劣等アルファは最強王子から逃げられない

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疲れているアルファ

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がたがたと揺れているのが体の震えなのか馬車の揺れなのかわからないままにぐらついた頭を下げていたら、とんとん、と馬車の入り口が叩かれた気がした。
ゆっくりと顔を上げると、手元が視界に入り、ぎゅ、と胃が絞られたように痛む。
指先には、自分の血がついていた。
わずかに漂う鉄のにおいは指先からではなく、耳元から来るものだとわかってはいた。
しかし指先の血の赤い色を直視すると、されたことの恐ろしさに体が動かなくなる。
(……こわい)
馬車に乗ってしばらくして、血の香りが充満した。
指先で触れた耳元はぬるりとしていて、出血しているのがわかった。
鈍い痛みはだんだんとひどくなり、今では耳が痛くて仕方ない。
もともと良くないリュシアンの体調は、さらに悪くなっていた。
学園から屋敷までの距離が異様に長く感じられ、自分の頭が揺れているのか、馬車に揺られているのか、もう判別もできなかったほどだ。
早くついてくれ、とにかく早く、と思えば思うほどに家につかず、30分の距離が永遠に感じていた。
「リュシアン様?」
どうやら馬車はとっくに止まっていたらしい。
外から自分を気遣う声が聞こえて、リュシアンは力なく起きている、と答えた。
「開けますよ、リュシアン様、失礼します……」
がちゃ、と開いた扉はゆっくりと開き、外から執事のレニーが顔をのぞかせた。
「リュシアン様!?」
ぐったりとして動かないリュシアンに気づいたレニーは、慌てて馬車の扉を開く。
中に入り、動けずにいるリュシアンの様子を見分したレニーは、険しい顔をした。
そうしていると、焼けて肌の色が黒いレニーは、執事というより冒険者のように見える。琥珀色の目つきは鋭く、とても執事には見えなかった。
相変わらず顔がこわいとおかしくなってうっすらと笑うと、レニーはさらに顔を険しくした。
「死にそうですか?だめですよ、そんなきれいな顔で微笑まないで!天国に行く覚悟決めないでください、坊ちゃん!」
「……うるさい」
罵倒する声にも力がなかった。
だが大声を非難すると、レニーは安心したように息を吐いた。
「動けますか?」
「動けるように見えるのか?」
眦を釣り上げて返したものの、レニーとやり取りしたことで恐怖は幾分か和らいでいた。
いきなり顔見知り程度の男にピアスを無理やり開けられ、しかもあの口ぶりではわざと痛めつけ、うっとりと微笑まれたことは想像以上にリュシアンにショックを与えるものであったようだ。
自覚するより気が動転していたのだと気づき、小さく息を吐いた。
「無理そうですね。じゃあ失礼して、私が部屋まで抱きかかえさせていただきます」
よいしょ、と横抱きにされ、リュシアンは抵抗せず、むしろ積極的にレニーの首に腕を回した。
リュシアンは普段から体調不良で馬車から降りてこられないこともあり、そのときはレニーに運ばれている。
そのまま玄関から屋敷に入り、メイドたちがリュシアンの姿を見て察したようにきびきびと動き始めた。
「……ベータになりたい…………」
オメガはフェロモンをかぐだけで気分が悪くなるし、近づかれないとそのフェロモンさえわからない。
今日であったアルファの第一王子はだいぶ話が通じなかったし、勝手にひとにピアスを開けて血みどろにして喜んでいた。
(アルファこわい……)
もういやだ、とレニーの腕の中でうなだれていると、ちゃり、と耳元で金属の音がした。
こわいと思うのに、耳元からちゃりちゃりと音がすると今日の衝撃も痛みも忘れされてくれない。
「………坊ちゃん、それ、その……なんで、ピアス…………」
レニーの言葉に顔をあげると、彼はじっとリュシアンの耳元を見ていた。
「ああ、それは、まあ、母上を呼べるか。母上にも相談しなくてはいけないし」
血みどろになっている耳元はきれいにしたいが、リュシアンにはどうすればいいかわからなかった。
ピアスがどういうものか知識が全くなく、今はただ痛みしかない。
「……承知しました。それ、似合いませんよ。すごく、嫌な色です」
レニーはいつも朗らかで明るいが、その彼にしては珍しく苦々しく指摘した。
「勝手につけられたから見ていないんだ。どういうものだ?」
その言葉に目を見張ったレニーは、眉根を寄せた。
「金と紅玉です。嫌な色です。私は嫌いですよ」
「そうなのか?」
はい、とレニーは頷き、そのまま三階のリュシアンの部屋へと連れて行った。
「リュシアン様は、シルバーが似合います。金色は似合いませんよ」
部屋につくとベッドに下され、リュシアンは小さく息を吐いた。
すこし横になって休みたい、と思ったものの、今も変わらずに耳が痛い。
血が止まっていないまま横になるとベッドを汚してしまうかもしれないと思うと体を横たえることもできなかった。
ただの傷であれば魔法を使って即座に治せるだろうが、アルウェンはこの傷は魔法では治せないと言っていた。
「……レニー、耳の血は止まっているか?」
侍女が用意した水桶と新しいタオルを準備していたレニーは改めて耳元を確認してくれる。
「ちょっと拭いてみないとわかりませんが、おそらくは……レイザード様を呼びますか?魔法ですぐに治してくれると思いますが」
「……そうだな」
ついでに水も持ってくるように頼み、リュシアンは大きく息を吐いた。
レイザードは男オメガでライモントの母親だ。
つまりリュシアンからすると、父の愛人ということになるのだが、リュシアンの母であるイレリアは一切気にせず同じ屋敷の中に部屋を与え、さらには普通に家族として扱っている。
イレリアのレイザードに対する態度はまるで姉妹と一緒に過ごしているかのように楽しげで、ライモントとリュシアンの扱いに差はない。
そのせいもあってか、レイザードはすこしリュシアンに対して過保護なほどだった。
「リュシアン?どうしたのですか、顔色がひどいですよ……」
ほどなくしてやってきたのはライモントに顔立ちのよく似た線の細い男だった。
金色の長い髪を束ね、片側に流している。
緑の瞳が不安げに揺れるその表情は、学園にいるライモントによく似ていた。
「レイザード様、耳の傷を治してもらえませんか」
左耳を見せると、レイザードは痛ましそうにそっと指先で耳たぶに触れた。
父の愛人をしているのが不思議なほど、レイザードは魔法に詳しく精通している。
彼は貴族の愛人などしなくとも、王宮で魔法使いとして生きていけそうだった。
「治せるとは思いますが、どうしたんです?この傷……痛いでしょう?ピアスを開けるなら、私に言ってくれたら痛みのないようにしたのに」
やはりこの傷は、痛みを残すようなやり方で、あえてリュシアンにつけられたものらしい。
治癒ヒール
レイザードが短く唱えると、じわりと耳もとに温かい光が広がった。
(わからない……)
ティレル侯爵家は決して小さな家門ではない。
中立派の筆頭貴族で、東の領地に大規模な商業都市を抱え、税収もそれなりにある。
貴族としての歴史も長く、侯爵という地位は、初代国王から授けられたと言われており、
昇爵の話があるたびに初代国王から授けられた侯爵位のままでいいと何度も断っているという歴史もある。
そんな王家への忠誠を見せるティレル家が中立を貫いているのは、初代国王が造ったこの国の安定を図るためだ。
ティレル家は貴族の勢力図の変化をかなり嫌う一族で有名で、貴族の勢力図の変化を嫌うあまり、子供がオメガかアルファだとわかった時点で、平民からでも番候補を探して引き取り、一緒に育てるという風習があるほどだ。
王族には近づきすぎず、貴族たちにもすり寄りすぎない。
貴族の中では変わった一族ではあるが、ティレル家はその性質から平民からかなり支持を得ていた。
だからこそ王家側もそれなりに気を遣う家門である。
そんなティレル家の長子であるリュシアンに傷をつけて、アルウェンになにか利益があるとは思えない。むしろ不利益のほうが多いように感じる。
『……治癒ヒール
レイザードが違和感を覚えたように再び唱えた。
じっとりと額に汗が浮かび、不可解そうに眉を寄せてリュシアンの耳元に視線を向ける。
(やはり無理かもしれない)
レイザードの魔法がうまくいかなかったところをリュシアンは見たことがない。
だがその表情を見る限り、うまく傷は治っていないようだ。
「……レイザード様、無理はしないでください」
アルウェンは魔法も剣術も強く、単体での能力が強すぎたせいで、魔法騎士という彼独自の立場が与えられているほどだ。
そのアルウェンが与えた傷である。
やはり簡単には治らないのかもしれない。
(今日の夜会に行かないと治してもらえないということか?)
いくら魔法が得意でも、レイザードに天地を引き裂くほどの力はないだろう。
「……いえ、治します。ちゃんと言うことにしましょう」
ふう、と息を吐いたレイザードの稲穂のような髪が金糸のように輝いた。
『傷を負うもの。痛みをこらえるもの。天よ、この苦痛と慟哭を聞き届け給え。この魂は苦難の道を行き、傷ついている。流れた血潮は耐え忍ぶことを強いられる、哀れなものに救いを与えた給え』
まるで歌のような言葉が広がった、と思うと、耳の痛みがすっと引いた。
レイザードは唱え終えると、リュシアンの左耳を確認した。
手を伸ばされて耳たぶに触れられても痛みはなく、ちゃり、という金属がこすれる音が違和感として残るだけだ。
「これは……かなり魔力の強い相手に傷つけられましたね。傷をつけたのは、王家の誰かでしょうか?」
このピアスの魔法は何だろう、と見分するレイザードに魔法でそんなことまでわかるのか、とリュシアンは軽く目を見開き、頷いた。
「誰でしょうか?」

「アルウェン第一王子殿下です」

「なっ…………」
その名を耳にした瞬間、レイザードは大きく目を見開き、言葉を失った。
「レイザード様?」
「あ、アルウェン……!?なぜ…………」
絶句したレイザードに首を傾げ、なぜそんな反応になっているのかとレニーに視線を向けると、レニーも顔を強張らせていた。
「レニー?」
「……坊ちゃん、そのピアスは捨てるべきです。今すぐ」
低く抑えたような声でレニーが言うと、レイザードもはっとしたように頷いた。
「そうです、それはすぐに捨てて……ああ、なんでこんなことに……」
頭を抱えたレイザードはうう、と唸った。
「ああ、どうして……いえ、………渡しません。リュシアンは渡しませんよ。もう同じことはさせません。渡しません。絶対に……ああ、そうです、」
ぶつぶつとつぶやくレイザードの眼からは光が失われ、うつろに宙を彷徨っている。
魔法を使用するときはあんなに美しく輝いた新緑の瞳は、夏の木の下のように黒い影を落としていた。
「ライモント、アレは何をしているんです?リュシアンがこんな目にあって帰ってきたのに、アレは何をしているんですか?」
メイドの一人に問いかけるレイザードは、明らかに様子がおかしい。
これまでも、リュシアンはそんなレイザードの状態を見たことがなく、ひとりで訳がわからなくなっていた。
(なんなんだ……?)
勝手にピアスを開けられただけなのに、それを言ったとたん、みんなして様子がおかしい。だけというのはすこし語弊があるかもしれないが、しかし言ってしまえばそれだけだ。
レニーもどこか強張った様子で顔をしかめているし、レイザードは明らかに錯乱手前だ。
(どうかしてる!って狂って叫びたいのは俺のほうなんだが……)
周囲が一気におかしくなったせいで、リュシアンは逆に冷静になっていた。
体は重いし疲れているが、妙に頭がさえている。
(もういっそ寝たい……)
今日は朝から調子がよくない。
それを押して学園まで行ったのに、アルウェンのせいでリュシアンの一日はめちゃくちゃだ。
(やはり俺が『シア』で、アルウェンが『ルウ』であることと関係があるのか?)
記憶には全くないが、実は幼いころに何かがあったのだろうか、と周囲の大人を見て冷えた頭で思う。
記憶にないということは、周囲の大人たちに引き離されていたということだ。
それもこの様子だとアルウェンにリュシアンが『シア』だと気づかれないようにされていた可能性が高い。
とすると、幼いころにあった『何か』はアルウェンが引き起こした事故か事件かもしれない。
(幼すぎて記憶にないのか、あるいは相当ショッキングで忘れたのか)
さすがに情報が足りなすぎる、と目を伏せていると、控えめなノック音が響いた。
「あの、リュシアンお義兄様はおられますか、体調不良で帰宅したと聞き……」
リュシアンはその声を聞き、舌打ちしたい気持ちになった。
(なんでこのタイミングで戻ってくるんだ。このクソオメガ)
レイザードの様子が一番おかしい時に戻ってこなくてもいいだろうに、と眉根を寄せてしまった。
「入りなさい」
レイザードの冷え冷えとした声が入室を許可すると、ライモントが入ってくる。
レイザードは己の子であるライモントに蔑むような眼を向け、ライモントがリュシアンのそばに来るまで黙っていた。
「お義兄様、大丈夫で、」
ばちいん、と大きな音が響き、リュシアンは顔を歪めた。
心配の言葉をかけようとしたライモントの頬をレイザードが平手打ちをしたのだ。
ライモントは構えることができず、そのままよろけて床に座り込む。
白い肌は赤くなり、ライモントは驚いたような顔をした。
しかしすぐに生気の抜けた顔をして頬を抑えた。
「お前は何をしているんです、この役立たず」
レイザードはおおよそ自分の子供に向けるとは思えないような冷ややかな声で、ライモントを罵った。
「……」
しかしそんな罵倒にも、ライモントは暗くなった緑の瞳で耐えるばかりで何も言わない。
「リュシアンをこんな目にあわせて……お前なんかよりリュシアンのほうが大事に決まっているでしょう。そんなこともわからないんですか。お前は何を勉強しているんです」
「申し訳ありません」
(ああ、クソ……)
これはティレル家ではいつもの風景だった。
レイザードはイレリアにもリュシアンにも優しいし、接し方は普通だが、唯一、実子のライモントを異様に嫌っており、何か少しでも失敗したり、リュシアンを守れなかったりするとかなり手酷いことをする。
こうなっているレイザードは基本的には止めようがない。
リュシアンは何かないかと視線を巡らせ、ベットサイドのナイトボードに置かれた水のコップに目を止めた。
それを手に取り、ライモントに向ける。
「大体、お前は、」
ばしゃり、とそばに座り込んだライモントにコップの水をかけると、ライモントはうつむいていた顔を上げて、リュシアンを見上げた。
レイザードも驚いたように目を丸くし、リュシアンはわざとらしくため息をついた。
「疲れました。横になりたい。レイザード様、母上にこの件を報告してください」
言われて初めて気づいたように、レイザードはそうだ、イレリアに、と呟いた。
「ライモント、果汁が飲みたい。果実を絞ってこい。使用人の真似事くらいできるだろう」
そうしてきつく言いつけると、ライモントは緑の眼を輝かせて微笑みをこらえた。
「役に立たないなら、それくらいしろ」
頭を下げて、申し訳ありません、と言いながら軽やかな足取りでリュシアンの部屋を出ていく。
(まったく、あのバカ……)
ライモントを見送り、リュシアンはため息をつく。
レイザードの前でリュシアンがライモントにひどく接すると、レイザードはそうですよね、と納得した。
「じゃあ私はイレリアと相談してきますので」
お願いします、と無表情に返し、レイザードとライモントがいなくなった寝室で、リュシアンはばたりと横になった。

「…………もういやだ……」

帰ってきてからもすこしも休めない。
今日はめちゃくちゃだ、とつぶやくと、レニーが苦笑した。
「お兄さんはいつも大変ですね」
「黙れ」
リュシアンは苛立ちを隠さずに気心の知れた執事を罵倒した。
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