7 / 39
【アスカ!朝食は鮎】
しおりを挟む
「朝ですよ、皆さん!お起きなさい!」
「何なんだか」
襖が開いて、朝の光が飛び込んできます。
「あれ?龍門渕の?」
「何ですの!」
「透華様、お嬢様ーーー!」
サングラスたち、必死です。
「何でここに。そうか、Googleマップとか使ってたもん。GPS、GPS」
襖全開にすると、じっと書架を見ています。
本は、ほぼ全部下に落ちていました。
「あなた、ひょっとして全部?」
「4時ぐらいまでに一応。よく分かんない文字の本も、なぜか読めた」
############################
透華は、クルッと振り向きました。
「さぁ朝ご飯の支度をなさい。ってか男ども臭い!お風呂入ってきなさい」
サングラスは臭くないと思うけど、まあとにかく、京太郎も一緒に風呂に入りました。
「朝風呂って、いつぶりだっけ?なんか、すかーっとして気持ちいいーー」
############################
朝ごはんは、鮎の塩焼きとご飯とたくあん。
朝って感じでいいです。
作ったのは、またもやサングラス部隊。
アスカが、あれこれ指示したらしいですが、美味いです。
食卓も1本杉からの切り出し。
貧乏なのかブルジョアなのか、プチブルにも引っかからない京太郎には、よく分かりません。
############################
「全員、揃いましたわね」
透華さん、恐いです。
でも、全部本読んだら、話聞かせてくれるって約束だっけ。
聞き役とか、楽勝。
「父さん?」
「いいんだアスカ」
那岐野狂蔵さんが、話し始めました。
改めて見ると顔こえーーーーー。ただれてるし。
「今日は、ご足労頂いて、申し訳ない。透華様」
「前振りはいいわ」
「では、さっそく」
緑茶をぷはーっと飲んで、狂蔵は語り始めました。
「すべての始まりはあの日。この子が生まれた日だった」
「これの母は看護婦だったが、身体が弱く、産後の肥立ちが悪かったのだ」
「その日も、悪霊狩りに行ってた俺に連絡が入ったのは、ずいぶん遅くなってからだった」
「あの病院には、軍の777部隊が実験に使った遺体が安置してあって、その一部がゾンビ化したのだ」
「遺体安置所の死体も全部ゾンビ化し、病院は狂乱の渦になっていた」
「俺が行った時はもう手遅れで、施設は閉鎖されていた」
「KEEP OUT!知るか!金網フェンスを、さっそうと乗り越えた俺は、さっそく病室に向かった」
「そこには、ドロドロになったおキヌがいた」
「もう人とも、見えなかった」
「枕元で泣いていたアスカは、なぜか無事だった」
「アスカを懐に入れると、俺は、おキヌに全力で気を注入していた」
「ここさえ凌げれば!俺は愚かにも、そう考えていたのだ」
「おキヌの姿が、元に戻っていった」
「ぐったりとしたおキヌを抱え、アスカと共に、病院を脱出した」
「15年前の、出来事だ」
っっててなんか告白していますーーーー。
アスカ!朝食は鮎。
きていますーーーー。こうごきたい。
「何なんだか」
襖が開いて、朝の光が飛び込んできます。
「あれ?龍門渕の?」
「何ですの!」
「透華様、お嬢様ーーー!」
サングラスたち、必死です。
「何でここに。そうか、Googleマップとか使ってたもん。GPS、GPS」
襖全開にすると、じっと書架を見ています。
本は、ほぼ全部下に落ちていました。
「あなた、ひょっとして全部?」
「4時ぐらいまでに一応。よく分かんない文字の本も、なぜか読めた」
############################
透華は、クルッと振り向きました。
「さぁ朝ご飯の支度をなさい。ってか男ども臭い!お風呂入ってきなさい」
サングラスは臭くないと思うけど、まあとにかく、京太郎も一緒に風呂に入りました。
「朝風呂って、いつぶりだっけ?なんか、すかーっとして気持ちいいーー」
############################
朝ごはんは、鮎の塩焼きとご飯とたくあん。
朝って感じでいいです。
作ったのは、またもやサングラス部隊。
アスカが、あれこれ指示したらしいですが、美味いです。
食卓も1本杉からの切り出し。
貧乏なのかブルジョアなのか、プチブルにも引っかからない京太郎には、よく分かりません。
############################
「全員、揃いましたわね」
透華さん、恐いです。
でも、全部本読んだら、話聞かせてくれるって約束だっけ。
聞き役とか、楽勝。
「父さん?」
「いいんだアスカ」
那岐野狂蔵さんが、話し始めました。
改めて見ると顔こえーーーーー。ただれてるし。
「今日は、ご足労頂いて、申し訳ない。透華様」
「前振りはいいわ」
「では、さっそく」
緑茶をぷはーっと飲んで、狂蔵は語り始めました。
「すべての始まりはあの日。この子が生まれた日だった」
「これの母は看護婦だったが、身体が弱く、産後の肥立ちが悪かったのだ」
「その日も、悪霊狩りに行ってた俺に連絡が入ったのは、ずいぶん遅くなってからだった」
「あの病院には、軍の777部隊が実験に使った遺体が安置してあって、その一部がゾンビ化したのだ」
「遺体安置所の死体も全部ゾンビ化し、病院は狂乱の渦になっていた」
「俺が行った時はもう手遅れで、施設は閉鎖されていた」
「KEEP OUT!知るか!金網フェンスを、さっそうと乗り越えた俺は、さっそく病室に向かった」
「そこには、ドロドロになったおキヌがいた」
「もう人とも、見えなかった」
「枕元で泣いていたアスカは、なぜか無事だった」
「アスカを懐に入れると、俺は、おキヌに全力で気を注入していた」
「ここさえ凌げれば!俺は愚かにも、そう考えていたのだ」
「おキヌの姿が、元に戻っていった」
「ぐったりとしたおキヌを抱え、アスカと共に、病院を脱出した」
「15年前の、出来事だ」
っっててなんか告白していますーーーー。
アスカ!朝食は鮎。
きていますーーーー。こうごきたい。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる