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小さい小屋では事件が起きやすい
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俺が思いつきで7人の友達をキャンプに誘った。
ネットで山奥のいいキャンププランを探していたら3件良さそうな貸切の小屋が見つかった。
そのうちの一番綺麗なやつを選んだ。
ゴールデンウィークに約束をし、みんなで現地に向かった。
(しんや:よし!着いたから一旦小屋で休憩していい?)
みんなで小屋で休息を取ることにした。
(まさと:今日明日は良いとして天気予報見ると明後日から嵐だぜ、タイミング悪すぎん?)
テレビの天気予報では、この地域の天気が大荒れになるとなっていた。
(俺:だる、、まあ今日の夜から準備して明日晴れだから楽しめるようにしようよ)
夜になるまで各々休憩していた。
陽が落ちたのでみんなで外に出て色々準備を始めた。
案外簡単に終わったので初日の夜からバーベキューをすることにした。
(りゅうと:こんな自然に囲まれてキャンプに適した小屋をよく見つけたね。)
(俺:何軒かあったんだけどここが一番綺麗でさ。)
(かつや:でも、森だからちょっと怖いね。)
(ともき:8人もいるんだぜ?怖かねぇよ)
(ようすけ:この後何する?)
(こうき:俺花火持ってきたよ!)
そんなこんなで楽しい初日のバーベキューを終えた。
小屋に戻り寝る場所決めをした。
(俺:1階に4人、2階に4人、ちなみに1階は虫がよく飛んでくる。)
じゃんけんをして1階組「しんや りゅうと ようすけ こうき」 2階組「俺 まさと かつや ともき」
となった。
2階は涼しく快適だった。一方1階は辛くはないが、虫が結構いたらしい。
そうして1日目を終えた。
2日目の朝、みんなで集まりこれからの生活の分担を決めた。
また適当に楽しみ夜になった。
今日が晴れている最後の夜だ。
(俺:明日からは嵐だから今日は夜更かししようぜ!)
皆は俺の考えに賛成してくれた。
夜のバーベキュー中、森の方からズサズサと音がした。
(ようすけ:おいおい何だ?熊は勘弁してくれよ。)
かつやは今にも泣きだしそうだった。
そしてさらに音が大きくなってくる。
(ともき:不審者の可能性は?)
(俺:貸し切りだし山奥だからその可能性は低いと思う。)
8人もいるのでみんなで一通り確認してみたが、何もなかったので小屋に戻った。
小屋に入れば一安心、みんなで就寝した。
朝方に近くなり、俺は雷雨と強風で目が覚めた。
見るとしんやとかつやも目が覚めたようだ。
(俺:想像以上にひでぇな。)
外は雨が凄すぎて辺りが見えづらかった。
俺は少しテンションが上がった。
そのまま朝になり、みんなで小屋の中でできることを探した。
幸いネットが繋がるようで、怖い話をみんなで聞いた。
(まさと:せっかくだし?キャンプでの怖い話聞こうよ!)
その提案でみんなは自分たちの状況を照らし合わせてしまい、怖くなった。
その時、ドアからトントンと音が聞こえた。
風の音でよく分からなかったがドアから2回音が聞こえたんだ。
やはり天気が悪いのでみんなは風と思い、何も触れなかった。
段々日も暮れ始め、雰囲気が少し怖くなってきた。
(ようすけ:なんか怖い話的な雰囲気になってきたな、なんちゃって。)
みんなで雨の日も楽しく過ごせたのでよかった。
その日の夜俺が寝ていると窓の外から人の声が聞こえた。
(?:これはあっちに持ってって、ここから…)
なんか怪しい声が聞こえる。
怖すぎて目が覚めてしまったが、見てみても雨のせいで正体がわからない。
ただ睡魔には勝てないもんで、すっかり寝てしまった。
俺は何故か朝になったらそのことを忘れてしまっていた。
3日目
今日もいつも通り家の中で楽しく過ごし、夜を迎えた。
ただ気がかりなことは最近悪夢を見る。
悪人が俺たちを襲ってきて、俺がそいつらを殺す夢だ。
心の底でこのキャンプを恐れているのだろうか?
4日目の朝
まさとと、ともきがいなくなっていた。
みんなで大騒ぎになった。ただ一言もなく散歩しに行っただけなら良いのだが…
そして俺とかつやの服に薄黒いシミが結構な量で付いていた。
2人を日暮まで待っても帰ってくることはなかった。焦っている中警察に捜査を依頼した。
(俺:おい、なんかこの小屋呪われてんじゃね?最近悪夢を見るんだ。)
(ようすけ:どんな?)
(俺:この小屋で犯罪者を殺したり、周りの森を彷徨って何かを探したり…)
警察に全てを任せる中就寝した。
また悪夢を見て飛び起きた。
横を見るとかつやがいなかったが、森の方からかつやの声が聞こえる。
一安心してまた気を失うように寝た。
最終日、5日目の朝
みんなで集まった。
(俺:あれ?またかつや森に行ったの?)
(こうき:どっかいったん?)
昨日は誰かと歩きながら穴に落ちる夢を見た。
警察からの連絡もいまだにない。
みんなこれはニュース沙汰だろうと薄々感じてしまっていた。
ふと自分の手を見た時、人差し指と中指の爪が真っ赤になっていた。
つい叫んでしまい、すぐに洗い落とした。
かつやも帰ってこないし、2人もいまだに見つからない。
これじゃ帰ることもできない。
残りの5人ですることもなく、警察に全て任した。
そうして1日後、警察から言われた。
(警察:まず、まさとさんとともきさんは腹部を刺され、ナイフと血まみれのタオルと一緒に茂みの中に遺棄されていました。
そしてかつやさんは両目を抉られてすぐそこの土に埋められていました。埋められた時は息があった模様です。)
それを聞いてみんな泣き叫んだ。でも肝心な犯人はどこにいるのだろうか?夢で見たときのように俺が犯人を殺さなければいけなくなるのだろうか?
俺は精神に病み精神科に受診した。
そして悪夢も原因なんじゃないかと思い聞いてみたところ、夢遊病も発覚した。
ネットで山奥のいいキャンププランを探していたら3件良さそうな貸切の小屋が見つかった。
そのうちの一番綺麗なやつを選んだ。
ゴールデンウィークに約束をし、みんなで現地に向かった。
(しんや:よし!着いたから一旦小屋で休憩していい?)
みんなで小屋で休息を取ることにした。
(まさと:今日明日は良いとして天気予報見ると明後日から嵐だぜ、タイミング悪すぎん?)
テレビの天気予報では、この地域の天気が大荒れになるとなっていた。
(俺:だる、、まあ今日の夜から準備して明日晴れだから楽しめるようにしようよ)
夜になるまで各々休憩していた。
陽が落ちたのでみんなで外に出て色々準備を始めた。
案外簡単に終わったので初日の夜からバーベキューをすることにした。
(りゅうと:こんな自然に囲まれてキャンプに適した小屋をよく見つけたね。)
(俺:何軒かあったんだけどここが一番綺麗でさ。)
(かつや:でも、森だからちょっと怖いね。)
(ともき:8人もいるんだぜ?怖かねぇよ)
(ようすけ:この後何する?)
(こうき:俺花火持ってきたよ!)
そんなこんなで楽しい初日のバーベキューを終えた。
小屋に戻り寝る場所決めをした。
(俺:1階に4人、2階に4人、ちなみに1階は虫がよく飛んでくる。)
じゃんけんをして1階組「しんや りゅうと ようすけ こうき」 2階組「俺 まさと かつや ともき」
となった。
2階は涼しく快適だった。一方1階は辛くはないが、虫が結構いたらしい。
そうして1日目を終えた。
2日目の朝、みんなで集まりこれからの生活の分担を決めた。
また適当に楽しみ夜になった。
今日が晴れている最後の夜だ。
(俺:明日からは嵐だから今日は夜更かししようぜ!)
皆は俺の考えに賛成してくれた。
夜のバーベキュー中、森の方からズサズサと音がした。
(ようすけ:おいおい何だ?熊は勘弁してくれよ。)
かつやは今にも泣きだしそうだった。
そしてさらに音が大きくなってくる。
(ともき:不審者の可能性は?)
(俺:貸し切りだし山奥だからその可能性は低いと思う。)
8人もいるのでみんなで一通り確認してみたが、何もなかったので小屋に戻った。
小屋に入れば一安心、みんなで就寝した。
朝方に近くなり、俺は雷雨と強風で目が覚めた。
見るとしんやとかつやも目が覚めたようだ。
(俺:想像以上にひでぇな。)
外は雨が凄すぎて辺りが見えづらかった。
俺は少しテンションが上がった。
そのまま朝になり、みんなで小屋の中でできることを探した。
幸いネットが繋がるようで、怖い話をみんなで聞いた。
(まさと:せっかくだし?キャンプでの怖い話聞こうよ!)
その提案でみんなは自分たちの状況を照らし合わせてしまい、怖くなった。
その時、ドアからトントンと音が聞こえた。
風の音でよく分からなかったがドアから2回音が聞こえたんだ。
やはり天気が悪いのでみんなは風と思い、何も触れなかった。
段々日も暮れ始め、雰囲気が少し怖くなってきた。
(ようすけ:なんか怖い話的な雰囲気になってきたな、なんちゃって。)
みんなで雨の日も楽しく過ごせたのでよかった。
その日の夜俺が寝ていると窓の外から人の声が聞こえた。
(?:これはあっちに持ってって、ここから…)
なんか怪しい声が聞こえる。
怖すぎて目が覚めてしまったが、見てみても雨のせいで正体がわからない。
ただ睡魔には勝てないもんで、すっかり寝てしまった。
俺は何故か朝になったらそのことを忘れてしまっていた。
3日目
今日もいつも通り家の中で楽しく過ごし、夜を迎えた。
ただ気がかりなことは最近悪夢を見る。
悪人が俺たちを襲ってきて、俺がそいつらを殺す夢だ。
心の底でこのキャンプを恐れているのだろうか?
4日目の朝
まさとと、ともきがいなくなっていた。
みんなで大騒ぎになった。ただ一言もなく散歩しに行っただけなら良いのだが…
そして俺とかつやの服に薄黒いシミが結構な量で付いていた。
2人を日暮まで待っても帰ってくることはなかった。焦っている中警察に捜査を依頼した。
(俺:おい、なんかこの小屋呪われてんじゃね?最近悪夢を見るんだ。)
(ようすけ:どんな?)
(俺:この小屋で犯罪者を殺したり、周りの森を彷徨って何かを探したり…)
警察に全てを任せる中就寝した。
また悪夢を見て飛び起きた。
横を見るとかつやがいなかったが、森の方からかつやの声が聞こえる。
一安心してまた気を失うように寝た。
最終日、5日目の朝
みんなで集まった。
(俺:あれ?またかつや森に行ったの?)
(こうき:どっかいったん?)
昨日は誰かと歩きながら穴に落ちる夢を見た。
警察からの連絡もいまだにない。
みんなこれはニュース沙汰だろうと薄々感じてしまっていた。
ふと自分の手を見た時、人差し指と中指の爪が真っ赤になっていた。
つい叫んでしまい、すぐに洗い落とした。
かつやも帰ってこないし、2人もいまだに見つからない。
これじゃ帰ることもできない。
残りの5人ですることもなく、警察に全て任した。
そうして1日後、警察から言われた。
(警察:まず、まさとさんとともきさんは腹部を刺され、ナイフと血まみれのタオルと一緒に茂みの中に遺棄されていました。
そしてかつやさんは両目を抉られてすぐそこの土に埋められていました。埋められた時は息があった模様です。)
それを聞いてみんな泣き叫んだ。でも肝心な犯人はどこにいるのだろうか?夢で見たときのように俺が犯人を殺さなければいけなくなるのだろうか?
俺は精神に病み精神科に受診した。
そして悪夢も原因なんじゃないかと思い聞いてみたところ、夢遊病も発覚した。
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