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IF編 闇へ
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「ああ、ああ、あ」
あの日から、僕はレンテドール様のモノになった。レンテドール様はどこへ行くにも僕を抱いて歩く。僕は否定する権利はない。
遠い昔にも誰かが僕をずっと抱っこしていた気がするけど、良く思い出せない。
「ロウ、可愛いよ」
「あ、ありがとう、ございます……旦那様ぁ」
レンテドール様を受け入れるのも上手になった。最初は血塗れだったけど、少しずつ、怪我をしなくなったし、上手に啼けるようになった。
今も膝の上に座らされ、僕の中にはレンテドール様が入り込んでいる。
「あー、は」
深い深い所まで入っているので、息が苦しい。
「それで、倒した勇者なのですが……」
「皮でもはいで捨ておけ」
「はっ!」
レンテドール様の部下と言う人たちが大勢いる前だけれども、僕は彼のモノを咥えている。
最初は恥ずかしくて嫌だったけど、レンテドール様がそうしたいって言うからそうなっている。
僕を抱いていればレンテドール様の機嫌が悪くならないから、みんな助かるって言ってる。もうそれでいい。
「ロウは永遠に私と一緒に生きるんだ」
「はい、旦那様」
それ以外の答えは、答えてはいけない。
「もし、ロウが死んでしまったら、また君の魂を探してきてあげるからね。安心して欲しい」
「はい、嬉しいです。旦那様」
ここは魔王の城。希望なんてあるはずもない。
僕が生まれる前には魔王がいなかった時代があったんだって。そんなのは嘘だと思う。世界は魔王のものだし、魔王の気持ち一つで人は死んで行く。
そうでなくても生き物はどんどん死んで行っているらしい。
そのうち誰もいなくなるかもしれない。
「大丈夫だよ、ロウ。私達はいつでも一緒だからね」
愛おしそうに僕を抱き寄せ、頬擦りをするレンテドール様。
「はい、僕も一緒で嬉しいです」
答えは決められている。僕にはどうする事も出来ない。
「大好きだよ、ロウ」
「はい、僕も大好きです。レンテドール様」
何回も何千回も同じ言葉を繰り返す。だってそれしか言っちゃいけないのだから。
きっと僕はどこかで許されない罪を犯したのだろう。だから、僕はこの魔王と一緒にいなくちゃいけないんだ。
ずっと、ずっと。死んでも永遠に。
終
あの日から、僕はレンテドール様のモノになった。レンテドール様はどこへ行くにも僕を抱いて歩く。僕は否定する権利はない。
遠い昔にも誰かが僕をずっと抱っこしていた気がするけど、良く思い出せない。
「ロウ、可愛いよ」
「あ、ありがとう、ございます……旦那様ぁ」
レンテドール様を受け入れるのも上手になった。最初は血塗れだったけど、少しずつ、怪我をしなくなったし、上手に啼けるようになった。
今も膝の上に座らされ、僕の中にはレンテドール様が入り込んでいる。
「あー、は」
深い深い所まで入っているので、息が苦しい。
「それで、倒した勇者なのですが……」
「皮でもはいで捨ておけ」
「はっ!」
レンテドール様の部下と言う人たちが大勢いる前だけれども、僕は彼のモノを咥えている。
最初は恥ずかしくて嫌だったけど、レンテドール様がそうしたいって言うからそうなっている。
僕を抱いていればレンテドール様の機嫌が悪くならないから、みんな助かるって言ってる。もうそれでいい。
「ロウは永遠に私と一緒に生きるんだ」
「はい、旦那様」
それ以外の答えは、答えてはいけない。
「もし、ロウが死んでしまったら、また君の魂を探してきてあげるからね。安心して欲しい」
「はい、嬉しいです。旦那様」
ここは魔王の城。希望なんてあるはずもない。
僕が生まれる前には魔王がいなかった時代があったんだって。そんなのは嘘だと思う。世界は魔王のものだし、魔王の気持ち一つで人は死んで行く。
そうでなくても生き物はどんどん死んで行っているらしい。
そのうち誰もいなくなるかもしれない。
「大丈夫だよ、ロウ。私達はいつでも一緒だからね」
愛おしそうに僕を抱き寄せ、頬擦りをするレンテドール様。
「はい、僕も一緒で嬉しいです」
答えは決められている。僕にはどうする事も出来ない。
「大好きだよ、ロウ」
「はい、僕も大好きです。レンテドール様」
何回も何千回も同じ言葉を繰り返す。だってそれしか言っちゃいけないのだから。
きっと僕はどこかで許されない罪を犯したのだろう。だから、僕はこの魔王と一緒にいなくちゃいけないんだ。
ずっと、ずっと。死んでも永遠に。
終
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