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けんたは、かんがえてみました。
たしかに、このせかいは、よいのかもしれないと、おもいました。
しかし、いじめっにいじめられるのは、どうしてもいやだと思いました。

だから、それをおじいちゃんに、いいました。
すると、おじいちゃんは、むずかしそうなかおをして、こういいました。

「それは、けんたが、もっとよいせかいにするために、がんばるしかない。かいけつするまで、じかんはかかるだろう。からだをきたえて、つよくなってもいい。いじめったちは、けんたが、けんかがつよいなら、やられるのがこわくて、いじめるのをやめるだろう。みかたを、ふやしてもいい。そうすれば、いじめったちは、たくさんのみかたに、しかえしされるのがこわくて、いじめるのをやめるだろう。とてもやさしいひとになってもいい。そうすれば、いじめったちは、けんたをいじめるのは、かわいそうだと、おもって、いじめるのをやめるだろう。けんたらしく、がんばって、うまくいくようにするんだ」



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