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第6章 ダンジョンから始まる世界交流
第293話 やだ、ハーレム要員増えすぎ?
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アイン・アール首長国に数日滞在し、他にもいくつかの国を見回ったのだが、どの国もひじょ~に王族からのおもてなしが素晴らしかった。
どうやら修斗が暴れた話は広まっているらしく、王侯貴族は最大限の対応をした様だ。
市民の間でも王城が破壊された国のウワサは広まっているのだが、犯人までは知られていな。
「そろそろ戻るか。アイン・アール首長国の姫様が来てるはずだからな」
「え? ご主人様はあの時ご存じないと……?」
「プレッシャーを与えるためにウソをついた」
高級な宿屋で夜の営みを終えた後、ベッドで横になりながらそんな会話をしている。
ベッドわきに置いてある2本のロウソクが揺らめき、2人は抱きあい顔が当たりそうなほどに近い。
「それではやっと他の女性に会えるのですね」
「緊張していないのか?」
「緊張はしています。ですが楽しみの方が大きいでしょうか」
「9人の悪夢の騎士は怖くないのか?」
「怖くないと言えばウソになりますが、ご主人様を愛する者同士、きっと仲良くなれるでしょう」
翌日は朝食を食べた後で適当な土産物を買い、空間を開けてザナドゥ王国の執務室へと戻ってきた。
「おや、お帰りシュウト。ん? 新しい子だね」
執務室の修斗の机の左向かいの机で、パメラは書類を整理していた。
「戻った。こいつは娼館で身請けしてきたんだ」
「お、お初にお目にかかります。メシューゼラと申します」
「アタイはパメラ、よろしくな」
メシューゼラは深々と頭を下げ、パメラは軽く手を上げただけだが、これは立場の違いもあるが慣れの問題だろう。
修斗はメシューゼラを連れて城内を案内し、主要メンバーに顔を合わせる。
そして昼食時には主要メンバー22人が揃っていた。
ゆっくりとメンバーが増えていくため、中央に穴が開いた大きな丸テーブルを使用している。
「ところでシュウト様! 件のアイン・アール首長国の第3王女にはお会いになられましたか!?」
「そういえば会っていないな。いまどこにいるんだ?」
「確か今は街に出ているはずです。お付きのメイド2人と共に」
元聖女バーバラがここには居ないもう1人の女、フィルヤールの事を気にかけているようだが、元王女キャロラインはさほど気にしていないようだ。
そこに元JKアイカが口を挟む。
「シュウト君はフィルヤールさんの事をどうするの? 本人はシュウト君の肖像画を見て一目惚れしちゃったみたいだけど」
「戻ってきたら執務室に来るように言え。俺は机に乗っていた資料を読んでいる」
ふとメシューゼラを見ると、地下の村の村長サンティとターバンを巻いた王女アモーリが会話をしていた。
どうやら新人同士で交流を深めているようだ。
「ああそれと、アイカかフランチェスカはクラウスとかいう代表がいる民主主義の国へ行ってきてくれ。条約を締結して来るんだ」
「え? どんな条約なの?」
「よく覚えていないが、ザナドゥには有利な条約だったはずだ」
「シュウト君? あなたは内容も確認せずに、条約を結ぼうとしたのかしら?」
アイカもフランチェスカも呆れている。
まぁ問題があったらお前達で何とかしろ、という事なのだが。
「お兄さんお兄さん! 自動車の大型化に成功したっすよ!」
「シュウト陛下、冒険者ギルドからAランクに上がってくれと催促があるのですが」
魔道具職人ラグズはトラックサイズの車を完成させ、盲目の3尊ヤクシは実力とランクが釣り合っておらず、頻繁に連絡が来るようだ。
他にも色々と報告を受けているが、どれも良い報告ばかりだ。
だが1つだけ悪い報告があった。
「ご主人様……魔の森に通した道……アボハール側は自由に使えません」
ロリ巨乳ノームのヴァージニアだ。
「なぜだ?」
「アボハールの護衛……弱いです」
「冒険者やウチの兵士が巡回しているんじゃなかったか?」
「道……長い」
どうやら定期的に巡回をしているようだが、なにぶん魔の森なので高ランク冒険者の必要があり、その数が少なすぎるのだ。
兵士にしても上の者は強いが、やはり一兵卒では手に余る様だ。
「シュウト様、私達も時間を見て巡回しているのですが、やはり絶対数が少なすぎますわ」
へっぽこエルフのルルナラ・ルーラ・セル……ルルナラも悩んでいるようだ。
それは祖国であるアモーリも頭を痛めている。
「シュウト大王、現在は数か所に砦を建設中で、簡単な宿泊施設や兵の駐屯地として使うつもりです。ですがそれでも追いつかないかもしれません」
魔の森は様々な魔物、野生動物、種族が生存しており、道に柵を作ってしまうと横断が出来なくなり、様々な弊害が予想される。
久しぶりに面倒な問題が発生したようだ。
どうやら修斗が暴れた話は広まっているらしく、王侯貴族は最大限の対応をした様だ。
市民の間でも王城が破壊された国のウワサは広まっているのだが、犯人までは知られていな。
「そろそろ戻るか。アイン・アール首長国の姫様が来てるはずだからな」
「え? ご主人様はあの時ご存じないと……?」
「プレッシャーを与えるためにウソをついた」
高級な宿屋で夜の営みを終えた後、ベッドで横になりながらそんな会話をしている。
ベッドわきに置いてある2本のロウソクが揺らめき、2人は抱きあい顔が当たりそうなほどに近い。
「それではやっと他の女性に会えるのですね」
「緊張していないのか?」
「緊張はしています。ですが楽しみの方が大きいでしょうか」
「9人の悪夢の騎士は怖くないのか?」
「怖くないと言えばウソになりますが、ご主人様を愛する者同士、きっと仲良くなれるでしょう」
翌日は朝食を食べた後で適当な土産物を買い、空間を開けてザナドゥ王国の執務室へと戻ってきた。
「おや、お帰りシュウト。ん? 新しい子だね」
執務室の修斗の机の左向かいの机で、パメラは書類を整理していた。
「戻った。こいつは娼館で身請けしてきたんだ」
「お、お初にお目にかかります。メシューゼラと申します」
「アタイはパメラ、よろしくな」
メシューゼラは深々と頭を下げ、パメラは軽く手を上げただけだが、これは立場の違いもあるが慣れの問題だろう。
修斗はメシューゼラを連れて城内を案内し、主要メンバーに顔を合わせる。
そして昼食時には主要メンバー22人が揃っていた。
ゆっくりとメンバーが増えていくため、中央に穴が開いた大きな丸テーブルを使用している。
「ところでシュウト様! 件のアイン・アール首長国の第3王女にはお会いになられましたか!?」
「そういえば会っていないな。いまどこにいるんだ?」
「確か今は街に出ているはずです。お付きのメイド2人と共に」
元聖女バーバラがここには居ないもう1人の女、フィルヤールの事を気にかけているようだが、元王女キャロラインはさほど気にしていないようだ。
そこに元JKアイカが口を挟む。
「シュウト君はフィルヤールさんの事をどうするの? 本人はシュウト君の肖像画を見て一目惚れしちゃったみたいだけど」
「戻ってきたら執務室に来るように言え。俺は机に乗っていた資料を読んでいる」
ふとメシューゼラを見ると、地下の村の村長サンティとターバンを巻いた王女アモーリが会話をしていた。
どうやら新人同士で交流を深めているようだ。
「ああそれと、アイカかフランチェスカはクラウスとかいう代表がいる民主主義の国へ行ってきてくれ。条約を締結して来るんだ」
「え? どんな条約なの?」
「よく覚えていないが、ザナドゥには有利な条約だったはずだ」
「シュウト君? あなたは内容も確認せずに、条約を結ぼうとしたのかしら?」
アイカもフランチェスカも呆れている。
まぁ問題があったらお前達で何とかしろ、という事なのだが。
「お兄さんお兄さん! 自動車の大型化に成功したっすよ!」
「シュウト陛下、冒険者ギルドからAランクに上がってくれと催促があるのですが」
魔道具職人ラグズはトラックサイズの車を完成させ、盲目の3尊ヤクシは実力とランクが釣り合っておらず、頻繁に連絡が来るようだ。
他にも色々と報告を受けているが、どれも良い報告ばかりだ。
だが1つだけ悪い報告があった。
「ご主人様……魔の森に通した道……アボハール側は自由に使えません」
ロリ巨乳ノームのヴァージニアだ。
「なぜだ?」
「アボハールの護衛……弱いです」
「冒険者やウチの兵士が巡回しているんじゃなかったか?」
「道……長い」
どうやら定期的に巡回をしているようだが、なにぶん魔の森なので高ランク冒険者の必要があり、その数が少なすぎるのだ。
兵士にしても上の者は強いが、やはり一兵卒では手に余る様だ。
「シュウト様、私達も時間を見て巡回しているのですが、やはり絶対数が少なすぎますわ」
へっぽこエルフのルルナラ・ルーラ・セル……ルルナラも悩んでいるようだ。
それは祖国であるアモーリも頭を痛めている。
「シュウト大王、現在は数か所に砦を建設中で、簡単な宿泊施設や兵の駐屯地として使うつもりです。ですがそれでも追いつかないかもしれません」
魔の森は様々な魔物、野生動物、種族が生存しており、道に柵を作ってしまうと横断が出来なくなり、様々な弊害が予想される。
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