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18 私の取り巻きの秘密
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「アリシア嬢、待ってた! じゃなくて、えーと何だっけ?」
「駄犬が」
「カタリナ?」
お兄様が教授に呼ばれて行ってしまうとすぐにクレス様が走ってきた。そしてカタリナまでお兄様の暗黒属性が伝染している??
「おはようございます、クレス様」
「おはようございます、アリシア嬢。えーと……あ! お体の調子はいかがですか?病み上がりなので無理はせぬよう」
クレス様、私じゃなくて後ろのカタリナを見てるわ。ふふ、そうなのね、カタリナが教えて上げてるんだわ。クレス様は女性のエスコートの練習ですものね、少しくらい乗ってあげなくてはね?
「ええ、ありがとうございます」
「教室までご一緒しても宜しいですか?」
「助かりますわ」
ブランシェ様も学年が違うから離れてしまうし、本当に助かるわ。王太子殿下の出方も分からない。
「任せて、アリシア嬢。王太子殿下だろうとも、私が倒してみせます。権力に屈する騎士はカッコ悪いですから!」
「え……っと」
いや、貴族としてそれはどうかな……も、もしかしてお兄様、変な事を吹き込んだ? クレス様がお叱りを受けたらどうするつもりなのかしら?!
ドキドキしながら教室までつく。何事もなくて良かったけれど、教室の中はざわついていた。何かしら?
目立たないようにそっと入って行ったつもりなのに、全員一斉にこっちを見た!な、なんで?!
「あ、アリシア嬢」
「ファルク様、アリシア嬢が来られましたよ」
すると同級生の人垣の中から中々の長身で素敵な男性が立ち上がり、こちらに向かって歩いてくる。
こ、この方は……
誰? ゲームにこんな人いないんだけど。
「王弟殿下のご子息であらせられるファルク・ミスマン公爵令息です」
「まあ……」
知らないー! こんな人ゲームに出てこなかった! いや待って、私はありとあらゆる場面のスチルを思い出していた……うん、王太子殿下ルート、エンディング一つ前のダンスシーンの背景に、似たような色味のぼんやりした人影があった気がする!
水色の髪で瞳は描かれていなかったから、何色かは分からないけれど、今近づいてくるファルク様の目の色は藍色ね。何だか星が飛んでそうなくらいキラキラしてみえる。
「アリシア嬢、久しぶり……過ぎて私が誰だか分からないみたいだね」
「も、申し訳ございません」
「良いんだよ、君と最後にあったのは五年前の陛下の誕生日パーティだったかな? それも途中で熱が出て帰ったもんね」
「そ、それは重ね重ね失礼を……」
き、記憶にない!
「まあその辺りは追い追いかな? 私も今日から君の警護に加わるよ。ふふ、君の取り巻きの一人だよ」
「え、どう言う事なのでしょうか」
続きを聞く前に教授が入ってきてしまう。ファルク様はウィンク一つ残して元の席に戻ってしまった。と、取り巻きって何よー!
あれ? でも悪役令嬢っぽくない? 私ってば! ちょっと楽しいわ!
「駄犬が」
「カタリナ?」
お兄様が教授に呼ばれて行ってしまうとすぐにクレス様が走ってきた。そしてカタリナまでお兄様の暗黒属性が伝染している??
「おはようございます、クレス様」
「おはようございます、アリシア嬢。えーと……あ! お体の調子はいかがですか?病み上がりなので無理はせぬよう」
クレス様、私じゃなくて後ろのカタリナを見てるわ。ふふ、そうなのね、カタリナが教えて上げてるんだわ。クレス様は女性のエスコートの練習ですものね、少しくらい乗ってあげなくてはね?
「ええ、ありがとうございます」
「教室までご一緒しても宜しいですか?」
「助かりますわ」
ブランシェ様も学年が違うから離れてしまうし、本当に助かるわ。王太子殿下の出方も分からない。
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「え……っと」
いや、貴族としてそれはどうかな……も、もしかしてお兄様、変な事を吹き込んだ? クレス様がお叱りを受けたらどうするつもりなのかしら?!
ドキドキしながら教室までつく。何事もなくて良かったけれど、教室の中はざわついていた。何かしら?
目立たないようにそっと入って行ったつもりなのに、全員一斉にこっちを見た!な、なんで?!
「あ、アリシア嬢」
「ファルク様、アリシア嬢が来られましたよ」
すると同級生の人垣の中から中々の長身で素敵な男性が立ち上がり、こちらに向かって歩いてくる。
こ、この方は……
誰? ゲームにこんな人いないんだけど。
「王弟殿下のご子息であらせられるファルク・ミスマン公爵令息です」
「まあ……」
知らないー! こんな人ゲームに出てこなかった! いや待って、私はありとあらゆる場面のスチルを思い出していた……うん、王太子殿下ルート、エンディング一つ前のダンスシーンの背景に、似たような色味のぼんやりした人影があった気がする!
水色の髪で瞳は描かれていなかったから、何色かは分からないけれど、今近づいてくるファルク様の目の色は藍色ね。何だか星が飛んでそうなくらいキラキラしてみえる。
「アリシア嬢、久しぶり……過ぎて私が誰だか分からないみたいだね」
「も、申し訳ございません」
「良いんだよ、君と最後にあったのは五年前の陛下の誕生日パーティだったかな? それも途中で熱が出て帰ったもんね」
「そ、それは重ね重ね失礼を……」
き、記憶にない!
「まあその辺りは追い追いかな? 私も今日から君の警護に加わるよ。ふふ、君の取り巻きの一人だよ」
「え、どう言う事なのでしょうか」
続きを聞く前に教授が入ってきてしまう。ファルク様はウィンク一つ残して元の席に戻ってしまった。と、取り巻きって何よー!
あれ? でも悪役令嬢っぽくない? 私ってば! ちょっと楽しいわ!
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