私、自立します! 聖女様とお幸せに ―薄倖の沈黙娘は悪魔辺境伯に溺愛される―

望月 或

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小話 〜他愛もないお話諸々〜

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 ――これはまだ、フレイシルが喋れない時の、他愛もない日常のお話。


****


「羨ましいです……」


 不意に、ポツリとカイが呟いた。
 アディとセリュシオンはそれにピクリと反応する。


「カイ、何が羨ましいんだい?」
「――あ、声に出てました? すみません……」
「いいから、何が羨ましいんだ?」
「いえ、その……主様とアディはフレイシルさんから名前で呼んで貰えるのに、私はまだ呼んで貰ってないな、と……」


 アディとセリュシオンはキョトンとし、「あぁ……」と苦笑した。


「こればっかりはフレイシル次第だからねぇ。――フレイシル、カイの名前を呼べるかい? 勿論、無理しなくていいからね」
「カイの名前なんて優先順位超低いからな。呼べなくても落ち込むこたぁねぇぞ」
「主様、ヒドイ……」


 フレイシルは真剣な表情で頷くと、口をパクパクさせ始めた。
 それを三人は固唾を飲んで見守る。


 そして――


「…………カイ」
「おっしゃ、言えたぁっ!」
「頑張ったね、フレイシル! カイの名前は短くて呼び易いから、それが良かったのかもねぇ」
「よくやったな、フレイシル。けどカイの名前は優先度最下位だから、優先度最上位のオレの名前を積極的に言えよ?」
「何勝手に決めてんだい、主は……」


 フレイシルの身体をアディが抱きしめ、セリュシオンは彼女の頭を撫でる。
 その光景を、カイは感慨深げな表情で見ていた。


「何ていうか、自分の子供が初めて名前を言ってくれた時って、きっとこんな気持ちなのですね……。嬉しくて、こそばゆいような、愛しさが増すような……」
「お前まだ子供いねぇのに何言ってんだ。ていうか結婚さえしてねぇし。相手も出来てねぇし」
「あははっ! そんな感情が持てるんなら、カイはいいお父さんになるねぇ」
「!! そ、そうですか!? 頑張りますね、はい!!」
「へ? あぁ、頑張れ……?」
「おーい、伝わってねぇぞーカイ。もう焦れってぇからド直球でいけよー」
「主様は黙っていて下さい!!」
「? ヘンなカイだねぇ」
「…………(クスッ)」




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




 ――これは、セリュシオンの中から悪魔のような魔物が消えた後の、他愛もないお話。


****


「主さぁ、あの魔物にいつでも変身出来るようになったんだろ? それって何か利点があるのかい?」
「あ? なぁーんもねぇな。いらねぇよこんなん。ニセ聖女と国王達をビビらせたのは胸がスッとしたけどよ。――ったく、フザけた置き土産していくなよなぁ、あの黒コウモリ野郎め……」
「あははっ、『悪魔辺境伯』の異名はまだまだ続いていくねぇ」
「チッ、まぁいいけどよ……」
「利点ですか……。突然変身して、人を驚かせることしか使えないですね」
「あぁ? それって利点って言えんのか?」
「っ!!」


 その時、フレイシルがパッと笑顔になり口を動かした。


「ん? フレイシル、なんだい……? 『人を驚かせることによって、必ずシャックリが止められる! とんでもなく役に立ちますよ!』って? えぇ……?」


 フレイシルは身振り手振りを加えながら、興奮した様子で更に口を動かす。


「えっと……『シャックリを百回したら死んじゃうんです! 驚かせは人助けの為に必要不可欠なんです! だから魔物に変身出来ることは素晴らしいことですよ! シオンさんは素晴らしいです!』……? へ? シャックリを百回したら死ぬ? フレイシル、どこでそんなガセ情報を――」
「……コイツがこんなに喜んでるなら、変身出来て心から良かったと思うわ、うん」
「……主様、褒められてあっさりコロリと絆されましたね……」




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




 ――これは、祝賀パーティーから二日後のオーガステッド邸での、他愛もないお話。


****


 セリュシオンは、朝から目に見えて分かるほど機嫌が良く、今も鼻歌を歌いながらカイの前を歩いている。
 終いにはスキップしそうな勢いだ。


「主様、ご機嫌最高潮ですね……。昨日、あんなにアディにこってりと絞られたのに……」
「それを上回るくらいフレイシルがすっげぇ可愛くてさぁ。昨夜だってアイツ、オレにさ……ククッ。――あー、恋人はいいぞー、カイ。お前も早くアディに気持ち伝えろよなー」
「うわっ! 片想い中はウジウジイジイジしてたのに両想いになった途端『彼女はいいぞ! お前も早く彼女作れよ!』ってニヤニヤしながら上から目線で言ってくる超腹立つ野郎化した主様がここにいますよ! 思いっ切り尻を蹴飛ばしてやりたいですね!」
「アディといいお前といい、主に対してホント無遠慮で言いたい放題だな!? ――まぁけど、実際お前はオレより位が上なんだよな。何せ王子サマだし」
「魔物に滅ぼされた小国の元王子、ですけどね。魔物の殲滅を今も胸に誓っていますから、辺境伯の主様に拾われて感謝していますよ」


 セリュシオンはカイの方へ振り返ると、小さく口の端を持ち上げた。


「オレもいい拾いモンをしたよ。背中を預けられる、信頼に値する相棒が出来たしな。けど、復讐だけじゃ人生つまんねぇぜ? だからお前に好きなヤツが出来てホント良かったって思うよ。んでもって早く告れ。お前見てっとマジ焦れってぇんだよ」
「大きなお世話です」
「お前が元王子だって言ったら、アディのヤツどんな反応するか気になるな……。一応女だし、瞳を輝かせて胸をトキメかせてお前を見つめたりして? そんなアイツの姿なんて滅多に見れないよな……。――よっしゃ」
「何が『よっしゃ』ですか!? それに“一応”ではなく、彼女はれっきとしたレディです!! 彼女に余計なこと言わないで下さいよ!?」
「おっと。すっげぇいいところにアディがいるぞ。フレイシルもいる。丁度会いたかったから良かったぜ」


 セリュシオン達の目線の先に、アディとフレイシルが仲良く掃除をしていた。
 二人に駆け寄るセリュシオンを、カイは慌てて止めようとしたが間に合わなかった。


「おい、アディ。もしさ、カイが元は王子サマだって言ったら、お前はどうする?」
「へ? カイが?」


 突然のセリュシオンの質問に、アディはキョトンとなったが、すぐに笑って言った。


「そんなの、今までと変わらないよ」
「そうなのか? けど、王子サマだぜ? 目を輝かせるとか、胸がトキメクとかねぇのかよ」
「王子様でも王様でも、カイはカイさ。実際、フレイシルが王女様でも、アタシはこの子に対して何にも変わってないだろ?」
「……あぁ! 確かにそうだったな」
「そういうことさ」


 アディの返答に、カイは嬉しそうに微笑んだ。


「アディなら絶対にそう言ってくれると思っていましたよ」
「カイが本当に王子様か知らないけどさ、それを信じちまった子がここにいるよ。ほら、カイを見て目を輝かせて胸をトキメかせてる。この子、本に出てくる“王子様”に憧れを持ってるからねぇ」
「あぁっ!? おい待てよコラッ!! まさかの身近にライバル出現かよっ!? しかも『王子』と『王女』だなんて、世間では一般的にお似合いな組み合わせじゃねぇか!? クソッ! お前なんかにゃぜってぇコイツは渡さねぇ!! コイツはオレだけのモンだからなっ!!」
「勝手にライバル扱いしないで下さい!? しかも台詞が当て馬の悪役っぽいですよ!?」
「……勝手に現れて、勝手に二人でギャーギャー騒ぎ始めたよ……。掃除の邪魔しに来たのかねぇ? やれやれ……」
「…………(けどやっぱり、シオンさんが私の一番の王子様だな)」



****





四人が繰り広げる日常の、他愛のないお話でした。
何気ない日常が、幸せの証。

お粗末様でした。


皆様にも幸せが降り注ぎますように――




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感想 74

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みんなの感想(74件)

hanekocyu
2025.01.11 hanekocyu

テンポ良くって最後まで楽しく読ませて頂きました。
スッキリ完結して下さるので嬉しいです☺️
いつも有難うございます♡

2025.01.12 望月 或

hanekocyu様、こんにちは(*^^*)
ウフフ(*˃◡˂*)こちらも読んで下さりありがとうございます!✨️

嬉しいお言葉、本当にありがとうございます♪
作者自身も楽しく書いた作品です(#^^#)
後味が悪くならない終わりを目指しているので、そう仰って下さってとても嬉しいです(*ノ>ᴗ<)✨️

こちらこそ♡長いお話を最後までお読み頂き、本当にありがとうございました♪

解除
煌
2024.10.24
ネタバレ含む
2024.10.24 望月 或

煌様、こんにちは(*^^*)
お読み下さり、コメントもありがとうございます♥

お探しの聖女様だよ、の煌様のツッコミにフフッとなってました(*´艸`*)
物語が進むにつれ謎が明らかになっていくので、是非お時間が空いた時に、ゆったり寛ぎながらお読み頂けたら嬉しいです(#^^#)


……果てしなく余談ですが、この作品を書いている時、作者自身も口が悪くなってしまい、仕事場の人に「怖い」と言われました。。(笑)

解除
しま猫
2024.08.27 しま猫

完結おめでとうございます😀

今、全話読み終えました😅

お気に入り⭐️するの忘れてて
完結の近況ほんとボードで知ってから
慌てて読み始めました、ごめんなさい🙇‍♀️

でも、やっぱり口悪ヒーロー好きです♥️

また口悪ヒーローもの宜しくお願いします😀

2024.08.28 望月 或

しま猫様、こんばんは(*^^*)
こちらこそ、お読み下さりありがとうございました✨✨️

いえいえそんな!!読んで頂けるだけですごく嬉しいですから!!
気付いて下さって嬉しいです♡ありがとうございます(*˘︶˘*)

以前戴いたしま猫様のコメントで、口悪ヒーローが書きたくてウズウズしてしまって(笑)
作者も大好きな口悪ヒーローが書けて満足です!!
結果、全く貴族らしくないキャラになってしまいましたが……そんな変わり種な貴族もいるということで(ノ´∀`*;)笑

また口悪ヒーローが書きたい発作が出てきたら、ノリノリで書かせて頂きます!(笑)
最後までお付き合い下さり、本当にありがとうございました、しま猫様♡
残暑厳しいこの頃ですが、お身体に気を付けてお過ごし下さいませ✨️

解除

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