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第7章 改変された世界
第366話 神界天技の使い方 神の格付け
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「おい、俺が誰かわかるか?」
男神は朦朧とする意識を修斗に向けるが、顔を見ても反応がない。
「修斗修斗、その子ね、地獄に1000年程いたから、覚えててもどうでもよくなってるんだよ」
「どうでも……いいだとぉ!?」
怒りに任せて男神の顔面を殴りつけるが、まばたき1つせず、拳は直前で何かに止められた。
何とか拳を当てようと押し付けるが、顔に当たる直前に何かがあって届かない。
「くっ、これが神と人との違いか?」
拳を見つめ、悔しそうに握りしめる修斗。
だが今まで反応のなかった男神が口を開いた事で、修斗の怒りは頂点を超えて爆発した。
「お前か……俺を地獄から救い出し、何をさせるつもりか」
「ふざけるなぁー! 貴様ごときが俺の役に立てると思っているのか!!」
男神の見当違いな意識にイラ立ち、何も考えずにひたすら殴りつける。
しかしその拳は男神に届く事は無く、男神はボゥッと修斗を見ているだけだ。
それが余計に腹立たしく、拳が裂けて血が出ても殴る事をやめない。
「しゅ、修斗! ち、ちー! 血が出てるよ!」
女神ルデリットが止めようとするが聞こえていないようで、男神が傷一つ付いていないのに自分が怪我をした事でプライドに傷ついた。
男神への攻撃は更に激しさを増し、蹴りや頭突きも加わった。
パンチと蹴りを目に見えない速度で連打し、顔を掴んで頭突きをする。
しかし傷つくのは修斗だけ。
そして遂に修斗の右腕の骨が折れ、皮膚を突き破って出て来た。
左腕が折れ、両足も折れてしまったため、転ぶように床にへばりついてしまう。
「しゅ、しゅ~と~? だ、だいじょぶ? ひっ!?」
修斗の顔は鬼の様な形相で、遂に人間を辞めたのかと思うような顔になっていた。
「コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス」
手足の怪我を一瞬で治し、立ち上がるとまた殴る蹴るの攻撃を始める。
だが変わらず怪我をするのは修斗だけ……怪我をすぐに治すようにはなったが、とても冷静とは言えないだろう。
女神ルデリットは固唾をのんで見守る事しか出来ず、男神はただボーっとしている。
飛び散る血さえ男神には届かず、自らの血で顔や体が汚れていく。
「はー、はー、はー……っ、これではどうだ!」
全体重をかけて拳を振り下ろし、男神の脳天に直撃させる。
拳は砕かれ、むき出しになった骨がさらに砕けながらも腕を脳天に押し付けたため、肘のあたりまで粉々に砕け散ってしまった。
砕けた腕を見つめ、一振りすると腕が元通りに治る。
そして今度は拳に息を吹き、地面すれすれを通ってアッパーを入れる。
今度も例にもれず拳が砕けたのだが、男神の顔が少しだけ、本当に少しだけ上に上がった。
「はへ?」
「む?」
神の2柱は首をかしげるが、修斗はニヤリと笑う。
そして今度は男神の頭を掴み、顔面に膝を入れると明らかに顔が跳ね上がる。
だがまだ怪我をしていない。
していないが、神達は動揺している。
「しゅ、修斗!? なにしたの? ねぇねぇ! 一体何しちゃったのー!?」
戸惑いながらも嬉しそうな女神ルデリット。
修斗はルデリットの顔を見て微笑み、男神に一発拳をお見舞いすると一旦攻撃を辞めた。
「なに、やっと使い方がわかったのさ。神界天技のな」
攻撃にはずっと神界天技の力を纏わせていたが、全く歯が立たなかった。
なので修斗は解析したのだ、男神のステータスを。
以前地上に女神ルデリットを召喚した時は、実体が無かったため見れなかったが、ここは天界、神であろうと実体があればステータスを見る事が出来るのだ。
名前:エクサ
年齢:不明
HP:100京78兆512億95万3811
MP:100京11兆422億1228万9001
力強さ:21京688兆31億998万321
知 力:21京145兆46億781万2489
防御力:20京486兆124億257万453
素早さ:20京584兆143億71万370
魅 力:20京997兆546億9989万682
状 態:自失
スキル:神界天技 第5位階
文字通りけた外れの能力を持っていた。
数値がおかしいのは良いとして、修斗が注目したのはスキルの欄だ。
『神界天技 第5位階』
第5位階とは一体何だろうか。
わからないなら付け加えればいい。
自分のステータス欄に第5位階と書き加えると、修斗の体には感じた事の無い激痛が走る。
それこそ神界天技を女神ルデリットから授かった時とは、比べ物にならない程の苦痛だった。
その苦痛を紛らわすためにひたすら乱打し、意識が失いそうなほどの苦痛に耐えていたのだ。
正直なところ、いくら修斗でもこのスキルを使いこなすには時間が無かった。
なので数字を落とし、体を慣れさせていったのだ。
第10位階、9位階、8位階……ゆっくりと上げていき、第6位階になった時、男神エクサの顔が少し動いた。
どうやら近い階位にならなければ、攻撃が通用しない様だ。
そして膝蹴りを食らわせた時は第5位階になっていた。
神界天技の位階が並んだことで、修斗の攻撃は男神エクサに有効となったのだ。
「さあ、これからが本番だ。覚悟しろエクサ!!」
男神は朦朧とする意識を修斗に向けるが、顔を見ても反応がない。
「修斗修斗、その子ね、地獄に1000年程いたから、覚えててもどうでもよくなってるんだよ」
「どうでも……いいだとぉ!?」
怒りに任せて男神の顔面を殴りつけるが、まばたき1つせず、拳は直前で何かに止められた。
何とか拳を当てようと押し付けるが、顔に当たる直前に何かがあって届かない。
「くっ、これが神と人との違いか?」
拳を見つめ、悔しそうに握りしめる修斗。
だが今まで反応のなかった男神が口を開いた事で、修斗の怒りは頂点を超えて爆発した。
「お前か……俺を地獄から救い出し、何をさせるつもりか」
「ふざけるなぁー! 貴様ごときが俺の役に立てると思っているのか!!」
男神の見当違いな意識にイラ立ち、何も考えずにひたすら殴りつける。
しかしその拳は男神に届く事は無く、男神はボゥッと修斗を見ているだけだ。
それが余計に腹立たしく、拳が裂けて血が出ても殴る事をやめない。
「しゅ、修斗! ち、ちー! 血が出てるよ!」
女神ルデリットが止めようとするが聞こえていないようで、男神が傷一つ付いていないのに自分が怪我をした事でプライドに傷ついた。
男神への攻撃は更に激しさを増し、蹴りや頭突きも加わった。
パンチと蹴りを目に見えない速度で連打し、顔を掴んで頭突きをする。
しかし傷つくのは修斗だけ。
そして遂に修斗の右腕の骨が折れ、皮膚を突き破って出て来た。
左腕が折れ、両足も折れてしまったため、転ぶように床にへばりついてしまう。
「しゅ、しゅ~と~? だ、だいじょぶ? ひっ!?」
修斗の顔は鬼の様な形相で、遂に人間を辞めたのかと思うような顔になっていた。
「コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス」
手足の怪我を一瞬で治し、立ち上がるとまた殴る蹴るの攻撃を始める。
だが変わらず怪我をするのは修斗だけ……怪我をすぐに治すようにはなったが、とても冷静とは言えないだろう。
女神ルデリットは固唾をのんで見守る事しか出来ず、男神はただボーっとしている。
飛び散る血さえ男神には届かず、自らの血で顔や体が汚れていく。
「はー、はー、はー……っ、これではどうだ!」
全体重をかけて拳を振り下ろし、男神の脳天に直撃させる。
拳は砕かれ、むき出しになった骨がさらに砕けながらも腕を脳天に押し付けたため、肘のあたりまで粉々に砕け散ってしまった。
砕けた腕を見つめ、一振りすると腕が元通りに治る。
そして今度は拳に息を吹き、地面すれすれを通ってアッパーを入れる。
今度も例にもれず拳が砕けたのだが、男神の顔が少しだけ、本当に少しだけ上に上がった。
「はへ?」
「む?」
神の2柱は首をかしげるが、修斗はニヤリと笑う。
そして今度は男神の頭を掴み、顔面に膝を入れると明らかに顔が跳ね上がる。
だがまだ怪我をしていない。
していないが、神達は動揺している。
「しゅ、修斗!? なにしたの? ねぇねぇ! 一体何しちゃったのー!?」
戸惑いながらも嬉しそうな女神ルデリット。
修斗はルデリットの顔を見て微笑み、男神に一発拳をお見舞いすると一旦攻撃を辞めた。
「なに、やっと使い方がわかったのさ。神界天技のな」
攻撃にはずっと神界天技の力を纏わせていたが、全く歯が立たなかった。
なので修斗は解析したのだ、男神のステータスを。
以前地上に女神ルデリットを召喚した時は、実体が無かったため見れなかったが、ここは天界、神であろうと実体があればステータスを見る事が出来るのだ。
名前:エクサ
年齢:不明
HP:100京78兆512億95万3811
MP:100京11兆422億1228万9001
力強さ:21京688兆31億998万321
知 力:21京145兆46億781万2489
防御力:20京486兆124億257万453
素早さ:20京584兆143億71万370
魅 力:20京997兆546億9989万682
状 態:自失
スキル:神界天技 第5位階
文字通りけた外れの能力を持っていた。
数値がおかしいのは良いとして、修斗が注目したのはスキルの欄だ。
『神界天技 第5位階』
第5位階とは一体何だろうか。
わからないなら付け加えればいい。
自分のステータス欄に第5位階と書き加えると、修斗の体には感じた事の無い激痛が走る。
それこそ神界天技を女神ルデリットから授かった時とは、比べ物にならない程の苦痛だった。
その苦痛を紛らわすためにひたすら乱打し、意識が失いそうなほどの苦痛に耐えていたのだ。
正直なところ、いくら修斗でもこのスキルを使いこなすには時間が無かった。
なので数字を落とし、体を慣れさせていったのだ。
第10位階、9位階、8位階……ゆっくりと上げていき、第6位階になった時、男神エクサの顔が少し動いた。
どうやら近い階位にならなければ、攻撃が通用しない様だ。
そして膝蹴りを食らわせた時は第5位階になっていた。
神界天技の位階が並んだことで、修斗の攻撃は男神エクサに有効となったのだ。
「さあ、これからが本番だ。覚悟しろエクサ!!」
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