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悪魔の心
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「花音!何読んでんの~?」
由佳が花音の雑誌を取り上げる。
「何これ?読モ募集中?花音、読モになるつもり?」
「あ…違うの。舞が最近読モに興味持ったみたいなの。それで舞がもしかしたら読モになれば彼氏が戻ってくるかもって、読モになるため一生懸命頑張ってるんだよ。」
「…ふっ。あははははははははっ!」
花音の話を聞き終えると、由佳はゲラゲラと笑いだした。
「え!?それマジで言ってる!?あの舞が読モとか、あり得ないでしょ!あはははは!」
「…どうして笑うの?」
「だってさ~!舞って髪パサパサだし~、写真で加工しても目小さいし~、そばかすもあるしかさ~、ぶっちゃけブスじゃん!」
由佳は笑いながら、舞のことを悪く言い続ける。
「おまけに舞ったらさ~、顔面がブスな上に、デブじゃん!」
「…舞は、モデルを目指すためにダイエットもしてるの。」
「あの体型じゃ、もう手遅れじゃな~い?あんなのが読モになれるなら、あたしだってなれるし、なんなら花音だってなれるんじゃない?花音って結構スタイルいいしさ~。」
「由佳、やめなよ。舞は彼氏とよりを戻すために一生懸命…」
「つかさ~、彼氏とよりを戻すために読モになるっておかしくな~い?あたしなら話し合いでどうにかしようとするけどな~。ほんっと、舞ってバカだよね~!」
舞の悪口を言い続け、ケラケラと笑う由佳を花音は呆然と見つめていた。
(こいつは人間じゃない…。悪魔だ。)
「舞ってば頭悪すぎるよね~!だから彼氏も取られちゃうしさ~!アキラって、ルックスもいいし明るいし、まさに完璧な彼氏って感じ~!舞にはもったいなすぎる~!」
「…アキラって誰?」
「舞の彼氏~!ずっと前に舞が彼氏と歩いてるの見て、一目惚れしちゃったんだぁ~!」
舞は彼氏を語るとき、彼氏のことをあっくんと呼ぶので、本名を聞いても「ごめん、自分でもよくわかんないんだけど、本名教えたくないんだ。」といって、教えないので、誰も本名は知らないはずだった。
「どうして舞の彼氏のことそんなに知ってるの?」
花音は全てを知っている。でもあえて聞いてみた。
「それはね~、付き合ってるからぁ~!」
舞は下品な声でゲラゲラと笑う。
(あっさりバラした…。バカなのはお前だ)
「アキラのことちょっと誘惑して、舞の悪口言って嫌うように仕向けたらさ~、アキラってばホントにその気になっちゃってさぁ~、アキラも結構バカなんだよね~!ま、その分簡単に手に入ったからいいけど~!」
「ひどいよ!!!」
花音はガタンと音を立て立ち上がり大声でそう言う。
クラスの全員の視線が、花音に注目するが、花音はお構いなしに続ける。
「どうしてそんな事ができるの?どうしてそれを笑って話せるの?」
「花音ってばどうしちゃったの~?」
「由佳は舞の気持ちがわからないの?舞がどれだけ傷ついたと思ってんの!?」
「何でそんなに怒ってるワケ~?花音がやられたんじゃないから別にいいでしょ~?」
「ひどい!由佳ってばマジありえない!」
花音がそういった瞬間、チャイムが鳴り、授業の先生がきた。放課後が来るまで、花音は由佳と口を聞かなかった。
放課後の教室。そこには恵梨香のグループしかいなかった。
「ねぇ、昼休みのこと、マジでヤバかったよね!」
恵梨香が目をキラキラと輝かせて言う。
「あぁ、波沢がキレたことか。あれで小泉がクソ女だってことがはっきりとわかったよな。」
雫はそういうと、口の端をくいっと楽しそうに持ち上げて笑った。
「人の彼氏奪うとか最低よね!あいつの方が性格悪いじゃない!その舞って人がかわいそうだわ!」
亜子はイライラした口調でいう。
「あははっ。亜子ってばイライラしすぎだよ。でも確かに、波沢さんの気持ち、わかるかも。それで恵梨香、小泉のことイジメちゃうの?」
由美子が楽しそうに笑う。
「当たり前じゃん!あいつには、かなりの制裁が必要だよ!亜子もそう思うよね?」
「ええ、もちろんよ!その舞って人と波沢花音の仇をうってやりましょう!ねぇ雫!」
「ハハッ!そうだな。徹底的にいじめ抜いてやろうぜ!」
4人は顔を見合わせて笑った。
由佳が花音の雑誌を取り上げる。
「何これ?読モ募集中?花音、読モになるつもり?」
「あ…違うの。舞が最近読モに興味持ったみたいなの。それで舞がもしかしたら読モになれば彼氏が戻ってくるかもって、読モになるため一生懸命頑張ってるんだよ。」
「…ふっ。あははははははははっ!」
花音の話を聞き終えると、由佳はゲラゲラと笑いだした。
「え!?それマジで言ってる!?あの舞が読モとか、あり得ないでしょ!あはははは!」
「…どうして笑うの?」
「だってさ~!舞って髪パサパサだし~、写真で加工しても目小さいし~、そばかすもあるしかさ~、ぶっちゃけブスじゃん!」
由佳は笑いながら、舞のことを悪く言い続ける。
「おまけに舞ったらさ~、顔面がブスな上に、デブじゃん!」
「…舞は、モデルを目指すためにダイエットもしてるの。」
「あの体型じゃ、もう手遅れじゃな~い?あんなのが読モになれるなら、あたしだってなれるし、なんなら花音だってなれるんじゃない?花音って結構スタイルいいしさ~。」
「由佳、やめなよ。舞は彼氏とよりを戻すために一生懸命…」
「つかさ~、彼氏とよりを戻すために読モになるっておかしくな~い?あたしなら話し合いでどうにかしようとするけどな~。ほんっと、舞ってバカだよね~!」
舞の悪口を言い続け、ケラケラと笑う由佳を花音は呆然と見つめていた。
(こいつは人間じゃない…。悪魔だ。)
「舞ってば頭悪すぎるよね~!だから彼氏も取られちゃうしさ~!アキラって、ルックスもいいし明るいし、まさに完璧な彼氏って感じ~!舞にはもったいなすぎる~!」
「…アキラって誰?」
「舞の彼氏~!ずっと前に舞が彼氏と歩いてるの見て、一目惚れしちゃったんだぁ~!」
舞は彼氏を語るとき、彼氏のことをあっくんと呼ぶので、本名を聞いても「ごめん、自分でもよくわかんないんだけど、本名教えたくないんだ。」といって、教えないので、誰も本名は知らないはずだった。
「どうして舞の彼氏のことそんなに知ってるの?」
花音は全てを知っている。でもあえて聞いてみた。
「それはね~、付き合ってるからぁ~!」
舞は下品な声でゲラゲラと笑う。
(あっさりバラした…。バカなのはお前だ)
「アキラのことちょっと誘惑して、舞の悪口言って嫌うように仕向けたらさ~、アキラってばホントにその気になっちゃってさぁ~、アキラも結構バカなんだよね~!ま、その分簡単に手に入ったからいいけど~!」
「ひどいよ!!!」
花音はガタンと音を立て立ち上がり大声でそう言う。
クラスの全員の視線が、花音に注目するが、花音はお構いなしに続ける。
「どうしてそんな事ができるの?どうしてそれを笑って話せるの?」
「花音ってばどうしちゃったの~?」
「由佳は舞の気持ちがわからないの?舞がどれだけ傷ついたと思ってんの!?」
「何でそんなに怒ってるワケ~?花音がやられたんじゃないから別にいいでしょ~?」
「ひどい!由佳ってばマジありえない!」
花音がそういった瞬間、チャイムが鳴り、授業の先生がきた。放課後が来るまで、花音は由佳と口を聞かなかった。
放課後の教室。そこには恵梨香のグループしかいなかった。
「ねぇ、昼休みのこと、マジでヤバかったよね!」
恵梨香が目をキラキラと輝かせて言う。
「あぁ、波沢がキレたことか。あれで小泉がクソ女だってことがはっきりとわかったよな。」
雫はそういうと、口の端をくいっと楽しそうに持ち上げて笑った。
「人の彼氏奪うとか最低よね!あいつの方が性格悪いじゃない!その舞って人がかわいそうだわ!」
亜子はイライラした口調でいう。
「あははっ。亜子ってばイライラしすぎだよ。でも確かに、波沢さんの気持ち、わかるかも。それで恵梨香、小泉のことイジメちゃうの?」
由美子が楽しそうに笑う。
「当たり前じゃん!あいつには、かなりの制裁が必要だよ!亜子もそう思うよね?」
「ええ、もちろんよ!その舞って人と波沢花音の仇をうってやりましょう!ねぇ雫!」
「ハハッ!そうだな。徹底的にいじめ抜いてやろうぜ!」
4人は顔を見合わせて笑った。
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