76 / 89
そして入学へ
76 こんな簡単に美麗スチルが?!
結果から言えば死ぬほどスチルが撮れたわ。控えめに言って最高だったわ……。
私が開催できないと知って、アリアネットとケイトリンが二人で企画してくれたのよ!次の夏のイベントの事を考えてるだけでミニコンサートイベントに誘われるってどれだけ楽ちんなの?!
空いた時間で寒天を作れたわ!夏に食べるわよ!
「リズはぁ、今回ぜーったい後ろにいます!休憩でぇす!」
「そ、そう?」
「マリーのせいで大陸の端っこの王様からも釣書が届いたのよ、どうしてくれるの?!」
えっ?!そんな遠くから??なんだか悪い事したかしら……でも安心して欲しいわ、アリアでもケイトでも同じようなの作るからね!一人じゃないわよ!大丈夫よ!
「にゃんにゃこ雨ガッパはリズのお店で売るし……」
お呼びする予定では無かった王女様達もやってくると事前に聞いていたので、猫の耳付きの子供用雨ガッパを用意しておいたのだ。子供では音楽祭は飽きるだろうし、絶対静かになんかできないなら何か夢中になる事を用意しておくしかない。
「おーし!リズお姉ちゃんと探検しよー!こっちにゃー!」
「にゃー!」
猫耳付きの雨ガッパ女性用を完璧に着こなしたローズリットと、子猫のルリィ様とリリィ様がチリチリと鈴を鳴らしながらお散歩をして行ったわ。完璧に可愛いわ、勿論残さず●recだわ!
「皆、集まってくれてありがとう。今日は私とケイトリン主催のレイニーコンサートだ。しっとりと過ごそうじゃないか」
歓声はなく静かな拍手のみ。わあわあ騒ぐイベントじゃないからね。しっとりと始まったわ……素敵。
アリアとケイトの凄いところは貴族だけじゃなく平民の子も呼んだり、神殿関係の子も呼んだり満遍なく人を集めた所ね。私も今度は真似しようかな……推しさえいればいいってもんでもないものね。
「卒業した私達も来て良かったのかな?」
「学園生だけのコンサートではありませんから。キング達が来てくださればジャック達も喜ぶでしょう?」
小さいイベントなのに来る人達が豪華過ぎてどうしたらいいか分からないわ!人任せのイベントって言うのも悪くないものね。結果的には大成功だったらしいけど
「自分で何かを企画するというのは中々骨の折れる事なんだな」
「毎回企画から運営まで自分でやってるマリーって凄いわ」
と、アリアとケイトに感心されてしまったけれど、だってやらなきゃあの素敵スチルをコンプすることなんて不可能なのよ!?フルコンプへの道は遠くってよ!!
次のイベントは夏の浴衣ね、と意気込んでいる私の知らない所で、何やら相談が行われていたのに気が付かなかったのよ……。
「いべんと、だ」
「ええ、あと「すちる」とか言うものを回収するそうで」
キングだけでなくクイーンも参加しての秘密会議である。マリエルを覗く8人、キング4名、クイーン3名と王太子ルドルフで彼らにとってとても大切な会議が開かれていた。
「マリエルは「いべんと」を開催して「すちる」を回収するのが目的らしい」
「ええ、そうらしいですわ」
「では、マリエルが次の「いべんと」をどのようなものにするか分かり次第協力をする事と……」
ルドルフは親友であり、部下である皆に頭を下げて願い出る。
「マリエルの好みがわかり次第教えて欲しい……」
なんとも情けない願いだが、全員快諾した。
「マリーってば私達の事ばかりで自分の事を何も言わないから……」
「本当だな、マリエルは欲しいものが何かあるか?と聞けば「あなたの笑顔です!」だし……どんな聖女だよ」
「マリーに何か上げたくても自分で作っちゃうし……」
はあ、と全員でため息をつく。
「私は仮にもマリエルの婚約者なのに、婚約者らしい事を一つもさせてもらえないんだ……自信を失いそうだよ」
「マリーの出来ない事と言えば歌と毛虫を触る事くらいですからね」
「あ、でもダンスは不得意ですよ。今まで足のせいで練習があまりできませんでしたから。」
ルドルフとデュカス、ケーニッヒはお互いに顔を合わせて苦笑いする。
「その件はユウキに感謝だな……」
「本当だよ。子供の頃とはいえ私達のせいだからな」
「うん……なんだか私がするはずだった怪我をマリエルに押し付けた気がしてずっと苦しかった」
かみしめるように呟くケーニッヒの言葉を静かに聞いた。
「マリエルには……この国で一番幸せなヤツになって欲しいって思う」
その場にいた全員が力強く頷くのだった。
私が開催できないと知って、アリアネットとケイトリンが二人で企画してくれたのよ!次の夏のイベントの事を考えてるだけでミニコンサートイベントに誘われるってどれだけ楽ちんなの?!
空いた時間で寒天を作れたわ!夏に食べるわよ!
「リズはぁ、今回ぜーったい後ろにいます!休憩でぇす!」
「そ、そう?」
「マリーのせいで大陸の端っこの王様からも釣書が届いたのよ、どうしてくれるの?!」
えっ?!そんな遠くから??なんだか悪い事したかしら……でも安心して欲しいわ、アリアでもケイトでも同じようなの作るからね!一人じゃないわよ!大丈夫よ!
「にゃんにゃこ雨ガッパはリズのお店で売るし……」
お呼びする予定では無かった王女様達もやってくると事前に聞いていたので、猫の耳付きの子供用雨ガッパを用意しておいたのだ。子供では音楽祭は飽きるだろうし、絶対静かになんかできないなら何か夢中になる事を用意しておくしかない。
「おーし!リズお姉ちゃんと探検しよー!こっちにゃー!」
「にゃー!」
猫耳付きの雨ガッパ女性用を完璧に着こなしたローズリットと、子猫のルリィ様とリリィ様がチリチリと鈴を鳴らしながらお散歩をして行ったわ。完璧に可愛いわ、勿論残さず●recだわ!
「皆、集まってくれてありがとう。今日は私とケイトリン主催のレイニーコンサートだ。しっとりと過ごそうじゃないか」
歓声はなく静かな拍手のみ。わあわあ騒ぐイベントじゃないからね。しっとりと始まったわ……素敵。
アリアとケイトの凄いところは貴族だけじゃなく平民の子も呼んだり、神殿関係の子も呼んだり満遍なく人を集めた所ね。私も今度は真似しようかな……推しさえいればいいってもんでもないものね。
「卒業した私達も来て良かったのかな?」
「学園生だけのコンサートではありませんから。キング達が来てくださればジャック達も喜ぶでしょう?」
小さいイベントなのに来る人達が豪華過ぎてどうしたらいいか分からないわ!人任せのイベントって言うのも悪くないものね。結果的には大成功だったらしいけど
「自分で何かを企画するというのは中々骨の折れる事なんだな」
「毎回企画から運営まで自分でやってるマリーって凄いわ」
と、アリアとケイトに感心されてしまったけれど、だってやらなきゃあの素敵スチルをコンプすることなんて不可能なのよ!?フルコンプへの道は遠くってよ!!
次のイベントは夏の浴衣ね、と意気込んでいる私の知らない所で、何やら相談が行われていたのに気が付かなかったのよ……。
「いべんと、だ」
「ええ、あと「すちる」とか言うものを回収するそうで」
キングだけでなくクイーンも参加しての秘密会議である。マリエルを覗く8人、キング4名、クイーン3名と王太子ルドルフで彼らにとってとても大切な会議が開かれていた。
「マリエルは「いべんと」を開催して「すちる」を回収するのが目的らしい」
「ええ、そうらしいですわ」
「では、マリエルが次の「いべんと」をどのようなものにするか分かり次第協力をする事と……」
ルドルフは親友であり、部下である皆に頭を下げて願い出る。
「マリエルの好みがわかり次第教えて欲しい……」
なんとも情けない願いだが、全員快諾した。
「マリーってば私達の事ばかりで自分の事を何も言わないから……」
「本当だな、マリエルは欲しいものが何かあるか?と聞けば「あなたの笑顔です!」だし……どんな聖女だよ」
「マリーに何か上げたくても自分で作っちゃうし……」
はあ、と全員でため息をつく。
「私は仮にもマリエルの婚約者なのに、婚約者らしい事を一つもさせてもらえないんだ……自信を失いそうだよ」
「マリーの出来ない事と言えば歌と毛虫を触る事くらいですからね」
「あ、でもダンスは不得意ですよ。今まで足のせいで練習があまりできませんでしたから。」
ルドルフとデュカス、ケーニッヒはお互いに顔を合わせて苦笑いする。
「その件はユウキに感謝だな……」
「本当だよ。子供の頃とはいえ私達のせいだからな」
「うん……なんだか私がするはずだった怪我をマリエルに押し付けた気がしてずっと苦しかった」
かみしめるように呟くケーニッヒの言葉を静かに聞いた。
「マリエルには……この国で一番幸せなヤツになって欲しいって思う」
その場にいた全員が力強く頷くのだった。
あなたにおすすめの小説
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
転生した世界のイケメンが怖い
祐月
恋愛
わたしの通う学院では、近頃毎日のように喜劇が繰り広げられている。
第二皇子殿下を含む学院で人気の美形子息達がこぞって一人の子爵令嬢に愛を囁き、殿下の婚約者の公爵令嬢が諌めては返り討ちにあうという、わたしにはどこかで見覚えのある光景だ。
わたし以外の皆が口を揃えて言う。彼らはものすごい美形だと。
でもわたしは彼らが怖い。
わたしの目には彼らは同じ人間には見えない。
彼らはどこからどう見ても、女児向けアニメキャラクターショーの着ぐるみだった。
2024/10/06 IF追加
小説を読もう!にも掲載しています。
❲完結❳乙女ゲームの世界に憑依しました! ~死ぬ運命の悪女はゲーム開始前から逆ハールートに突入しました~
四つ葉菫
恋愛
橘花蓮は、乙女ゲーム『煌めきのレイマリート学園物語』の悪役令嬢カレン・ドロノアに憑依してしまった。カレン・ドロノアは他のライバル令嬢を操って、ヒロインを貶める悪役中の悪役!
「婚約者のイリアスから殺されないように頑張ってるだけなのに、なんでみんな、次々と告白してくるのよ!?」
これはそんな頭を抱えるカレンの学園物語。
おまけに他のライバル令嬢から命を狙われる始末ときた。
ヒロインはどこいった!?
私、無事、学園を卒業できるの?!
恋愛と命の危険にハラハラドキドキするカレンをお楽しみください。
乙女ゲームの世界がもとなので、恋愛が軸になってます。ストーリー性より恋愛重視です! バトル一部あります。ついでに魔法も最後にちょっと出てきます。
裏の副題は「当て馬(♂)にも愛を!!」です。
2023年2月11日バレンタイン特別企画番外編アップしました。
2024年3月21日番外編アップしました。
***************
この小説はハーレム系です。
ゲームの世界に入り込んだように楽しく読んでもらえたら幸いです。
お好きな攻略対象者を見つけてください(^^)
*****************
悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。
槙村まき
恋愛
スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。
それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。
挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。
そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……!
第二章以降は、11時と23時に更新予定です。
他サイトにも掲載しています。
よろしくお願いします。
25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!
<完結>溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
本編完結済み。
続きのお話を、掲載中です。
続きのお話も、完結しました。
【完結】ヒロインに転生しましたが、モブのイケオジが好きなので、悪役令嬢の婚約破棄を回避させたつもりが、やっぱり婚約破棄されている。
樹結理(きゆり)
恋愛
「アイリーン、貴女との婚約は破棄させてもらう」
大勢が集まるパーティの場で、この国の第一王子セルディ殿下がそう宣言した。
はぁぁあ!? なんでどうしてそうなった!!
私の必死の努力を返してー!!
乙女ゲーム『ラベルシアの乙女』の世界に転生してしまった日本人のアラサー女子。
気付けば物語が始まる学園への入学式の日。
私ってヒロインなの!?攻略対象のイケメンたちに囲まれる日々。でも!私が好きなのは攻略対象たちじゃないのよー!!
私が好きなのは攻略対象でもなんでもない、物語にたった二回しか出てこないイケオジ!
所謂モブと言っても過言ではないほど、関わることが少ないイケオジ。
でもでも!せっかくこの世界に転生出来たのなら何度も見たイケメンたちよりも、レアなイケオジを!!
攻略対象たちや悪役令嬢と友好的な関係を築きつつ、悪役令嬢の婚約破棄を回避しつつ、イケオジを狙う十六歳、侯爵令嬢!
必死に悪役令嬢の婚約破棄イベントを回避してきたつもりが、なんでどうしてそうなった!!
やっぱり婚約破棄されてるじゃないのー!!
必死に努力したのは無駄足だったのか!?ヒロインは一体誰と結ばれるのか……。
※この物語は作者の世界観から成り立っております。正式な貴族社会をお望みの方はご遠慮ください。
※この作品は小説家になろう、カクヨムで完結済み。
悪役令嬢がヒロインからのハラスメントにビンタをぶちかますまで。
倉桐ぱきぽ
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生した私は、ざまぁ回避のため、まじめに生きていた。
でも、ヒロイン(転生者)がひどい!
彼女の嘘を信じた推しから嫌われるし。無実の罪を着せられるし。そのうえ「ちゃんと悪役やりなさい」⁉
シナリオ通りに進めたいヒロインからのハラスメントは、もう、うんざり!
私は私の望むままに生きます!!
本編+番外編3作で、40000文字くらいです。
⚠途中、視点が変わります。サブタイトルをご覧下さい。
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。