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18 どちらがオマケなのかと言う事
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「そ、それでヒュー君は、一体今どうしているんだ……?」
その話をリオウが知っていると言う事は、ヒューの悪事はバレている、という事だ。
「問い詰めるとすぐにヒューはカイリを殺そうとしたことを話したらしい。そしてあれからずっと監禁されていると言う事だ」
「……勇者じゃなかったのか」
ヒュー君は自分が勇者だと声高に叫んでいたのに……。
「むしろ勇者など呼んではいない。神官達が呼びたかったのは「導く者」だ。平和に、世界の安寧の為によりよい世界に導くための者……そしてそれはカイリお前だ。お前が呼ばれた者で、ヒューこそが「オマケ」だったんだ」
「は……?」
流石に俺は言葉を失った。だって俺はオマケのはずだ、呼ばれたのはヒュー君で俺は何もできないのに。
「これ、カイリが作ったんだろう?」
「あ、充電池……」
リオウはこの町だけで使っている改良型魔石……俺が充電池と呼んでいる物を持っていた。
「これは画期的だよ、この世界を変える可能性がある。これさえあれば危険を冒して魔物を狩る必要が減る。そしてカイリの魔石加工技術はこの世界の常識を変える。気が付いていないだろう?だからあんな不用意に人に破格で売りつけているんだろう?」
「あ……」
俺が王都までの間に売り歩いた研磨済みの魔石をポケットから取り出した。なんで持ってるんだろう?
「まず使用済みの魔石にもう一度魔力を詰め込むこと自体おかしい。そして魔石を磨いたくらいで使用量が倍になる事もおかしい。そしてこの「ジュウデンチ」式がもっとおかしい。何度も使えるってどういうことだ?意味が分からない」
「し、知らないよ……でも出来るんだ。出来るから……作ったんだ」
「そうだ。出来ることがおかしいんだ。ソレがカイリの「導く者」の能力だ。この世界を平和に導く者の、力だ」
「み、導く、者」
「この世界が欲していたのは勇者なんかじゃない。この世界に巨悪なんていないのだから。神は人間の便利さを求めるが故に殺されていく魔物達を憐れんだんだ。だから、魔物を殺さず人の生活も守る魔石の再利用が出来て広める事が出来る人間を送り込んだ、それがカイリだ」
「嘘、だろ?」
流石に目の前が暗くなった。俺が、呼ばれた?ヒュー君が、おまけ?俺の魔石を加工する力が必要だった?分からない、分からない……。
「危ないっ!」
よろめく俺を素早く駆け寄ったリオウが支えてくれる。
「俺……わからない……混乱している」
「一応俺の考えだ。でも外れているとは思えない。それほどの力をカイリは持っている……そしてこれが権力者に知れればカイリは無事では済まされない。分かるか?」
「……この技術はそんなに凄いのか……?」
「凄い。凄いというレベルじゃない。凄まじいだ。俺はお前を守りたい、お前とキーチェを守りたい。でもお前にもう無茶な要求は絶対にしたくない……カイリ、お前の事を愛しているんだ、大切なんだ。俺の命よりお前の方が大切なんだよ」
俺は答えを出す事が出来ない。
その話をリオウが知っていると言う事は、ヒューの悪事はバレている、という事だ。
「問い詰めるとすぐにヒューはカイリを殺そうとしたことを話したらしい。そしてあれからずっと監禁されていると言う事だ」
「……勇者じゃなかったのか」
ヒュー君は自分が勇者だと声高に叫んでいたのに……。
「むしろ勇者など呼んではいない。神官達が呼びたかったのは「導く者」だ。平和に、世界の安寧の為によりよい世界に導くための者……そしてそれはカイリお前だ。お前が呼ばれた者で、ヒューこそが「オマケ」だったんだ」
「は……?」
流石に俺は言葉を失った。だって俺はオマケのはずだ、呼ばれたのはヒュー君で俺は何もできないのに。
「これ、カイリが作ったんだろう?」
「あ、充電池……」
リオウはこの町だけで使っている改良型魔石……俺が充電池と呼んでいる物を持っていた。
「これは画期的だよ、この世界を変える可能性がある。これさえあれば危険を冒して魔物を狩る必要が減る。そしてカイリの魔石加工技術はこの世界の常識を変える。気が付いていないだろう?だからあんな不用意に人に破格で売りつけているんだろう?」
「あ……」
俺が王都までの間に売り歩いた研磨済みの魔石をポケットから取り出した。なんで持ってるんだろう?
「まず使用済みの魔石にもう一度魔力を詰め込むこと自体おかしい。そして魔石を磨いたくらいで使用量が倍になる事もおかしい。そしてこの「ジュウデンチ」式がもっとおかしい。何度も使えるってどういうことだ?意味が分からない」
「し、知らないよ……でも出来るんだ。出来るから……作ったんだ」
「そうだ。出来ることがおかしいんだ。ソレがカイリの「導く者」の能力だ。この世界を平和に導く者の、力だ」
「み、導く、者」
「この世界が欲していたのは勇者なんかじゃない。この世界に巨悪なんていないのだから。神は人間の便利さを求めるが故に殺されていく魔物達を憐れんだんだ。だから、魔物を殺さず人の生活も守る魔石の再利用が出来て広める事が出来る人間を送り込んだ、それがカイリだ」
「嘘、だろ?」
流石に目の前が暗くなった。俺が、呼ばれた?ヒュー君が、おまけ?俺の魔石を加工する力が必要だった?分からない、分からない……。
「危ないっ!」
よろめく俺を素早く駆け寄ったリオウが支えてくれる。
「俺……わからない……混乱している」
「一応俺の考えだ。でも外れているとは思えない。それほどの力をカイリは持っている……そしてこれが権力者に知れればカイリは無事では済まされない。分かるか?」
「……この技術はそんなに凄いのか……?」
「凄い。凄いというレベルじゃない。凄まじいだ。俺はお前を守りたい、お前とキーチェを守りたい。でもお前にもう無茶な要求は絶対にしたくない……カイリ、お前の事を愛しているんだ、大切なんだ。俺の命よりお前の方が大切なんだよ」
俺は答えを出す事が出来ない。
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