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8話
しおりを挟む「・・・!」
マリーのその言葉の確認の本当の意味を、ミコトが察した。
(・・・マリーさん、本心では本当は、わかっているのかも)
「・・・うーん。もう千年以上昔になるかなあ。
私、こう見えても人間時代は結構長寿だったのよ。
そう、・・・良い所に気づいたね、マリーさん。・・・人間、死んだらそれで終わりじゃないのよ」
今のあなた次第で、未来が決まるの。とミコトが続けた。
「・・・即決はできなくても、待つわ。千年に一度の、私の大事な試験がかかっているから。
私がいるとあなた意地張っちゃうみたいだから、ちょっと一人で考えてみてよ」
続く
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