運命の番に出会ったら嫌な顔をされた

愛川

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プロローグ

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『ねえ、お母さん運命ってない?』



「運命というのはオメガとαにある絶対的なつながりなんだよ」



『絶対的なつながり?』



「ああ、そうだ。見た瞬間相手から離れられなくなるぐらいにな」


『お父さん!』



「まあまあ、貴方ったら。」



『お父さんと、お母さんはどうして運命の事を知っているの?』



「そりゃ俺たちが運命だからさ、な?憲明?」



憲明「そうだね、僕たちは運命で繋がっている。この繋がりは決して切れないものだよ」


そういってほほ笑んだお母さんの笑顔は今でも俺は忘れない




ピッピッッピっピ



『んー。。』


憲明「こら玲!起きろ!」



『あと少し。。。。。』



憲明「ったく、今日は入学式だろうが!起きろっての!」


すると上から物凄い怒鳴り声が聞こえてきた


『うう、お母さん。うるさいい、』



憲明「お前が何時までも起きないからだろうが!」



『って、あああもうすぐ入学式じゃん』



慌てて時計を見ると7時半になっていた入学式は8時からだが準備して行くと間に合わなくなってしまう


憲明「ったく大学生になるんだからもっとしっかりしろよ」


お母さんの言う通りだな、反省しないと


『はいはい、分かったよ!』


そういって俺は早速準備をした


初日から遅れるのはまずいしなあ



憲明「ちゃんと薬を飲んだか?」



『うん、バッチりだよ母さん!じゃあ、行ってくるわ』


「やれやれ、騒がしいな」


憲明「お前に似てだろ、隆二」



隆二「否定できないのがつらい。」


後ろで何やら溜息をついている両親を残して俺は駅まで走った


今日から待ちに待った大学生活!楽しみだな、、
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