174 / 174
空の世界
変動
しおりを挟む
(まいったな。 援護どころか、ここにいるのも精一杯だ)
目の前で繰り広げられる激戦に、エルリックは立ち尽くす事しか出来ない。
ナナが隠していた力を解放したらしい事をエルリックは察していたが、その力の増大は予想の遥か上を行くものであった。
天帝とナナによる魔術の応戦は、先ほどまでの戦いがほんの小手調べであった事をエルリックに知らしめる。
魔術の属性は1人につき1つと言う常識を覆し、炎や氷、風や土など様々な魔術を内包した膨大な魔力に物を言わせて放つ天帝。
鋼鉄を多種多様な形に造形し、四方を覆い尽くすほど無制限に生み出し続けるナナ。
絶える事なく互いの魔術は衝突し、閃光を迸らせる。
相対する2人の実力は、ほぼ互角。
息もつかせぬ魔術戦は、ただ互いの魔力のみを消費させ続けていた。
2人の戦いの余波により、既に周囲一帯は荒れ果て廃墟と化している。
暴風や轟音の響く戦場でエルリックは、武器である槍を支えにする事でなんとか踏みとどまっている状態である。
当然、戦いに参入する事など出来はしない。
(これが、序列者か…)
天帝とナナの戦いを見ているエルリックには、表現し難い感情にかられていた。
シンと出会い、魔王であるティナから教えを受けていただけあり、エルリックの実力は以前とは比べ物にならないほど上達している。
砂の世界にいた頃のエルリックならば、今のエルリックならば軽々と打ち倒す事が可能だろう。
ラピス王国の兵士であった頃、一度も勝てなかったリーグ将軍にすら、今のエルリックなら勝てる。
それほどまでに成長したエルリックだが、高みに上った事で、さらなる現実を突きつけられる事となっている。
まだ若く、自身の実力を把握しきれていなかったエルリックはもういない。
自身を知り、仲間の事を知ったエルリックだからこそ、目の前で繰り広げられる光景が意味するものを知ってしまったのだ。
シンやユナ、アイナにナナと共に過ごしておきながら、今更気付いた事実。
序列に名を連ねる事の偉大さ、そして本当の強者がどの様な存在かを知ったのだ。
それは身近に居た事で知る事が出来なかったのかもしれない。
序列に名を連ねる者の本気の戦いをエルリックは初めて目にしているのだ。
(僕は、あの領域に達する事が可能なのか?)
実力をつけて来たからこそ、理解出来てしまった。
今のエルリックは、この戦いでは足手纏いでしかない。
「ちっ、ミアリスの玩具ごときが!」
予想以上のナナの力に天帝ラドラス・エルドラスは顔を顰める。
苛立ちを覚えているのか、先ほどから魔術の精度が下がっている様にエルリックは感じていた。
魔術の精度が落ちれば、威力も下がる上魔力消費も大きくなる。
「天帝を押している。 ナナさん、もう少しだ!」
ナナの優勢、そう判断したエルリックは思わず声を上げる。
戦力にならない為、ナナに声援を送る他に力になれる事がないのだ。
「小賢しい!」 「エル君避けて!」
ラドラスがエルリックに狙いを定める瞬間とナナが叫んだ瞬間は、殆ど同時であった。
放たれた紅蓮の閃光を、エルリックは視認する事すら困難だった。
死んだ。
そう直感したエルリックは無意識のうちに瞳を閉じていた。
その空白の時間が、どれほどの間なのかエルリックは記憶していない。
数秒だったかもしれないし、数時間だったのかもしれない。
曖昧な時を過ごしたエルリックは、違和感を感じていた。
(まだ、生きている?)
死を目前にしていたはずのエルリックにいつまでたっても死は訪れていない。
あの天帝が狙いを外すとは、到底思えない。
「エル君、無事?」
ゆっくりと瞳を開けたエルリックに、小さな身体が映り込む。
「ナナさん、君が…?」
守ってくれたのか? そう続けようとしたエルリックだが、続くはずの言葉が出てこない。
何が起こったのか頭では理解出来ている。
しかし、それを認識する事が出来ないのだ。
ナナの脇腹が、抉り取られたかの様に大きく焼失していた。
「ふっ、小物を消すつもりが思わぬ収穫をもたらしたな」
ラドラス自身、衝動的にエルリックを攻撃した事は失態だと認識していた。
僅かな遅れで勝敗が決まったであろうナナとの魔術戦で、あの攻撃は致命的なほど判断ミスであったのだ。
エルリックへの攻撃の隙を突かれ、ナナにとどめを刺されてもおかしくはなかった。
しかし、現実に窮地に陥っているのは、ナナの方である。
足手纏いでしかない仲間を庇い、絶好機を逃したナナの判断にラドラスは愚かという他ないと表情に浮かべている。
それは同時にナナがラドラスをあと少しの所まで追い詰めていた証でもあった。
「ナナさん、治癒藥を!」
慌てて懐から準備していた治癒藥を取り出し、ナナの傷に直接振りかけるエルリックだが、治癒藥は万能ではない。
ナナがこれまで通りの戦闘をする事は不可能だろう。
「また、僕は足手纏いに!」
ナナの受けた攻撃はエルリックを殺すには十分すぎる威力のものだ。
威力を減少させてはいるだろうが、ダメージの大きさは計り知れない。
エルリックは己の出した行動を悔やむ。
ラドラスと互角に渡り合う事が可能なのはナナだけだ。
そのナナを欠いては、もう勝ち目がない。
「なかなか、楽しめたぞ」
これで終わり、そう告げるかの様にラドラスはエルリック達に手をかざす。
天帝の手から逃れる事は出来ない。
(シン、済まない)
思い浮かべるのは、唯一無二の友の顔だ。
戦友とも呼べる者が仲間と呼ぶ少女を、エルリックは守る事が出来なかった。
自然と、手にしていた槍が音を立てて転がり落ちる。
「ふん、腑抜けた顔をしやがって。 これだから人族は多種族に劣ると言われるのだ」
「全くだの。 抗う事もしないとは、何の為に妾が直々に指導したと思ってあるのか」
絶望感に包まれるエルリックの耳に久しく感じるほど懐かしい声が入り込む。
初めに聞こえたのはつい先日まで敵だった者の声。
次いで聞こえたのは己の師と呼ぶべき者の声。
共に全ての生命の頂点と呼ばれる者達の声である。
「ティナさん、それにサリス…」
「貴様、私だけを呼び捨てにするとはいい度胸だな」
「かーかっか、仕方なかろう。 サリスは敵だったのだからの」
魔王ティナ・グルーエルと山の神サリスが天帝ラドラス・エルドラスの前に立ち塞がる。
**
「どうしてあんたがここにいるのよ?」
ティナとサリスがエルリックの下に辿り着いた頃、同じくエルリックの下へと向かっていたユナ達の前にも立ち塞がる者がいた。
それは、この空の世界にいるはずのない者であった。
銀色の長い髪に身の丈以上の大斧を携える女性は、ユナが最も良く知る者だ。
「聞いてるでしょ⁉︎ 返事しなさいよ!」
立ち止まり、ユナの言葉に反応を示さない事にユナは苛立ちを募らせる。
「どうしてここにいるのよ⁉︎ クレア!」
問いかけの返答は、大斧の一撃でもって返される。
目の前で繰り広げられる激戦に、エルリックは立ち尽くす事しか出来ない。
ナナが隠していた力を解放したらしい事をエルリックは察していたが、その力の増大は予想の遥か上を行くものであった。
天帝とナナによる魔術の応戦は、先ほどまでの戦いがほんの小手調べであった事をエルリックに知らしめる。
魔術の属性は1人につき1つと言う常識を覆し、炎や氷、風や土など様々な魔術を内包した膨大な魔力に物を言わせて放つ天帝。
鋼鉄を多種多様な形に造形し、四方を覆い尽くすほど無制限に生み出し続けるナナ。
絶える事なく互いの魔術は衝突し、閃光を迸らせる。
相対する2人の実力は、ほぼ互角。
息もつかせぬ魔術戦は、ただ互いの魔力のみを消費させ続けていた。
2人の戦いの余波により、既に周囲一帯は荒れ果て廃墟と化している。
暴風や轟音の響く戦場でエルリックは、武器である槍を支えにする事でなんとか踏みとどまっている状態である。
当然、戦いに参入する事など出来はしない。
(これが、序列者か…)
天帝とナナの戦いを見ているエルリックには、表現し難い感情にかられていた。
シンと出会い、魔王であるティナから教えを受けていただけあり、エルリックの実力は以前とは比べ物にならないほど上達している。
砂の世界にいた頃のエルリックならば、今のエルリックならば軽々と打ち倒す事が可能だろう。
ラピス王国の兵士であった頃、一度も勝てなかったリーグ将軍にすら、今のエルリックなら勝てる。
それほどまでに成長したエルリックだが、高みに上った事で、さらなる現実を突きつけられる事となっている。
まだ若く、自身の実力を把握しきれていなかったエルリックはもういない。
自身を知り、仲間の事を知ったエルリックだからこそ、目の前で繰り広げられる光景が意味するものを知ってしまったのだ。
シンやユナ、アイナにナナと共に過ごしておきながら、今更気付いた事実。
序列に名を連ねる事の偉大さ、そして本当の強者がどの様な存在かを知ったのだ。
それは身近に居た事で知る事が出来なかったのかもしれない。
序列に名を連ねる者の本気の戦いをエルリックは初めて目にしているのだ。
(僕は、あの領域に達する事が可能なのか?)
実力をつけて来たからこそ、理解出来てしまった。
今のエルリックは、この戦いでは足手纏いでしかない。
「ちっ、ミアリスの玩具ごときが!」
予想以上のナナの力に天帝ラドラス・エルドラスは顔を顰める。
苛立ちを覚えているのか、先ほどから魔術の精度が下がっている様にエルリックは感じていた。
魔術の精度が落ちれば、威力も下がる上魔力消費も大きくなる。
「天帝を押している。 ナナさん、もう少しだ!」
ナナの優勢、そう判断したエルリックは思わず声を上げる。
戦力にならない為、ナナに声援を送る他に力になれる事がないのだ。
「小賢しい!」 「エル君避けて!」
ラドラスがエルリックに狙いを定める瞬間とナナが叫んだ瞬間は、殆ど同時であった。
放たれた紅蓮の閃光を、エルリックは視認する事すら困難だった。
死んだ。
そう直感したエルリックは無意識のうちに瞳を閉じていた。
その空白の時間が、どれほどの間なのかエルリックは記憶していない。
数秒だったかもしれないし、数時間だったのかもしれない。
曖昧な時を過ごしたエルリックは、違和感を感じていた。
(まだ、生きている?)
死を目前にしていたはずのエルリックにいつまでたっても死は訪れていない。
あの天帝が狙いを外すとは、到底思えない。
「エル君、無事?」
ゆっくりと瞳を開けたエルリックに、小さな身体が映り込む。
「ナナさん、君が…?」
守ってくれたのか? そう続けようとしたエルリックだが、続くはずの言葉が出てこない。
何が起こったのか頭では理解出来ている。
しかし、それを認識する事が出来ないのだ。
ナナの脇腹が、抉り取られたかの様に大きく焼失していた。
「ふっ、小物を消すつもりが思わぬ収穫をもたらしたな」
ラドラス自身、衝動的にエルリックを攻撃した事は失態だと認識していた。
僅かな遅れで勝敗が決まったであろうナナとの魔術戦で、あの攻撃は致命的なほど判断ミスであったのだ。
エルリックへの攻撃の隙を突かれ、ナナにとどめを刺されてもおかしくはなかった。
しかし、現実に窮地に陥っているのは、ナナの方である。
足手纏いでしかない仲間を庇い、絶好機を逃したナナの判断にラドラスは愚かという他ないと表情に浮かべている。
それは同時にナナがラドラスをあと少しの所まで追い詰めていた証でもあった。
「ナナさん、治癒藥を!」
慌てて懐から準備していた治癒藥を取り出し、ナナの傷に直接振りかけるエルリックだが、治癒藥は万能ではない。
ナナがこれまで通りの戦闘をする事は不可能だろう。
「また、僕は足手纏いに!」
ナナの受けた攻撃はエルリックを殺すには十分すぎる威力のものだ。
威力を減少させてはいるだろうが、ダメージの大きさは計り知れない。
エルリックは己の出した行動を悔やむ。
ラドラスと互角に渡り合う事が可能なのはナナだけだ。
そのナナを欠いては、もう勝ち目がない。
「なかなか、楽しめたぞ」
これで終わり、そう告げるかの様にラドラスはエルリック達に手をかざす。
天帝の手から逃れる事は出来ない。
(シン、済まない)
思い浮かべるのは、唯一無二の友の顔だ。
戦友とも呼べる者が仲間と呼ぶ少女を、エルリックは守る事が出来なかった。
自然と、手にしていた槍が音を立てて転がり落ちる。
「ふん、腑抜けた顔をしやがって。 これだから人族は多種族に劣ると言われるのだ」
「全くだの。 抗う事もしないとは、何の為に妾が直々に指導したと思ってあるのか」
絶望感に包まれるエルリックの耳に久しく感じるほど懐かしい声が入り込む。
初めに聞こえたのはつい先日まで敵だった者の声。
次いで聞こえたのは己の師と呼ぶべき者の声。
共に全ての生命の頂点と呼ばれる者達の声である。
「ティナさん、それにサリス…」
「貴様、私だけを呼び捨てにするとはいい度胸だな」
「かーかっか、仕方なかろう。 サリスは敵だったのだからの」
魔王ティナ・グルーエルと山の神サリスが天帝ラドラス・エルドラスの前に立ち塞がる。
**
「どうしてあんたがここにいるのよ?」
ティナとサリスがエルリックの下に辿り着いた頃、同じくエルリックの下へと向かっていたユナ達の前にも立ち塞がる者がいた。
それは、この空の世界にいるはずのない者であった。
銀色の長い髪に身の丈以上の大斧を携える女性は、ユナが最も良く知る者だ。
「聞いてるでしょ⁉︎ 返事しなさいよ!」
立ち止まり、ユナの言葉に反応を示さない事にユナは苛立ちを募らせる。
「どうしてここにいるのよ⁉︎ クレア!」
問いかけの返答は、大斧の一撃でもって返される。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
Re:Monster(リモンスター)――怪物転生鬼――
金斬 児狐
ファンタジー
ある日、優秀だけど肝心な所が抜けている主人公は同僚と飲みに行った。酔っぱらった同僚を仕方無く家に運び、自分は飲みたらない酒を買い求めに行ったその帰り道、街灯の下に静かに佇む妹的存在兼ストーカーな少女と出逢い、そして、満月の夜に主人公は殺される事となった。どうしようもないバッド・エンドだ。
しかしこの話はそこから始まりを告げる。殺された主人公がなんと、ゴブリンに転生してしまったのだ。普通ならパニックになる所だろうがしかし切り替えが非常に早い主人公はそれでも生きていく事を決意。そして何故か持ち越してしまった能力と知識を駆使し、弱肉強食な世界で力強く生きていくのであった。
しかし彼はまだ知らない。全てはとある存在によって監視されているという事を……。
◆ ◆ ◆
今回は召喚から転生モノに挑戦。普通とはちょっと違った物語を目指します。主人公の能力は基本チート性能ですが、前作程では無いと思われます。
あと日記帳風? で気楽に書かせてもらうので、説明不足な所も多々あるでしょうが納得して下さい。
不定期更新、更新遅進です。
話数は少ないですが、その割には文量が多いので暇なら読んでやって下さい。
※ダイジェ禁止に伴いなろうでは本編を削除し、外伝を掲載しています。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる