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ゲームの世界へ転生召喚?
3 似合ってる!
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魔王との戦いは激しかった。最初に狙われたのはなんと俺で魔王城に入った途端、魔王に捕まった。おいおい!そういうのは姫の役目でしょう!と思ったがこれはゲームでも仲間が一人捕まって連れ去れるイベントなのでしょうがない。
ゲームではNPCの「アリシアルタ姫」が連れていかれるんだけど、今、桐生のパーティにNPCはいないからね。みんなしっかりこの世界で生きている人なんだから。いなくてもなんとかなる便利キャラの俺が選ばれるのも仕方のないことだ。
鎖に繋がれて
「ふふふ……勇者が来るまでここで楽しませてもらおうか?」
なんて言われてドキドキしたりしたが、俺は桐生が好きだし!キュリオたんハァハァだし!魔王フィオールもボスらしくイケメンなのだが、俺の好みは桐生なんだ!やめろーはなせー!
ゲームではアリシアルタ姫が攫われ、スケスケのムフフな服を着せられて鎖でつながれているのだが、そのグラフィックを俺に当てはめなくてもいいだろうとは思ったり……。一応俺たちは元の世界より美形になってこちらに召喚されているが野郎にスケスケはちょっと……。
すべての装備を解除させる、という点では納得できるんだけどね。俺の装備あとで返せよ!高額なものいっぱいあるんだからな!
「愁!無事かっ!」
「桐生!」
ううーーーっ桐生!かっこいいぜ!俺を助けに来てくれたんだな!でもその直後ぶふぉっと吹いたのは俺は忘れないからな……!俺だって好きでスケスケ着てるんじゃねえからな!?
「プ……くくく……意外と、プ!似合ってる!」
「き、きりおーーーーーーー!!!」
似合ってるって言われてちょっとうれしかったなんてこと、ないんだからね!?桐生は鮮やかに俺を鎖から解き放ち、しかも途中で俺の装備まで見つけてきてくれた。
「よし!これで全員揃ったな!魔王、覚悟しろよ!」
桐生はかっこよく剣を構えるが、俺の装備の中に大事なものはだいたいあったが、パンツだけなかった。だから実は生死をかけた魔王との決戦中、俺はノーパンですーすーしていた。誰だよ……おれのパンツ持ってったの……。
俺たちは無事魔王フィオールを倒し、凱旋する。救われた 国は熱狂し、桐生と俺は思いっきり感謝され、楽しんだ。
……そして異変は起き始める。桐生が魔王から一つ、呪いのようなスキルを送られていたのだ。それが「読心」
最初はよくわからなかったようだが、触った人のこころが読めるようになり、桐生はおかしくなっていった。そりゃそうだ。隠し事もすべてわかってしまうのだから。俺は魔力を張り巡らせて、「読心」を防ぐ方法を早めに見つけたので、この汚い心を桐生にさらすことはなかったからだ。
一緒に旅して……姫と桐生は好き合っていたはずだった。でも俺は知っていた。アリシアルタ姫は桐生を選ばない。あいつは勇者である桐生を捨てて、元々婚約者であった侯爵令息と結婚する。桐生を逃がさないように、最後まで魔王を倒すように誘導していた、かわいい顔をして恐ろしい女なんだ。
もちろん桐生はそのことに気づいていない。平和になり、ゴタゴタがすんだら姫と結婚して幸せに暮らすことを夢見ている。もちろん俺にも
「俺が、姫の旦那さんなら俺、王様!?すごくね!?」
と、無邪気に語ってくれた。普通なら桐生を好きな俺は嫌な気持ちになるんだが、別の意味で嫌な気持ちになる。だって桐生は……裏切られる。
【キリオ……死んでくれよ!お前のせいで俺はモテないんだよ!】
戦士デレクの本音。魔王を倒し終わったらキリオはもういらない、そういっているのだ。一緒に苦しい旅をした仲間じゃないのか?デレクは確かに冗談で
「キリオのせいで俺がもてない!」
と口癖のように言っていたが、それは冗談でなく本気であったと知ったとき。
【ハァ キリオのせいで私とシュウの仲が縮まらないわ……もうどっか行ってくれないかしら?】
魔法使いの本音を知ってしまったとき。俺はコイツが苦手だったけれど、桐生には言わないでいた。パーティ内の不和は戦闘に影響するから。でもやっぱりどこかで桐生を彼女除けに使ったこともあって……。実際この破廉恥乳デカ女より桐生と一緒にいた方がうれしいし、心は休まるし、最高だし!桐生こんな時でもちゃんと風呂に入っていい匂いだし。スンスン最高!
……まあ、そんな感じだったりで……。
そして俺は俺で……桐生に一切考えを読ませない。桐生が「読心」が使えるようになったことは俺には伝えてくれた。そのうえで、俺はガードすることを伝えたし
「心まで読めてしまうのは……人として危険だ。封じる方法を考えよう」
「そうだな」
桐生も同意してくれて、二人でいろいろ調べたが方法は見つからなかった。
そして俺は結界作りに駆り出され、桐生と一緒にいる時間も、「読心」を何とかする方法も探せずに日数ばかり過ぎていった。
このころになると俺もキュリオたんに会いたい!などとは思わなくなり、どうやったら桐生が魔王にならないか調べていた。罪悪感が心をむしばんで酷かった。寝るのも惜しんで本を読み漁り、人に会い話を聞き、理論を展開しても欠片すらつかめない。
どんどん桐生と会える時間も減っていったことを、失念していた。
それに加えて聖女・魔法使い・賢者の三人で結界を組み、展開し、理論を練り、また組み上げる。忙しくて忙しくて目が回りそうだった。もちろん睡眠もギリギリで常に椅子で寝落ちしている。桐生が毛布を掛けてくれていたが、本人と顔を合わせることはほぼなかった。
桐生も俺が忙しいことを知っていて、話しかけるのを遠慮していた。
そして、桐生は魔王になった。
ゲームではNPCの「アリシアルタ姫」が連れていかれるんだけど、今、桐生のパーティにNPCはいないからね。みんなしっかりこの世界で生きている人なんだから。いなくてもなんとかなる便利キャラの俺が選ばれるのも仕方のないことだ。
鎖に繋がれて
「ふふふ……勇者が来るまでここで楽しませてもらおうか?」
なんて言われてドキドキしたりしたが、俺は桐生が好きだし!キュリオたんハァハァだし!魔王フィオールもボスらしくイケメンなのだが、俺の好みは桐生なんだ!やめろーはなせー!
ゲームではアリシアルタ姫が攫われ、スケスケのムフフな服を着せられて鎖でつながれているのだが、そのグラフィックを俺に当てはめなくてもいいだろうとは思ったり……。一応俺たちは元の世界より美形になってこちらに召喚されているが野郎にスケスケはちょっと……。
すべての装備を解除させる、という点では納得できるんだけどね。俺の装備あとで返せよ!高額なものいっぱいあるんだからな!
「愁!無事かっ!」
「桐生!」
ううーーーっ桐生!かっこいいぜ!俺を助けに来てくれたんだな!でもその直後ぶふぉっと吹いたのは俺は忘れないからな……!俺だって好きでスケスケ着てるんじゃねえからな!?
「プ……くくく……意外と、プ!似合ってる!」
「き、きりおーーーーーーー!!!」
似合ってるって言われてちょっとうれしかったなんてこと、ないんだからね!?桐生は鮮やかに俺を鎖から解き放ち、しかも途中で俺の装備まで見つけてきてくれた。
「よし!これで全員揃ったな!魔王、覚悟しろよ!」
桐生はかっこよく剣を構えるが、俺の装備の中に大事なものはだいたいあったが、パンツだけなかった。だから実は生死をかけた魔王との決戦中、俺はノーパンですーすーしていた。誰だよ……おれのパンツ持ってったの……。
俺たちは無事魔王フィオールを倒し、凱旋する。救われた 国は熱狂し、桐生と俺は思いっきり感謝され、楽しんだ。
……そして異変は起き始める。桐生が魔王から一つ、呪いのようなスキルを送られていたのだ。それが「読心」
最初はよくわからなかったようだが、触った人のこころが読めるようになり、桐生はおかしくなっていった。そりゃそうだ。隠し事もすべてわかってしまうのだから。俺は魔力を張り巡らせて、「読心」を防ぐ方法を早めに見つけたので、この汚い心を桐生にさらすことはなかったからだ。
一緒に旅して……姫と桐生は好き合っていたはずだった。でも俺は知っていた。アリシアルタ姫は桐生を選ばない。あいつは勇者である桐生を捨てて、元々婚約者であった侯爵令息と結婚する。桐生を逃がさないように、最後まで魔王を倒すように誘導していた、かわいい顔をして恐ろしい女なんだ。
もちろん桐生はそのことに気づいていない。平和になり、ゴタゴタがすんだら姫と結婚して幸せに暮らすことを夢見ている。もちろん俺にも
「俺が、姫の旦那さんなら俺、王様!?すごくね!?」
と、無邪気に語ってくれた。普通なら桐生を好きな俺は嫌な気持ちになるんだが、別の意味で嫌な気持ちになる。だって桐生は……裏切られる。
【キリオ……死んでくれよ!お前のせいで俺はモテないんだよ!】
戦士デレクの本音。魔王を倒し終わったらキリオはもういらない、そういっているのだ。一緒に苦しい旅をした仲間じゃないのか?デレクは確かに冗談で
「キリオのせいで俺がもてない!」
と口癖のように言っていたが、それは冗談でなく本気であったと知ったとき。
【ハァ キリオのせいで私とシュウの仲が縮まらないわ……もうどっか行ってくれないかしら?】
魔法使いの本音を知ってしまったとき。俺はコイツが苦手だったけれど、桐生には言わないでいた。パーティ内の不和は戦闘に影響するから。でもやっぱりどこかで桐生を彼女除けに使ったこともあって……。実際この破廉恥乳デカ女より桐生と一緒にいた方がうれしいし、心は休まるし、最高だし!桐生こんな時でもちゃんと風呂に入っていい匂いだし。スンスン最高!
……まあ、そんな感じだったりで……。
そして俺は俺で……桐生に一切考えを読ませない。桐生が「読心」が使えるようになったことは俺には伝えてくれた。そのうえで、俺はガードすることを伝えたし
「心まで読めてしまうのは……人として危険だ。封じる方法を考えよう」
「そうだな」
桐生も同意してくれて、二人でいろいろ調べたが方法は見つからなかった。
そして俺は結界作りに駆り出され、桐生と一緒にいる時間も、「読心」を何とかする方法も探せずに日数ばかり過ぎていった。
このころになると俺もキュリオたんに会いたい!などとは思わなくなり、どうやったら桐生が魔王にならないか調べていた。罪悪感が心をむしばんで酷かった。寝るのも惜しんで本を読み漁り、人に会い話を聞き、理論を展開しても欠片すらつかめない。
どんどん桐生と会える時間も減っていったことを、失念していた。
それに加えて聖女・魔法使い・賢者の三人で結界を組み、展開し、理論を練り、また組み上げる。忙しくて忙しくて目が回りそうだった。もちろん睡眠もギリギリで常に椅子で寝落ちしている。桐生が毛布を掛けてくれていたが、本人と顔を合わせることはほぼなかった。
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そして、桐生は魔王になった。
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