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28 あ、あぶなーい!
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≪はあ!?私はれっきとした魔王だし!牛獣人じゃないし!背が小さいのはほっとけって感じだがもう300年は生きてる立派な魔王だ!!≫
だが、魔王は黙っていた。これはチャンスなのではないかと。笑える珍妙な勇者一行は珍妙なのに攻撃がまったく通らない恐ろしい藁を纏っていた。藁だ、攻撃が全部藁に防がれていく屈辱を味合わされたのだ。
≪くそっなんでただの藁束がこんなに!!≫
そして最後はあり得ない合体魔法で倒された。魔力と神聖力が合わさる訳ないのに、合体していた。おかしい、色々な法則を無視したあり得ない魔法……。魔王はこの訳の分からない力を調べる為にも捕まったフリをしていたのだった。でも針が刺さった体は痛くて死にそうに痛い、痛いよう……。
そしてそこに現れた村人Aとも呼べる男。
≪グッ……こ、こいつ……強いッ≫
魔王は村人Aに恐怖を感じ怯んだが、話がおかしな方向に転がり出した。
「だーかーらー魔王じゃないよ」
「そっか……?」
勇者一行はこのやけに強そうな村人Aに言いくるめられ始めた。
≪くくく……好都合!この勇者、何かいけ好かないしな≫
話は魔王に有利に進んでいく。
「じゃあ、どうする?この良く分からないヤツ」
「王都へ連れて行って本当に魔王じゃないか調べて貰ったらどうだろう?」
ほくそ笑む魔王。このまま労せず王都入り出来るとは。城壁を通り抜け、内部から人々を混乱の渦に陥れる……素晴らしい作戦だ!と大人しい牛獣人のフリをする事にした。
「でも牛獣人なら歩くのが遅いからかなり時間がかかりそうだけど、良いのか?」
「うーん……こいつ連れて長旅かあ……」
≪え?あの勇者達と長旅……?なんだか嫌だな……≫
「なあタト、こいつ女だと思う?男だと思う?」
「うーん、まだ子供だろう?ちょ……ま、まさかコーディ!?お、お前幼女を愛でる趣味が!?ま、まさか旅の途中にええええええ!?兄弟の縁を切らせてもらう!」
「え?違うって!」
≪ヒッ!?≫
魔王は震えあがった。今の所魔王にはこの勇者一行に勝てる手段がない。襲われたらひとたまりもない!
「モ、モー……モー……」
魔王はプライドを捨てた。
「ボ、ボクはお、男の子ですぅ……」
「そっか……ヤンチャしたい年頃だったんだね。でも駄目だぞ、魔王なんて名乗っちゃ。怖くてヤバイこういうお兄さんが来るんだからね?」
「こ、怖いですぅ……ごめんなさいぃ……」
魔王はこの場で一番安全そうで一番強い奴にすり寄る事にした。戦いで負けて死ぬなら魔王としても本望だが、あのどこかいやらしい感じがにじみ出ている勇者に奴隷のように好きに扱われて屈辱的な日々を過ごすのだけは避けたかった!
「ううう……めそめそ~」
「怯えてるじゃないか……そうだ、俺の家に行って何か野菜でも食うか?お腹空いてるんじゃないか?」
「おなかすいてますぅ~」
魔王はこの世で一番危険な家庭菜園をやっている死地に自ら飛び込もうとしていた。
だが、魔王は黙っていた。これはチャンスなのではないかと。笑える珍妙な勇者一行は珍妙なのに攻撃がまったく通らない恐ろしい藁を纏っていた。藁だ、攻撃が全部藁に防がれていく屈辱を味合わされたのだ。
≪くそっなんでただの藁束がこんなに!!≫
そして最後はあり得ない合体魔法で倒された。魔力と神聖力が合わさる訳ないのに、合体していた。おかしい、色々な法則を無視したあり得ない魔法……。魔王はこの訳の分からない力を調べる為にも捕まったフリをしていたのだった。でも針が刺さった体は痛くて死にそうに痛い、痛いよう……。
そしてそこに現れた村人Aとも呼べる男。
≪グッ……こ、こいつ……強いッ≫
魔王は村人Aに恐怖を感じ怯んだが、話がおかしな方向に転がり出した。
「だーかーらー魔王じゃないよ」
「そっか……?」
勇者一行はこのやけに強そうな村人Aに言いくるめられ始めた。
≪くくく……好都合!この勇者、何かいけ好かないしな≫
話は魔王に有利に進んでいく。
「じゃあ、どうする?この良く分からないヤツ」
「王都へ連れて行って本当に魔王じゃないか調べて貰ったらどうだろう?」
ほくそ笑む魔王。このまま労せず王都入り出来るとは。城壁を通り抜け、内部から人々を混乱の渦に陥れる……素晴らしい作戦だ!と大人しい牛獣人のフリをする事にした。
「でも牛獣人なら歩くのが遅いからかなり時間がかかりそうだけど、良いのか?」
「うーん……こいつ連れて長旅かあ……」
≪え?あの勇者達と長旅……?なんだか嫌だな……≫
「なあタト、こいつ女だと思う?男だと思う?」
「うーん、まだ子供だろう?ちょ……ま、まさかコーディ!?お、お前幼女を愛でる趣味が!?ま、まさか旅の途中にええええええ!?兄弟の縁を切らせてもらう!」
「え?違うって!」
≪ヒッ!?≫
魔王は震えあがった。今の所魔王にはこの勇者一行に勝てる手段がない。襲われたらひとたまりもない!
「モ、モー……モー……」
魔王はプライドを捨てた。
「ボ、ボクはお、男の子ですぅ……」
「そっか……ヤンチャしたい年頃だったんだね。でも駄目だぞ、魔王なんて名乗っちゃ。怖くてヤバイこういうお兄さんが来るんだからね?」
「こ、怖いですぅ……ごめんなさいぃ……」
魔王はこの場で一番安全そうで一番強い奴にすり寄る事にした。戦いで負けて死ぬなら魔王としても本望だが、あのどこかいやらしい感じがにじみ出ている勇者に奴隷のように好きに扱われて屈辱的な日々を過ごすのだけは避けたかった!
「ううう……めそめそ~」
「怯えてるじゃないか……そうだ、俺の家に行って何か野菜でも食うか?お腹空いてるんじゃないか?」
「おなかすいてますぅ~」
魔王はこの世で一番危険な家庭菜園をやっている死地に自ら飛び込もうとしていた。
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