!」
初の外出よ!
こうして私は初めての外出権を手に入れた。
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