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狐族 「黒の災禍」
4 ああ、腐女神さまっ
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夢を見ている。いつもにましてはっきりとした夢だった。
「さくらちゃん!さくらちゃん!ああ!ごめんなさい!15年もかかってしまったわ!」
泣きながら、私を揺する女の人を良く知らないが良く知っている。俺は狐のミーティアで私は、私はだぁれ?そしてあなたは
「アリスちゃん……?」
「!さくらちゃん!やっとおしゃべりできる!」
わぁっと私の膝に、金色の輝きをまとったアリス…アリスティアが泣きついてきた。
「15年かぁ…長かったよねぇ」
私は自分の事ながら、他人事のように呟いた。だって、他人事なんだもん。だから、ミーティアもどこか他人事で冷めた感じがするのよ。
アリスちゃんのふわふわの金の髪を撫でる。
「まさかライゼフォンにさくらちゃんを拐われるとは思わなかったわ……」
「私もびっくりしたわー」
ライゼフォン・ウル・ゼノアギアス。現魔王にしてミーティアの飼い主。BLゲー「ゼノアギアス戦記」でも歴代最強の魔王だ。
「私の作った子供達が、狐族に代行者が産まれると予想するとは……」
「あはは…」
私とアリスちゃんの計画では、神気の足りなくなったアリスちゃんの最後の力で、私を世界に顕現させて祈りの力を集め神気を取り戻す予定だったのだ。
しかし、神気不足で顕現した私は無力な赤ちゃんだった。そこを魔王軍に襲われ連れ去られたのだ。
「そして、こんな立派な黒妖狐ミーティア君に…。」
「チュートリアルの銀天狐になる予定だったのにねぇ」
ゼノアギアス戦記のチュートリアルの少しお子ちゃまな銀狐になって、私、さくらは世界をより良い方向に導く存在になる予定だったのに……。
「いや、しかしこれはこれで…イイですよ!ミーティア君!」
「わかりみが深い!」
ドヤっと少しセクシーなポーズを取ってみる。はわわー尊いですわー!
「中身はさくらちゃんでも見た目とその声はたまらんですよ」
「なんていうか、ご褒美感パネェ」
コスプレ衣装を身にまとっている気分だ。はーイケメンイケメン!
「あーん!私の中のミーティア君のイメージがー!」
「乙女の夢を壊さないように日常は頑張ってます!」
キリッと口頭で擬音も喋りそうになりながらも私は思い出していた。アリスちゃんとの日々を。
そもそも私の元々の名前はさくらではない。「さくら」はハンドルネーム、ネットで使っていた名前だ。当時BLゲーム「ゼノアギアス戦記」にどハマりしていた私は、ネット上で同じゲームにハマっている「アリス」と意気投合して、すごく仲良くなった。
馬が合うとはこういうことを言うのかと、私達は毎日チャットし、ゲームをやった。リアルで会いたいね、と誘ってもアリスちゃんは遠いから無理とすまなそうに謝っていた。
今思えば、異世界からこっちに来るのは確かに遠いし、難しいだろう。
仲良くなりすぎた私達。そうしてアリスちゃんは、願ってしまったらしい。
「ずっとさくらちゃんとおしゃべりできたらいいのに」と……
その瞬間、パソコンに向かっていた私の体はぐらりと傾き、心臓は鼓動を止めた。私は死んでしまったのだ。
アリスちゃんの世界に連れてこられた私の魂は驚いた。
「ごめんなさい!ごめんなさい!さくらちゃん!あなたを死なせるつもりなんてなかったの!それなのに私は……!」
私はアリスちゃんを許した。あの世界にで私は疲弊していた。楽しみはゲームとアリスちゃんと遊ぶ事だったし、これから先も特に何もなかった。
だから、アリスちゃんと一緒に居たいと私も思ったのだ。
「死んで心残りなのは……」
「パソコンとケータイの中身とアメゾンの荷物と薄い本なら運んでおいたわよ」
「神か!?」
「いえす!あいあむ、ごっどねす!」
アリスちゃんは神だったし、文字通り神采配だったので、ますます大好きになった。
しかし、何の罪もない私を神の都合だけで殺してしまったアリスちゃんには大きなペナルティが課せられて、神の力の大半を失ってしまった。
それを早く回復させるため、アリスちゃんが作ったBLゲー「ゼノアギアス戦記」にそっくりに作った世界で頑張るつもりだった。「世界」の発展は「神」の力になる。
ていうか!大好きなゲームの世界に行けるって言われたら行くよね!普通行くよね!!
「なんていうか、掛け算に入るつもりはなかったのに……」
「ごめんて」
2人とも誤算すぎた。
アリスちゃんは少しづつ自力で神力を復活させ、やっと最近私と夢の中で会えるようになったのだ。
「ミーティア君の奥底にぎゅっと閉じ込められていたさくらちゃんをやっと見つけたの!」
「ほんと、ありがとう!」
アリスちゃんの手伝いを始めたばかりの私では、魔王の縛りにはどうしても勝てないようだ。
「まったく、ほんとあいつは!でもさぁさくらちゃん……」
「ん?なぁに?」
「ホントはもう少し抵抗できたでしょ……。さくらちゃん、ゼノアで最推しライゼフォンだったよね…?」
バレた!ていうかしっかりアピールしてたしね!あの顔にめちゃくちゃ弱いんですー!イケメンなんですー!だからちょっとそばでみたいなーなんていう心の奥底からの願望が……つい……。
「くっ!言うなぁーー!」
「ひゃー!ミーティア君の照れ顔ご馳走さまでーーーす!」
「違う!違うのー!私は安全な位置で美しいスチルの如き現場を見たいのであって、当事者になりたいわけじゃなかったのー!」
「深い」
オタク女子 2人寄らば 嵐なり。
「さくらちゃん!さくらちゃん!ああ!ごめんなさい!15年もかかってしまったわ!」
泣きながら、私を揺する女の人を良く知らないが良く知っている。俺は狐のミーティアで私は、私はだぁれ?そしてあなたは
「アリスちゃん……?」
「!さくらちゃん!やっとおしゃべりできる!」
わぁっと私の膝に、金色の輝きをまとったアリス…アリスティアが泣きついてきた。
「15年かぁ…長かったよねぇ」
私は自分の事ながら、他人事のように呟いた。だって、他人事なんだもん。だから、ミーティアもどこか他人事で冷めた感じがするのよ。
アリスちゃんのふわふわの金の髪を撫でる。
「まさかライゼフォンにさくらちゃんを拐われるとは思わなかったわ……」
「私もびっくりしたわー」
ライゼフォン・ウル・ゼノアギアス。現魔王にしてミーティアの飼い主。BLゲー「ゼノアギアス戦記」でも歴代最強の魔王だ。
「私の作った子供達が、狐族に代行者が産まれると予想するとは……」
「あはは…」
私とアリスちゃんの計画では、神気の足りなくなったアリスちゃんの最後の力で、私を世界に顕現させて祈りの力を集め神気を取り戻す予定だったのだ。
しかし、神気不足で顕現した私は無力な赤ちゃんだった。そこを魔王軍に襲われ連れ去られたのだ。
「そして、こんな立派な黒妖狐ミーティア君に…。」
「チュートリアルの銀天狐になる予定だったのにねぇ」
ゼノアギアス戦記のチュートリアルの少しお子ちゃまな銀狐になって、私、さくらは世界をより良い方向に導く存在になる予定だったのに……。
「いや、しかしこれはこれで…イイですよ!ミーティア君!」
「わかりみが深い!」
ドヤっと少しセクシーなポーズを取ってみる。はわわー尊いですわー!
「中身はさくらちゃんでも見た目とその声はたまらんですよ」
「なんていうか、ご褒美感パネェ」
コスプレ衣装を身にまとっている気分だ。はーイケメンイケメン!
「あーん!私の中のミーティア君のイメージがー!」
「乙女の夢を壊さないように日常は頑張ってます!」
キリッと口頭で擬音も喋りそうになりながらも私は思い出していた。アリスちゃんとの日々を。
そもそも私の元々の名前はさくらではない。「さくら」はハンドルネーム、ネットで使っていた名前だ。当時BLゲーム「ゼノアギアス戦記」にどハマりしていた私は、ネット上で同じゲームにハマっている「アリス」と意気投合して、すごく仲良くなった。
馬が合うとはこういうことを言うのかと、私達は毎日チャットし、ゲームをやった。リアルで会いたいね、と誘ってもアリスちゃんは遠いから無理とすまなそうに謝っていた。
今思えば、異世界からこっちに来るのは確かに遠いし、難しいだろう。
仲良くなりすぎた私達。そうしてアリスちゃんは、願ってしまったらしい。
「ずっとさくらちゃんとおしゃべりできたらいいのに」と……
その瞬間、パソコンに向かっていた私の体はぐらりと傾き、心臓は鼓動を止めた。私は死んでしまったのだ。
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「ごめんなさい!ごめんなさい!さくらちゃん!あなたを死なせるつもりなんてなかったの!それなのに私は……!」
私はアリスちゃんを許した。あの世界にで私は疲弊していた。楽しみはゲームとアリスちゃんと遊ぶ事だったし、これから先も特に何もなかった。
だから、アリスちゃんと一緒に居たいと私も思ったのだ。
「死んで心残りなのは……」
「パソコンとケータイの中身とアメゾンの荷物と薄い本なら運んでおいたわよ」
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「いえす!あいあむ、ごっどねす!」
アリスちゃんは神だったし、文字通り神采配だったので、ますます大好きになった。
しかし、何の罪もない私を神の都合だけで殺してしまったアリスちゃんには大きなペナルティが課せられて、神の力の大半を失ってしまった。
それを早く回復させるため、アリスちゃんが作ったBLゲー「ゼノアギアス戦記」にそっくりに作った世界で頑張るつもりだった。「世界」の発展は「神」の力になる。
ていうか!大好きなゲームの世界に行けるって言われたら行くよね!普通行くよね!!
「なんていうか、掛け算に入るつもりはなかったのに……」
「ごめんて」
2人とも誤算すぎた。
アリスちゃんは少しづつ自力で神力を復活させ、やっと最近私と夢の中で会えるようになったのだ。
「ミーティア君の奥底にぎゅっと閉じ込められていたさくらちゃんをやっと見つけたの!」
「ほんと、ありがとう!」
アリスちゃんの手伝いを始めたばかりの私では、魔王の縛りにはどうしても勝てないようだ。
「まったく、ほんとあいつは!でもさぁさくらちゃん……」
「ん?なぁに?」
「ホントはもう少し抵抗できたでしょ……。さくらちゃん、ゼノアで最推しライゼフォンだったよね…?」
バレた!ていうかしっかりアピールしてたしね!あの顔にめちゃくちゃ弱いんですー!イケメンなんですー!だからちょっとそばでみたいなーなんていう心の奥底からの願望が……つい……。
「くっ!言うなぁーー!」
「ひゃー!ミーティア君の照れ顔ご馳走さまでーーーす!」
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