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77 秘密の王宮浄化部隊
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それからは割ととんとん拍子に色々なことが進んだ。元々王の仕事のほとんどをこなしていた新しいセオドア王はスムーズに政務を引き継いで功績を上げていったし、ファルク様はブランシェ様と二人で仕事をこなしている。まだ婚約期間が短いのでもう少し日にちを開けてから結婚式を執り行うようだ。あのブランシェ様が顎でこき使っていたマミーレ様はブランシェ様に二択を突き付けられた。
「このまま王都でわたくしの侍女として働き続けるか、北部に帰って我が家所縁の騎士と結婚するか」
「ひ、ひいいい!北へ帰らせていただきます~~もう無理ですううう」
泣いて逃げ帰ったらしい。
「あともう少し教育すればどこに出しても問題ない上級侍女になれたのに、根性がないのよね」
マミーレ様が聞いたら悔しがりそうなことを言っておられたけど、本人が選んだのならそれで良いのかもしれない。下級侍女としての実力はついているらしいから、もう偉そうに誰かを見下す事はないみたいだ。私は結構頻繁に王宮へ呼び出されて……色々な貴婦人に遠巻きに見られている……どうもその方々は元王妃派の人達で現王妃殿下であるファルク様のお母様と反目しているとか。どうやら王妃殿下はその人達を追い出したいみたいで、ちょうど良く我が家が使われている……。
「王位簒奪者と化け物の家系の癖に」
「しっ声が大きいですわ」
なんてチクチクねちねち陰で言っているみたいだけど、妖精達は全部聞いていて集まってヒソヒソ話をしていた。
〈お?人間のくせに生意気だな〉
〈やっちゃう?やっちゃう??〉
〈まあかる~くやっちゃうかあ〉
無視して通り過ぎた後に貴婦人達の叫び声が上がっていたけれど、それも無視する。
フェンルース家の悪口を言えば高確率で妖精の一撃が来るのに、皆さん口に出しちゃうんでしょう?よく分からない。
そんなことが何度も繰り返されて、元王妃派は次第に姿を見せなくなって、現王家を否定する者はどんどん減っていった。妖精達は「軽く」って言っていたからそれを信じているのだけれども、本当にそうなのかどうか確かめるすべは私にはなかった。まあ全員生きているから大丈夫なんだと思う。
「アリシアとフェンルース家のお陰で膿みたいに溜まっていたものが処分できてよかったわ」
「……なによりでございます」
素直に受け取っていいかわからないけれど、実際に王宮は昔から感じていた息苦しさが減っているし、メイドや侍女、侍従達も前より生き生き働いている気がするから、これで良かったんだ。
「さて、アリシアとエヴァンの結婚式の日取りが決まったら教えて頂戴。総力を挙げて警備しないといけないからね」
王妃殿下にそんな事をいわれて私はびっくりするしかない。
「け、警備ってどういうことですか? 」
「そりゃあまず間違いなく楽しくなった妖精達がハメを外して遊び回るでしょう?絶対混乱が起きるわよ」
「あっ……」
そう言われてみればそうだ。あまり騒がないようにと言ったとしてもおめでたいんだからしょうがないだろう!っていいながらいろんなことをしでかしそうだと、少し頭が痛くなる。
「大丈夫よ、アリシア。私達は妖精にたくさん助けられているもの。そういう時の後始末くらい楽な物よ」
「王妃様……ありがとうございます」
優雅な微笑みで不安を消してくれる、やはり国母とはこういう方のことを言うんだと感動してしまった。
自分の息子に偽手紙を書いてた人とは訳も器も違うなぁ。ファルク様のお父様、セオドア王が王位についてから国内は落ち着いていった。
「このまま王都でわたくしの侍女として働き続けるか、北部に帰って我が家所縁の騎士と結婚するか」
「ひ、ひいいい!北へ帰らせていただきます~~もう無理ですううう」
泣いて逃げ帰ったらしい。
「あともう少し教育すればどこに出しても問題ない上級侍女になれたのに、根性がないのよね」
マミーレ様が聞いたら悔しがりそうなことを言っておられたけど、本人が選んだのならそれで良いのかもしれない。下級侍女としての実力はついているらしいから、もう偉そうに誰かを見下す事はないみたいだ。私は結構頻繁に王宮へ呼び出されて……色々な貴婦人に遠巻きに見られている……どうもその方々は元王妃派の人達で現王妃殿下であるファルク様のお母様と反目しているとか。どうやら王妃殿下はその人達を追い出したいみたいで、ちょうど良く我が家が使われている……。
「王位簒奪者と化け物の家系の癖に」
「しっ声が大きいですわ」
なんてチクチクねちねち陰で言っているみたいだけど、妖精達は全部聞いていて集まってヒソヒソ話をしていた。
〈お?人間のくせに生意気だな〉
〈やっちゃう?やっちゃう??〉
〈まあかる~くやっちゃうかあ〉
無視して通り過ぎた後に貴婦人達の叫び声が上がっていたけれど、それも無視する。
フェンルース家の悪口を言えば高確率で妖精の一撃が来るのに、皆さん口に出しちゃうんでしょう?よく分からない。
そんなことが何度も繰り返されて、元王妃派は次第に姿を見せなくなって、現王家を否定する者はどんどん減っていった。妖精達は「軽く」って言っていたからそれを信じているのだけれども、本当にそうなのかどうか確かめるすべは私にはなかった。まあ全員生きているから大丈夫なんだと思う。
「アリシアとフェンルース家のお陰で膿みたいに溜まっていたものが処分できてよかったわ」
「……なによりでございます」
素直に受け取っていいかわからないけれど、実際に王宮は昔から感じていた息苦しさが減っているし、メイドや侍女、侍従達も前より生き生き働いている気がするから、これで良かったんだ。
「さて、アリシアとエヴァンの結婚式の日取りが決まったら教えて頂戴。総力を挙げて警備しないといけないからね」
王妃殿下にそんな事をいわれて私はびっくりするしかない。
「け、警備ってどういうことですか? 」
「そりゃあまず間違いなく楽しくなった妖精達がハメを外して遊び回るでしょう?絶対混乱が起きるわよ」
「あっ……」
そう言われてみればそうだ。あまり騒がないようにと言ったとしてもおめでたいんだからしょうがないだろう!っていいながらいろんなことをしでかしそうだと、少し頭が痛くなる。
「大丈夫よ、アリシア。私達は妖精にたくさん助けられているもの。そういう時の後始末くらい楽な物よ」
「王妃様……ありがとうございます」
優雅な微笑みで不安を消してくれる、やはり国母とはこういう方のことを言うんだと感動してしまった。
自分の息子に偽手紙を書いてた人とは訳も器も違うなぁ。ファルク様のお父様、セオドア王が王位についてから国内は落ち着いていった。
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