その笑顔を見たばっかりに

ふじのはら

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1,その距離感

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人は小さくて温かくてふわふわしたものに癒されるって何かで見たけど、、

ああいう生き物のことを言うんだろうか?

僕の視線の先にいるのは、学年ではかなり目立つ女の子、春川さん。仲の良い友達にはミナミちゃんって呼ばれている。

小さくて色白でふわふわした栗色の髪の毛で笑顔がビックリするほど可愛らしい。
ちょっとふっくらな体型も逆にイイっ!と思春期男子からの人気はひそかに高いけど、所謂カースト上位にいるグループの子なので実際に仲良く話が出来る男子はほんの一部だと思う。


黒板を消している途中の男子の作業を阻止しているのか後ろから抱きついてズルズル引きずられながらキャーキャー言っている。
150センチと少ししかなさそうな身長。白い肌に薄いピンクのリップに目を奪われてしまう。


「なんであんな可愛んだろ」
ギョッとして目の前の佐川が顔を上げる
「え、何きみ。俺を待たせて黒板写してると思ったら女の子見てんの!?」
わぁやばい、心の声が無意識に出てしまった
我に返って黒板に目を戻す、、、
わ!

「あぁぁ!まだ書いてない!」

さっきまで順調にうつしていた筈の黒板は、僕が見惚れていた2人によって半分以上消されてしまっている
思わず大きい声が出てしまった。教室中が一瞬僕を振り返った気がした

「え、すんません。大丈夫?」

黒板を消していた椎木(シギ)くんが驚いた表情で僕を見ていた。
椎木くんの腰に腕を回して抱きついたままの春川さん(ミナミちゃんとは僕は呼べない)もこちらを見ている。
普段絡みのない2人に見つめられてめちゃくちゃ焦ってしまう

「あ、ごめん!大丈夫!大丈夫!気にせず消してくれて大丈夫デス!」

はぁ、恥ずかしい。椎木くんも春川さんも、ーいや、佐川すら驚いた顔してる。

「待とうかー?、、っていうかミナミも俺に絡んでないで早くノート書いちゃいな。」
えー、もう結構消えてるもんと口を尖らせつつ春川さんはようやく椎木くんから離れて席に戻る。
僕はちょっとホッとしてノートの続きを大急ぎでとりはじめた。


椎木くんは僕と春川さんがノートを書いている姿に、諦めたように黒板前から一旦避けた。
そして仲の良い男子にまじって話を始める。


椎木くんは男の僕から見てもカッコいい。
ー学年でも、もしかすると学校中でも椎木くんを含むグループの存在を知らない人はいないんじゃないだろうか?

僕よりも背が高く、黒髪の前髪がちょっと長くて目にかかる。どこか面倒臭そうで無愛想というか、誰にでもニコニコするタイプではない。1人で居る時なんかは絶対声がかけづらい。
でも仲の良い友達の中にいる時や春川さんといる時はよく笑うのを見かける。

女の子も混ざっている賑やかなグループはいつも一緒にじゃれあっていて、後輩や先輩との交友関係も多そうでよく同じクラスでは無い人達と話しているのも見る。

同じクラスの瀬戸くんを筆頭に、椎木くんも春川さんも他の仲の良い人たちも目立つ人ばかりだ。
圧倒的主人公感。この世の中は彼らを中心に回っているんじゃないかと思う。
なんかあの集団がいるだけで教室の一角がキラキラしてるっていうか。。

とにかく僕らみたいなその他の普通の人はちょっと近寄り難かったりする。
ーあんな風に友達が多くていつも賑やかで人気があるって、毎日楽しいんだろうなぁ

いや、僕 楠木蓮(クスノキレン)も別に毎日楽しくないわけじゃない。普通に仲の良い佐川や青山も居るしボッチなわけじゃないし。女子と冗談を言い合ったりもする。

僕は前の席に座ってさっきから急かしてくる佐川を無視してノートを取りながらも、何となく彼らの事を考えていた。



「なぁなぁ、春川さんって可愛いよな?」
「は!?やめろクッキー!
彼女は高嶺の花が過ぎるだろ!目を覚ませ」
佐川が弁当を食べながら大げさにひいてみせる
「なんだ?恋か!? 寂しいぞクッキー、俺を見捨てるのか?」
僕の手に縋って可笑しなことを言う青山。

「おまえらクッキー呼びやめろよ。
ーそういうんじゃなくて、春川さんみたいなタイプが男はみんな好きなんかな?と思っただけだよ。」
「おん、そうじゃね?事実可愛いし。
でも俺は彼女ちゃんひとすじだからね~、可愛いとはおもうけどキレイな景色見てキレイだなーって思うのと同じかな」

同中から別の高校に行った彼女がいる佐川に青山が写真を見せろと絡み始める。
佐川のスマホを奪うべく手を伸ばす青山と、スマホを取られまいと青山の両腕を掴んで阻止する佐川。
いつも通りのじゃれ合いに僕は全く興味をしめさず、教室の離れた場所でお弁当やパンを広げて楽しそうに笑っている彼らをまた見ている。

「でもさ、春川さんて椎木くんの彼女じゃない?」
僕の視線に気づいた佐川が言う
「え、そうなの!?まじで?」
「え、逆に違うの!?瀬戸くんか椎木くんの彼女って噂あるでしょ?」

教室の入り口のあたりに5~6人で話している集団に目をやる
あけたドアに寄りかかって少し笑っている椎木くん、その隣で椎木くんの肩に腕をかけて何か爆笑しているイケメンの瀬戸くん、その瀬戸くんの制服のシャツの裾を掴んで困ってる顔の春川さん、あとの3人はいつも椎木くん達と一緒にいる別のクラスの人たち。
その中の1人の男子は春川さんの後ろから彼女の肩に腕を置いて、至近距離にいる。
椎木くんや瀬戸くんと同じくカースト上位の人たちだ。

ーうーん??わからない。。あの人たちの中では誰が誰にくっついていても珍しくはない。
春川さんが瀬戸くんか椎木くんの彼女って言われるとそうなのかも知れない。

僕は何故か心がちょっと波立つのを感じた。

第一普通の高校生って女子に平気で肩組んだり、抱きつかれて平然としているだろうか?
男同士だと確かに肩組んだりふざけて抱きつくくらいのことはするだろうけど、あんな顔合わせるたびにくっつき合う仲って彼らはどうやって構築したんだろうか?

ーやっぱりあの人たちは住む世界が違いすぎる。僕は気がつくと彼らを目で追ってしまうけど、見ていると心がざわつくのも確かだ。
これはひがみってやつかもしれない。



ーーーー


ある月曜日の朝
こんなに気が重い朝は滅多にない。全ては弟に原因がある。
はぁ、よりによって、、、

「おっはよう!楠木蓮くん!」

ギョッとして顔をあげると、教室に入ってきた瀬戸くんが笑顔でこっちに手をふっていた
ーうわぁ、やっぱり絡んできたよ。ちょっと恐いよ。

「き、昨日はどうも」
ドギマギしながら軽く手をあげて返事をしたら、瀬戸くんはこっちへ向かってくると僕の前の席の椅子をひいてどかっと座る

「なーなー、あのあとあの2人さー」
と、昨日の事を話し始めていたんだけど、僕の頭の中は軽いパニック状態。
瀬戸くんはとんでもなく綺麗な顔をしていて、長身で茶色い髪に茶色い瞳。彼女がよく変わることでも有名だけど、それも納得してしまうようなキャラクターの持ち主で学校の中にも外にもファンが多いらしい。

今まで一度も絡んだことのない有名人の瀬戸くんが僕の前で笑顔で話している。それだけで女の子の視線を感じる。

「おーい、瀬戸、何絡んでんのよ。楠木くんこまってるでしょーが」

瀬戸くんの頭を後ろから小突いて、僕と瀬戸くんの前に椎木くんが立っていた。
瀬戸くんは椎木くんの顔を見るや否や、僕の隣の席の椅子を引っ張ってきて無理矢理椎木くんを座らせる

ーえぇ何この状況?なんで僕朝から有名イケメン2人に絡まれてるの!?
挙動不審な僕が視線を彷徨わせて青山や佐川の姿を探す。
くっそぅ、2人共離れた所で近づいてこないし、絶対「行くのやめようぜ」とかで言ってるに違いない。

「椎木、昨日俺たちにすげー事があったんだよ、聞けよ!」
「すげーこと?キミと楠木くんに??キミたち絡みあったっけ?」

面倒臭そうに言いながらも椎木くんは鞄を肩から下ろして、不思議そうに瀬戸くんと僕を交互に見る
瀬戸くんは小学生のように、これからすごい話を聞かせるぜと言わんばかりの顔をしてニッと笑って見せる。2人のの温度差がすごい。

この2人、僕と同じ男ですか?なんで瀬戸くんはこんな同性でも見惚れるほど整った顔してるの?女の子見てるよ。
なんで椎木くんはダルそうに椅子に浅く腰掛けてるだけでこんな格好いい雰囲気醸し出してんの?女の子見てるよ。
一緒に居ると僕とは空気感が明らかに違う。

「うちのお嬢いるでしょ?」
「瀬戸の妹ちゃん?」
「そそ。あいつとね、昨日ちょっと買い物行ったワケ。」
「仲良いっすね。瀬戸妹って中3だっけか」
「そ、中3。んでね、あいつ街中で最近出来たての彼氏を見かけたとか言い出してさ、兄ちゃんに紹介しろって話になって追いかけたわけよ。」
「へぇ。」
「どうもーお嬢の兄でぇす。っつって、挨拶しようとしたらさ、その彼氏より彼氏の隣の兄上にビックリよ!」
「彼氏の兄貴?」
「それがまさかの、この楠木蓮なのよ!」
「うわ、ガチ?それはびびるわ。てかどんな偶然で出会ってんのよ」

瀬戸くんが同意を求めて僕を見て、椎木くんも僕を見る。
ね~?とにっこり同意を求める瀬戸くんと、通常運転クールな椎木くんに同時に見られて、僕はしどろもどろになる。

「そ、そうなんだよね、、!ごめんなさい、うちの弟なんかが!まさか瀬戸くんの妹さんと付き合ってるなんて」
「いや微笑ましいじゃないの。あんなワガママなお嬢と付き合ってくれるなんてありがてぇよ」
「瀬戸妹と楠木くん弟はどこでつながりあったわけ?」
「な、なんか2人塾が同じで、お互いの兄の高校が同じってことで話すようになったんだって」

へ~といって椎木くんは、しどろもどろの僕をじっと見たまま、楠木くんの弟似てる?とちょっと首を傾げて瀬戸くんに聞く。

「似てる似てる。楠木くんを少し幼くした優しそうな子。オレをみてすっげぇ驚いてて、その反応があんまり可愛いからお嬢から奪おうかと思ったわ」
カラカラと瀬戸くんは笑う。
「そらびびるでしょーよ。彼女の兄貴でおまえあらわれたら。そして、身内の好きなヤツに手出さないよーに。」

呆れたように椎木くんが言うのを、
「恋愛にタブーは付き物っしょ。いや、まてこのさい楠木蓮でも良いかもしらんわ。」
笑う瀬戸くんの足に椎木くんが蹴りを入れる。

「見境ねーなー。お前は顔面にスキル全振りしすぎなんだよ」
瀬戸くんの冗談に僕もアハハハと困惑しながら笑っていたけど正直いつも遠くから眺めていた2人のやりとりが僕を含めて展開されている事にはドキドキする。

「今度楠木くんちに弟見に行こうぜ。」
「え!僕んち!?いやいやイイです!見せられるほどの弟じゃないです!」
突然の瀬戸くんの提案に、「いっすね。」と言う椎木くん。

いやいや、おかしいでしょ!?僕と友だちってほどの関係ないのに弟見に家にくるって!僕がこの2人連れてったらお母さんビックリして倒れちゃうよ!?

なにしてくれてんだよマセガキ、晴人~!よりによってこんな有名人の妹さんと付き合うなんてさー
妹さんめちゃくちゃ可愛かったよ、そりゃそうだよね。この瀬戸くんの妹じゃね。って晴人どうなってんだよ?おまえそんな美人と付き合えるキャラを確立してんのかよ。

目の前の2人はともかく、同じ物を食べて同じ親に育てられた2歳も年下の弟に何か負けた気がして悔しい
皆の視線を集める2人と一緒にいる居た堪れなさもあって泣きたくなってきた。。

「おはよーちゃん!椎木っち、瀬戸っち」
がばっと春川さんが椎木くんの後ろから覆いかぶさるように腕をまわす
「いって!痛すぎ」
「ミナミうはよーちゃん」
突然登場した春川さんがすぐ近くで笑っている。
2人とも慣れたものだけど僕は呆然。
近くで見る春川さんの笑顔がやっぱり可愛くて、ふわっと甘い香りもするから思わず僕は赤面して目を逸らしてしまった。

「あ、瀬戸っち、ごめんー。昨日貸してもらったジャージ、家で留守番しております」
てへーと春川さんが椎木くんに抱きついたまま言うと、「はぁ~!?」と瀬戸くんが立ち上がる。

「今日俺使うって言ったべ。おまえ、許さねー」
「きゃー怖い~!マイちゃんどこー」
「こら、逃げんな!家に帰ってとって来い」
そのまま瀬戸くんが立ち上がって、キャーと笑って逃げる春川さんを追って行ってしまった。

なんだろう、あの破壊力。やっぱり同じ高校生とは思えない。春川さんの可愛さやばいし、、、

嵐のように去っていく瀬戸くんと春川さんを呆然としつつまだ赤い顔の僕が見つめていると、
「楠木くん、もしかしてミナミ気になってんすか?こないだもミナミ見てたよね」

机に肘をついて椎木くんが僕をみていた。
ちょっとだけ不機嫌そうな顔をしている気がして、僕は佐川が春川さんは椎木くんか瀬戸くんの彼女じゃないかと言っていた事を思い出す。

「ち、違います!断じて違います!人様の彼女さんをそんな!!」

やばい、もしかして椎木くんの彼女だった!?椎木くん怒らせた?さっき僕にやけてたかも!?

「人様の彼女って?瀬戸なら違うけど」
「え、えっと、じゃあ椎木くんの彼女、、?」
「は?何で?ミナミと付き合ってたことなんて過去にも今にも今後の予定にもねーわ。」

心外だと言うように椎木くんの表情に不満の色が浮かぶ。
ちょっと傾げた顔に、長めの前髪が目の辺りにかかって、その雰囲気にドキリとする。

「ちがった!?僕の勘違い!?だったらごめんね!」
焦って早口になるダサい僕。
椎木くんは小さくため息をつくと軽く手を挙げただけで、自分の席へと帰って行った。

ーえぇ、やっぱり怒らせた!?椎木くん、普段から友だち以外にはあんな感じだけど、アレは通常運転なの!?
それとも仲良い女友だちをじろじろ見たから気分悪くした?

椎木くんはなんだか苦手だ。瀬戸くんのように友好的なタイプじゃないし、あまりニコニコする人ではないからちょっと怖い。

その日僕は椎木くんを怒らせたかもしれないことが気になって勉強も友達との会話にも身が入らなかった。
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