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聖女の帰還
さて最後の村の浄化が終わった。
後は王都に戻るだけだ。馬に乗っている私を見に人々がやって来る。このあたりは最初に浄化したあたりだから土地からの収益も高いだろう。
あの頃と比べれば皆生き生きしている。私が着ているのは最初にもらった物だ。毎日浄化していても袖口が擦り切れているし、生地がくたびれている。気のきかない侍女が悪いのよ。わざと裾は土汚れを残しているからみずぼらしさが倍増している。
そしてたまに村長が迎えにでて、ぜひ村に寄って欲しいと誘われる。
私は心よくそれを受けて、村による。途中畑を乗馬でみまわり、ねぎらいの言葉をかける。
「野菜も小麦も喜んでいますね。皆様のやさしい気持ちに感謝です」そう言いながら、畑に祝福をかける。
昼間にも関わらず、金色の光が広がり皆が驚くと共に、喜ぶ。
「旅はわたくしの修行でもあったのでしょう。能力が上がりました。お手伝いできることはわたくしの幸いです」
あたりの村にまたたくまにうわさがひろまり、どの村も私が立ち寄ることを希望するようになり、私たちは寄り道をする為に大きく迂回することになり、先に進めなくなった。
そうやってちょこちょこ進んでいると、ブリュンバードが迎えに来た。
王子が来たら仕方ないので、私たちは王都を目指すことになり、私はお別れの挨拶でこう行った。
「・・・・王子殿下が護衛を半分連れて帰られてからは、『森の民』が護衛を引き受けてくださり、魔物が近づくまえに退治してくれました。道中の安全は彼らのこの国への友好、わたくしへの友情が守ってくれました。おおいに感謝しております」 そういって、遠くで見ている彼らに向けて祝福を届けた。その光は草原へ、森へ広がって行った。
王子は私の挨拶がおもしろくなさそうだったが、あまり表情に出さずににこやかに私の手を取ると一緒に馬車に乗ろうとしたが、気づかないふりをして、近づいてきた馬に乗った。
王子の護衛が人々を遠ざけるなか、私は愛想よく手を振り続けた。
王宮に戻って、すぐに国王へ報告するようにと言われたが、断った。
「疲れております。侍女もいない生活を長く続けております。想像できますか?侍女のいない生活。旅の準備をなさった方は、聖女を軽くみていたとして思えないですね。別にここにいる必要もないですし・・・・」
三日程、ゆっくり入浴してマッサージして貰い、私は国王と会った。
コルセットはごめんだから、胸からふわっと広がるロングのワンピースに、和服の羽織のデザインでひざ下丈で、袖は大振袖丈に作ってもらった物を来て、広間にはいると大勢の貴族が私をみていた。
まっすぐ歩いて、国王の前に出ると日本風にお辞儀をした。
黙ってまっすぐ国王を見る。ひるまず屈せず。戦闘力があるって余裕だ。その気になれば国王を王宮のそと、屋根より高く放り投げることもできるし、腕を焼くことも、膝を凍らせることもできる。
戦わずに自分が転移して逃げることもできる。私は力を抜いて立っていた。
やおら、王は立ち上がると
「聖女様、長い浄化の旅を終えられたこと感謝申しあげます」そう言った。
後は王都に戻るだけだ。馬に乗っている私を見に人々がやって来る。このあたりは最初に浄化したあたりだから土地からの収益も高いだろう。
あの頃と比べれば皆生き生きしている。私が着ているのは最初にもらった物だ。毎日浄化していても袖口が擦り切れているし、生地がくたびれている。気のきかない侍女が悪いのよ。わざと裾は土汚れを残しているからみずぼらしさが倍増している。
そしてたまに村長が迎えにでて、ぜひ村に寄って欲しいと誘われる。
私は心よくそれを受けて、村による。途中畑を乗馬でみまわり、ねぎらいの言葉をかける。
「野菜も小麦も喜んでいますね。皆様のやさしい気持ちに感謝です」そう言いながら、畑に祝福をかける。
昼間にも関わらず、金色の光が広がり皆が驚くと共に、喜ぶ。
「旅はわたくしの修行でもあったのでしょう。能力が上がりました。お手伝いできることはわたくしの幸いです」
あたりの村にまたたくまにうわさがひろまり、どの村も私が立ち寄ることを希望するようになり、私たちは寄り道をする為に大きく迂回することになり、先に進めなくなった。
そうやってちょこちょこ進んでいると、ブリュンバードが迎えに来た。
王子が来たら仕方ないので、私たちは王都を目指すことになり、私はお別れの挨拶でこう行った。
「・・・・王子殿下が護衛を半分連れて帰られてからは、『森の民』が護衛を引き受けてくださり、魔物が近づくまえに退治してくれました。道中の安全は彼らのこの国への友好、わたくしへの友情が守ってくれました。おおいに感謝しております」 そういって、遠くで見ている彼らに向けて祝福を届けた。その光は草原へ、森へ広がって行った。
王子は私の挨拶がおもしろくなさそうだったが、あまり表情に出さずににこやかに私の手を取ると一緒に馬車に乗ろうとしたが、気づかないふりをして、近づいてきた馬に乗った。
王子の護衛が人々を遠ざけるなか、私は愛想よく手を振り続けた。
王宮に戻って、すぐに国王へ報告するようにと言われたが、断った。
「疲れております。侍女もいない生活を長く続けております。想像できますか?侍女のいない生活。旅の準備をなさった方は、聖女を軽くみていたとして思えないですね。別にここにいる必要もないですし・・・・」
三日程、ゆっくり入浴してマッサージして貰い、私は国王と会った。
コルセットはごめんだから、胸からふわっと広がるロングのワンピースに、和服の羽織のデザインでひざ下丈で、袖は大振袖丈に作ってもらった物を来て、広間にはいると大勢の貴族が私をみていた。
まっすぐ歩いて、国王の前に出ると日本風にお辞儀をした。
黙ってまっすぐ国王を見る。ひるまず屈せず。戦闘力があるって余裕だ。その気になれば国王を王宮のそと、屋根より高く放り投げることもできるし、腕を焼くことも、膝を凍らせることもできる。
戦わずに自分が転移して逃げることもできる。私は力を抜いて立っていた。
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