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最終章:冷酷社長に甘く優しい糖分を。
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しおりを挟む「私…
あ!そうだ…ッ」
寝起きで混沌とした意識の中
眉間に皺を寄せる社長の顔を見た途端
先程の件を思い出し一気に目が覚め
勢い良く体を起こそうとするも
ズキっと痛む頭に
まだ酒が残っている事を痛感する。
「寝てろ。
水持ってくるから」
淡々と
ぶっきらぼうな言い方をし部屋を出ようとする社長に
”明らかに怒っている”と察したイトカ。
「大丈夫…です。
それより私
社長にちゃんと謝らないと…」
ゆっくりと身体を起こし
ベッドの上で正座。
「嘘をついて
本当に、すみませんでした」
背筋をまっすぐ伸ばし
深々と頭を下げて謝罪した。
「悪い事をしたという自覚があるんだな」
嫌悪な表情のまま
”仕方なく聞くか…”とも取れる言葉遣いで
とりあえず答えているようにも思える。
「はい…。
相手の思惑に乗せられていた事にも気が付かず
嘘をついてまで他の男の人について行ってしまい
自分の行動が浅はかだったと
やっと…自覚しました」
「それと飲めない酒で泥酔し
俺に迷惑を掛けた事もだ」
容赦ないツッコミに
『はい…』と素直に聞くしかない。
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