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第一話 転生
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目を開けた瞬間、私は直感した。
(あ、これ絶対夢……じゃない)
視界いっぱいに広がる天蓋付きベッド。レースのカーテン、シャンデリア、そして異様に豪奢なドレッサー。
見慣れない部屋、でもどこかで見たことがある。
鏡に映った自分の顔を見て──私は叫びかけた声を、必死に飲み込んだ。
(……うそ……ちょっと待ってこれ……)
長い金髪。白磁のような肌。艶やかにカーブした唇と、冷たく見下すような目。
これは……これはまさか……。
「オルフェリア・フォン・グリムハイト……っ!?」
──私が、人生でいちばん愛した「推し」じゃないですか!!
◇
名前は黒瀬萌無子、27歳、会社員。ブラックな職場に疲れ果てて、ある日突然ぶっ倒れた。
目を覚ましたら、「伝説の悪役令嬢」オルフェリアに転生していた。
いやいや、意味が分からない。
確かに私はオルフェリア様の処刑シーンを1,000回は見たし、SSも何本も書いたし、公式グッズはすべて持っている。
でもまさか──まさか、本人になるなんて!!
(これ……最高じゃん……!!)
ドSで、冷たくて、最後まで貴族の誇りを捨てなかった最高のキャラ。
自分が死ぬとわかっていても動じない、あの美しさ。
オルフェリア様に、私は一生罵られていたいと思ってたのに……。
(私、本人!? どうすればいいの!? いや、何すればいい!? え、まず踏めばいい!? それとも罵倒!?)
◇
「お嬢様、そろそろ登校のご準備を」
侍女の声に導かれるまま、私は服を着替え、馬車に揺られて──王立アカデミーに辿り着いた。
この世界の乙女ゲームの舞台。つまり、ここで物語が始まる。
(でも、まだ序盤。婚約破棄イベントも処刑も遠い。ってことは……私、自由に動ける!!)
そう、自由だ。
オルフェリアとして、好きにふるまっていい。堂々と令嬢たちにマウント取ってもいい。
地面に這わせて、髪を踏んでもいい──それが「似合う女」に私はなったのだ!
心の奥で高笑いしながら廊下を進む。完璧な優雅さでスカートを翻し、貴族の娘たちを睨みつけ──。
「……!?」
廊下の先。こちらを見ている一人の少女がいた。
銀髪の内巻きボブ。淡い水色の瞳。控えめなドレス。清楚そのものといった風貌のその子が──。
こちらを見つめながら、じわりと……頬を赤らめた。
「……オルフェリア様……ッ♡」
こっちに駆け寄ってきたかと思うと──彼女はいきなり、私の足元でスカートをつかんで、顔を上げる。
「この顔を──思いきり、踏んでいただけませんか……?」
「…………」
(あれっ!? 展開早くない!?)
「わたくし、ずっとあなたに踏まれたくて……ずっとこの日を夢見て……。お願いします!! どうか、罵ってくださいませ、オルフェリア様ァ!!」
目がマジだ。心の底から本気で言ってる。
(やばい、この子、狂ってる──いや、好きだけど!)
「……貴女、名前は?」
「ミレットですわ!! ミレット・フォン・アルカンシェル!! わたくし、オルフェリア様の奴隷を名乗るために生きておりますの!!」
(どこの界隈の名乗り口上!?)
そして気づいた。
この学園……なんか、やたらと視線が刺さる。
ふと見れば、廊下の陰、窓の外、階段の上……。
色んな場所から、女子たちがじっとこちらを見ている。
目を潤ませて。頬を赤らめて。時には口元を抑えながら──。
(ねえ待って、私、人気ありすぎじゃない!? こんな、出オチみたいな……)
──地獄は、もう始まっていた。
◇
「お願いです、踏んでください……っ」
ミレットは、廊下の真ん中で私の足元にひざまずき、顔を差し出していた。
心の底からうっとりした顔で、まるで天使に処刑されるのを望む殉教者のように。
(いやいやいやいや、意味がわからん!!)
私はオルフェリア様に転生した。確かにそうだ。
だけど、「何もしないうちからドM令嬢に崇拝される」のは想定外すぎる。
「あ、あの……貴女、ちょっとお顔を上げて……?」
「っ……ッ!! お顔を、睨んでいただけた!? これはご褒美……っ!?」
(違う、違う違う違う!! 普通の会話をしようとしてるだけなの!!)
しかも周囲を見れば、物陰や窓際にちらちらと見える女の子たちの影──
ミレットの告白に明らかにざわついている。いや、興奮している。
その中の一人、軍服風の制服に身を包んだ長身の少女が、静かに一歩前に出た。
「……踏まれるだけが、愛ではないと思います」
「え……?」
「──斬っていただけるのも、幸せですわよね?」
その少女は、手にしていた木刀を軽く肩に担いで、私を見つめた。
鋭くも伏し目がちなその目は、明らかに“殺されたい顔”をしている。
「私はヴィオラ・ド・シュヴァルツェンベルグ。剣術科首席。
どうか、わたくしの命を、その手で……奪ってくださいませ、オルフェリア様……」
(だから、まだ何もしてないんですけど!?)
「ちょ、ちょっと待って、皆さん……その、落ち着いて?」
「落ち着けると思いますか? あの『睨み』を見せつけられて……」
「一睨みで胃が痙攣しましたわ……でも、それが、気持ちよくて……♡」
(いやいや、私ただのオタクOLですから!! そんなつもりは微塵も──)
ミレットとヴィオラ。踏まれたい少女と斬られたい少女。
そのふたりが私を間に挟んで、じわじわと距離を詰めてくる。
「オルフェリア様……お好きなのは、刀ですか? それとも、素手ですか?」
「どちらの足で踏まれるか、選ばせていただけませんか?」
「……え、選ばなきゃいけないの……?」
(ていうか、選んだら実行されるの!? え、ほんとにやらなきゃいけないの!?)
──そして私は、ふと思った。
(この世界、どう考えてもおかしい。私がおかしいんじゃなくて、周りが変態すぎるんじゃ……?)
もしかして。
もしかすると、これは──「Sにならないと、生きていけない世界」なのでは?
心のどこかで、妙なスイッチがカチリと音を立てた気がした。
(あ、これ絶対夢……じゃない)
視界いっぱいに広がる天蓋付きベッド。レースのカーテン、シャンデリア、そして異様に豪奢なドレッサー。
見慣れない部屋、でもどこかで見たことがある。
鏡に映った自分の顔を見て──私は叫びかけた声を、必死に飲み込んだ。
(……うそ……ちょっと待ってこれ……)
長い金髪。白磁のような肌。艶やかにカーブした唇と、冷たく見下すような目。
これは……これはまさか……。
「オルフェリア・フォン・グリムハイト……っ!?」
──私が、人生でいちばん愛した「推し」じゃないですか!!
◇
名前は黒瀬萌無子、27歳、会社員。ブラックな職場に疲れ果てて、ある日突然ぶっ倒れた。
目を覚ましたら、「伝説の悪役令嬢」オルフェリアに転生していた。
いやいや、意味が分からない。
確かに私はオルフェリア様の処刑シーンを1,000回は見たし、SSも何本も書いたし、公式グッズはすべて持っている。
でもまさか──まさか、本人になるなんて!!
(これ……最高じゃん……!!)
ドSで、冷たくて、最後まで貴族の誇りを捨てなかった最高のキャラ。
自分が死ぬとわかっていても動じない、あの美しさ。
オルフェリア様に、私は一生罵られていたいと思ってたのに……。
(私、本人!? どうすればいいの!? いや、何すればいい!? え、まず踏めばいい!? それとも罵倒!?)
◇
「お嬢様、そろそろ登校のご準備を」
侍女の声に導かれるまま、私は服を着替え、馬車に揺られて──王立アカデミーに辿り着いた。
この世界の乙女ゲームの舞台。つまり、ここで物語が始まる。
(でも、まだ序盤。婚約破棄イベントも処刑も遠い。ってことは……私、自由に動ける!!)
そう、自由だ。
オルフェリアとして、好きにふるまっていい。堂々と令嬢たちにマウント取ってもいい。
地面に這わせて、髪を踏んでもいい──それが「似合う女」に私はなったのだ!
心の奥で高笑いしながら廊下を進む。完璧な優雅さでスカートを翻し、貴族の娘たちを睨みつけ──。
「……!?」
廊下の先。こちらを見ている一人の少女がいた。
銀髪の内巻きボブ。淡い水色の瞳。控えめなドレス。清楚そのものといった風貌のその子が──。
こちらを見つめながら、じわりと……頬を赤らめた。
「……オルフェリア様……ッ♡」
こっちに駆け寄ってきたかと思うと──彼女はいきなり、私の足元でスカートをつかんで、顔を上げる。
「この顔を──思いきり、踏んでいただけませんか……?」
「…………」
(あれっ!? 展開早くない!?)
「わたくし、ずっとあなたに踏まれたくて……ずっとこの日を夢見て……。お願いします!! どうか、罵ってくださいませ、オルフェリア様ァ!!」
目がマジだ。心の底から本気で言ってる。
(やばい、この子、狂ってる──いや、好きだけど!)
「……貴女、名前は?」
「ミレットですわ!! ミレット・フォン・アルカンシェル!! わたくし、オルフェリア様の奴隷を名乗るために生きておりますの!!」
(どこの界隈の名乗り口上!?)
そして気づいた。
この学園……なんか、やたらと視線が刺さる。
ふと見れば、廊下の陰、窓の外、階段の上……。
色んな場所から、女子たちがじっとこちらを見ている。
目を潤ませて。頬を赤らめて。時には口元を抑えながら──。
(ねえ待って、私、人気ありすぎじゃない!? こんな、出オチみたいな……)
──地獄は、もう始まっていた。
◇
「お願いです、踏んでください……っ」
ミレットは、廊下の真ん中で私の足元にひざまずき、顔を差し出していた。
心の底からうっとりした顔で、まるで天使に処刑されるのを望む殉教者のように。
(いやいやいやいや、意味がわからん!!)
私はオルフェリア様に転生した。確かにそうだ。
だけど、「何もしないうちからドM令嬢に崇拝される」のは想定外すぎる。
「あ、あの……貴女、ちょっとお顔を上げて……?」
「っ……ッ!! お顔を、睨んでいただけた!? これはご褒美……っ!?」
(違う、違う違う違う!! 普通の会話をしようとしてるだけなの!!)
しかも周囲を見れば、物陰や窓際にちらちらと見える女の子たちの影──
ミレットの告白に明らかにざわついている。いや、興奮している。
その中の一人、軍服風の制服に身を包んだ長身の少女が、静かに一歩前に出た。
「……踏まれるだけが、愛ではないと思います」
「え……?」
「──斬っていただけるのも、幸せですわよね?」
その少女は、手にしていた木刀を軽く肩に担いで、私を見つめた。
鋭くも伏し目がちなその目は、明らかに“殺されたい顔”をしている。
「私はヴィオラ・ド・シュヴァルツェンベルグ。剣術科首席。
どうか、わたくしの命を、その手で……奪ってくださいませ、オルフェリア様……」
(だから、まだ何もしてないんですけど!?)
「ちょ、ちょっと待って、皆さん……その、落ち着いて?」
「落ち着けると思いますか? あの『睨み』を見せつけられて……」
「一睨みで胃が痙攣しましたわ……でも、それが、気持ちよくて……♡」
(いやいや、私ただのオタクOLですから!! そんなつもりは微塵も──)
ミレットとヴィオラ。踏まれたい少女と斬られたい少女。
そのふたりが私を間に挟んで、じわじわと距離を詰めてくる。
「オルフェリア様……お好きなのは、刀ですか? それとも、素手ですか?」
「どちらの足で踏まれるか、選ばせていただけませんか?」
「……え、選ばなきゃいけないの……?」
(ていうか、選んだら実行されるの!? え、ほんとにやらなきゃいけないの!?)
──そして私は、ふと思った。
(この世界、どう考えてもおかしい。私がおかしいんじゃなくて、周りが変態すぎるんじゃ……?)
もしかして。
もしかすると、これは──「Sにならないと、生きていけない世界」なのでは?
心のどこかで、妙なスイッチがカチリと音を立てた気がした。
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