甘い貴女を食べちゃいたい

東雲結衣

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「骨壷って喫茶店のテーブルの上に置いてあるシュガーポットに似てる」

大好きだった親友の日菜子が死んで、身寄りのない彼女の遺骨を持って帰った私の口から出た第一声はそれだった。びっくりした。あまりにもするりと口をついて出たものだから。
シュガーポット。砂糖入れ。優しかった日菜子の骨はきっととても甘くて幸せな味がするのだろう。
そう思うといてもたってもいられなくて、私は日菜子の骨をほんの少しだけとってすりつぶして、ぺろりと舐めた。
砂みたいなじゃりじゃりとした食感。たまごの殻を噛んでしまった時のようななんともいえない少し不快な味。砂糖とは似ても似つかない。
でもこれが日菜子のものだと思うだけで、どんなスイーツよりも甘く感じた。日菜子の味。これが私の大好きな日菜子の味。

もっと食べたいけど、このまま食べるんじゃなくて、かわいいかわいい親友だから、とびきり素敵なスイーツにしてあげたい。

よし、と腕まくりをして、冷蔵庫の扉を開ける。これでも私、お菓子づくりは得意なの。
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感想 1

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みんなの感想(1件)

ノン
2020.02.08 ノン

東雲さんの書く文章はとても面白いですが
感情の移り変わりが常人とかけ離れすぎていて
なんかめちゃくちゃ理解しにくいです
でもそこも良さだと思うので
これからも面白い作品を投稿し続けてください

2020.02.08 東雲結衣

知り合いからの感想は困るのでやめてほしいしあんまり自分でも納得行ってない出来の試し書きの作品を読まれると自分の文章力の低さが知り合いに露呈するのでいやだなぁとおもいます

解除

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