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70 子供達の戦
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「ん!なんだこれ、美味いな」
「ただのパンケーキですよ、お坊ちゃん」
「このかかってるすっぱい赤いジャムと白いクリームがほっぺ落ちちゃう~」
「なるほど、組み合わせの妙ですね」
「パムさんのおやつは美味しいよねぇ」
子供が4人、マリアお姉さんの家の厨房のテーブルで揃ってパンケーキを食べている。
「ひ、ひええ……!レオン様じゃないですか」
「料理長、今彼らはお忍び中みたいです。そう言う感じで扱ってやって下さい」
「ひええ~~!」
このマリアお姉さんの家はやっぱり王宮と繋がっていた。どうやら今日は王宮で高貴な子供達のお茶会が開催されていた。暇を持て余したこの仲良し3人組は探検と称して王宮内を歩き回り、マリアお姉さんの秘密の通路を見つけてしまった。そしてラセルとばったり合ってしまった、と言うことらしい。
そして意外に馬が合った四人は仲良く探検やら剣術やらを始めてしまい、とうとうおやつの時間になってしまったのだ。
おやつの時間になればパムがラセルを呼ぶ。その声に釣られて今日は子供が3人増えていた、と言うわけだ。
「んー?一人も四人も大して変わらないし、それにいっぱいあるからいっぱいお食べ」
「す、凄い量だな」
「たくさん作る方が美味しいからね!」
そんな感じでお付きのものが3人を見つけ出す前に、楽しいおやつタイムになっていたのだ。
四人がむしゃむしゃと毒味もしないで焼きたてのパンケーキを頬張っていると、やっと王宮から慌てた侍従や神官がやって来たが、マリアネット皇帝陛下が子供達の様子をじっとみていたので、まずこちらに来ると言うわけだ。
「へ、陛下、こ、これはどういうことで」
「子供達の行動力とは恐ろしい物だな」
「ああ!あんな得体の知れない物を食べて!毒味はどうなされた!」
「大丈夫だ。あの者は目の前で料理を作ってみせた。何の問題もない、私が保証しよう」
「し、しかし……」
侍従達が右往左往する間にも、レオンは空の皿をパムに突き出す。
「おかわりをくれないか?」
「良いですよ、何枚焼きます?」
「三段重ねだ!」
「了解ですよ」
「あー!ぼくもー僕も欲しい~」
「私にももう少しお願いする」
「ボクは5枚積んで!」
子供達の食欲は止まるところを知らない。大丈夫なのかな……?
「いや、大丈夫じゃなかろう、止めて来いイアン」
「そうだよね~分かったきゅん」
マリアネットのそばで子供達を観察していたけど、流石に食べ過ぎだろう。美味いのは分かるけどなぁ……。
「パムさーん、今日のお夕飯はなぁに~?」
子供達に聞こえるくらいの声で話しかける。パムは心得たとばかりに料理長に話を振る。うん、パムも食べ過ぎだとは思ってたんだね。
「料理長、今日の夕飯はお肉でしたっけ?」
畏れ多いと部屋の隅っこで料理人達と丸まっていた料理長も私達の話の意図を汲んでくれたようで、パッと顔を上げた。
「き、今日はブラックバイソンのバラ肉のじゅうじゅう焼きですよ!昨晩からタレに漬け込んだものと塩胡椒の2種類を用意してあります。しかも今日のデザートはハルルオレンジのシャーベット、ポランの実添えです。双子の黄色ポランが甘くて新鮮です!」
「わぁ!じゅうじゅう焼き好き~~鉄板でじゅうじゅうして食べるの面白いよねぇ、ラセル」
おお!これは美味しそうなお夕飯だ!楽しみだぞ。
「うん!ボクね、ついてくる紫コーンのトロッとした奴が好きー!」
「じゃあお腹空かせて置かないと、お肉が入らないよ?」
そこまで来てやっと自分のお腹がぱんぱんだと言うことに気がついたみたい。それ以上食べると、お夕飯が美味しく食べられないぞー?どうする?ラセル……ふふふ。
ラセルは慌ててパムの方を振り返り、強い眼差しを向ける。
「パ、パムさんっ……あ、あと……2枚……ううん、あと一枚でお願いっ!これ以上食べたらじゅうじゅう焼きが食べられないっ!」
「構わないよ、ラセル。さて、他の坊ちゃん達はどうしましょう?焼きますか? 」
3人はそれぞれお皿を見ながら熟考して……それから周りを見回し、己の置かれた環境を確かめている。うん、賢い子供達だ。
「セドリック、私達がじゅうじゅうやきを食べる為にはどうしたら良いと思う?」
「そうですね……まずはこの場で一番権力のある陛下におねだりするのが筋ではないでしょうか?」
途中「陛下?」「えーと、あ、マリア、お姉さん、かな?!」なんて本当に周りをよく見たらやり取りをラセルとセドリックはしていた。目端のきく子だ、きっと大物になる。
「ボク、お肉よりデザート食べたい~、けどマリオンが迎えに来ちゃったぁ~ふぇーん……かえりたくないよぅ~」
泣き言を言うのはフィンで、この子はどうも気が弱いけれど、その気弱さがレオン達と上手にやり取りできる秘訣なのかも。
「よし、任せろ二人共。交渉は私がやる。絶対夕飯はもぎ取ってやる!ラセルも来てくれて。少し作戦会議が必要だ」
「?会議?何か楽しそうだね、レオン」
子供達は随分減らしたパンケーキのおかわりを完食してから、円形になってひそひそと秘密の打ち合わせをしている。
中々良い取り合わせではないだろうか。作戦を立てるのはセドリックで、穴を探すのがフィンの役目のようだ。
そしてそこにラセルが加わる。
「マリアお姉さんに、今日の夕飯は私達もご一緒させて下さいと願い出る。しかし、侍従……あそこにいる奴らは嫌がるだろう。でもお姉さんが頷けば問題はない。だからだ、私とラセルの波状攻撃を仕掛ける」
「波状?」
「うむ、私が先に突撃しよう、そうすると奴らは私を止めようとするだろう、援護はセドリック、頼む」
「分かった、レオン」
素晴らしい作戦だが、周りの大人に丸聞こえである。詰めが甘いですよ、レオン様。
「その隙にラセルがマリアお姉さんに直訴するのだ。今日はレオン達と一緒に夕飯を食べたいと」
「分かった!」
「フィンはラセルの支援だ。アレ使え」
「分かったぁ俊敏アップの加護だねぇ~任せて!」
ほう、あの子はもう神聖魔法が使えるのか。流石神童と呼ばれる子だ。
「スピードが凄く上がるから、マリアお姉さんに激突しないように気をつけろ、ラセル。あと私が捕まったら役目はセドリックが継げ、良いな?じゅうじゅう焼きなんて食べたことない!是非手に入れろ」
「当然だ、レオン。私はやり遂げる男だ」
「ふ、流石だな」
なんか熱い友情的な物で盛り上がってるけれど、ただお夕飯を一緒に食べたいだけでしょ?
「ただのパンケーキですよ、お坊ちゃん」
「このかかってるすっぱい赤いジャムと白いクリームがほっぺ落ちちゃう~」
「なるほど、組み合わせの妙ですね」
「パムさんのおやつは美味しいよねぇ」
子供が4人、マリアお姉さんの家の厨房のテーブルで揃ってパンケーキを食べている。
「ひ、ひええ……!レオン様じゃないですか」
「料理長、今彼らはお忍び中みたいです。そう言う感じで扱ってやって下さい」
「ひええ~~!」
このマリアお姉さんの家はやっぱり王宮と繋がっていた。どうやら今日は王宮で高貴な子供達のお茶会が開催されていた。暇を持て余したこの仲良し3人組は探検と称して王宮内を歩き回り、マリアお姉さんの秘密の通路を見つけてしまった。そしてラセルとばったり合ってしまった、と言うことらしい。
そして意外に馬が合った四人は仲良く探検やら剣術やらを始めてしまい、とうとうおやつの時間になってしまったのだ。
おやつの時間になればパムがラセルを呼ぶ。その声に釣られて今日は子供が3人増えていた、と言うわけだ。
「んー?一人も四人も大して変わらないし、それにいっぱいあるからいっぱいお食べ」
「す、凄い量だな」
「たくさん作る方が美味しいからね!」
そんな感じでお付きのものが3人を見つけ出す前に、楽しいおやつタイムになっていたのだ。
四人がむしゃむしゃと毒味もしないで焼きたてのパンケーキを頬張っていると、やっと王宮から慌てた侍従や神官がやって来たが、マリアネット皇帝陛下が子供達の様子をじっとみていたので、まずこちらに来ると言うわけだ。
「へ、陛下、こ、これはどういうことで」
「子供達の行動力とは恐ろしい物だな」
「ああ!あんな得体の知れない物を食べて!毒味はどうなされた!」
「大丈夫だ。あの者は目の前で料理を作ってみせた。何の問題もない、私が保証しよう」
「し、しかし……」
侍従達が右往左往する間にも、レオンは空の皿をパムに突き出す。
「おかわりをくれないか?」
「良いですよ、何枚焼きます?」
「三段重ねだ!」
「了解ですよ」
「あー!ぼくもー僕も欲しい~」
「私にももう少しお願いする」
「ボクは5枚積んで!」
子供達の食欲は止まるところを知らない。大丈夫なのかな……?
「いや、大丈夫じゃなかろう、止めて来いイアン」
「そうだよね~分かったきゅん」
マリアネットのそばで子供達を観察していたけど、流石に食べ過ぎだろう。美味いのは分かるけどなぁ……。
「パムさーん、今日のお夕飯はなぁに~?」
子供達に聞こえるくらいの声で話しかける。パムは心得たとばかりに料理長に話を振る。うん、パムも食べ過ぎだとは思ってたんだね。
「料理長、今日の夕飯はお肉でしたっけ?」
畏れ多いと部屋の隅っこで料理人達と丸まっていた料理長も私達の話の意図を汲んでくれたようで、パッと顔を上げた。
「き、今日はブラックバイソンのバラ肉のじゅうじゅう焼きですよ!昨晩からタレに漬け込んだものと塩胡椒の2種類を用意してあります。しかも今日のデザートはハルルオレンジのシャーベット、ポランの実添えです。双子の黄色ポランが甘くて新鮮です!」
「わぁ!じゅうじゅう焼き好き~~鉄板でじゅうじゅうして食べるの面白いよねぇ、ラセル」
おお!これは美味しそうなお夕飯だ!楽しみだぞ。
「うん!ボクね、ついてくる紫コーンのトロッとした奴が好きー!」
「じゃあお腹空かせて置かないと、お肉が入らないよ?」
そこまで来てやっと自分のお腹がぱんぱんだと言うことに気がついたみたい。それ以上食べると、お夕飯が美味しく食べられないぞー?どうする?ラセル……ふふふ。
ラセルは慌ててパムの方を振り返り、強い眼差しを向ける。
「パ、パムさんっ……あ、あと……2枚……ううん、あと一枚でお願いっ!これ以上食べたらじゅうじゅう焼きが食べられないっ!」
「構わないよ、ラセル。さて、他の坊ちゃん達はどうしましょう?焼きますか? 」
3人はそれぞれお皿を見ながら熟考して……それから周りを見回し、己の置かれた環境を確かめている。うん、賢い子供達だ。
「セドリック、私達がじゅうじゅうやきを食べる為にはどうしたら良いと思う?」
「そうですね……まずはこの場で一番権力のある陛下におねだりするのが筋ではないでしょうか?」
途中「陛下?」「えーと、あ、マリア、お姉さん、かな?!」なんて本当に周りをよく見たらやり取りをラセルとセドリックはしていた。目端のきく子だ、きっと大物になる。
「ボク、お肉よりデザート食べたい~、けどマリオンが迎えに来ちゃったぁ~ふぇーん……かえりたくないよぅ~」
泣き言を言うのはフィンで、この子はどうも気が弱いけれど、その気弱さがレオン達と上手にやり取りできる秘訣なのかも。
「よし、任せろ二人共。交渉は私がやる。絶対夕飯はもぎ取ってやる!ラセルも来てくれて。少し作戦会議が必要だ」
「?会議?何か楽しそうだね、レオン」
子供達は随分減らしたパンケーキのおかわりを完食してから、円形になってひそひそと秘密の打ち合わせをしている。
中々良い取り合わせではないだろうか。作戦を立てるのはセドリックで、穴を探すのがフィンの役目のようだ。
そしてそこにラセルが加わる。
「マリアお姉さんに、今日の夕飯は私達もご一緒させて下さいと願い出る。しかし、侍従……あそこにいる奴らは嫌がるだろう。でもお姉さんが頷けば問題はない。だからだ、私とラセルの波状攻撃を仕掛ける」
「波状?」
「うむ、私が先に突撃しよう、そうすると奴らは私を止めようとするだろう、援護はセドリック、頼む」
「分かった、レオン」
素晴らしい作戦だが、周りの大人に丸聞こえである。詰めが甘いですよ、レオン様。
「その隙にラセルがマリアお姉さんに直訴するのだ。今日はレオン達と一緒に夕飯を食べたいと」
「分かった!」
「フィンはラセルの支援だ。アレ使え」
「分かったぁ俊敏アップの加護だねぇ~任せて!」
ほう、あの子はもう神聖魔法が使えるのか。流石神童と呼ばれる子だ。
「スピードが凄く上がるから、マリアお姉さんに激突しないように気をつけろ、ラセル。あと私が捕まったら役目はセドリックが継げ、良いな?じゅうじゅう焼きなんて食べたことない!是非手に入れろ」
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