ブルー・クレセンツ・ノート

キクイチ

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混沌の秩序

スターリー スカイ#7

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────リエル(人狼ルガルアルビオン=ルーノ種、ラフィノス族、ウルザブルン=マノティウス)


 くそぅ、なんで、レイド級が3体もいるんだよ!
 しかも、呪詛の結界はる蜘蛛のような、一番厄介なやつだ。
 日中は、地中深くに潜っていやがったのか。

 緊急事態だってーのに、これじゃー先に進めないじゃないか!

「リエルくん……」

「なんですか? ルフィリアさん」

「ここは、私に任せて先へおゆきなさいっ!」

 普段は、糸のように細い目で優しい笑顔を浮かべている彼女が、目を見開き、妙にのりのりな感じで言った。

「……えーっと、よろしいのですか?」

「ええ、大丈夫よ! このセリフ、言って見たかったのよねー。夢が叶ったわ! 私が、引きつけておくから一気に駆け抜けてね。リエルくんが道を作ったら、シャーマンの娘達もダッシュしてねー!」

「「「はい!」」」

とういうと、彼女は、巨大な結界で蜘蛛を閉じ込めた。

「ほら今よ! 急ぎなさい! 青春は待ってくれないわよっ! 立ち止まってはだめっ! あー、こんなセリフまで、言える日がくるなんて!」

「……了解、お気をつけて」

 なんか、変わった人だ。
 何かのスイッチがはいってる感じだ。
 第一印象と全然イメージが違う……。
 宮廷勤めが長いって話だから、よほどストレスでも溜め込んでいたのかな?

 まあ、本人が楽しそうなそれでいいか。
 ルフィリアさんの実力ならレイド級3体程度にやられるわけないだろうしな。

「足止めしてくれるだけでいいですからね! すぐ戻ります! ご武運を!」

「きゃー、いまのセリフ素敵だわ!」
 ……楽しそうだ。きっと大丈夫だろう。

 俺は、前方に細長い浄化の結界を張り、道を作って、先を急いだ。

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