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19 嫌いなものは秘密じゃ無い
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私、なんか凄い。
「駄目よ、いくらアリーでももっと食べるべきだ」
「そうよ、食は力。食べることで健康を維持することもできるのよ」
「少食すぎると心配だからね」
「全部薄味じゃねーか。食った気する?」
私、どうして王族専用のテラスで皆さんに囲まれて昼食を食べてるのかしら?
「ほら、クレスさん。たくさん食べて。たくさん食べる人がいると釣られて食べちゃいますから」
「わかりました!ブランシェ嬢。たくさん食べるのは得意です!」
何だか見ただけで胸焼けしそうなほど山盛りシチューを勢いよく食べているクレス様。
「私達もいただこうかな?ふむ、中々だね、エヴァン」
「舌を慣れさせることも考慮に入れて、異国風のメニューもありますよ、ファルク様」
優雅に楽しんでいるのはファルク様とエヴァンお兄様。
「ほら、見ているだけではいけませんわ」
「え、あ、はい」
私の隣にはブランシェ様がいて、後ろにはマミーレさんがピシッと背筋を伸ばして立っている。
ブランシェ様が私に食事を勧め、マミーレさんはガチガチの棒立ち。せめてカタリナくらい自然かつ美しく、そして気配を消していてくれれば良いのに、すごく目立つし圧が強い。
「サラダのソースは少し北部の薬草入りを使いました。油分は自然な植物の物だけにして、塩分は控えめ。薄味でも満足感が出るのではなくて?」
「まあ、素晴らしい工夫ですわ、ブランシェ様……美味しいです」
「口に入る物全てが我らの体を作る物。ならば毒を除けばおのずと病は消え失せる。アリーの名言ですわ」
「おほほ……」
え、そんなこと言ったっけ??覚えて無いんだけど。
あまり目立ちたくないのに、この一角は物凄く煌びやかな雰囲気が漂っている。本来なら、王太子殿下とその取り巻き達が一番目立つはすなのに、殿下は覇気がない、あ!でも聖女を連れているわ!
銀色の長い髪が美しい聖女ミオ。だけど、彼女の表情もあまり良くない。きっとエスコートしている殿下が肩を落としているのが悪いんだと思う。何であんなに暗いんでしょう?
「王太子殿下はどうかなさったのですか?何かやけに影を感じますけど、お兄様何かご存知ですか?」
お兄様の方を向くと、少しだけ驚いた顔をしたけれど、にこりと笑った。
「さあ?きっと今朝のメニューに嫌いな物でも出たんじゃないかな?ねぇ、ファルク様?」
あら?何故ファルク様に話を振るのでしょう?
「そうだねぇ、彼は小さな頃からそんな感じだから嫌いなものを好きになるわけがないからねぇ」
「仕方がありませんことよ、大嫌いなんですもの。今更どうしろと」
あらあら?ブランシェ様まで。まあよくわかりませんが好き嫌いは早いうちに治しませんと、後々大変でしょうに。ってもう遅いからあんなふうになっているのね。大変ね。
「アリシアお嬢様に大嫌い宣言されてからああですけどね」
「カタリナ?何か言ったかしら?」
「いいえ。それよりもう少し召し上がってくださいませ、元気になれませんよ」
カタリナの小さすぎる呟きは私には聞こえなかったけれど、きっと私が知らなくて良い話なんだわ。そういうところはきちっとしてるものね、カタリナは。
「駄目よ、いくらアリーでももっと食べるべきだ」
「そうよ、食は力。食べることで健康を維持することもできるのよ」
「少食すぎると心配だからね」
「全部薄味じゃねーか。食った気する?」
私、どうして王族専用のテラスで皆さんに囲まれて昼食を食べてるのかしら?
「ほら、クレスさん。たくさん食べて。たくさん食べる人がいると釣られて食べちゃいますから」
「わかりました!ブランシェ嬢。たくさん食べるのは得意です!」
何だか見ただけで胸焼けしそうなほど山盛りシチューを勢いよく食べているクレス様。
「私達もいただこうかな?ふむ、中々だね、エヴァン」
「舌を慣れさせることも考慮に入れて、異国風のメニューもありますよ、ファルク様」
優雅に楽しんでいるのはファルク様とエヴァンお兄様。
「ほら、見ているだけではいけませんわ」
「え、あ、はい」
私の隣にはブランシェ様がいて、後ろにはマミーレさんがピシッと背筋を伸ばして立っている。
ブランシェ様が私に食事を勧め、マミーレさんはガチガチの棒立ち。せめてカタリナくらい自然かつ美しく、そして気配を消していてくれれば良いのに、すごく目立つし圧が強い。
「サラダのソースは少し北部の薬草入りを使いました。油分は自然な植物の物だけにして、塩分は控えめ。薄味でも満足感が出るのではなくて?」
「まあ、素晴らしい工夫ですわ、ブランシェ様……美味しいです」
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「おほほ……」
え、そんなこと言ったっけ??覚えて無いんだけど。
あまり目立ちたくないのに、この一角は物凄く煌びやかな雰囲気が漂っている。本来なら、王太子殿下とその取り巻き達が一番目立つはすなのに、殿下は覇気がない、あ!でも聖女を連れているわ!
銀色の長い髪が美しい聖女ミオ。だけど、彼女の表情もあまり良くない。きっとエスコートしている殿下が肩を落としているのが悪いんだと思う。何であんなに暗いんでしょう?
「王太子殿下はどうかなさったのですか?何かやけに影を感じますけど、お兄様何かご存知ですか?」
お兄様の方を向くと、少しだけ驚いた顔をしたけれど、にこりと笑った。
「さあ?きっと今朝のメニューに嫌いな物でも出たんじゃないかな?ねぇ、ファルク様?」
あら?何故ファルク様に話を振るのでしょう?
「そうだねぇ、彼は小さな頃からそんな感じだから嫌いなものを好きになるわけがないからねぇ」
「仕方がありませんことよ、大嫌いなんですもの。今更どうしろと」
あらあら?ブランシェ様まで。まあよくわかりませんが好き嫌いは早いうちに治しませんと、後々大変でしょうに。ってもう遅いからあんなふうになっているのね。大変ね。
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「カタリナ?何か言ったかしら?」
「いいえ。それよりもう少し召し上がってくださいませ、元気になれませんよ」
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