119 / 121
番外編
オルフェアは語る
しおりを挟む
「あーあーあー!マシェのばかっ!」
「馬鹿っていう方がバカなのだ!兄者のばかっ!」
今日も仲良く私の妻と妻の兄がじゃれあっているが、今日は流石に間に入らねばならない。皆、ギョッとして困っているからだ。
「マシェ、リュキ。一体何事ですか」
声を掛ければ妻がくるりとふりかえり、少しだけ潤んだ目のままかけて来る。
「オルどのぉー!兄者が、兄者がーー!」
「あーっ!オル団長んところ行くなんてずるい、ずるいー!!」
「リュキ?喧嘩ですか?」
「レ、レイ殿ぉー!マシェが、マシェがーー!」
リュキはリュキで自分の夫であるレイクリフの腕の中にスポンと収まったので、向こうは任せてしまおう。
やはり私は私の妻が一番可愛い。
「マシェ?どうしたんです?」
「わーーん!兄者がー!見て下さいコレェ!」
ばっ、と何故か履いているものすごく丈の短いスカートをたくし上げて、マシェは力説する。
黒の紐ですね、私もそれ気に入っていますが、他の皆が目のやり場に困っていますから、スカートは下ろしてしかもそんなに短いのは履かないで下さい。
「マシェ?どうしてそんなに短いスカートを履くんですか? 」
まず根本的な質問をすると、マシェはきょとんと可愛い顔で見上げてこう言った。
「我々が可愛いからです! 」
「成程、理解しました」
可愛いならばしょうがないです。確かに可愛いですね、見えるか見えないかの下着のラインというのは中々魅惑的ですが、今はモロ見えです、可愛いですね。
「それがどうして喧嘩に?」
「あっ!スカートの丈ではないんです、見て下さい、これですこれ!!」
「ん?」
黒い少し透けている下着ではなく、その下。太ももの辺りまで来ている長い靴下?中々セクシーですが、一体?
「兄者が!食い込み派だったんです!!」
「はい?」
理解できないのでもう少しマシェの訴えを聞きましょう。
「ニーソは絶対ストンです!ストンが良いんです!!見て下さい、兄者の太もも!ストンなのです!あれこそ私の追い求める完璧なニーソなのに!!兄者は!食い込み派だったんです!!」
なるほど分からん。
顔を上げてレイクリフの方を見るとリュキが訴えている。
「ニーソはこのちょっと盛り上がってるのが良いのに!マシェはストン派なんです!!マシェの太もも、見て下さい、あの完璧な食い込み!う、う、羨ましーーーーー!」
「ふむ」
レイクリフも分からんのだろう、少し目が泳いでいる。
つまり、二人はお互いの太ももが羨ましいと言い争っていただけ。本当に仲の良い双子だ。
「私は、マシェの足が一番可愛いと思います」
「ぴゃあ!」
リュキが主張する、食い込みはこれかとそっと撫でて見ると分かりやすく赤くなった。
「ふ、太もも太い子でも、だ、大丈夫? 」
「もちろん、とても……魅力的です。もっと良く見せてくれませんか?」
「うん!」
可愛いマシェ。これからたくさん啼かされるのにいつも喜んで首に飛びついて来る。
「ふ、太もも、貧弱な子でも、大丈夫……?」
「当然ですよ、リュキは全部素敵です」
「……嬉しい」
レイクリフとリュキの方も丸く収まったから、この場から撤収で良いだろう。
チラリとレイクリフを見れば軽く頷いた。
「では行きますよ、マシェ」
「はーい!」
そのまま抱き上げて、寝室へ向かおう、寝るには少し早いけれど、愛し合うにはちょうど良いだろう。
「人前で下着を出してる悪い子にはお仕置きをしなくてはいけませんし」
「ひゃっ?!」
今更、気がついたのか短いスカートを押さえてももう遅い。今夜も楽しい夜になりそうだ。
「馬鹿っていう方がバカなのだ!兄者のばかっ!」
今日も仲良く私の妻と妻の兄がじゃれあっているが、今日は流石に間に入らねばならない。皆、ギョッとして困っているからだ。
「マシェ、リュキ。一体何事ですか」
声を掛ければ妻がくるりとふりかえり、少しだけ潤んだ目のままかけて来る。
「オルどのぉー!兄者が、兄者がーー!」
「あーっ!オル団長んところ行くなんてずるい、ずるいー!!」
「リュキ?喧嘩ですか?」
「レ、レイ殿ぉー!マシェが、マシェがーー!」
リュキはリュキで自分の夫であるレイクリフの腕の中にスポンと収まったので、向こうは任せてしまおう。
やはり私は私の妻が一番可愛い。
「マシェ?どうしたんです?」
「わーーん!兄者がー!見て下さいコレェ!」
ばっ、と何故か履いているものすごく丈の短いスカートをたくし上げて、マシェは力説する。
黒の紐ですね、私もそれ気に入っていますが、他の皆が目のやり場に困っていますから、スカートは下ろしてしかもそんなに短いのは履かないで下さい。
「マシェ?どうしてそんなに短いスカートを履くんですか? 」
まず根本的な質問をすると、マシェはきょとんと可愛い顔で見上げてこう言った。
「我々が可愛いからです! 」
「成程、理解しました」
可愛いならばしょうがないです。確かに可愛いですね、見えるか見えないかの下着のラインというのは中々魅惑的ですが、今はモロ見えです、可愛いですね。
「それがどうして喧嘩に?」
「あっ!スカートの丈ではないんです、見て下さい、これですこれ!!」
「ん?」
黒い少し透けている下着ではなく、その下。太ももの辺りまで来ている長い靴下?中々セクシーですが、一体?
「兄者が!食い込み派だったんです!!」
「はい?」
理解できないのでもう少しマシェの訴えを聞きましょう。
「ニーソは絶対ストンです!ストンが良いんです!!見て下さい、兄者の太もも!ストンなのです!あれこそ私の追い求める完璧なニーソなのに!!兄者は!食い込み派だったんです!!」
なるほど分からん。
顔を上げてレイクリフの方を見るとリュキが訴えている。
「ニーソはこのちょっと盛り上がってるのが良いのに!マシェはストン派なんです!!マシェの太もも、見て下さい、あの完璧な食い込み!う、う、羨ましーーーーー!」
「ふむ」
レイクリフも分からんのだろう、少し目が泳いでいる。
つまり、二人はお互いの太ももが羨ましいと言い争っていただけ。本当に仲の良い双子だ。
「私は、マシェの足が一番可愛いと思います」
「ぴゃあ!」
リュキが主張する、食い込みはこれかとそっと撫でて見ると分かりやすく赤くなった。
「ふ、太もも太い子でも、だ、大丈夫? 」
「もちろん、とても……魅力的です。もっと良く見せてくれませんか?」
「うん!」
可愛いマシェ。これからたくさん啼かされるのにいつも喜んで首に飛びついて来る。
「ふ、太もも、貧弱な子でも、大丈夫……?」
「当然ですよ、リュキは全部素敵です」
「……嬉しい」
レイクリフとリュキの方も丸く収まったから、この場から撤収で良いだろう。
チラリとレイクリフを見れば軽く頷いた。
「では行きますよ、マシェ」
「はーい!」
そのまま抱き上げて、寝室へ向かおう、寝るには少し早いけれど、愛し合うにはちょうど良いだろう。
「人前で下着を出してる悪い子にはお仕置きをしなくてはいけませんし」
「ひゃっ?!」
今更、気がついたのか短いスカートを押さえてももう遅い。今夜も楽しい夜になりそうだ。
66
あなたにおすすめの小説
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
【本編完結】最強S級冒険者が俺にだけ過保護すぎる!
天宮叶
BL
前世の世界で亡くなった主人公は、突然知らない世界で知らない人物、クリスの身体へと転生してしまう。クリスが眠っていた屋敷の主であるダリウスに、思い切って事情を説明した主人公。しかし事情を聞いたダリウスは突然「結婚しようか」と主人公に求婚してくる。
なんとかその求婚を断り、ダリウスと共に屋敷の外へと出た主人公は、自分が転生した世界が魔法やモンスターの存在するファンタジー世界だと気がつき冒険者を目指すことにするが____
過保護すぎる大型犬系最強S級冒険者攻めに振り回されていると思いきや、自由奔放で強気な性格を発揮して無自覚に振り回し返す元気な受けのドタバタオメガバースラブコメディの予定
要所要所シリアスが入ります。
憎くて恋しい君にだけは、絶対会いたくなかったのに。
Q矢(Q.➽)
BL
愛する人達を守る為に、俺は戦いに出たのに。
満身創痍ながらも生き残り、帰還してみれば、とっくの昔に彼は俺を諦めていたらしい。
よし、じゃあ、もう死のうかな…から始まる転生物語。
愛しすぎて愛が枯渇してしまった俺は、もう誰も愛する気力は無い。
だから生まれ変わっても君には会いたく無いって願ったんだ。
それなのに転生先にはまんまと彼が。
でも、どっち?
判別のつかないままの二人の彼の愛と執着に溺死寸前の主人公君。
今世は幸せになりに来ました。
【本編完結】転生先で断罪された僕は冷酷な騎士団長に囚われる
ゆうきぼし/優輝星
BL
断罪された直後に前世の記憶がよみがえった主人公が、世界を無双するお話。
・冤罪で断罪された元侯爵子息のルーン・ヴァルトゼーレは、処刑直前に、前世が日本のゲームプログラマーだった相沢唯人(あいざわゆいと)だったことを思い出す。ルーンは魔力を持たない「ノンコード」として家族や貴族社会から虐げられてきた。実は彼の魔力は覚醒前の「コードゼロ」で、世界を書き換えるほどの潜在能力を持つが、転生前の記憶が封印されていたため発現してなかったのだ。
・間一髪のところで魔力を発動させ騎士団長に救い出される。実は騎士団長は呪われた第三王子だった。ルーンは冤罪を晴らし、騎士団長の呪いを解くために奮闘することを決める。
・惹かれあう二人。互いの魔力の相性が良いことがわかり、抱き合う事で魔力が循環し活性化されることがわかるが……。
不遇の第七王子は愛され不慣れで困惑気味です
新川はじめ
BL
国王とシスターの間に生まれたフィル・ディーンテ。五歳で母を亡くし第七王子として王宮へ迎え入れられたのだが、そこは針の筵だった。唯一優しくしてくれたのは王太子である兄セガールとその友人オーティスで、二人の存在が幼いフィルにとって心の支えだった。
フィルが十八歳になった頃、王宮内で生霊事件が発生。セガールの寝所に夜な夜な現れる生霊を退治するため、彼と容姿のよく似たフィルが囮になることに。指揮を取るのは大魔法師になったオーティスで「生霊が現れたら直ちに捉えます」と言ってたはずなのに何やら様子がおかしい。
生霊はベッドに潜り込んでお触りを始めるし。想い人のオーティスはなぜか黙ってガン見してるし。どうしちゃったの、話が違うじゃん!頼むからしっかりしてくれよぉー!
異世界転生したと思ったら、悪役令嬢(男)だった
カイリ
BL
16年間公爵令息として何不自由ない生活を送ってきたヴィンセント。
ある日突然、前世の記憶がよみがえってきて、ここがゲームの世界であると知る。
俺、いつ死んだの?!
死んだことにも驚きが隠せないが、何より自分が転生してしまったのは悪役令嬢だった。
男なのに悪役令嬢ってどういうこと?
乙女げーのキャラクターが男女逆転してしまった世界の話です。
ゆっくり更新していく予定です。
設定等甘いかもしれませんがご容赦ください。
男だって愛されたい!
朝顔
BL
レオンは雑貨店を営みながら、真面目にひっそりと暮らしていた。
仕事と家のことで忙しく、恋とは無縁の日々を送ってきた。
ある日父に呼び出されて、妹に王立学園への入学の誘いが届いたことを知らされる。
自分には関係のないことだと思ったのに、なぜだか、父に関係あると言われてしまう。
それには、ある事情があった。
そしてその事から、レオンが妹の代わりとなって学園に入学して、しかも貴族の男性を落として、婚約にまで持ちこまないといけないはめに。
父の言うとおりの相手を見つけようとするが、全然対象外の人に振り回されて、困りながらもなぜだか気になってしまい…。
苦労人レオンが、愛と幸せを見つけるために奮闘するお話です。
竜の生贄になった僕だけど、甘やかされて幸せすぎっ!【完結】
ぬこまる
BL
竜の獣人はスパダリの超絶イケメン!主人公は女の子と間違うほどの美少年。この物語は勘違いから始まるBLです。2人の視点が交互に読めてハラハラドキドキ!面白いと思います。ぜひご覧くださいませ。感想お待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる