【完結】その少年は硝子の魔術士

鏑木 うりこ

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22 俺の相談役

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 ボーッとしている。眠いんだか眠くないんだか、よく分からない。

 俺の部屋。少し前から、貸して貰っている部屋。ずっとギアナ様のベッドの隅を占拠するのも申し訳ないし、だいぶ怪我も良くなったので、移ってきた部屋でボーッとしている。
 お腹が空いてないと言って、朝食は断った。お腹はぐーぐー鳴っている。ただ……顔を合わせたくなかっただけです。

「つま」

 つまってなんだっけ?

「お嫁さんのことやな」

「俺はギアナ様のお嫁さんになるの?」

「リト、男やなかったっけ」

「うん、男だね」

「好きならええんやないか?」

「俺はギアナ様の事が好きなの?」

「嫌いじゃなきゃ好きなんでないか?」

「じゃあ好きなのかな?」

「良かったな。ラブラブなんか?」

 ラブラブではないと思うけど……あれ?俺誰と話してるんだ?

「リトー?」

「サラやん!!!」

 俺の頭の上にサラやんが乗っていた。

「リト、怪我はもう痛ないか?ワイ、いっぱい頑張って川に落ちたリトを守ってん。ぴゅーもザックもや。だから力うしのうてもうて、今まで出てこれへんかった」

「さ、サラやん!!ありがとう!ぴゅーやんもザックも!」

 だからあんな酷い怪我に、更に川に流されても俺は生きてたのか!

「水のやつもおればもっと良かったんやけど、おらんもんはおらんしな!でも川の精霊もだいぶきぃつこうてくれてん。上にいるリトが頑張ったんやで?」

「そうだったんだ……ごめん俺、全然気がつかなくて……自分のことばっかりだだった……」

 そうだった。あんなに一緒にいたサラやんの事を気にかけてなかったなんて、最低じゃないか?俺。

「ええんや!分かってるで。むしろな、思い出さないで欲しかったんや。ワイらの事思い出すと……手、痛いやろ?」

「あ……」

 左手をさすった。そこにあるはずの指がない……。

「職人が、手ぇに怪我するのは……まぁええ!この話はあとでええんや!それよかリト、どうするんや?お嫁さんなるんか?」

「え?」

「……すまんな!色々おかしなっとる時に出てきてもうて。完全にいっぱいいっぱいやった。ええ!答えは出すな、考え中や、保留や、保留!そういう事はお母やんにも聞かなあかん奴や!」

「そうだ!俺、皆んなを助けに行かなくちゃ!」 

 俺、ホント何やってたんだろ!1人でぬくぬくとしてて!今頃カレン達はどこかで困ってるかもしれないのに。
 お母様とリンはまだあの屋敷で捕まってるかもしれないのに!

「うん、元気出てきたな?だいぶ回復した証拠やで!」

「どうして今まで考えなかったんだろう!みんな事!」

 更に心が悲しくなる俺に、サラやんは訳知り顔で教えてくれた。

「そら、神さんや。リトがしっかり休めるようにしたんやろな。みんなきっと大丈夫や。なんせ神さんがついとるんだからな!」

「そっか!神様!ありがとう!」

 やっと心から笑えた俺に、サラやんも満足そうに笑った。








ーーーーーーーーー



 書きたかった所から書いて行ったら、時系列がおかしくなってしまいました……大反省(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

 あとで並び替えたりしようとしています。大変申し訳ありません!
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