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動物に異様に好かれる手
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「私は蛮族の出故に、血での贖いを求めましょうぞ」
ミシェルの追撃は凄まじかった。捕まった男達はこの世の地獄を見せられた。5体満足で解放された者はいない。
この男達に取り次いだ者もすぐに割り出される。お粗末なことに第一側妃の実家の執事見習いであった。
「早く喋れば、早めに楽にしてあげるわ」
拷問部屋ではない普通の倉庫の一室が、血塗れであった。先に
「お願いです……殺して下さい…ぃ…ぃ!」
と、懇願した男達が、様々な姿で吊られているのをみて、その執事見習いは連れ込まれた瞬間に失禁した。
「お、お嬢様!第一側妃様と!第二側妃様の計画でございましたッ!!ミシェル様と御子息が可愛がっている奴隷を捨ててやれば、大人しくなるだろうと!!!」
執事見習いはペラペラと喋る。その言葉は第三者も聞き、正式な証拠であると、認定される。
そしてミシェルは上告する。自らの夫へと。
「我が命、我が誇りを汚す者を1秒たりとも生かしてはおけませぬ。警護に当たっていた騎士全員と、第一側妃、第二側妃の首をいただきたい」
「……ミシェルよ、それはやり過ぎではないか?」
その言葉を掻き消すほど、ミシェルの瞳は怒気で埋め尽くされていた。
「ならばこの場で陛下の首を落とすとしましょう。獣人の王族の命より大切な誇りを汚されて、おめおめと生きておる者はおらぬのですからね!それを雪がぬ者も生かしてはおけませぬ」
しばらく睨み合いが続いたが、正妃の声で均衡は破られる。
「陛下。ミシェル妃の言う通りでございます。我らが獣人国に勝てたのは獣人達の数が少なかったからです。今この場でミシェルや侍女に反旗を翻されれば陛下とてご無事ではすみますまい」
それしか選ぶ選択肢がないと、正妃は深くため息をつく。むしろ今までミシェルは良く我慢して暮らしていたものだ。レオニーがいたからだろうが、そのレオニーが大人になりかけている。
ならばミシェルを縛る物は何も無いのだ。
「あいわかった。ミシェル、そちの希望通りに」
「処刑は速やかに願います。今、奴らが生きていることすら、私には恥辱に等しい!」
くるりと身を返し、王の前から姿を消す。ミシェルはドレスを纏っているものの、その姿は鎧姿の兵士より兵士らしい。
「これが獅子の尾を踏んだ者の末路か」
側妃とて、高位貴族の出であるし、城の後宮に詰めることが出来る騎士はやはり名のある出の貴族の子息が多い。それの首を刎ねよとは。
ミシェルの追撃は凄まじかった。捕まった男達はこの世の地獄を見せられた。5体満足で解放された者はいない。
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「お、お嬢様!第一側妃様と!第二側妃様の計画でございましたッ!!ミシェル様と御子息が可愛がっている奴隷を捨ててやれば、大人しくなるだろうと!!!」
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そしてミシェルは上告する。自らの夫へと。
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その言葉を掻き消すほど、ミシェルの瞳は怒気で埋め尽くされていた。
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しばらく睨み合いが続いたが、正妃の声で均衡は破られる。
「陛下。ミシェル妃の言う通りでございます。我らが獣人国に勝てたのは獣人達の数が少なかったからです。今この場でミシェルや侍女に反旗を翻されれば陛下とてご無事ではすみますまい」
それしか選ぶ選択肢がないと、正妃は深くため息をつく。むしろ今までミシェルは良く我慢して暮らしていたものだ。レオニーがいたからだろうが、そのレオニーが大人になりかけている。
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