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132 海が呼んでる
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「海で泳ぎたいの! 」
「海ですか、私達の国も海に面していませんでしたね。実際に海を見たことがあるのはクレヤボンスくらいですか」
「良いね、楽しそうだ。地図地図」
「おー!なんか海ってしょっぱいんだよな~すげーなー」
「海の魚も美味しいらしいですね」
わいわい、がやがや。どこへ行くにも何をするにも強制する人間はいない。
「美味しいの!? 」
「クレヤ、魚の図鑑とかないのか? 」
「魚はないっすねー今のところは。仕入れておきますよ」
「私は航海術とか知りたいなあ」
「海の怪物と戦ってみてぇ!」
大人だけではきっとそうはならない目的地。計算も打算もなく、ただ自分が行ってみたいから、見てみたいからという純粋な理由。そしてそれに乗る心地よさ。ああ、これだったか。ラセルもルセラも皆に好かれたのは。
こいつといるとなんかワクワクして楽しい。
それしかないが、それが最高だ。だって今、私もとても楽しそうだと思ったもの。
「潜ると暖かい砂浜があるんでしょう?入ってみたいなあ」
「それはお年寄りが好むそうですが、いいので?義父上?」
「えーっ泳ごうよ、イアン!きっと楽しいよ~~~」
「そうですよ、体は若いんですから~狐ですが」
「中身がおっさんだからなあ~」
「その前はおじいちゃんだったらしいですからねぇ」
「ぎゅっ」
言われたい放題の私。でもこれはいつもの事で、そのいつもにラセルが溶け込んでくれているのがとても嬉しい。
「じゃあ、次は海~~」
「ハイランドを南に下って帝国も抜けたら海に面した国に出ますよ」
「良いね、ならマリアお姉さんにも報告してから行けそうだ」
「よーしじゃあ今日は宿でも取ってゆっくり寝て、明日出発だな」
「わーい! 」
私達は川遊びを早めに切り上げて、近くの町へ戻り早く寝てしまった。
「師匠~いいンスかぁ~王宮は大騒ぎッスよ」
「そうだな~突然ラセルが消えて出て来ないもんねぇ……良いんじゃない!楽しそうだし!」
「楽しいのは師匠だけっすよねぇ。あーあ、王宮の人カワイソーに。あんな所に隠し通路があるだなんて誰も気が付いてないのになあ」
「ラセルをちゃんと扱わなかったバツだと思えばいいだろ。それよりロイ、最新式の水着を調べておくんだぞ。あと狐が着る水着ってあるのかな」
「それはねぇと思うッス……師匠」
私達が寝た後、クレヤボンスとロイは色々情報を集めていてくれたみたいだけど、気が付かず熟睡していた。久しぶりにラセルとくっ付いて寝ると本当に良く眠れたもので。
「海ですか、私達の国も海に面していませんでしたね。実際に海を見たことがあるのはクレヤボンスくらいですか」
「良いね、楽しそうだ。地図地図」
「おー!なんか海ってしょっぱいんだよな~すげーなー」
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わいわい、がやがや。どこへ行くにも何をするにも強制する人間はいない。
「美味しいの!? 」
「クレヤ、魚の図鑑とかないのか? 」
「魚はないっすねー今のところは。仕入れておきますよ」
「私は航海術とか知りたいなあ」
「海の怪物と戦ってみてぇ!」
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それしかないが、それが最高だ。だって今、私もとても楽しそうだと思ったもの。
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「えーっ泳ごうよ、イアン!きっと楽しいよ~~~」
「そうですよ、体は若いんですから~狐ですが」
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「その前はおじいちゃんだったらしいですからねぇ」
「ぎゅっ」
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「じゃあ、次は海~~」
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「良いね、ならマリアお姉さんにも報告してから行けそうだ」
「よーしじゃあ今日は宿でも取ってゆっくり寝て、明日出発だな」
「わーい! 」
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「師匠~いいンスかぁ~王宮は大騒ぎッスよ」
「そうだな~突然ラセルが消えて出て来ないもんねぇ……良いんじゃない!楽しそうだし!」
「楽しいのは師匠だけっすよねぇ。あーあ、王宮の人カワイソーに。あんな所に隠し通路があるだなんて誰も気が付いてないのになあ」
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