ステータスを好きにイジって遊んでたら、嫁たちが国造りを始めました

内海

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第2章 ザナドゥ王国

第60話 アイテム作成

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「来た国のうち、どれだけが言う事を聞くと思う?」

 ベッドに腰かけて、裸で問いかける修斗。

「アタイが見た感じだと、半分も言う事を聞かないだろうねぇ」

 一糸まとわぬ姿で、パメラはベッドの上に座り、修斗の背中をなめている。

「私も似た感じです! 半分以上は美味しい汁を吸おうとしているだけでしょう!」

 同じく裸で修斗のヘソをなめているバーバラ。

「早い段階で理解させるか、勘違いさせたまま搾り取るか、どちらがいいでしょうか」

 修斗の耳たぶを甘がみしているキャロライン。
 修斗の膝の上ではナターシャ王太子妃が背を向けて必死に腰を動かしている。
 キャシー第2王子の妃は修斗の前に立って腰を突き出し、指で激しく膣を触られている。

「うわぁ、賢姫・剣姫けんきと呼ばれる姫様が、シュウト様の前ではただの女だよ。ウチの国王様はどうなってるんだろうねぇ」

「最近はオドロキません。ユーメーなジョセイはぜんぶシュウトサマのもの、それでいいのデス」

「キャロルは面白い考え方をするのだね。僕にはまだその考えには至っていないよ」

「シュウト殿は絶倫だな。私達4人は足腰立たないというのに」

 レベッカ、キャロル、フローレンス、カーリンの4人は、それぞれが10回近く行為を行い動けなくなっていた。
 ベッドの上で未だ続いている修斗の行為を、ただただ見ていた。
 
「そういえばあいつらが置いて行った姫たち、アイツらは操るとして、他のスパイをどうするかな」

「女ならシュウトが手籠めにしたら二重スパイの完成さ。男なら……もう一人のハイエルフに相手をさせて骨抜きにさせようかねぇ?」

「酒も飲ませましょう! 良い酒を造るくらがあるので、酒で釣るのもいいですよ!」

「趣味の合う女を見つけて、ザナドゥ王国から抜けられないようにするのも良いですね」

 行為をしながらもどんどんと話が進んでいく。
 最終的には修斗の気持ち次第だが、それでも選択肢は沢山ある。
 修斗が射精すると、ナターシャは崩れるように倒れる。
 それを修斗が支え、ベッドに横にさせると、今度はキャシーが修斗の上に腰を下ろす。
 
「そういえば売女ばいたを着飾って連れて来た国があったな、あの国は友好を求めても一線を引いておこう。ナメくさりやがって」

 夜のベッドの上で各国への対応が決められていく。
 どうやら修斗、美味しい蜜を吸おうとするのは構わないが、舐められるのは許せない様だ。
 そのまま夜は更け、朝日が昇り始める頃、パメラに最後の一回を注ぎ込んで宴は終わった。

「シュウト、シュウトぉ~」

 修斗の下で両手を伸ばし、顔を引き寄せてキスをするパメラ。
 しかし体力が限界だったのか、そのまま静かに眠ってしまう。

 ベッドから離れ、テーブルに置かれた水を一口飲むと、裸のまま部屋を出て行く。
 部屋の外では待っていたメイド達が、修斗の体を濡れたタオルできれいにし、服を着させる。
 歩きながら服を着終えると、修斗が向かったのは献上された品々が置かれた部屋だ。

 沢山の物が置かれているが、その中にはロクでもない物も含まれていて、いわゆる魔法の盗聴器、監視カメラの様な物や、呪いに近いものがかけられた物まである。
 ちなみに差し出された女たちは街に捨てられた。

「どれもこれも大した物が無いな」

 鑑定を使って順番に見ているが、少なくとも修斗達が使うようなものは無く、精々特産品の果物やお菓子が美味そうだな、そう思う程度だった。
 だがその中に一つだけ、まだマシなブレスレットがある。
 ランクとしてはCだが、その国の名前を見ると記憶にない国だった。
 後から調べてみると、来た国の中では最も小さいと言っていい国で、Cランクのブレスレットでも小国なら貴重なアイテムでもおかしくない。

 本気で友好を結びたいと思っている国があると知り、修斗は少し嬉しくなる。 

「そういえば、以前他の国で見た武器やアクセサリーの製作現場、面白そうだったな、俺も何か作ってみるか?」

 ふとそんな事を思いつき、城の倉庫にやってきた。
 近くに置いてあった軍の予備の剣を手にすると、これまた近くに置いてあった小さな宝石数個を手に取り、城内にある工房へと向かう。

「さて、みよう見真似だが、上手くいくかな?」

 青い宝石に回復魔法を付与させ、赤い宝石に炎の魔法を封じ込める。黄色の宝石には耐久力アップの常時発動魔法を付け、黒い宝石には重力制御魔法を付けた。

「えーっと? このままだと剣が耐えられそうにないな。ステータスをいじろう」

 名前:ロングソード
 種類:両刃剣 Eランク
 切断:192
 打撃:75
 刺突:216
 耐久力:668
 備考:大量生産された剣。大体の武器屋で売られている。

 剣の各数値にゼロを1つ追加し、つかの四方に宝石を埋め込んだ。
 すると剣はまるで蜃気楼のように一瞬姿がぼやけ、新しい姿が現れた。
 刃は片側だけになり、厚みと幅が増え、少し反っている。

 名前:エンチャントソード
 種類:魔法剣 A+
 切断:6912
 打撃:2871
 刺突:7423
 火炎魔法:5143
 備考:使用時には刀身に炎を纏い、使用者の体力が自動回復する剣。大きいが重さは感じず、同等以上の魔法道具でなければ破壊は不可能。

「出来たか。しかし……まぁまぁかな? さっきのCランクのブレスレットを送って来た国、そこに貸し出してみるか」

 その後朝食時に重鎮たちに見せてみると、どの国の国宝よりも強力だと言う事が判明した。
 とくにバーバラとウィリアム騎士団長は興奮し、剣を持たせてもらったら泣いて感動していた。
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