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影のセカイ
影の牙#6
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────ユキナ=イチジョウ(ヒューマノイド、イサナミ自治区、2代目清鳴)
ククリさんがやってきて、ラフィノス公国の宮殿で、指南をつけてくれると言われた。
なぜ、ラフィノス公国なのかはわからないが、念願が叶って嬉しくて仕方なかった。
急いで最低限の支度をして、飛空挺に乗り込んだ、途中でロングシップという迎えの飛空挺に乗り換えた。
宮殿に到着すると、女王陛下に挨拶を済ませた後、僕のために用意された部屋に案内された。
その部屋に用意されていたコンソールを開き、書きかけだったイサナミの書 第三版の原稿をみせられた。
公開するには、リシアさんの承認が必要だが、残りの執筆は、僕が引き継ぐように言われた。
そこには〝イザナミ〟と称された別の技能体系が記されていた。
きっとあの世界だ。
ククリさんは、これから、僕をイサナミ使いからイザナミ使いへと誘うと言ってくれたのだ。
それから、何日もかけ、より複雑で高度な気流操作の技術を徹底的に叩き込まれた。
気流操作の基礎が身についた頃、ククリさんは、獣道の話をしてくれた。
それは、修羅の世界に存在する道であり、踏み外さなければ、イサナミの世界を自由自在に行き来することができる近道のことだった。
僕はククリさんに両手を握ってもらいながら修羅に落ちつづける訓練をさせられた。
どんな状態に陥っても、ククリさんはあっという間に、イサナミに帰還させてくれた。
見えない道なので、感覚で覚えこむしかないと言われ、ククリさんに付いてもらって、ひたすら獣道を探った。
半月くらいはずっとその繰り返しだった。
ようやく少しだけ感覚が身につき、すこしだけ獣道を歩けるようになった。
しかし、ククリさんがいても獣道を歩くのは恐ろしくて仕方がなかった。
第二版に影の世界が記されなかった理由がようやくわかった。
ククリさんのような保護者がいなければ、通常はこのようなことを習得することはできないからだ。
ククリさんはたった一人で少しずつ試しながら命がけで、探求したのだ。
月影の本質は漆黒の闇に包まれた道無き道を進むことだと、ククリさんは教えてくれた。
超精密な気流操作を行って、石橋を叩いて渡るような感じで歩めれば、自分で獣道を切り開けるようになると教えてくれた。
それから数日は、進んではいけない道の感覚を、ひたすら覚え込まされた。
この訓練が一番恐ろしかった。無名相よりもひどい危篤状態に陥ることも度々あった。ククリさんがいなければ確実に死んでいただろう。
一通りの感覚が身についたあと、ククリさんは、いまだに月詠にすら届いていない僕に、刹那目指すように言った。
刹那は厳密にいうと技能ではなく、特殊な気流の状態だ。
たしかに、獣道の先のどこかに刹那への近道があっても不思議ではない。
ククリさんは、イサナミの書を考える際、最初に到達したのが、刹那だと教えてくれた。
そこから、イサナミの技能体系を考え出したのだ。
僕はユキヒラの体で、刹那、十六夜の先、水底、月影を体験している。
ククリさんからは、その感覚を思い出して、それらが外接する半球の球面の極を目指し、そこから真下に落ちろと指示された。それが無名相の真裏なのだと教えてくれた。
最初は何を言っているのかよくわからなかったが、影の世界の入り口の場所の感覚は覚えていたので、その裏のさらに球体の極をイサナミと修羅の世界の境界を感じながら、登っていった。
「多分、ここが極です」といったら、ましたに飛び降りるように言われた。
僕は、怖くてしかたなかった。周辺には一番やばい感覚が渦巻いていたからだ。
ククリさんにそれを伝えたら、それなら間違いないから安心して飛び降りるように言ってくれた。
そして、僕は、飛び降りた。
気がつくと、久しぶりに刹那の世界に立っていることに気づいた。
ああ、僕は、ついに帰ってこれたんだ。
嬉しくて仕方がなかった。
ユキヒラの体の時の感覚とはまるで異なっていたが、そこは間違いなく刹那だった。
しかし、月影の体でみる刹那は、歪でバランスが悪い世界だった。
ククリさんは、今の感覚と場所をよく覚えて、一度帰還して、直接刹那に入る練習をするように言った。
しっかり、感覚と場所を感じ、全身の気流を元の状態に帰還させた。
そして感覚が残っているうちに、すぐに刹那に入った。
簡単に入れたので、とても驚いた。
それから数日は、何度も練習を繰り返し、完全に感覚に覚え込ませた。
刹那を完全に身につけたあと、ククリさんは、刹那の世界に入ってから、水底に潜る練習をするように言った。
いままでの苦労が嘘のように、簡単に、しかもかなり深い底に立つことができた。
水底で、水面を見上げる光景はやはり美しかった。
しかし、ククリさんからは、浅すぎるとダメ出しをされ、数日は水底の修練に費やした。
かなり深く到達できるようになっても、浅すぎると言われ、必死で修練を重ねた。
体力が続かず、なんども膝をついた。
普通に月詠を目指すだけであれば最初のレベルで十分の筈だが、きっと、その先に到達するための訓練なのだろうと思った。
ククリさんから及第点をもらえた時には、さらに1週間ほど経過していた。
その次は、十六夜の先かとおもったら、月影をひたすら修練させたらた。とちゅう、整流だけでなく、抑制流までされて、気が遠くなるほど月影を繰り返した。
この修練には半月ほどかかった。
でも、気づいた時には、苦手に感じていた気流操作が息をするように精密に行えるようになっていた。
ククリさんは満足そうに僕を褒めてくれた。
とても嬉しかった。
ついに十六夜の先かとおもったら、十六夜の先は必要ないといわれ、これから、目指すのは影の世界だと言われた。
まず、無名相の状態になり、その真上の球面の極に垂直に飛びうつれと言われた。
無名相の感覚と場所は、嫌っていうほど体に染み付いていたので、比較的簡単に獣道を覚えこむことができた。
もう、いつ無名相に陥ってもいつでも月影に帰還できる自信がついた。
そこから、裏の世界の極に飛び移るという意味がわからず、かなり苦労したが、いろいろな気流操作を試行錯誤したいたら、ようやくその意味を理解することができた。
そして、そこが、影の世界の入り口だと教えられた。
憧れていた世界の入り口はこんなところにあったのだ。
僕の胸はトキめいた。
『イザナミ』の入門は、影の世界での十六夜の先だった。
影の世界では影の牙と名付けられていた。
十六夜の先がいらない理由がよくわかった。
入門と言われるだけあって、恐ろしく簡単だった。しかも普通の十六夜の先よりも深く広く、鋭利だった。
そして、ククリさんは、これから先は、書きかけだったイサナミの書 第三版の原稿を見ながら修練するようにいわれた。
定期的に様子を見にくるので、修練して試しながら、イサナミの書 第三版の整備を進めてほしいと頼まれた。
完成するまではイサナミ自治区には返さないよ、と笑いながらいわれた。
イザナミの世界は広大過ぎた、イサナミを狭く感じていた僕には嬉しいことでもあったが、あまりにも広大過ぎて、極められる自信がまるでなかった。
それでも、漆黒のイザナミ世界は僕の心を魅了し続けた。
日々の修練が楽しくてたまらなく、イサナミの書 第三版の整備というとても重要な仕事にかかわれることがとても嬉しくて仕方なかった。
女王カタリーナ=エヌ=ラフィノスや、宮廷の女性たちが、僕を気遣って、頻繁に様子を見にきてくれるので、息がつまることもなく、楽しく過ごすことができた。
原稿がまとまってきたら、リシアさんが頻繁に来るようになり、イサナミの書 第三版について、いろいろな調整を行なった。
リシアさんのダメ出しはとても細かく、終わりがまるで見えなかった。
ようやく、許可が出たのは、僕が、イサナミ自治区を離れて、3年ほど経過した後だった。
ククリさんがやってきて、ラフィノス公国の宮殿で、指南をつけてくれると言われた。
なぜ、ラフィノス公国なのかはわからないが、念願が叶って嬉しくて仕方なかった。
急いで最低限の支度をして、飛空挺に乗り込んだ、途中でロングシップという迎えの飛空挺に乗り換えた。
宮殿に到着すると、女王陛下に挨拶を済ませた後、僕のために用意された部屋に案内された。
その部屋に用意されていたコンソールを開き、書きかけだったイサナミの書 第三版の原稿をみせられた。
公開するには、リシアさんの承認が必要だが、残りの執筆は、僕が引き継ぐように言われた。
そこには〝イザナミ〟と称された別の技能体系が記されていた。
きっとあの世界だ。
ククリさんは、これから、僕をイサナミ使いからイザナミ使いへと誘うと言ってくれたのだ。
それから、何日もかけ、より複雑で高度な気流操作の技術を徹底的に叩き込まれた。
気流操作の基礎が身についた頃、ククリさんは、獣道の話をしてくれた。
それは、修羅の世界に存在する道であり、踏み外さなければ、イサナミの世界を自由自在に行き来することができる近道のことだった。
僕はククリさんに両手を握ってもらいながら修羅に落ちつづける訓練をさせられた。
どんな状態に陥っても、ククリさんはあっという間に、イサナミに帰還させてくれた。
見えない道なので、感覚で覚えこむしかないと言われ、ククリさんに付いてもらって、ひたすら獣道を探った。
半月くらいはずっとその繰り返しだった。
ようやく少しだけ感覚が身につき、すこしだけ獣道を歩けるようになった。
しかし、ククリさんがいても獣道を歩くのは恐ろしくて仕方がなかった。
第二版に影の世界が記されなかった理由がようやくわかった。
ククリさんのような保護者がいなければ、通常はこのようなことを習得することはできないからだ。
ククリさんはたった一人で少しずつ試しながら命がけで、探求したのだ。
月影の本質は漆黒の闇に包まれた道無き道を進むことだと、ククリさんは教えてくれた。
超精密な気流操作を行って、石橋を叩いて渡るような感じで歩めれば、自分で獣道を切り開けるようになると教えてくれた。
それから数日は、進んではいけない道の感覚を、ひたすら覚え込まされた。
この訓練が一番恐ろしかった。無名相よりもひどい危篤状態に陥ることも度々あった。ククリさんがいなければ確実に死んでいただろう。
一通りの感覚が身についたあと、ククリさんは、いまだに月詠にすら届いていない僕に、刹那目指すように言った。
刹那は厳密にいうと技能ではなく、特殊な気流の状態だ。
たしかに、獣道の先のどこかに刹那への近道があっても不思議ではない。
ククリさんは、イサナミの書を考える際、最初に到達したのが、刹那だと教えてくれた。
そこから、イサナミの技能体系を考え出したのだ。
僕はユキヒラの体で、刹那、十六夜の先、水底、月影を体験している。
ククリさんからは、その感覚を思い出して、それらが外接する半球の球面の極を目指し、そこから真下に落ちろと指示された。それが無名相の真裏なのだと教えてくれた。
最初は何を言っているのかよくわからなかったが、影の世界の入り口の場所の感覚は覚えていたので、その裏のさらに球体の極をイサナミと修羅の世界の境界を感じながら、登っていった。
「多分、ここが極です」といったら、ましたに飛び降りるように言われた。
僕は、怖くてしかたなかった。周辺には一番やばい感覚が渦巻いていたからだ。
ククリさんにそれを伝えたら、それなら間違いないから安心して飛び降りるように言ってくれた。
そして、僕は、飛び降りた。
気がつくと、久しぶりに刹那の世界に立っていることに気づいた。
ああ、僕は、ついに帰ってこれたんだ。
嬉しくて仕方がなかった。
ユキヒラの体の時の感覚とはまるで異なっていたが、そこは間違いなく刹那だった。
しかし、月影の体でみる刹那は、歪でバランスが悪い世界だった。
ククリさんは、今の感覚と場所をよく覚えて、一度帰還して、直接刹那に入る練習をするように言った。
しっかり、感覚と場所を感じ、全身の気流を元の状態に帰還させた。
そして感覚が残っているうちに、すぐに刹那に入った。
簡単に入れたので、とても驚いた。
それから数日は、何度も練習を繰り返し、完全に感覚に覚え込ませた。
刹那を完全に身につけたあと、ククリさんは、刹那の世界に入ってから、水底に潜る練習をするように言った。
いままでの苦労が嘘のように、簡単に、しかもかなり深い底に立つことができた。
水底で、水面を見上げる光景はやはり美しかった。
しかし、ククリさんからは、浅すぎるとダメ出しをされ、数日は水底の修練に費やした。
かなり深く到達できるようになっても、浅すぎると言われ、必死で修練を重ねた。
体力が続かず、なんども膝をついた。
普通に月詠を目指すだけであれば最初のレベルで十分の筈だが、きっと、その先に到達するための訓練なのだろうと思った。
ククリさんから及第点をもらえた時には、さらに1週間ほど経過していた。
その次は、十六夜の先かとおもったら、月影をひたすら修練させたらた。とちゅう、整流だけでなく、抑制流までされて、気が遠くなるほど月影を繰り返した。
この修練には半月ほどかかった。
でも、気づいた時には、苦手に感じていた気流操作が息をするように精密に行えるようになっていた。
ククリさんは満足そうに僕を褒めてくれた。
とても嬉しかった。
ついに十六夜の先かとおもったら、十六夜の先は必要ないといわれ、これから、目指すのは影の世界だと言われた。
まず、無名相の状態になり、その真上の球面の極に垂直に飛びうつれと言われた。
無名相の感覚と場所は、嫌っていうほど体に染み付いていたので、比較的簡単に獣道を覚えこむことができた。
もう、いつ無名相に陥ってもいつでも月影に帰還できる自信がついた。
そこから、裏の世界の極に飛び移るという意味がわからず、かなり苦労したが、いろいろな気流操作を試行錯誤したいたら、ようやくその意味を理解することができた。
そして、そこが、影の世界の入り口だと教えられた。
憧れていた世界の入り口はこんなところにあったのだ。
僕の胸はトキめいた。
『イザナミ』の入門は、影の世界での十六夜の先だった。
影の世界では影の牙と名付けられていた。
十六夜の先がいらない理由がよくわかった。
入門と言われるだけあって、恐ろしく簡単だった。しかも普通の十六夜の先よりも深く広く、鋭利だった。
そして、ククリさんは、これから先は、書きかけだったイサナミの書 第三版の原稿を見ながら修練するようにいわれた。
定期的に様子を見にくるので、修練して試しながら、イサナミの書 第三版の整備を進めてほしいと頼まれた。
完成するまではイサナミ自治区には返さないよ、と笑いながらいわれた。
イザナミの世界は広大過ぎた、イサナミを狭く感じていた僕には嬉しいことでもあったが、あまりにも広大過ぎて、極められる自信がまるでなかった。
それでも、漆黒のイザナミ世界は僕の心を魅了し続けた。
日々の修練が楽しくてたまらなく、イサナミの書 第三版の整備というとても重要な仕事にかかわれることがとても嬉しくて仕方なかった。
女王カタリーナ=エヌ=ラフィノスや、宮廷の女性たちが、僕を気遣って、頻繁に様子を見にきてくれるので、息がつまることもなく、楽しく過ごすことができた。
原稿がまとまってきたら、リシアさんが頻繁に来るようになり、イサナミの書 第三版について、いろいろな調整を行なった。
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